2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲9月30日、廃墟「トーヨーボール問題」集会を開きました
■アスベスト被曝の影響は、若者ほどリスクが大きい
集会の前に、今日の講師である名古屋労災職業病協会の繁野さんを現場にお連れした。
繁野さんは、「言葉がでなかった」と言う。
どうしてこんな巨大なものが、この住宅街の中にあるのか・・・。
どうしてみんなが何も言わないのか・・・。
どうして行政は、10年もの間ほっておいたのか・・・・。
繁野さんの頭の中は、あまりの驚きに空っぽになったという。
しばらく私と繁野さんは、無言で身動できなかった。
★集会が始まり、まず、私から現状の報告をしました。
昨日まで、県庁・尾張事務所・愛西市・稲沢市・法務局・裁判所などを回って得た状況を話した。
そして、17日に内部調査をした映像も見せた。
そして、アスベスト含有量が「茶石綿 27%越え」という調査結果も発表した。
★繁野さんからは、アスベストの基礎知識を語っていただきました。
その中で、一番強烈に残った言葉は「アスベストの曝露は、若い人が受けた方がリクスが大きい」とのこと。つまり、若い段階で、アスベストを吸引した場合の発症可能性が大変高いということです。さらに、茶石綿は白石綿の100倍の毒性がある。
発症は、10年~50年後と不確定で、発症すると早い人で数週間で亡くなると言う。
1才の子どもが被曝したら、11才で発症する可能性があるということになる。
今日改めて現場を外から眺めたが、窓際にアスベストが見える。
飛散の可能性はぬぐい去れないと私は思った。
★廃墟「トーヨーボール問題」は、
web:あいちの環境を考える仲間たちに詳細を載せていきます。
▲集会を開きます。トーヨーボールのアスベスト問題
■トーヨーボールの吹き付け 茶石綿が高含有(27%)越え
明日9/30、集会を開きます。
●=● 廃墟「トーヨーボール」アスベスト問題 ●=●
アスベスト学習会のお知らせ
9月30日(土) 1;30~3:30頃
場 所 : 佐織公民館 研修室(3F)
電話 0567-26-1123
(愛西市佐織庁舎南)
名鉄津島線「藤浪駅」歩いて7分くらい?
★資料代 : 300円
どなたでも参加できます。
講 師 :繁野 芳子さん 「名古屋労災職業病研究会」事務局長
《 研究会の概要 》:名古屋市の医師(杉浦 裕さん)が代表を務
め、労働者災害救済の活動をされています。 特に、最近はアス
ベスト被害で亡くなる事例も増え、そんなご家族の救済や、学校で
のアスベスト除去工事が、飛散せず安全に行われているかの調査も
されています。
アスベスト含有量の調査結果を入手しましたので、当日、発表い
たします。
↓本日の中日新聞記事
中日新聞によると、公的機関は半年以上も前からアスベストの危険性を認識していた可能性・・・と書かれているが、私は、昨年の9月議会で、トーヨーボールのアスベスト問題で質疑をしている。この情報は、公的機関から得た情報であり、1年以上前から愛知県はアスベストの危険性を認識していた。
尾張事務所は「不法侵入になるので、一度も施設内に入ったことがない」と先日も言っているが、吉川への回答の中で、現場調査を行った結果と言っている。どんな現場調査をしたのだろうか・・・。無責任な県の対応ではないか。
↓以下、吉川みつこの平成17年9月議会、一般会計補正予算質疑において
○3番(吉川三津子君)
それからもう1点、アスベスト問題につきまして、愛西市ではございませんが、お隣の稲沢市にありますトーヨーボウルがアスベストが使われているということでお伺いしておりますけれども、すぐ佐織地区に隣接しているということで、何か問題が起きれば当然愛西市にも影響することでありますので、ちょっとお尋ねしたいと思います。
アスベスト入り石膏ボードということで、飛散は少ないと私も考えておりますけれども、現場に行かれてわかりますように、あの朽ち果て方を見ますと、いつまでも安心していられるような状況ではないと私は考えております。現在、建物はだれが安全管理をしているのか、また、将来にわたり安全と言い切れないアスベスト問題の監視を今後どう対策が考えられているのか、そのような情報がありましたらお伺いしたいと思います。
○市民生活部長(藤松岳文君)
