ＮＨＫが憲法九条について、スタジオに識者と一般人を招いて討論形式の番組をやっている。
最初の質問は改憲の要否についてだった。
出場者の意見は半々に分かれ、それぞれの意見はそれぞれもっともに聞こえる。
小林よしのり氏は「自衛隊は違憲の状態だから見直すべき」といい、
別の人は過去の過ちを繰り返すべきではないから現状を守るべきという。
で、自分はというと・・・今の今まで特に意見はなかったのだが、
現状の自衛隊が違憲状態でも存在しているのは、憲法自体に曖昧な部分があるからかもしれない。「戦争を放棄する」と言ってるけど「自衛権はあるよね、だったら自衛のための道具は要るよね、過剰防衛にならなきゃいいよね・・・・」とテキトーに解釈してきたんだろうと思う。と思うと、もし軍事力を正当化した場合、改憲の度合いにもよるけど、解釈を拡大して「まだ攻められちゃいないけど、北の奴らミサイル打ちそうだから、今のうちに爆弾落としちゃおう、うん、これも自衛だもんね、うんうん」 なんてことになるかもしれない。
ところで、社会保険庁に代表されるように、いま官僚のやってる様々なことに不審の目が向けられているけど、そういう官僚が法についての実務を仕切ってきたと思うと、憲法が曖昧だったから誤魔化しの法を作ったのかもしれなくて、法自体も曖昧で、好き勝手が出来た・・・ってことかもしれない。だとしたら、曖昧な部分を無くした条文に改憲すべきなのかもしれない。
とりとめもないけど、まぁ、改憲した方がいいかな。
ただし、破壊兵器の使用は自衛目的とし具体的制限条文が必要だと思う。
