Schreib mal wieder!

自分の感じるままに...それがクレームと言われても

モテたい vs. 護りたい

2007-02-11 23:06:51 | Weblog
 
今日も日帰りでスキーに行ってきた。
今日は雪が十分にあり、頂上から降りてくる上級者コースも開放されていた。滑れると思ってあらためて見てみると、見上げるほどの急斜面。それでもコースの途中から降りてくる人がいるので訊いてみると迂回路があるという。

「じゃぁ、行ってみようか」

と怖いもの知らずの親子はリフトのおじさんの心配顔をよそに、中間降り場をパスして頂上へ。最初はさすがに怖かった。2人とも何度もコケたりしたが、そのうちにほとんどコケずに滑り降りるだけは降りられるようになった。やっぱり負荷をかけなければ人間うまくならない。とくにヒヤリとするよな状況や緊張感があると一気に上達したりする。

というわけで、僕は今日1日で相当うまくなった。まさに一皮むけた感じ。ただそれは去年からの見えない努力の積み重ねの結果という気がする。

やっぱり単にモテるためにかっこよく滑りたいなどという動機より、目の前にいる滑れない子供を護りたいという動機の方が僕にとっては明らかに勝った。

そもそも大してうまくもないのに、見よう見まねで背負って滑ったり、抱えたりして滑ってみたり、紐で引っ張ってみたり、滑りながらビデオを撮ったみたり、転んでるところまで斜面を駆け上がってみたり、スケーティングしながら押したり、ストックを出して引っ張り上げたり...10年前に彼女(=今の妻)とスキーに行くのにモテたい一心で道具を買い揃えたあのころにはできもしなかった、いや考えもしなかったようなことだった。

それでも、強い動機さえあればできるようになってしまうのだ。それは「できるようになる」というよりも、もしかしたら、「できるんだけど、自分にそんな力がないと思っている」力をただ引き出しただけかも知れない。

とはいえ、ここまでは子供と一緒にやってみたらできちゃったというレベルの話が多かったが、今日の急斜面はさすがに一回転したり、カメラごと顔から雪に突っ込んだりと「やっぱ甘く見ちゃいかんのよね」とかなりヒヤッとした。そりゃぁ怪我する人もいる危険なスポーツだもんな。相当スピードも出てきたし、これから先は恐らく護りきれないと思うのでほどほどにします。