おとめ座銀河団

３月下旬に入って、天気のよい日が続いています。
２７日は月も早々に沈みましたので、以前から撮影したいと思っていたマルカリアンの銀河鎖に挑戦してみました。

フラットの補正がうまくいったので、ノートリミングです。


２０ｃｍＦ５反射　直焦点
コマコレクター３　ＬＰＳＰ２フィルター
４分露光×４
キヤノンＥＯＳ５Ｄｍｋ２

２４日のガラッド彗星

ガラッド彗星が北の空に来ています。
深夜に南中（北天ですから北中ですね）しますので、見やすいところです。
自宅から２０cm反射でねらってみました。

光害の中からも、２方向に尾が出ているのがわかります。


２０ｃｍＦ５反射　直焦点
２分３０秒露光×４枚
コマコレクター３　ＬＰＳＰ２フィルター
キヤノンＥＯＳ５Ｄｍｋ２
埼玉県鳩山町

Ｍ８１－Ｍ８２

改造を終えた２０cm反射での初ショットです。
写野が広がったので、Ｍ８１とＭ８２が余裕で収まります。

空は割とよかったのですが原因不明の追尾不良があり、コンポジットでごまかしました。
しかし、バックグランドが荒れてしまいました。
光害の中からではしかたのないところもあります。
また、銀河のような輝度の差が大きい天体は、処理が難しいですね。


２０cmＦ５反射　直焦点
ＬＰＳＰ２フィルター　コマコレクター３
３分露光×５
キヤノンＥＯＳ５ＤＭｋ２（赤外改造）
埼玉県鳩山町

オリオン

久しぶりの天体写真です。
オリオン座の四角形を８５ミリレンズで撮ってみました。

この日は空がずいぶん明るく光害カブリがひどかったです。
画像処理で頑張ってみましたが、まだ残っています。
あまり処理しすぎると不自然になってしまいますので、よいあんばいを見つけるのが大変です。

オリオンももう西に大きく傾き、冬の終わりが近いことを感じます。


８５ミリＦ１．４（Ｆ４に絞る）ＬＰＳＰ２フィルター
２分露光×４枚　
キヤノンＥＯＳ５ＤＭｋ２（赤外改造）
埼玉県ときがわ町　

２０cm反射の改造（６）窓カバーを作る

接眼部を変えたために、ドローチューブ横に大きな窓ができてしまいました。
この窓をアルミ板でふさぎます。

素材は０．５ミリ厚のアルミ板です。この厚さだと切断が簡単だからです。
無理をすれば工作ばさみでも切れますが、反りが出ます。

切断は定規を当て、カッターナイフで強くスジをひきます。
この程度ではもちろん切れませんが、スジのところで紙を折るように
数回折ったり戻したりするとパキッと折れるのです。

あとはホールカッターをボール盤に取り付け穴を開けて、
鏡筒のＲにあうように曲げます。


雑誌に挟んで少し小さい口径の鏡筒に押し当てましたが、
板厚が薄いことが災いして、Ｒがなかなかつきません。
最終的には１０センチ屈折の鏡筒と鏡筒バンドの間に挟みました。


パーツを塗装します。スパイダーとともにサーフェイサーを吹いたところ。


表側は白く塗装しました。

併せて鏡筒を９ミリ短くして改造は終了です。