鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

ぎょしゃ座

2014-02-05 23:06:16 | 天体写真
4日、関東地方に雪が降りました。
埼玉県の中央部に位置する当地でも、5センチばかりの積雪になりました。
堂平山をはじめとする奥武蔵の山々もすっかり雪化粧で
しばらくは遠征撮影に行けそうにありません。

去年の11月に遠征したときの写真が一部未処理になっていましたので、
先日、思い立って処理してみました。

ぎょしゃ座付近を標準レンズで撮ったカットですが、
微光星が多いせいか今までうまく処理できませんでした。

今回、処理の方法を「あーでもない、こーでもない」といろいろ試してみて、
微光星の多いフィールドの処理について一つのヒントを得ました。

それは、いままで「バックグラウンド」と思っていたトーンカーブの山に
微光星が含まれている。
そのことを意識して処理すればいい、ということです。

できた写真がこれです。
星座写真らしいトーンになったと思います。


ぎょしゃ座
50mm F1.4(F4に絞る)
3分露光×4枚(赤画像はR64フィルターで撮影)
キヤノンEOS5DMkⅡ(赤外改造)
栃木県日光市

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木星2

2014-02-02 17:12:35 | 天体写真
先週末金曜日は、遠征しようと思っていましたが準備不足で断念。
空は快晴なのに・・・。

翌土曜は空にうす雲がかかり、天気は下り坂。
せっかくの新月なのに、もったいないことをしました。

空は薄曇りですが星が見えましたので、
庭先に据え付けてある20cm反射の極軸をチェックしました。
先日M82を撮影したとき、ガイドがわずかに流れていたからです。

極軸を修正し、ガイド状況を確認するために久しぶりにガイドアイピースをのぞきますと、
恒星像にきれいなジフラクションリングが見えるではありませんか。
冬にしてはシーイングが良いようです。

天気が下り坂の時はシーイングが良いといわれていますが、まさにその通り。
慌ててカメラを用意して、天頂近く昇った木星を撮影しました。

薄雲が接近してきて、あわただしい撮影でしたが無事終了。
いつものレジスタックス処理ですが、
少しコントラストをつけすぎたように思います。
写っている衛星はイオとエウロパのようです。


2月1日の木星
20cmF5反射 Or18ミリ引き伸ばし法
キヤノンEOS X5 動画から約400枚合成
レジスタックスによるウェーブレット処理
埼玉県鳩山町

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超新星

2014-02-01 09:39:51 | 天文現象
少し亀ネタですが、おおぐま座の銀河M82に超新星が現れました。
発見したのはロンドン大学の天文台で、学生向けの観測の実習中だったそうです。
偶然ってあるものですね。

発見されてからしばらくたちましたが、望遠鏡を向けてみました。
焦点距離が短いので、銀河も小さくしか写りません。
それでも何とか超新星を捉えることができました。

画像処理でコントラストを上げると、銀河の光芒のなかに埋もれてしまいます。
いつもとは逆に、コントラストを下げて見やすくしてみました。


M81の超新星(1月29日)
20cmF5反射 コマコレクター LPSP2フィルター
3分露光×3枚
埼玉県鳩山町
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