ちくわブログ

ちくわの夜明け

伝説のやさぐれ・百津美玲

2015-08-18 22:51:59 | 映画制作
先日、女優・百津美玲さんの写真を撮りました。



なんでこういうことになったかというと、そもそもの話が酒を飲んでいたためあまり覚えていません。
なるべくしてなったのだ。物事とはすべからくそのようなものなのだ。


百津さんとはある撮影がきっかけで知り合いました。
役に入った時の豹変っぷりがすごくて「うわっ こんな人いたっけ」と思いました。
すごく忙しい撮影だったのであんまり演者さんのことを見れてなくて、次々にカットこなしてったらファインダーの先に上写真のような目つきの百津さんがいたのです。

しみじみびっくりした。
お分かりいただけるだろうか。

それで百津さんが出演されてる舞台(主に月蝕歌劇団)なんかを観に行って「やっぱすごいなあ」と思った次第です。
こんな半分うそみたいなブログで書いてもあれなのでスゴイスゴイ言うのもやめておきますが、まあスゴイ。
若さや美しさってそれだけで武器だと思うけど、そういうんじゃないんです。彼女の演技や表情に、何かを欲求する禍々しさや雄々しさ、気高さを感じるんです。

カッコイイ~

という文章をわたしが書いてみたところでやっぱりうそっぽいので、あの時、ファインダーを覗いた時に思い出した『金閣寺』からの一文を引用します。


「不具者も、美貌の女も、見られることに疲れて、見られる存在であることに飽き果てて、追いつめられて、存在そのもので見返している。見たほうが勝なのだ。」
三島由紀夫『金閣寺』




そろそろお前うるさい、いいから写真見せろとの声が聞こえてきそうなので見せます。
すいませんでした。


ガンくれ百津


はしごと百津


アル中百津




みそ汁百津


居酒屋百津


撮影百津


のぞき見百津


ドラゴン百津




ペロペロ百津



ポートレートとか撮ったことないのですごい緊張した。
衣装も小道具も全部ご自身もちです。
ペロペロキャンディー舐めてる時に「もっと舌を出して!」と言ったときは嫌われるのを覚悟しました。

新宿を歩きながら撮ったのですが、途中迷って東新宿あたりのラブホ街に出てしまい「突っ切るしかねえ」とデリカシーのかけらもないことをしました。
この人がもうちょっと若かったら俺は連行されてるかもしれない、とか頭をよぎった。

こんな可愛くておへそを出して不思議なカバンを持った女性と15以上歳の離れているオッサンがいっしょに歩いてるのを外からはどう見えるんだろう。


まじめな話、彼女の表現する熱だとかそういったものに俺の写真技術は追いつけてるんだろうか、ということは思いました。
今でも思ってますが…

ちなみに「やさぐれ百津」とか適当なこと言ってますが、あくまで設定であってご本人は普段ニコニコしてる笑顔の可愛いものすごーいい子です。



応援しよう!!!



以上。
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