よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

スノーボールアース

2014-07-18 | 


スノーボールアースと称する学説が世に受け入れられるまでのドキュメンタリー。
科学者たちが肯定派と否定派に別れ熾烈な論戦を繰り広げるのですが、これがまぁ面白いのです。
「5万年前」とは大違い。
とてもスリリングです。
ところで、学者自身が著した一般向けの科学の本って、面白いのは海外のものがほとんどです。
大きなテーマを扱っていたり、その道の第一人者ってこともあるのかもしれませんが、論戦を繰り広げるうちに鍛えられて饒舌になるのかもしれません…。

さて、このスノーボールアースですが、大陸が赤道付近に集中してあった20億年以上前と7億5千万年前-5億6千万年前、大陸は海に比べ日光を反射するので、地球が冷却されやすく、何らかの原因で極地の凍結が拡大し、大陸などの遮るものがなくて全地球凍結へと進む。ところが火山活動などにより二酸化炭素濃度が高くなり、温暖化が進み劇的に高温になって氷が融ける…すると地面が現れるが、岩がCO2を吸収し二酸化炭素濃度が下がり、ふたたび同じプロセスが繰りかえされる。といったものです。

それにしても、何億年も前と一口に言ってもピンとこないものです。

5万年前

2014-07-18 | 


ベテランの科学ジャーナリストが巷の学説を基に
5万年前に150人ほどの現生人類が、ただ一度アフリカを出発し全世界に広まった。
現生人類は祖先の攻撃性を受け継ぎ小集団同士の残忍な闘争が絶えず、またネアンデルタール人とも1万5千年間闘いつづけた…
また、人類はいまなお進化し続けている…
といった内容ですが、訳のせいかどうか分からないものの、どうも堅苦しく、無味乾燥、目新しいものもなくて、正直退屈な一冊でした。