よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

9日 : 夕張 → 月形町 泊

2010-09-27 | 
廃墟系にも興味がある自分としては、寂れた町の様子に興味があったものの
どうも気分が乗らず、そそくさと後にすることにした。
この時点で、とりあえず行く先を最北端の宗谷ということにして、
道に迷わないよう、日本海沿いを進むべく東へと進むことに。
で、峠を越えて札幌市中心から約40kmばかり北東にある月形町を過ぎ
道道11号で厚田へ行こうとしたところ、その道が工事中で、またしても通行止め。
日が傾き、暗くなろうとしていたので引き返し、月形町の温泉に併設された
「はな工房」という研修施設に泊まることにした。

夕食をいただき、温泉に入りまったりし、寝床に入って、
町を紹介する冊子を手に取ったところ意外な内容が記されていた。









すなわち、明治初期、反乱を起こした士族や刑事犯罪人を送り込んだ集治監(監獄)がこの地にあり、強制労働にあたらせ、北海道開拓の先鞭をつけさせたのだそうです。それは、いまでこそ網走刑務所などが有名ですが、明治23年の開設より9年も前の14年に設営されたそうです。また屯田兵などについて耳にしたことはありますが、それは、この後のことのようです。
なお、月形の名は、初代典獄の月形潔の名をとったのだそうです。

ご参考までに下記URL ↓
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/sisetu/hakubutsukan/kabatosyutikan.jsp

ところで、
こういう時代背景を基にして描かれた手塚治虫氏のマンガに 『シュマリ』 があります。
動乱の北海道を舞台にした、まるで西部劇を観るような、とっても面白い話です。
で、いまの時代に生きていてつくづく良かったと思うのであります・・・この先は分からないけれど・・・




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まこ)
2010-09-28 12:35:54
去年行った留辺蘂は、網走の近くでした。
開拓の歴史などが、紹介されていました。
そういえば、「北の零年」開拓のすさまじい映画が蘇ります。
吉永小百合さんが、大変よい演技をしていました。
話が、なんでこっちへ流れるのでしょうね。
返信する
Unknown (kome)
2010-09-28 18:09:57
「北の零年」は観ていないので何ともいえんのですが、先人の苦労というのは大変だったろうと思います。過酷な地に吉永小百合さんは、そりゃぁ花のようにきれでしょうね。 職場の中のまこさんみたいなもんですね、きっと(^^)
返信する
Unknown (まこ)
2010-09-29 12:14:00
職場も北の零年というかんじで寒いです。
わたしが花かどうかは別として。
ところで、KOMEさんのバイクの足が速くて、(UPが早くて)どこにコメントしたのか分からなくなりそうです。
返信する
Unknown (kome)
2010-09-29 19:18:51
まこさん、ありがとう。
記憶が新しいうちに載せておかないと、
何がなにやら分からなくなるので、ちょっと頑張ってしまいました・・・というか、他にすることがなかったもんで(^^;
返信する

コメントを投稿