そんな中で、トーヨーボウルの件が出てまいりましたが、私ども愛知県尾張事務所環境保全課に問い合わせをいたしました。現場調査を行った結果、解体をしないのであれば、飛散の可能性はないとの回答を受け取っております。また、管理責任について稲沢市に確認をいたしましたところ、ここは組合組織になっておるようでございますが、現在連絡がとれないような状況であると伺っております。したがいまして、稲沢市に、何とかそこら辺連絡をとっていただくようお話をしながら進めておるところでございます。
○3番(吉川三津子君)
それからトーヨーボウルの件ですけれども、これは解体しなければ問題がないということですけれども、私、現場の方を見てきたら、窓ガラスは全部割れているし、天井も落ちてきているし、解体と同じような状況になってしまっているのではないかということで、本当に危険なな建物ではないかと思いますが、今までずうっと放置されているんですけれども、県が関与するようなお話があるのかどうか、その辺ちょっと1点、お聞きしたいと思います。
○市民生活部長(藤松岳文君)
トーヨーボウルの関係でございますが、私どもも現場を見させていただきまして、窓ガラス等、割れてしまっている、そんな状況を愛知県の尾張事務所環境保全課の方にお話をしまして、こんなような状況であるので早急な対策がというようなこともお話をしながら、そんな中で保全課の方としての考え方としては、解体をしなければというようなお話になったわけでございます。できるだけ私どもの情報も県の方に伝えながら対応してまいりたいと思っております。
▲トーヨーボールアスベスト問題(2)
■関係部署に連絡し、地域にも知らせる
廃墟「トーヨーボール」のアスベスト問題で、行政の関係部署に若者が施設内に入らない対策をお願いしたり、地域にお知らせを配布しました。すぐ近くの方々は、「アスベストをもう吸ってしまったかしら?私は、いいけど孫がいるから・・・」と大変心配されており、すぐに対処すべきと思いました。
トーヨーボールは、稲沢市に建っていますが、愛西市と隣接しており、ガラスが割れているのは愛西市側。飛散の心配があるのは、稲沢市より愛西市の方かと思われます。今日、改めて愛西市側から領内川ごしに眺め、アスベスト問題のある廃墟を背にして暮らすのは、苦痛だろうと思いました。
アスベスト含有は間違いとのデータも入手。若者が出入り出来ないような対策もされていないので、来週早々に再度関係部局に働きがけをせねば・・・。
■いままでのブログ
▲トーヨーボールのアスベスト問題で、県へ申し入れ
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▲廃墟のアスベスト問題(1)
■廃墟「トーヨーボール」、昨日の県へ申し入れの件での「マスコミ報道」
昨日の申し入れをしたことが新聞報道され、いろいろな情報提供の電話がありました。
「今でも高校生などのたまり場になっていますよ」との情報も頂き、直ちに愛西市に「生徒が中に入らないように各中学校に連絡して欲しい」とお願いしました。
稲沢市議会でも、取り上げられたと聞いています。
新聞で取り上げられたことにより、トーヨーボールにアスベストが使われていることが周知され、感謝!
しかし、中日新聞掲載の県のコメントは、誤報かと思うほどの内容なので、県に指摘をしましたので、以下をご覧下さい。
★県尾張事務所のコメント
「建築年代や形状から、飛散性アスベストの可能性が高い。詳細な調査と飛散防止策を検討したい」としており、立入禁止なども検討している。★専門家コメント
「子どもの出入りも考えれば急を要し、直ちに立入禁止、飛散防止の措置をとらねばならない。権利関係が複雑なら、自治体がまず動くべきだろう」毎日新聞の専門家のコメントがうれしい。
★チンプンカンプンの県大気環境課のコメント
アスベストが大量に使用された昭和40年代の建物であることから、アスベストの可能性は高い。吹きつけされていれば、飛散の可能性は低いのではないか」とみる。↑誤報かと思い、県にコメントについて、電話で確認 → 誤報でなく、やっぱりわかっていないみたい
厚生労働省は、「吹き付けアスベストが問題だから、対策をしなさい」と言っているのに、県は何をわけのなからないことを言っているのかと、私は、コメントをした当人に電話をした。
「厚生労働省は、露出して『吹き付けアスベスト』が使用されている場合、劣化等によりその繊維が飛散する恐れがあるから、対策をとるようにしなさいと言っているのに、吹き付けてれば大丈夫というコメントはどういう意味か」と。
しかし、「吹き付けてくっついていれば、飛散しにくい」との回答が繰り返され、アスベストの繊維飛散のことが理解されていないようだった。昨日は、施設内のアスベスト写真も一緒に提出したのに・・・。
★県尾張事務所のコメント
