鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

月食

2022-11-10 17:39:50 | 天文現象
11月8日は皆既月食でした。
この日、近隣の町の公民館からの依頼で、観察会に望遠鏡を持って出かけてきました。

天気は快晴で、条件は最高です。
観察会開始のころには、すでに月がかけ始めていました。
やがて皆既が近づくにつれて、月が赤銅色に変わっていきます。
参加された皆さんはどなたも大変熱心で、月がかけていく様子を熱心に観察されていました。

この日は土星も木星も見ごろで、初めて土星の輪を見たとおっしゃる方も大勢いました。
こういう観察会では参加された皆さんに喜んでいただけるのが何よりです。

皆既に入ってしばらくしたところで観察会は解散となりましたが、
そのあとアダプターを付けて赤くなった月をぱちりと1枚。
残念なことにモーターの不調で追尾が動かず、長い露出がかけられません。
カメラの感度を目いっぱいに上げて何とか赤くなった月を撮ることができました。
天王星も同じ視野に写ってくれました。





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ふたご座流星群

2021-12-14 20:46:09 | 天文現象
ふたご座流星群が出現のピークを迎えています。
天気も良かったので、自宅の庭先から撮影してみました。

光害カットフィルターを付けても適正露光はわずか10秒ほど。
メモリーをまっさらにして可能な限り露光を繰り返します。

300カット以上露光して写っていた流星はわずかに4個。
それもかすかなものばかりでした。
想像以上に写らないものです。

写野の中央付近に写っていたものを比較明合成してトリミングして
何とか見られるようにしました。


ふたご座流星
35ミリF1.4(F2.0に絞る)LPSP2フィルター
14秒露光 比較明合成
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県鳩山町

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レナード彗星

2021-12-05 20:15:10 | 天文現象
12月3日は快晴でした。
レナード彗星が明るいということで、いつもの友人と連れ立って撮影に行ってきました。
ほうき星の撮影ですから、地平線近くまで見晴らしの利く場所でなくてはいけません。
天気が冬型になったときに雪雲が来るような場所でもいけません。
いろいろ考えた末に、高速のインターからも近い開拓地の野菜畑の真ん中にしました。

仕事を終えてから出発したうえ、食材を買ったり、帰宅する車の渋滞に巻き込まれたりで、
現着が結構遅くなってしまいました。
薄明の終わる頃の到着です。
ほうき星は明け方なので問題はないのですが、新月期なので
せっかくですからそのほかの写真の撮影も楽しみたいものです。
場所を決めて、早速望遠鏡を組み立てます。

レンズを数本持ってきましたので、色々変えながら天の川の天体を撮影していきます。
後で確かめてみたら、ライト、ダーク、フラット合わせて一晩で200コマ以上撮影していました。
こんなに撮ったのは初めてです。処理が大変です。

というわけで、とりあえず処理したほうき星の写真を1枚だけアップします。
連続して何枚も撮影したのを重ねてみますと、移動している彗星が棒状になってしまいます。
移動が目立たない様に6枚だけ合成してみました。


レナード彗星とM3
400ミリF2.8(自作絞りF3.3)LPSP2フィルター
90秒露光×6枚
キヤノン EOS5D MkⅡ
群馬県昭和村
コメント (2)
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オールドレンズ

2021-11-11 21:17:45 | 天文現象
ミラーレスカメラにはマウントアダプターを介して他社のレンズを取り付けることができます。
ちょっとお遊びで、古い銀塩時代のレンズを試してみました。

いずれももう30年以上前に製造された中望遠レンズです。
絞りを色々変えて、テストしていきます。
開放ではさすがに無理があるものの、絞り込むと結構シャープに写ることが分かりました。
いずれもF5.6まで絞ると十分な星像です。
F4でも強拡大しない限りは実用できそうです。

F5.6での写真をアップしておきます。
ブログサイズでは、細かい星像は伝わらないかもしれません。


SMC PENTAX-M 100ミリF2.8(F5.6)


SMC PENTAX 135ミリF2.5(F5.6)

共通データ ニコンZ6(HKIR改造)NB1フィルター
45秒露光×8枚
埼玉県鳩山町


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木星と土星の接近

2020-12-22 17:30:25 | 天文現象
昨日12月21日に木星と土星の接近が予報されていました。
天体の運行は正確にわかっていますから、日食などとともに惑星の接近は
晴れれば確実に観察することができます。

関東地方は連日の晴れで、職場の同僚から
「ずいぶん近づいてきたね。」とか、
「望遠鏡で同時に見えるよ。」ということを聞いていました。
実は、惑星の現象はそんなに興味があったわけではありませんでしたが、
とりあえず見ておこうかな、と思い望遠鏡を向けました。

8cmのガイド望遠鏡で50倍くらいにしますと、2つの惑星が同時に見えます。
これはこれでいいものでした。

一応記録のためにメイン望遠鏡にカメラを取り付け、撮影もしてみました。
低空のためシーイングも悪く、思うような出来ではありません。
天文雑誌には名人各位の素晴らしい写真が載ることでしょう。


木星と土星の接近
20cm F5反射直焦点
キヤノン EOS Kiss X5  デジタルズーム
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