2006年出版、
東北の地震でもって大きく塗り替えられて最新じゃなくなった 「最新日本の地震地図」
過去に起きた地震の被害状況や、地震のメカニズムについての詳細が語られています。
で、三陸沖の海溝型地震の可能性は、その時点で 「30年以内に起きる可能性は90%・・・」と書かれていたように思いますが、過去100年間の被害状況から内陸型の方が深刻であるとしています。
また、『海溝型の関東地震(1923年・10万人超の被災)は別格にして・・・』 というなど、独立行政法人防災科学技術研究所理事長という肩書きの著者ではありますが、まさかあのような大震災になろうとは夢にも思っていなかったのだろうと思います。 小説や映画では自然災害を予知し活躍する科学者の姿を見るものですが、現実には警鐘を鳴らすだけで責任は政治や行政任せってのが実態なんでしょうか。でも、その政治や行政が、なんだか頼りなくて、結局のところ我が身は自分で守らなきゃ・・・と、個人の責任になるのでしょうね。 加賀市も被害にあった1948年の福井地震では3769人の犠牲者がでているそうです。 それから60年余りが経っているわけですが、いつまた大きく揺れるか分かりません。 だから 何とかしとかなきゃ・・・それがいつかってのが分かっていればな~
ところで、内陸型地震ってのは、活断層のあるところに起きるそうですが、その活断層の分布をみると、山陰(出雲より西)には殆どありません。 海溝型の地震は太平洋側なので、いまのところ一番安全と思われるのは、山陰ってことになりそうです。
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