怒涛31巻
2012-09-08 | 本
またしてもN氏からお借りしたマンガ「土竜の唄」
やくざ世界に飛び込んだ二十歳の潜入捜査官、菊川玲二の大活躍を描いた31巻
登場するキャラクターが、どこかで見たような気がする者ばかりで、味方にも敵にもなんとなく親近感を抱こうというものです。
で、紙面をところ狭しと暴れまわり、凄惨な場面の連続なんですが、どこか演劇調の展開で、イヤらしくないんですね。
ところで、1巻目が2006年発刊で、31巻目は今年の7月付けというわけで、6年越しの物語です。
6年も経つと最初と今では絵柄も変わり、31巻目では随分と緻密な描写になっています。でも主人公や脇役たちの顔がガラリと変わるわけでもなくて、むかしのマンガにあったような 『別人じゃん!』 ってなことはありません。 いまどきの漫画家は絵の基本がしっかりしているのか、描くほうと編集とで始める前からその辺りをキチッと決めているのかもしれませんね。 妙なところで感心してしまいました。