高雄橋を渡りきった左手に「神護寺へ約10分」の道標があります。ほっと一息ですが、まだまだここから最後の石段を今度は上ります。さっきの団子はどこへやら、「そろそろお昼」です。これだけの人がいるんだから、少し時間は早いけど、何事も早目早めが吉でしょう。次の茶店で、と決めて上ります。(写真④)
神護寺、西明寺そして高山寺と京都の洛西に位置する三寺へは、この川を渡らないとたどり着くことはできません。いままでとは風景が一変しました。川面が輝きを増す、晴れた日の『清滝川』に架けられた朱塗りの『高雄橋』を渡りきると、さあもうすぐです。(写真③)
まだまだ先は長そうですが、ちょうど「高雄だんご」の文字が目に飛び込んできました。ぽちゃっとかわいい、まるでだんごのような女の子が焼いていたのですが、「おいしそう!」
しばし足を休めて「だんごタイム!」「う、うまい!」(写真②)
陽の光に照らされると、黄金色に輝き、まるで天から降りそそぐ金箔のようです。(写真①)もうすぐ終焉を迎える期間限定の紅葉絵巻も今週末が見納めとなるかもしれません。まだの方は、どうです思い切って行かれてみては。けっこうそんな方ばっかりで、この日曜日はまたまた大盛況になっているかも。もちろん、近くで「もみじ狩」もいいんじゃないでしょうか。
圧倒されるほどのこの絢爛豪華な錦繍の見事さには「もみじ狩」という言葉はあてはまらない。自然が織り成すこの光景を、ただひたすら愛でることこそ「自然への感謝」にほかなりません。(写真⑧)
まだまだ続きますが、上巻はひとまずここまで。明日よりは中巻をごらんいただきます。
★中巻へつづく