赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

自民党総裁にふさわしい人物とは current topics(568)

2021-09-13 13:29:55 | 政治見解



current topics(568):自民党総裁にふさわしい人物とは 
 

9月17日(金)告示、9月29日(水)投開票の自民党総裁選挙がたけなわとなってきました。立候補するのは高市前総務相、岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、思案中の石破元幹事長の三、四名となる模様です。

メディアは競輪競馬の予想のように面白おかしく総裁選の模様を論じていますが、彼らの一押しは彼らの言いなりになりそうな岸田氏にあるようで、岸田氏はいつも一番手に取り上げられています。

一方、メディア改革を主張する高市氏は敬遠したいと見え、極右のレッテル張りをしながら氏の主張を封じ込めようとしています。しかもこれは、各社間の暗黙の了解事項になっているようです。

政界事情に詳しい友人から以下のコメントをいただきました。

自民党の総裁選挙が近くなっています。党内の議員たちの損得勘定が盛んになっていますが、国の将来を本気で考えたときに誰が最もふさわしいのかを考えてみました。

岸田氏でもなく河野氏でもありません。野田氏は論外、石破氏はいまだに態度保留です。

やはりきちんと国家を運営していく気迫があって、ビジョンが明確で内容が充実しているのは高市氏です。

岸田氏は政策知識が無く、にわか作りの基本政策を言っていますが薄っぺらすぎます。いかにも勉強不足であることが見て取れます。仮に岸田氏が総理になったときには、その時点で国民の自民党への支持そのものが無くなり、政権交代が現実味を帯びます。

河野氏も同様で一貫性にやや欠けているところがあるし、幅広い政策知識やビジョンが不足しています。一部の国民には支持されていますが性格的にも器が小さいです。

つまり、自民党が政権党として国を運営していくのであれば、高市氏を総理にして国民の圧倒的な支持を受けることが大切です。



国民にとって望ましい総理大臣とは、国家と国民の安全と安心を守るための安全保障政策、国民を豊かにする経済政策、安心した暮らしができる福祉政策、そして、喫緊の課題であるコロナ対策を含めた自然災害対策について、それぞれに対する的確な対応力と将来への明確なビジョンを持っている人物です。

つまり、日本という国家とに国民に対し、すべての責任を負う自覚と将来への明るい展望を描いている国家観の持ち主が一番望ましいわけです。

候補者の中で、自らの国家観を明らかにしたのは高市氏だけです。高市氏は出馬表明の冒頭で「国の究極の使命は国民の生命・財産、領土・領海・領空・資源を守り、国家の主権と名誉を守り抜く事です」と宣言しました。これは明らかに覇権主義中国の物理的侵略を阻止する気概を示しています。精神的に中国に侵略されている政党やメディアにとってはとんでもない発言に聞こえたのは間違いありません。

これで高市氏は、靖国神社への参拝は拒否するも韓国の国立墓地「国立ソウル顕忠院」には参拝する河野氏や、心にもない憲法改正をいっておけば自民党右派を取り込めると考えている岸田氏とは、日本と国民に対する思い入れに大きな差があることをはっきり示すことができたと思います。

なお、中国が期待する自民党総裁は河野氏で、次が親中派の派閥を率いる岸田氏であることは確かです。両氏に好意的な論調を加えるとともに高市氏には無視を貫いています。この事実を裏返せば、高市氏だけが中国から日本を守る気概があるということであり、国民にとっての唯一の選択肢は高市氏以外にはないということになります。

しかも、悪意あるメディアに対して記者会見で見せた見事な切り返しはディベート能力が高いことの証明であり、いかなる論戦にも対応できることを物語っています。野党にとっても手ごわい相手になりそうです。


さらに自民党の利益という観点に立っても高市氏は最適だといえます。

単なる寄せ集めの利益集団に過ぎない自民党が長年政権の座にいられるのは、自民党を攻撃するしか能のない野党のおかげです。事実、自民党は無能な野党があるからこそ存続することができ、野党は利権自民党を攻撃することで存在価値があるわけで、いわば両者には明らかな依存関係が存在しています。

安倍政権時代自民党が選挙で圧勝を続けたのは、野党が目の敵にしていた安倍氏に激しい批判を浴びせた結果であるということを思い出せば、右派と目される野党の高市氏へ攻撃は一層激しいものになるということがすぐわかると思います。これが自民党の存続のために最適任であるのは高市氏を除いて他にはいない理由です。


投票権のある自由民主党員並びに国会議員には、己の利益という観点を離れ、また、組織や団体あるいは派閥などの利益という観点を捨て去り、国家と国民の安全保障と明日の輝かしい日本建設のために、高市早苗氏がもっとも自民党総裁かつ総理大臣にふさわしい人物であることを理解して投票していただきたいと思います。



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