「お母さん!私でも皆さんに喜んでもらえた仕事があったよ!」と嬉しそうなメールが届いた。
日本人会・秋祭りでのことらしい。
秋祭りではいろいろな炊き出しを作るが、今回はなかなか薪に火がつかなかったようだ。
そこで、娘の出番となった。
ガールスカウトキャンプでは、小学生の頃から火起こしが大好きで、いつもその役割をかって出ていた。
火を上手く操って、パチパチと音を立てて炎が燃え上がるさまは、確かに達成感を味わえる作業だ。
煙にまかれて黒いススをつけながら、次々と火をつけて回ったらしい。
(ガールスカウト時代の火起こし)
(可愛いスカウトたち)
お祭りとなると血が騒ぎ、いつも以上に張り切る娘の様子は、まさに私の血を引いている。
「どうしてそんなに上手なの?煙くないの?」と聞かれた娘は
「だって、ガールスカウトですもん!!」と誇らしげに答えたらしい。
(青年海外協力隊の方たちと)
火がついてしばらくすると、エジプトの空の下、焼き鳥やお好み焼きの香りが漂いはじめて
泣きたいぐらい懐かしかったようだ。
会社のボスや仲間が、千明を心配して様子を見に来てくれた時は、
「なんか、保護者会にやって来た親のようで、テレくさかったけど嬉しかったよ。」と言っていた。
秋祭りは、異国の地で大変な仕事をされている日本人の方々の、ひとときのバルサムになっているのだろう。
日本を感じて味わって英気を養い、また明日からエジプトや日本のために、元気に頑張っていただけるのだと思う。
そんな素晴らしい方々にお会いできて、娘はきっと何かを感じたのではないだろうか。
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