どんなキッカケであれ、その人の本を4冊も読むとどんな人なのかと一度会ってみたくなる。今回はそのチャンスが思わぬ早さでめぐってきたので乗ってみようと思い、今朝は転職EXPOなるものに出かけてきた。そう、そこで行われる和田裕美さんの講演を聴くために。
ほんの1時間の講演ながら、話されたことすべて「そのとおり!」と納得できることばかりで聴いていて興奮した。裏を返すと新しい発見は少なかったということではあるが、それがとりもなおさず、自分が今までやってきたことが間違いないんだということを確信させてくれたからだ。
和田さんは、実践の中で試行錯誤して得たものを理論に昇華させた、まさに自分で体得した理論というアプローチで話をされる。
一方僕はというと、デールカーネギートレーニングで学んだ理論に出発して、トーストマスターズ、コーチングなどで得たものをいろいろと取り入れながら、実践を通してスキルを身につけるという言わば、和田さんとは逆のアプローチをとってきている。
それなのに、和田さんが話す話と、僕が僕なりに導き出した結論がことごとく符合するのだ。これには強く興奮したし、すごく嬉しかった。
昨年の10月ごろから、いったい自分は何をやってるんだろう...と悩みもがき苦しむ中で、友達の助けもあって、だんだんと自分の持っていたテーマはコミュニケーション能力であることがわかるに至る。1月に入って、繰り返し人と話をするうちに、だんだんとそれが本当の意味で自分の強みであり、売りであることに気がつくようになった。
一昨日は尊敬するおっちゃん相手と食事をしながら話をする中で、自分もある分野ではこの人に負けないくらいのものを持っているなと思える機会があった。
そして昨日は久しぶりに会う友人との対話を通して、去年からの一連の出来事を振り返ることにができ、自分に対する認識を確実にするいい機会となった。
そして今日。まがりなりにも著名なスペシャリストが目の前で話すのを聴き、「さすがはそこまで見えてるんだ」「これは僕とまったく同じ結論だ」などと冷静に見ることができ、いよいよ確信するに至った。
この和田さんという方を知ったのは恥ずかしながらたったの20日前。自分が大切に思う友人がセミナーを受けるという話を聞いて、興味を持ち、本を読み、今日に至った。そんな貴重なきっかけ(和田さん流に言えば「出会い」というところか)をくれた友人にも心から感謝せねばならない。とともに、こういう行動力こそが「出会い」を生むんだという和田さんの言葉に深く共感した。確かに勢いをつけて、動き出さなければ何も変わらない。
10月から始まった一連の悩みというか自分探しみたいなものが、一応の区切りを迎えようとしているのを感じる。次のステージは、この力を使ってこれから何をしていこうとするのかに移るんだろう。
あらためて、僕のくだらない悩みに真摯に付き合ってくれたIさん、振り返る機会を作り真摯に聴いてくれたSさん、そしてこの不思議な出会いを作り出してくれたSさん...いい距離感で常に刺激をくれるO、りんごの絆での不思議な出会い、それに導いてくれたいつも何かとお世話になっているTさん、自分はこれでいいんだと確信させてくれた不思議な形でお会いすることになったOさん、こんな僕でもこうして付き合ってくださるY先生、登亭をめぐって出会うことの出来たKさん、ハナヒロのKさん、akariのみなさん、中里で歓迎してくれる方々、そしてもちろんM...のみならず自分は多数のいい人に囲まれていて恵まれていると思う。ほんとうにみんなに感謝したい。
振り返るとものすごくいろいろなことがあった数ヶ月だった。それが今一区切りつこうとしている。今日はセミナーの話を書くつもりが、何となくここまで書いてしまった。このままでは「何かあったの?」と言われてしまいそうだが、そんなことはないです。ただ、今週の水・木・金・土の4日間で一気に殻が破れてしまっただけ。
ありがとう。
そう、実は今日のセミナーにはもう一つ別の目的があった。相当周到な準備ををして臨んだが、案外簡単に達成されてしまい、むしろその周到な準備を実行する際にイマイチ手際が悪かったことが悔やまれた。ただそれもやってみたからわかったこと。次回にうまくやるための、ものすごくいいデータ(経験)が集められたのは確かだ。今回はうまくいったのを良しとして、次はもっとうまくやってやろうと考えよう。