鳩山間の田天体観測所

趣味の天体写真を中心に、遠征の記録や望遠鏡関係の工作などを載せていく予定です。

9月だというのに

2024-09-09 18:39:36 | 天体写真
9月に入りました。
我が家でもそろそろ稲刈りが始まります。
というのに、毎日続くこの暑さ。
昨日もわが鳩山町はニュースにも登場する36℃。一体いつまで暑さは続くのでしょう。
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますからそこまでは我慢することにしましょう。

先週末、いつもの友人といつもの場所に撮影に行ってきました。
良い天気が続いていたのですが、週末に向けてやや下り坂という予報。
それでも久しぶりの撮影行にワクワクしながら出かけました。

明るいうちに現着し、望遠鏡を組立ます。
1時間ほど本を読んだりして、のんびりした気分で時間を過ごすことができました。

心配された天気も晴れたり曇ったりという状況で、天文学的な晴れ(快晴)とはいきませんでしたが
写真の撮影はなんとかできました。

今回は小型の赤道儀を持っていきましたので、写真レンズで主に星座を狙います。
途中、薄雲がかかったりで撮影を中断することもありましたが、
それなりに良い絵ができたと思います。



はくちょう座
50 mm F1.4 (絞りF2.8) NB1フィルター プロソフトン(A)フィルター
1分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市

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久しぶりの撮影行

2024-08-05 20:00:09 | 天体写真
連日暑い日が続いています。
連日の猛暑日で体はぐったり。それ以上にやる気がぐったりです。
農作業も家の中の仕事も何も手が付かず。お陰様で畑の草は伸び放題、部屋は散らかりっぱなしです。

天気が安定しているのは良いですが、雨が降らないのは農家にとっては困ったもの。
本当は早く雨が欲しい。

ということで新月期の先週末になりますが、雨の心配もほぼほぼないということで、
避暑を兼ねて(?)撮影に出かけてきました。

いつもの場所はなぜか団体さんが入っていて使えず、少し離れた場所での撮影です。
この日は、予想はしていたのですが初め雲が多く、星がほとんど見えませんでした。
そんな時は同行の友人といつものようにとりとめのない話をして晴れ間が広がるのを待ちます。

そうこうしているうちに雲が切れ、星が見えるようになりました。
予定では夏の球状星団を撮影するつもりでしたが、時間も遅くすでに西の木の陰に隠れています。
仕方がありませんので、今まで撮影していなかった天体を星図を頼りにピックアップして望遠鏡を向けることにしました。

しばらくぶりの撮影で、導入に手間取ったりしましたが何とか2カット押さえることができました。


コクーン(まゆ)星雲
12.5 cm 屈折 直焦点 NB1フィルター
5分露光×8枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県藤岡市





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5月10日のもう1枚

2024-06-10 08:45:25 | 天体写真
6月になりました。梅雨入り間近なのですがしばらく雨がありませんでした。
今日は久しぶりの雨です。

先日の撮影行でもう1カット処理していないのがありましたので、処理してアップします。
ヘラクレス座の球状星団M13です。

当日は春の銀河をいくつか撮る予定でした。
現着が遅くなったので南中近かったほうき星を先に撮影し、
あとから春の銀河を撮るように順番を変更したところ、
すでに目的の天体は西に傾いていました。
日没が遅くなっているので、春の天体もうかうかしていると撮影チャンスを逃しますね。
何度も繰り返すようですが天体は逃げないので来年また頑張りましょう。

ところで今回のM13、今まで何度となく撮影していますが、
今回はテレコンも入れず(というか忘れた)ほうき星を撮影したそのまままの状態での撮影です。
春の淡雲がありましたが、天頂近くで気流の状態も良かったのでしょう。
思いのほかよく写ってくれました。


M13
12.5cm 屈折 直焦点 Comet BP フィルター
90秒露光×12枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県横瀬町



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5月10日のC/2023A3 ツーチンシャン・ATLAS彗星

