那須塩原市は栃木県内の北部に位置し、福島県に接しているため、昨年3月11日に発生した東日本大震災に続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故によって放出された放射性物質による汚染の影響を強く受け、市内各所にホットスポット地域が発生しました。
また、那須塩原市は旧黒磯市や西那須野町、塩原町の合併により、平成17年(2005年)に誕生した市ですが、1990年代にはこれらの地域内の各所にいわゆる“ミニ産廃処分場”が100か所以上も乱立したところでもあり、この那須塩原市をはじめ栃木県内各所で、産業廃棄物問題をめぐっていくつも地域住民による闘いが現在に至るも続けられています。廃棄物処分場問題全国ネットワークが1993年に結成されたのも、この栃木県内(栃木市鍋山)においてでした。
また、岐阜県御嵩町の元柳川喜郎町長が設立された全国産廃問題市町村連絡会の現在の事務局は那須塩原市環境対策課内に置かれています。
この度栃木県内で全国交流集会が開催されるのは、結成以来20年ぶりのことです。今集会には、東日本大震災により被災された福島県南相馬市の桜井勝延市長に来てていただき、ご自身が関わられた産廃処分場問題や震災廃棄物の処理の現状についてお話していただきます。
会員はもとより、県内外全国からのご参加をお願いしたいと思います。
以下の通り開催します。オブションツアーもあります。
◆第17回廃棄物処分場問題全国交流集会
・日時:11月24日(土) 13:00~17:00
・場所:いきいきふれあいセンター(黒磯公民館)
・『記念講演』
~「南相馬における処分場問題と震災廃棄物」(仮)~
桜井勝延南相馬市長
・『地元からの活動報告』
・『シンポジウム』~「震災廃棄物の広域処理問題と全国の廃棄物問題」
報告者 : 藤原寿和、吉川三津子、中地重晴、坂本博之
参加費(資料代):1,000円
18:00~懇親会
場所:アジア学院セミナーハウス(栃木県那須塩原市槻沢442-1)
参加費:2,000円
◆オプションツアー1 足尾鉱毒事件の足跡を巡るツアー
・日時:11月23日(金・祭日) 募集定員:15名
・行程:12:20 JR東北新幹線 小山駅改札口集合(昼食持参または済ませてください。)
12:30出発→13:15頃 藤岡着 渡良瀬遊水池 谷中村跡 見学→15:15頃 足尾着 古河鉱業・足尾銅山 製錬施設跡 見学→16:30出発 途中、夕食→20:00頃 アジア学院(削除)セミナーハウス着
・参加費:交通費・資料代 2000円+α
宿泊費:一泊朝食付き 5,200 円
◆オプションツアー2 南相馬市被災地ツアー
・宿泊:アジア学院(先着34名)※宿泊希望者多数の場合は、那須塩原市内のビジネスホテルを紹介します。
・日時:11月25日(日)募集定員:25名
・行程:8:30アジア学院出発 飯館村経由で南相馬市へ→11:30~12:30 南相馬市役所で担当者から現状説明受ける→~14:00 南相馬市内見学 がれき堆積場及び分別処理施設など→15:30 JR福島駅着 解散
参加費:3,000円(昼食弁当付)
申し込みは、e-mail:nakachi@triton.ocn.ne.jp(中地重晴)