「土地の所有者を確認し、アスベストが実際に飛散しているか調査したい」
今までの関連記事:
▲トーヨーボールのアスベスト問題で、県へ申し入れ
▲トーヨーボールのアスベスト問題で、県へ申し入れ
■稲沢市平和町領内にあるボーリング場「トーヨーボール」問題
このボーリング場は、ホテルニュージャパンの社長横井英樹氏が経営していました。
私は、このボーリング場のすぐ近くに23才まで住んでいたし、ボーリングもよくしにきていたので、最盛期のころのこともよく知っています。
今は、天井が抜け、飛散性アスベストがむき出し。窓ガラスは割れ放題。若者が出入りし、青少年の健康と健全育成にも問題があります。早急に何とかせねばなりません。
★9月19日、尾張建設事務所に確認したところ、
「環境パトロールの時に立ち寄り、いつも見ているが飛散の恐れはない」と担当者は説明しました。外から目視でどうやってアスベスト飛散状況を判断するのか・・・、そんなことができるなら超能力者で、あちこちに引っ張りだこになっているはずと思いました。
■本日20日、ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワークから、愛知県ならびに県教育委員会へ申し入れ書を提出しました。
この施設のアスベスト問題に関わったのは、1年くらい前かと思います。
しかし、このとき県が言ったことは「解体しない限り、飛散はしない」と。そのことばを信じ、トーヨーボールには、飛散性アスベストは使われていないと思ってきましたが、いくら非飛散性アスベストでも、これだけ朽ち果てれば問題があると思い、調べ始めました。
そして、突きとめた現実は、大変深刻なものでした。
県の「心配はない」の言葉を鵜呑みにしていたことに、大変反省をしています。
★本日、各部署では真剣に話しを聞いてくださり、口頭での回答は、
大気環境課「債権回収機構などに、飛散防止策をとるよう働きがけをしていく」
教育委員会「委員会に報告し、県の担当部署に働きがけていく」
県民生活部社会活動推進課「パチンコ店で少女がコロされる事件もあり、廃墟のことも重要だと考える」etc
★以下、本日の提出文書
平成18年9月20日
愛知県知事 神田真秋 殿
愛知県教育委員会委員長 加藤 勤殿
廃墟におけるアスベスト問題と青少年の健全育成に関する申し入れ
ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク
代表 吉川 三津子
稲沢市平和町にあるトーヨーボールは、ホテルニュージャパンの社長であった横井英樹氏が経営していたボーリング場で、1フロア80レーンが3フロアといった東洋最大のボーリング場として、昭和45年頃にオープンしました。ボーリングブームが去った頃から建物の老朽化はどんどん進み、ガラスも割れ、天井も落ち、現在ではひどい廃墟となっており、早く解体して欲しいとの大きな地域の声があります。
しかし、横井英樹氏が破産したことで、整理回収機構などの手に渡っているとの噂も聞いていますが、建物の管理責任は誰にあるのか、どこへ相談をしたらよいのか、地元住民はわからず大きな悩みの種になっています。
また、問題は美観だけでなく、トーヨーボールには飛散性アスベストの問題があります。屋内は、天井が落ちてアスベストがむき出しになっており、特に最上フロアの天井はほとんど落ちてしまっています。県は「飛散の可能性はない」と言っていますが、周辺住民は大きな不安を持っています。これ以上老朽化が進めば、とても「問題がない」と言ってられないのではないでしょうか。
このトーヨーボールの問題は、周辺住民だけの問題ではなく、最近は減ったものの、心霊スポットとして青少年が出入りし、夜の遊び場となっているという問題もあります。青少年の健康上ならびに健全育成の観点からも大変問題があり、直ちに対策を執る必要があります。
よって、特に青少年の健康と健全育成の観点から、以下の実現を切に望みます。つきましては、下記について、9月30日までにご回答頂きますようお願いいたします。
1.青少年の健康と健全育成のため、トーヨーボール屋内に入れない措置をとること
2.トーヨーボールのアスベスト調査を行い、屋外へのアスベスト飛散防止策をとること
3.トーヨーボールの安全な解体が、早期に実現するよう努力すること
4.県下に於けるアスベスト使用の廃墟の存在や、老朽化、若者の侵入状況などについての調査をすること
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