鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

再挑戦

2018-12-17 15:44:44 | 天体写真
先日の遠征では後半、雲にたたられてしまいました。
雲を通して数枚押さえたカットも、残念ながら思うほどの写りではありませんでした。

そこで、リベンジとばかり同じ場所に出かけてきました。

狙うのはぎょしゃ座とおうし座の境界辺りにある超新星残骸Sh147です。
前回フルカラーではほとんど写っていませんでしたので、今回はHαの単色光で狙います。

木曜日の晩でしたので、誰もいないと思っていたのですが、先客が2人。
挨拶をして隅のほうに入らせてもらいました。

目標天体が昇ってくるまで、ウィルタネン彗星を撮影します。
そのあと、カメラにフィルターを装着し、超新星残骸の撮影をしました。

Hαフィルターを付けるとライブビューではほとんど星が見えません。
加えてミラーアップしますので、タイマーを使っての連続撮影もできません。

ピントを少しづつずらしながらのテスト撮影でフォーカス位置をきめ、
続いて構図もテスト撮影で追い込んでいきます。
ピントと構図を決めるのに1時間近くもかかってしまいました。

モノクロ画像ですので、見やすい反転表示にしてみました。


Sh-147(Hα)
200mmF2.8(3.7)
キヤノン EOS 5D MKⅡ(赤外改造)
8分露光×8枚
群馬県藤岡市


こちらは同夜のウィルタネン彗星です。


ウィルタネン彗星
200mmF2.8(3.7)
キヤノン EOS 5D MKⅡ(赤外改造)
1分30秒露光×12枚


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46Pウィルタネン彗星

2018-12-16 17:40:30 | 天文現象
12月初めは暖かったものの、ここにきて急に冷え込むようになりました。
今朝の鳩山町は-4℃、テレビもニュースにもなったそうです。
道理で寒いわけです。

先週末、友人と誘い合って撮影に出かけました。
ねらいは、地球に接近中のウィルタネン彗星です。

当日は冬型の気圧配置で、関東地方でも山沿いでは雪が舞うかもしれないということで、
目的地は群馬県の南部にしました。

現着してみますと、雪雲が流れてきています。
晴れることを祈りつつ望遠鏡を組立て、彗星が雲間から見えてくるのを待ちました。

しばらくして雲が切れ始めると、予想よりも大きくて明るい姿が双眼鏡でみえます。
望遠レンズをセットして10コマほど露光し、その姿を収めました。

その後、他愛のない話をしながら撮影を続けましたが、雲が押し寄せ撮影は中断。

夜半過ぎ、一時的に晴れ、もう一つの目標の撮影を試みたところで、またしても雲。
車の中に寝袋を広げて朝までぐっすりとなりました。


ウィルタネン彗星(12月7日)
400ミリF2.8(3.3)
90秒露光×8枚
キヤノンEOS 5D MKⅡ(赤外改造)
群馬県藤岡市
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