鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

20cm反射の改造

2012-02-19 10:41:34 | 工作
前々から温めていた構想ではあったのですが、
自宅の庭先に据えてある20cm反射の接眼部を改造することにしました。

というのも、この望遠鏡(ビクセン社製)は接眼部がスライド式で、
焦点までの筒外引き出し距離が小さくて済む利点があったものの、
写真を撮影するとケラレが起こっていたからです。



写真を見てわかるとおり写野の直径は25ミリほど、APSCサイズもありません。
また、周辺部には短焦点反射特有のコマ収差が現れています。

原因は、カメラアダプターの内径が小さいことです。
写真のアダプターはフィルターを入れるための自作品ですが、
純正でも内径は大して変わりません。
およそ38ミリほどです。



内径を大きくしようにも、スライド部分の幅に限界があるので大きくできません。
コマ収差を改善するコレクターレンズも入れることができません。

ビクセン社のR200SSの接眼部と交換することができれば、
2つ問題を解決できそうです。

そう思っていたところ、ネットオークションでR200SSの接眼部が
出品されているのを見つけました。
運良く落札できましたので、さっそく改造に着手することにしました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする