goo

▲偽装リサイクル110番に、ご協力ありがとうございました

 新聞各紙で、「偽装リサイクル110番開設」のお知らせをしていただき、昨日(15日の午前10時から午後4時まで)実施しました。

 平成14年から、石原産業のフェロシルト問題、鉄鋼スラグ、コンクリート破砕物、偽堆肥の問題などに関わり、環境に優しいからリサイクルするのではなく、コストが安いから無理矢理リサイクルに回しているという現実を目にしました。

 この今までの活動をムダにしないため、廃棄物処分場問題全国ネットワークで取り組みました。

■「ごみ」として処理すると金がかかる。

 届いた情報は、廃棄物の製品への混入。リサイクル現場の無法状況・・・・。

 「家電リサイクル法があるのに、どうしてあんなところで家電解体をしているの?ガスが音を立てて吹き出している。」、「焼却灰や廃油を、他の物に混ぜている」・・・。

 如何に金をかけずに副産物を処分するか・・・。その手段にリサイクルが使われています。

 平成9年に活動を始めたとき、「産廃処理現場の違法処理は、リサイクル現場に移動する」と感じていましたが、現実になったなという気持ちです。こうしたリサイクルは、良いリサイクルをダメにします。今後どのように対処していくか、考えねばなりません。


■鉄鋼スラグ汚染問題で、工業団地計画ストップの情報も届きました

 私は、昨年7月、海部地区の鉄鋼スラグ汚染の調査をし、汚染を確認しました。その後、この結果を踏まえ、三重県鳥羽市の工業団地で市が調査をしたところ、フッ素の基準がオーバーしているとのこと。

 お隣の県のことなのに、気づかずに居たこと。反省です。

■鉄鋼スラグ(ステンレス鋼スラグ)から六価クロムがでるんですね。

 以下、鉄鋼スラグから六価クロム溶出を防ぐ方法の特許申請を見つけましたので、紹介します。鉄鋼スラグにもいろいろありますが、高炉スラグ以外のスラグをどうするか。再検討の必要があると思います。

ステンレス鋼スラグからの六価クロムの溶出抑制
http://www.j-tokkyo.com/2005/B09B/JP2005-254082.shtml

 また、鉄鋼スラグといいながら、鋳物砂やそのほかの廃棄物を混ぜて流通させるケースもあるようです。


■愛知県ではじまった「リサイクル製品の届け出制度」

 まだ、この制度についての勉強ができていませんが、資料などを読み直し、今回集まった情報への改善策を考えたいと思います。また、東京事務所の情報も集約して、次の活動につなげていきたいと思います。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする