たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『オーシャンズ11』_気がついたら終わっていました

2019年07月13日 19時58分06秒 | 宝塚
2019年5月21日記事、 3カ月ぶりに宝塚大劇場へ行ってきました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0b8548fa4b7ffa68bdebff435f58d87d

2019年6月16日記事、宙組『オーシャンズ11』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2f7c0df41349ad1e657129b99dcf2007

 梅雨というよりは豪雨? 九州にいったことありませんが熊本市内は冠水しているとツィーターで見かけました。明日関西も雨の予報だし心配。新幹線がとまったり、公演が中止になったり、被害がでるようなことがありませんようにと祈ります。

 先ほど劇団のホームページを開いたら宙組の次回作、キャスト決定のニュース。キキちゃん(芹香斗亜さん)の10月以降の予定が出ていないので心配との呟きを昨日見かけて、もしや名前がないのではと一瞬ドキッとしましたがないはずはないですね。ちゃんとありました。よかったよかった。95期が話題、それはそれで清々しいけれどキキちゃんと雪組の彩風咲奈さんもまだまだこれから、それぞれ順当にトップになってほしい、同時に真風涼帆さんも望海風斗さんもやめてほしくない、今年のタカラヅカスペシャルの並びを考えると複雑ですが、ゆっくりでいい。長身に小顔、長い手足を存分に伸ばして楽しそうにやっているキキちゃんをみていると組み替えはプラスに働いていると思います。

 『オーシャンズ11』、思いつくままに断片的に思い出し日記。

 長身の男役がそろった宙組のスーツ姿は圧巻でした。これぞ宝塚をみているという満足感。宝塚グラフの7月号に掲載された舞台写真をみているとほんとにみなさんカッコイイ。なかでも真風さんはほんとに女性ですか?っていうぐらいスーツの着こなしが素敵すぎてさすがといえばさすが。結婚指輪をしているのもなんだかすごいなあと思います。宝塚グラフによると、星組時代新人公演でダニーを演じた時柚希礼音さんの大人の男へのこだわりを見習って自分で買ったものだそうな。ここまでこだわるから成立する仮想の現実世界。プログラムのスペシャルポートレート、紫がかったブルーのスーツを着こなす真風さんと紫がかったピンクのスーツを着こなすキキちゃんの並びはこれ以上ないぐらいカッコイイ男役の並び。長身と長い手足に個性的な色合いのスーツが映えます。この緻密に創られた舞台を回していくのはかなりのエネルギーが必要でふたりでベネディクトに一泡ふかせるべく計画をねって人を集めていくプロセスは、スマートにやっているようにみえて実はすごく大変なんだろうなと思います。ひとつ狂ったら総崩れ。二人の息はすごくあっていたと思います。ここに真風さんの色気に追いつこうと背伸びしながらもまだ追いつかない、でもテスでぐっと大人っぽくなった、でも色気ばりばりではなく可愛らしい星風まどかちゃんがいるのがいいなあと思います。私的にはまどかちゃんとキキちゃんのバランスがすごくいいの、重要ポイント。

 まどかちゃん、トップ娘役として落ち着いてきたと思います。次の全国ツアーのポスター画像でも背中がすごく綺麗。『オーシャンズ11』でも、場面としては少なかったですが背中の筋と肩甲骨が綺麗でした。テスはベネディクトの恋人と噂されていても、まどかちゃんテスはベネディクトを全く恋人とは思っていない、純粋にエコプロジェクトに賛同しスポンサーとなっている人として接している、だからベネディクトが関心を寄せているのはエコではなく土地買収だとわかってきたときすっと心が離れていくところがわかりやすかった。テスは純粋な人だからダニーが詐欺師だと知らないまま結婚してしまいそうだと知ったときの怒りも大きかった。テスのそういう所がダニーは好きなんだなあって。デュエットダンス、長身で男役としての色気ムンムンの真風さんとまだ少女感が残っていて大人になり切れない絶妙なバランスのところにいるまどかちゃんとのコンビ、これまた素敵だと思います。

