ちくわブログ

ちくわの夜明け

豪雨の中で貧乏人がなんかいってる。

2013-08-03 03:45:24 | Weblog
ついに35を迎えた数日後の夕方、秋葉原でゲリラ豪雨に見舞われました。


傘持ってこなかったな、弱ったな、とエロタワー隣のオノデンで雨宿りしていると、面白いものでいろいろな人が。
きちんと傘を持ってきてた人、かまわず豪雨に打たれて歩く人、わたしと同じで雨宿りしてる人。


しかし… と思う。


まさか俺ァ、この年でこんなに金に困るとは思ってもみなかったよ!

もう少し、もうほんの少ーし順風満帆とはいかないまでもアレかな、と思って人生を楽観視していた。
正直に言おう、この年になって本当に恥ずかしいことですが人生なめてた。


いやあ、人生はワンツーパンチだなあ、と。一歩進んで二歩下がるんだ、チータの言ったとおりだなあ、と。

わたしがこうなった経緯は、つまるところこんな感じです。


ボーっとしてるわけにもいかないので、こうなったら日雇い労働者に復帰しつつ、映像のお仕事が来たらそれもやりつつ、とかそういった方向に行こうか、と思っていたのですが。
今、なんとかそれをやらんでもいい状況にはなってきてます。

だいたいは、昔知り合った方々、仲間のおかげ。

自分は本当にあまり「仲間」とかそういった感覚を意識せず、人脈とか縁とかを軽視して生きてきました。
そんなわたくしを救ったのが殆どにおいて自分自身のやる気や根性、才能などではなく、昔たまたま持つことができた「人脈」であり「縁」であり、つまるところ「人」そのものでした。


こんな自分にも、声をかけてもらえる。あの時に知り合った人達から、察してか、たまたまか、声をかけてもらえる。
情けなさと同時に、いやそれよりもありがたみが。

色んな人がいて社会は成り立っていて、それは自分自身だけではなく、他人がいるからこそ成り立ち、そもそも自分なんてものは隣り合う他人がいなかったら見えなくなってしまうものなんだ、と止まない雨を眺めつつボーっと考えておりました。


フト、隣を見るとうす汚れたオノデン坊やが。

オノデンの。おめえそんなナリでも980円ってのはなかなか威勢がいいじゃねえか。
売れなくたって、店頭に立ち続けて、己の存在を誇示し続ける。

俺もそんな存在になりたい。そう思わせてくれる粋な一品。


無論、買いはしなかったが。


漫画『ハーツ&マインズ』(いましろたかし)より。
何をやってもうまくいかない、不器用な兄・山下敬介に弟の敬三が「女を紹介する」「やらせてくれるからスッキリしろ」「こだわてちゃいい目に会えねえ」と言います。
敬介は勃起しつつも弟を殴り、口論の挙句こう言い放ちます。


「黙れッ ゲス!手前なんかに卑しい街を行く…… 野武士の気持ちがわかってたまるかァッーーーー!」






お付き合いありがとうございました。
お礼によかったらこれ見てって下さい。




以上。



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初期のいましろたかし―ハーツ&マインズ+ザ★ライトスタッフ+その他 (Big comics ikki)
クリエーター情報なし
小学館
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