梅雨明け

７月２８日、関東地方が梅雨明けになりました。
平年よりも７日遅いそうですが、
星空が戻ってくるかと思うと天文ファンとしてはうれしい限りです。

梅雨明けはお昼のニュースで知りましたが、雲も多く今ひとつすっきりしない天気でした。
今夜の星は期待薄かなと思っていましたが、夜に入って涼しい風が吹くと
空も次第に晴れてきました。
南の空には火星と土星が輝いています。

土星の環でも見てから寝ようかと久しぶりに望遠鏡小屋の屋根を開けてみました。
意外にも良いシーイングで、カシニの空隙もよく見えます。

せっかくですのでカメラを装着して撮影してみることにしました。
去年よりいっそう環の傾きが大きくなっています。


土星
20cm　F5反射　SW13.5ｍｍ拡大撮影
キヤノン EOS Kiss X5 デジタルズーム
動画から２５０コマ合成　レジスタックスによるウェーブレット処理

撮影に合間に空を見上げますと、雲がすっかり退いてうっすらと天の川が見えるように思います。
ついでながらワイドレンズで星空も撮影してみました。
撮影したときの感じが出るように処理は控えめに。

標高約４０ｍの鳩山からでも何とか天の川が写っています。
画面右下は東京方面の強烈な光害です。


梅雨明けの空
キヤノン　Eos Kiss X5 EF-S 10-18(10ミリ）
３０秒露光×８枚
埼玉県鳩山町

月と木星の接近

何気なくパソコンに向かっていたところ、携帯電話が鳴りました。
キャンプ好きの友人からです。
「今、月の上に輝いているのはなんていう星？」
「たぶん木星だよ。」
「とってもきれいだね。今日は星がよく見えるよ。」

梅雨でぐずついた空が続いていましたので、晴れ間なんて全く期待していませんでした。
窓の外を眺めてみますと、本当にきれいに月と木星が並んでいます。
梅雨の合間にしてはきれいな晴れ方です。

ブログの更新用にとおっとりがたなでカメラに望遠レンズをセットし、庭先から写真を撮りました。

どんな露光時間でも写りましたが、光度差が大きく見栄えのある写真にはなりませんでした。
まあ、天文現象の記録ということで。


月と木星の接近
キヤノン EOS Kiss X5 EF-S 55-250(250ミリ）
埼玉県鳩山町