 娘役さんの役柄が少ない中でクィーン・ダイアナの純矢ちとせさんはさすがの存在感でした。お化粧で登場されたときはどなかたわからなかったのですが声ですぐわかりました。最後はベネディクトに愛想を尽かして、ブロードウェイで白雪姫の継母の役を演じることになったと笑いをとってラスベガスを去っていく役所。衣装もお化粧もインパクト大でした。ベネディクトの部下たちが施した厳重なセキュリティを破ってお金を頂戴とベネディクトのところに飛び込んでくるあたり、かなりのエネルギーを要求されるのだろうなと思います。楽々演じているようにみえてこれまた難しい役所。本公演での退団はさみしいですが在団17年は納得のタイミングかな。
 
 露出度の高めの衣装をみなさん美しく着こなしていましたが、中でもポーラ役の遥羽ららさんとカジノのエメラルド役天彩峰里さんは可愛らしく華もあってひときわ目をひきました。ポーラ、キキちゃんのラスティとお似合いでした。エメラルドの峰里さんは『白鷺の城』『異人たちのルネッサンス』でもポイントとなるポジションを演じていていい娘役さんだと思います。これから要になっていく方ではないかと期待大。

『オーシャンズ11』、実は細かい所はよくわからず話についていくことができていません。凛城きらさんがテスの弁護士とカジノの元オーナーの二役を演じているの、観劇時は混乱してしまいプログラムで確認して納得。東京宝塚劇場千穐楽のライブビューイングでもう一回みたらもう少しわかるかしらね。細かいところはともかく、ベネディクトそんなに悪い奴でもなくない?とか思うところもあるのはともかく、楽しい舞台で睡眠不足でしたが気がついたら終わっています。肩の力を抜いて、気持ち楽にして楽しめはいいんだよね。

 やっとここまで書けました。まだまだ書くことはあるような気がしますが今日はここらへんで。

 雨降るの大切ですが駅まで自転車は大変だし、明日大丈夫かなあ、無事に宝塚大劇場までたどり着けますように。自力なので緊張。新大阪駅から宝塚駅まで少しあるんですよね。公演デザートを食べたいし、歌劇の殿堂にも行きたいけど時間厳しいかなあ。かなりお腹がすいてくる作品みたいですが新幹線の中で簡単にすませて食事の時間は割愛かなあ。映像コーナーは25分とのこと。見逃せない。忙しい。8月もチャンスはある。できるかぎりで・・・。 


2019年5月21日(火)、新緑に陽射しがふり注ぐ花のみちと宝塚大劇場の空。








旅の思い出_美ヶ原高原美術館

2019年07月13日 16時19分45秒 | 小さな旅の思い出
 連休二日目、山奥じゃないけど歳をとってから車がないと不便で不便でどうにもならない田舎生活は過酷すぎるとあらためて実感させられた昨日、すごく疲れているのに、すごく眠いのに眠剤半錠で寝つけなかった昨夜、なんとか生きている休日。明日朝早いのに大丈夫かしら、関西は暑いっぽい、大丈夫かしら。

 家にまだ残っていた旅日記を少し整理。20代前半、まだ家で暮らsしながら銀行に勤めていた頃、銀行の先輩が教えてくれたユースホステルに宿泊してよく一人旅に出ていました。往復はがきで予約をとっていました。一泊二日で800円。ユースホステルなんて今もあるのかしらね。もうとっくに時代に合わなくなり消滅していますかね。振り返ると必ず最寄り駅まで父に車で送ってもらっていますね。そりゃそうだ。遠くって遠くって他に手段はありませんでした。家族は幸せなものだと信じていた頃、母がまだ元気だったころ、自分の家はふつうだと思っていた頃、人ってほんとに死ぬんだって知らなかった頃。

 かすかな記憶で美ヶ原高原は『アモーレの鐘』という城戸真亜子さん主演の映画をみて一度行ってみたいと憧れました。行ってみたらたしかにアモーレの鐘はありましたが売店の一角でした。パンフレットや領収書を全部糊付けして保存していた旅日記を読み返してみると今ひとつの旅でした。一度行っておけばよかったかな。若気の至り様々。若かったですな、自分。