2024-05-30 05:29:05 | 天体写真
ブログがひどく滞ってしまいました。
暖かくなって農作業が本格化したのと、4月から地区の役職に就いたため忙しくなっていたためです。
このため撮影に行くこともなく、ブログのネタも作れませんでした。
農作業はともかくとして、慣れない役職は困ったものです。
書類の準備や行事の実施などあれこれと気を使う仕事が多く、心のゆとりを失っていたんですね。

そんな中でも5月10日にいつもの友人と撮影に行ってきたのですが、画像の処理に手を付けていませんでした。
ようやく田植えも済み、地区の仕事も一段落しましたので、処理して画像をアップします。
今回は2人の都合から遠出をせず、県内の撮影地ということになりました。
狙いはこの秋大彗星になるかも、と予想されているツーチンシャンATLAS彗星です。

堂平天文台の観望会を終えてからでしたので現地到着は21時過ぎ、すでに友人はスタンバイ済みでした。
隣に入れてもらい、望遠鏡を組み立てます。
この日の彗星は太陽からの離角も大きく、高度も十分でした。
というわけで、慌てることもなく落ち着いて準備ができます。
光害の影響もあって露光時間は短くなりますが、いつものように枚数を稼いでSNを上げるようにしました。

撮影した5月上旬には、彗星は太陽からの距離が2.6AUほど。
見てのとおり小さいながらもしっかりした頭部と明るい尾を持っています。
大彗星になる兆しがあるように思います。
ただ、1975年のウエスト彗星ほど太陽に近づかないので大化けはしないでしょう。
それでも期待を持たせる姿です。


5月10日のツーチンシャンATLAS彗星 C/2023A3
12.5cm 屈折 直焦点 Comet BP フィルター
90秒露光×12枚
ニコンZ6(HKIR改造)
埼玉県横瀬町

少しトリミングしてみました。

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4月1日の12P彗星

2024-04-03 17:42:49 | 天体写真
年度初日の4月1日は不安定な天気でした。
それでも午後から晴れるという予報です。
予報を信じて彗星を撮影に出かける準備をしました。

午後3時の時点では空にたくさんの雲がありましたが、北の方には晴れ間が見えます。
透明度はさほど良くありませんが、何とか晴れそうですので出かけることにしました。
春霞の影響を少しでも避けるには、標高の高いところが有利です。
思案の結果、赤城山方面を目指すことにしました。

家を出たのが午後4時半。高速を使って現着が6時20分頃でしたが、撮影地にはすでに2組の方が望遠鏡を組み立てています。
挨拶をして、少し離れたところに場所を構えることにしました。

日没とともにだんだん星が見えてきます。
北極星を見つけて望遠鏡のセッティングを終え、目指す彗星のほうに双眼鏡を向けますと
彗星はすぐに見つかりました。

空が完全には暗くなりませんが、撮影を開始します。
適正露光は15秒ほど。
枚数を増やしてS/Nを稼ぎます。

撮影の合間には双眼鏡で彗星の光度を観測してみました。
ピントをぼかして周りの恒星の明るさと比べます。
同じような明るさの星を見つけたり、彗星よりちょっと明るい星、ちょっと暗い星を見つけ明るさを目測します。
目測の結果は 5.5 等。
光度観測は初心者ですから、参考程度です。

撮影のほうは最終的は60コマほどを撮ったところで、彗星が見えなくなりました。
そののち、ダークとフラットを撮影して午後8時少し前に終了しました。

画像処理を終えましたのでアップします。
イオンテイルがよくわかるよう強めの処理をしていますので、バックが少し荒れ気味です。
先日よりもぐっと彗星らしくなっていました。
それにしても映り込む人工衛星の多いこと。影響の大きいフレームは除外して合成しています。


4月1日の12P彗星
12.5cm屈折 直焦点 RC 0.77 Comet BP フィルター
15秒露光×55枚
ニコンZ6(HKIR改造)
群馬県昭和村


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