１０月８日の月食

１０月８日には月食が見られました。
宵の空で、全経過が見られるのは３年ぶりのことです。

今回は某中学校の先生から、科学クラブの生徒たちに見せたい、との連絡があり
一緒に観望することにしました。

仕事を終えてすぐ中学校に向かい、あいさつもそこそこに望遠鏡を組み立てます。
しかし無情にも空には雲が広がってきてしまいました。

不思議なことにちょうど月のあたりを境にして、北側が曇り、南側が晴れです。
雲の中から月が出たり入ったり。
月食の経過を２０分おきに撮影して合成し、地球の影を浮かび上がらせる計画は断念せざるをえませんでした。

ところでこの中学校には立派なドームがあり、その中には１５cmの屈折望遠鏡が備え付けられています。
使い方がわかる人が転勤して最近うごかしていない、ということでしたので
出しゃばりではありましたが動作チェックを兼ね、皆既中の月を観望しました。

皆既の終わる頃雲が切れましたので、写真はそのときにパチリと１枚。
持ち込んだ小型の望遠鏡で撮影しました。


皆既の終わり
８cmED屈折　直焦点　１／２.５秒露光
キヤノン　EOS　Kiss　X5

夏の小さな球状星団

台風が接近してきました。どうやら関東地方を直撃しそうなので心配です。
被害が出ないことを祈るばかりです。

１０月に入りましたが、宵の空にはまだ夏の大三角が見えています。
先週は透明度もまずまずでしたので、アルビレオの近くにある小さな球状星団にカメラを向けてみました。
久しぶりの自宅からの撮影です。

お風呂のあと、パジャマにウインドブレーカーを羽織っただけでささっと撮影しましたが、
フラットを撮るのを忘れました。

以前撮影したもので代用しましたが、変なノイズが残っています。


Ｍ５６（左が北）
２０cm F５　反射　直焦点　コマコレクター３　LPSP2フィルター
３分露光×８枚
キヤノン　EOS　５D　MkⅡ（赤外改造）
埼玉県鳩山町


Ｍ７１（左が北）
撮影データは同じ