黎明の星
2008-11-14 | 風景
ジェイムズ・P・ホーガンのSF「黎明の星」なんだけど、
そこに描かれてる社会の一つってのは、プロローグによれば
『・・・貨幣の存在しない、個人の価値と相互扶助を基礎とする独自のシステムで暮らす・・・』
というもので、常識からはとても考えにくいものですが、現実の社会情勢を考えると、素晴らしいように思えてきます。
でも、こういう社会が訪れるとは思いにくいなぁ。
まだ読み終えていないのですが、面白い話しです。
ところで、レムのSFに、高尚な仕事ほど面白くて幸せなのだから金銭的見返りは少なくて、単純労働のような苦しい仕事ほど高給取り・・・って社会を描いたものがあったような。
なるほどと思えないでもないところがいいですね。
ブルーワーカーほど高給取りって話しですが、金融界のホワイトカラーは日本も欧米も似たようなものかもしれませんが、こと製造業となると、正社員の場合、意外と現場で働く人の収入は残業が多ければ、事務系より多くなるってこともあると思います。名ばかり管理職なんて言葉がありましたが、まさにこれがそうで、わたしの会社でも同じ年代の課長職と係長では、管理職手当てより係長の残業代の方が多い(当然年収も)・・・などということをよく耳にします。 欧米について詳しくはないですが、少なくとも3K職場と呼ばれるような仕事は移民や海外からの出稼ぎ労働者を雇い低賃金で働かせているに違いなく、道路を作ったりビルを建てたり・・インフラ整備にかかるコストは日本より抑えていると思うのです。
と思うと、日本ってのは、様々なものが高コストですが、比較として先の話しに近い社会なのかもしれません。
良いのか悪いのか分かりませんが。
経絡秘孔にぐさっときました。
主題tなる赤い葉っぱにばっちりピントが
あっていて露出もおちついた色あいです。
さて文章のほうですが、ブルーワーカーほど
高給をとるという話、自分の立場によって
見方がかわります。
例えば、現場サイドの人間なら賛成でしょうが
スタッフ部門の人間は反対するでしょうね。
生活の不安ってやつはうわべで平静を装っても
すぐ化けの皮がはがれます。(あたふた)