鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

CMOSカメラで・・(2)

2019-03-27 19:25:45 | 天体写真
CMOSカメラで今度は星雲星団の撮影にトライしてみました。

露光は1分ほど、4枚のライトフレーム、ダークフレーム、それとフラットを撮ります。
処理はいつものとおりステライメージです。

チップサイズが小さいので、かなり拡大した絵にはなっていますが、
それらしく写りました。

非冷却のセンサーでノイズが心配でしたが、この程度の露光なら大丈夫のようです。
久しぶりにパソコンからの操作での撮影は、冷却CCDを使っていたころを思い出しました。



M1 
20cm F5反射 直焦点 LSP1フィルター
ASI385CMOSカメラ
64秒露光×4枚
埼玉県鳩山町
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CMOSカメラで・・

2019-03-24 22:36:36 | 天体写真
せっかくCMOSカメラが手元にあるのですから、惑星の写真も撮ってみたくなりました。
といっても、木星や土星は明け方の空ですから、この寒い時期の早起きはしんどい。
というわけで、月の拡大写真を撮ってみました。

おなじAVIでもデジイチの動画は圧縮されていますので、
非圧縮のCMOSカメラではどのくらい写りがよくなるのでしょうか。

デジイチと同様、およそ20秒露光のAVIムービーから、レジスタックスで処理してみます。

欠け際のめぼしい所を何カットか撮影してみましたが、
シーイングがとても悪く、思うような絵になりません。
欠け際からはちょっと離れていましたが、コペルニクスクレーターを狙ってみました。

悪シーイングのわりには、まずまずの絵になったと思います。
処理がちょっと強すぎたでしょうか。



コペルニクスクレーター
20cm F5 反射 SW13ミリ拡大撮影
ZWO CMOSカメラ ASI385MC
埼玉県鳩山町


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カワセミ

2019-03-21 19:48:30 | 日記
3月も後半になりました。
この間まで寒かったのですが彼岸を迎え急に暖かくなっています。
やはり「暑さ寒さも彼岸まで」でしょうか。

最近のことですが、職場の近くの池にカワセミを見かけました。
青い色が印象的な鳥です。

車の窓をそーっと開けて、望遠レンズで狙います。
しかし、入門デジイチではこれが限界。
あと少し望遠が欲しいなあ。


カワセミ
EF-S 55-250(250ミリ)かなりトリミング
キヤノン EOS Kiss X5
埼玉県小川町
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電視観望

2019-03-12 22:08:28 | 日記
少し亀ネタになります。

先月、とある天体観察会で初めて電視観望なるものを行いました。
この観望会、メインはVR体験を行うのですが、
設備の関係で1名ずつしか体験できないため、待ち時間を過ごしてもらうために
電視観望をしてみよう、ということになったのです。

CMOSカメラをパソコンにつなぎ、2秒ほどの露光をかけますと、
想像以上に星が写ってきます。
さらには、用いたソフトは自動でスタッキングしてくれますので、
露光を伸ばしていくとノイズがぐんぐん減っていきます。

当日は大勢の人に見てもらえるよう、パソコンからさらにモニターを追加しました。

なまの星もみえるよう、望遠鏡も用意しましたので、
参加された方はそれぞれ満足されたようです。
機材の進歩で、このような観望会もありかな、と感じた1日でした。

一方で欠点といえば、
カメラのチップサイズが小さいので、大型の望遠鏡は使えないこと、
スタックすればするほど同じ絵が続きますので、写真を見ているように感じてしまうこと
でしょうか。
理想を言えば、画面の中で星が瞬くような、本当の動画で観望できればよいのですが・・・。

写真は我が家庭先でのテスト撮影の様子です。


CMOSカメラはZ社製 望遠鏡は8cmF9にレデューサー0.6倍


パソコンに映ったM42 2秒露光で10枚ほどスタックした様子

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岩本彗星 2018Y1

2019-03-11 09:05:43 | 天文現象
昨年発見された岩本彗星が地球に接近し、明るくなっています。
すでに最接近を過ぎているので正しくは、「いました。」ですね。

2月上旬が好条件でしたが、望遠鏡を向けるゆとりがなく、
3月になってからは、今年は雨がよく降りました。
というわけで、ようやく撮影できました。
緑色のコマがひろがる典型的な小彗星の姿です。

天文雑誌では尾も報告されているようですが、空の明るい当地では全く写りません。
フラットの撮影をさぼりましたので、醜い絵になってしまいました。


岩本彗星 2018Y1
20cmF5反射 直焦点 LSP1フィルター
90秒露光×8枚
キヤノン EOS 5DMkⅡ(赤外改造)
埼玉県鳩山町
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