遠ざかるZTF彗星

２月も後半です。
先週末にも友人と連れ立ってＺTF彗星の撮影に出かけてきました。

有名な観測地なので、平日にもかかわらず結構な人数がいらっしゃいます。
先着の方に挨拶をして、隣に入らせていただきました。

今回も大きいほうの赤道儀をやめて、小型の赤道儀での撮影です。
その代わり、観望用の望遠鏡を１台持っていきました。
撮影の合間に眼視で楽しもうというわけです。

機材のセッティングを終えて一休みするころには薄明も終わって、撮影可能になりました。
彗星は高度も高く、余裕の撮影です。
ほうき星でこんなに高度があるのは撮影が慌ただしくなくていいですね。
眼視でも十分に楽しめました。

彗星の撮影を終えた後、冬の天体にカメラを向けました。
時間がたつにしたがって、空の条件もだんだんとよくなっていきましたが、
無理をせず、撮影は早めに切り上げて仮眠をとります。明け方の天体を狙うつもりでした。

３時に起きだして撮影を再開しましたが、残念ながら薄雲が押し寄せこちらは不完全燃焼。
近いうちにもう一度挑戦することにします。


２月17日のＺTF彗星
300mm F4　Ｃomet ＢP フィルター
１分３０秒露光×１０枚
ニコンＺ６（ＨＫＩＲ改造）
群馬県下仁田町

２月１４日のＺTF彗星

今年もバレンタインデーは何もなく過ぎました。
つれあいがチョコレートを買ってきていたらしいのですが、
孫が来ていたのでおやつには出てきません。そのまんまずっと菓子棚にありました。

日中は風が強く、まったく寒い一日でした。
畑のトンネルが一部飛ばされそうになっていたので慌てて張り直し。
それ以外は何もせずにいました。

夜になっても快晴の天気でしたので、夕食のあと自宅からＺTF彗星を撮影しました。
風も収まって、まずまずの条件です。
カメラをセットして、ピント合わせ。
構図を決めて試し露光。
本撮影はインターバルタイマーで枚数をセットすれば、あとはカメラ任せです。
暖を取りに部屋に戻ることもできます。
空が明るいことを別にすれば（本当はこれが一番大事なのですが）、撮影そのものはとても楽ちんです。

昨晩は意外にもに空がよく、１分の露光でもそれほどバックグラウンドがカブりません。
もう少し露光を伸ばしてもよかったのですが、そうするとガイドエラーが心配です。
結局、予定の１分露光での撮影としました。



２月１４日のＺTF彗星
20cm F5 反射　Comet BPフィルター
１分露光×１０枚
キヤノン EOS 5D Mk Ⅱ（赤外改造）
埼玉県鳩山町

２月９日のＺTF彗星

ＺTF彗星が夕空に好条件で見えるようになってきています。
満月を過ぎて月の出が遅くなってくるのを待って、昨晩撮影に出かけました。
今回もあまり遠出はせずに、近くの堂平山周辺での撮影です。

月の出が午後８時過ぎなので夕方の５時出発ということにしました。
６時現着、７時から８時の間に撮影を済ませれば９時過ぎには帰宅できてしまいます。

すべては予定通り・・だったのですが、思っていたよりも空が明るく露光が伸ばせません。
南岸低気圧が近づいているせいで、目に見えない程度の薄雲がかかっていたのかも知れません。
短時間露光を多く重ねることでＳ／Ｎを稼ぐことにしました。

画像を処理してみましたが、案の定写りがあまり良くありません。
彗星はじめ淡い天体には暗い空がやはり一番ですね。

彗星が東から西へ大きく移動しましたので、見かけ上の尾の方向が変わりました。
（基本的に写真の上が北になるように構図を決めていますので）
空のせいでしょうか、イオンの尾はあまり写っていません。


２月９日のＺTF彗星
300mm F4 コメットBPフィルター
３０秒露光×２０枚
ニコンＺ６（ＨＫＩＲ改造）
埼玉県ときがわ町

雪が降りました

今朝から関東地方は南岸低気圧の影響で雪になりました。
午前中ビニールハウスが重さでつぶれないように中に支柱を立てました。
９年前のような大雪にならなければ、これで大丈夫でしょう。
雪国に住まわれている方からすれば、関東地方の雪なんて屁みたいなものと思われるでしょうが、
でも普段全く備えのない私たちにとっては、結構おおごとなのです。
まあここのところ雨が全く降らなかったですので、ありがたいといえばありがたいのですが・・。
しかし、しばらくはぬかるみや霜柱で畑には入れないでしょう。農作業はしばらく休みです。

昨晩の撮影の画像処理がまだです。
雪で何もできないので、のんびりやることにします。

立春

今日２月４日は立春で暦の上では春ということになります。
先月末の大寒波が去った後、２月に入って暖かい日が増えてきているように思います。
今朝も我が家の最低気温はプラスで、鶏小屋の水樋にも氷は張りませんでした。

満月期ですので新たな写真はありませんが、先日の赤城山への遠征をした時の写真をアップします。
300ミリレンズにぴったり収まり、じぶんのすきな撮影領域のひとつです。


M35からモンキー星雲
３００ミリF4　ＮＢ１フィルター
２分露光×８枚
ニコンＺ６（ＨＫＩＲ改造）
群馬県昭和村