鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

センサー赤道儀のモータードライブ化(4)

2014-07-07 18:25:50 | 工作
モーター部分ができましたので、赤道儀に取り付けます。

5ミリのねじ1本でかみ合わせの調整もしなければいけないので、
フライスで長穴をあけるつもりでした。

でも、うまくすれば長穴でなくても大丈夫かもしれません。

ノギスで慎重に位置をはかって、5.5ミリの穴をあけたところ
この穴でぴったりでした。

取り付けたところがこれです。



カバーがなくむき出しのところは何となく自作っぽい感じです。

ついでながら、FC100を載せるとこんな感じです。



全体のバランスもよくけっこうかっこいいです。

観望会で活躍してくれることを願っています。
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センサー赤道儀のモータードライブ化(3) 

2014-07-05 08:27:32 | 工作
今度はモーターを取り付ける部分です。

モーター本体はアルミ板に載せて赤道儀本体にねじ止めするのですが、
センサー赤道儀には5ミリのねじ穴が一つしかありません。
(もうひとつはへこみになっているだけです。)



単純にねじ止めしてしてもよいのですが、
かみ合わせの調整をねじを軸にして回すようにしなければいけませんし、
緩んでしまう可能性もあります。

いろいろ考えたのですが、台座が長方形になっていることを利用して
これにぴったりはまるチャンネル型の部品をつくり、その上にモーターを載せることにしました。
長辺方向にスライドすることでかみ合わせの調整をします。

10ミリのアルミ板にフライスで幅20ミリ、深さ3ミリの溝を掘ります。


モーターを取り付けた基盤と合体させて、モーター部分の完成です。


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センサー赤道儀のモータードライブ化(2)

2014-07-04 17:53:28 | 工作
EQ5用のモーターを赤道儀に取り付けるには、赤経軸のウォームギアに歯車を取り付けます。

セットにはクラッチ付のギアがついているのですが、軸径6ミリ用でした。
センサー赤道儀のウォームギアの軸径は8ミリなのでこのままでは取り付けられません。
穴径を広げればよいのですが、クラッチ機構のために余裕がありませんでした。

クラッチを分解してみますと、ボスのない歯車を締め付けて駆動力をオン/オフする機構になっています。
(モデルとなったビクセン社と同じ形式です。)

コントローラーに8倍速がついていますので、クラッチは必要ないと判断して、
付属の歯車を直接にギアシャフトに取り付けることにしました。


旋盤で歯車のボスを削りだします。

真鍮の丸材に8ミリの穴を開けます。


偏心を避けるために、アルミの丸棒をチャックにくわえ、8ミリΦに削ります。
この棒にボス材を止めて削ります。


ボス材は歯車の内径よりほんのちょっと(2/100ミリくらい)太く削ります。


ギアをガストーチで熱し、焼きばめして完成です。


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センサー赤道儀のモータードライブ化

2014-07-03 19:18:13 | 工作
梅雨に入りいっこうに晴れません。
こんな時は工作を・・・

ビクセン社のセンサー赤道儀はGP赤道儀よりも大型で、10㎝クラスの屈折鏡筒も余裕で載せることができます。
以前15㎝クラスの反射をつくろうと思いヤフオクで手に入れていたのですが、
その計画も挫折しましたので、遊んでいました。

活躍の場を求めて、ボランティアでお世話になっている堂平天文台に出張させることにしました。
天文台にあるFC100の鏡筒を載せるのにぴったりでした。
FC100の星像はすばらしく、シーイングのよい日に見る土星は最高です。

ただ、お客様に見てもらうとなると、モーターのついていないのは致命的です。
そこで何とかモーターを・・と考え実行することにしました。

一番よいのは純正品ですが、製造中止になってからずいぶんたちますので、
在庫があるはずもなく、たまにオークションで見かけてもすばらしい値段がついています。

そこで別のメーカーのものを物色したところ、K社のEQ5赤道儀用のモーターが目にとまりました。
値段も安かったので早速注文しました。

EQ5赤道儀用には一軸用と二軸用がありますが、用途を考え一軸用です。

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