朱の徒然

変形性股関節症の76歳

読書「番外警視 虫けらども」南英男(文芸社文庫)

2022年08月07日 | 日記

 私の本の選定方法は、週刊誌、新聞の書評から選びます。この「番外警視  虫けらども」は、2012年初版ですが、多分 今も人気があるのでしょうね・・・。

 それにしても、尋常じゃない殺人ばっか・・・。 今夏は、室内で(冷房、扇風機、保冷剤)でも暑くて耐え難い。

 厚生労働省の官僚の汚職など、こんなひどいことしてる奴がいたら、もう発砲しても、どうでもよいかーといった心自暴自棄になりながら…荒々しく読み終えました。まるで劇画だね。にしても、酷暑!

 バブルが弾けた30年前の日本。大きく動き出した30年前の中国。車・企業城下町が取り残された悲劇? そして、滅茶苦茶ピストル使う主人公。  これ正義感じゃないでしょ? 人の命を軽んじすぎ、女は人形扱い?

 うわー 今の若者は、こんな小説から、今の時代を学んでいるんだねーと 思いながら読みました。(私達の時代は、社会派小説は、梶山季之、黒岩重吾、松本清張でしたね・・・・)。

 ただ、ここ 古すぎ―と思ったのが、進駐軍将校のオンリー話。オンリーを誰も想像できないのでは?と思ってたら、作者は、1944年生まれですって!やっぱねー。BAちゃん 想像できましたよ。これ警察小説?

 

 今夏、まだ一人残ってる小5の孫が、毎日GIちゃんに買ってもらってる「MASHLEマッシュル」甲本一。

 魔法使いの世界で、魔法が使えない少年が戦う話?  来年TVアニメになるそうだけど、BAちゃんには、読んでも分からん。

(久しぶりの「少年ジャンプ」も、もう全く分からん。「少年マガジン」が新発売された時、どうしても欲しいという従弟のKくんに付いて、まだ小学生の二人で本屋さんに行ったね・・元気にしてる?)

  12巻まで発刊されてるそうですが、S君は 今7巻目?

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読書「湖の女たち」吉田修一

2022年08月03日 | 日記

 「パークライフ」(芥川賞)を読んで、こんな文章 いいねー好きねーと  続けて、「湖の女たち」に入りました。

 冬の満州の丹頂鶴 見たいね。

    介護療養施設の100歳の老人の人工呼吸器が外され、心肺停止で見つかった!という事件から始まった。

 へーっ、こんな刑事物も書かれるんだあーと、面白くなりかけ・・・。そこへ ナヌっ731部隊? 凄いとこへ突っ込んだね、だから100歳なのね・・・、それでも 終戦から77年と考えたら、当事者が100歳でも若すぎるね・・・。

 でも、侵略者・日本人の犯した罪の重さを 小説と言う形で 若者に教えてくれる作者に、お礼を言いたい。

 私達世代は、森村誠一の「悪魔の飽食」で、731部隊の犯した罪を知りましたが・・・。

 だから私の勝手推理で、多分誰かの親族の復讐劇だろうと思ってましたが・・・また、性欲望で衝動的に動く男女の姿に、かっての戦争状態で犯した罪の暗示?・・・なんだ 関係なかった! でも、怖いね・・。害虫ってさ・・・。

                               (週刊新潮に2018年から1年間連載)

 

 今夏は、コロナ、熱中症、そしてウクライナ侵攻と報道することが多すぎて、メディアに かっての第二次世界大戦話はないねとあきらめていたら、こんな形で日本人の過去の悪行・戦争が引き出されるなんて・・・。やっぱ、吉田修一は、超一流の作家ですね。

 BAちゃん、これから ついていきます💛  吉田修一総なめが これからの仕舞人生の目標になりました!

 

 古処誠二「敵影」読みました。ふーん。

 敗戦前日8月14日話。

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