「1984年8月21日(火)くもりのち雨

〇〇6時38分→▽▽7時15分→▲▲8時00分特急→松本10時19分着

松本バスターミナル10時40分→美ヶ原高原11時52分着

美ヶ原高原-王が頭-美しの搭-山本小屋-高原美術館

美ヶ原高原美術館16時30分発→三城YH17時10分着


ひたすら寒い一日であった。
雨が降り、霧が出て、景色はあまり見れなかった、残念。
バスから外を眺めていると、別天地にいるんだなという気分。
標高2034メートルとあってやはり寒い。
あまりの寒さにトレーナーを買った。
今もペンを持つ手が震えてる。
風邪などひかぬよう気をつけよう。

美ヶ原高原美術館は面白かった。わけのわからない彫刻が野外にあちこち立っていて、ゆったり回れれば2時間ぐらい。楽しめそうだ。もう一度行きたい。明日はどこへ行くかまだ考えていない、どうしようかな。


1984年8月22日(水)

6時45分 起床・食事
8時00分 車で高原美術館へ(社会人2名、浪人生2名と同乗)
11時00分 車で高原美術館から松本へ向かう 途中車が故障 松本市内で食事
14時4分 松本
16時40分 ●●●
18時20分 ▲▲
19時20分 自宅着

 今回の旅はかなり体調が悪く、思うように食事も喉を通らなかった。一泊ということでかなり気軽に考えていたのはよかったけれど、特急を利用したのがいけなかったな、やはり鈍行でのんびり気ままに行くのがいいな。
ところが帰りがけにわけのわからない奴に●●●までずっと見られ続けていやだった、なんなんだ、あいつは・・・。とっても不愉快。
天気がずっと悪かったのもかなり残念だった。
着いた頃は、時折晴れ間もあり、楽しめたけれど、雨が降ってからは寒さにふるえて旅を楽しむ気分ではなかった。
しかし、風に吹かれて霧がさあっと消え、山並が見えるというのもまた楽し。
牛が間近に見られたのも楽しかった。
大きい生き物だった。
二日目はどこを見るということもなく過ごした。
YHで一緒だった人たち4人と車に便乗させてもらって松本まで行った。
途中、下りが急でタイヤから煙が出たりして
立ち止まっていたので、汽車に乗り遅れてしまった。
でも、はじめて会った人と山の中で緑をながめながら喋るのも楽しいものだ。
浪人一年生の二人、なかなか楽しかった。
またどこかで会えたらいいなと思う。
登山の好きな大工、かなり変わっているみたいだけど、賢そうな人だった。
山へ連れていってくれるかもしれない。
また、気ままにひとり旅を楽しみたいな。」

 今ならストーカーみたいな危ない目にあっていたことに当時は気づいていませんでした。ただ少し離れたボックス席からずっと視線を感じて席を移ったらまた向こうも席を移って見られ続けていた記憶があります。乗り継ぎのタイミングでようやく巻くことができたんだったかな。危なかったですね。誰かに言っても何もしてもらえなかったと思いますが何かあった時のために誰かに言うべきでした。車に同乗した人たちの顔などもう全く思い出すことができません。同級生の顔だって思い出せないのだから当然ですな。山好きの大工のおじさんに電話番号を教えてしまい、その後一度だけ電話がありました。もちろん当時は家の電話。山に誘われたのを親に怒られて行かなかったのは正解だったんでしょうね。振り返れば若気の至りで危ないことだらけでした。

 美ヶ原高原美術館は当時まだ行ったことがなかった箱根の彫刻の森美術館と姉妹、経営母体が同じということですね。

















 国内のユースホステル旅日記、ほぼ整理しましたがどっさりありました。この世にいる間にいつかこのブログで少しずつ振り返っていけるといいかな。生き延びていけたらいつかね。