たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

働くだけぼろぼろ

2019年07月06日 19時19分17秒 | 日記
 土曜日は動くのがつらいです。すごく疲れているし眠剤で喉が渇くので絶食など無理で胃がん検診は挫折。横浜のように一年中補助を受けることはできない。首都圏とのクオリティの違いはこんなところにも。健診の案内もこないとわかりさらにびっくり。補助がでるのたった3ヶ月だけなのですが無理なものは無理。短すぎて無理。すきっ腹で自転車は無理。ふくらはぎがつりそうなのに、股関節が痛いのにどうしても坂を越えないといけないの、無理。夕方なんとか予約していた歯医者へ。一生懸命働けば働くだけ歯はぼろぼろ。歯抜けばばあ。実に情けない限り。わたしだけじゃないですかね。歯医者から自転車で薬局へ移動しましたが先週の処方箋は結局無効にしてしまいました。この前の日曜日は雨がすごかった、雨の中の自転車は一段とつらいしクレジットカードを使えるところを探し求めた結果。横浜とあまりにもいろいろと勝手が違い過ぎて順応できていないの。クオリティさがりすぎで頭がついていかないの。車が危ないので通りたくないところを通らないと生きていけない車社会。ほんと車だらけでうんざり。じいさんばあさんが運転している姿にゾッとします。明らかに80歳ぐらいじゃない?っていう高齢者がけっこうハンドル握ってる、目見えているのかしらね。バイクをブンブン噴かしているばかな若者たちは退屈過ぎて病んでるのかね。都会はぎすぎすしていてあたたかみがなく田舎はのどかで人があたたかいわけでもない。暮らしってそういうステレオタイプ的な見方でくくれるものではない。ふくらはぎがつりそうなのでお風呂屋さんでほぐしますが30分かけて自転車で帰るとまた疲れてしまいます。車の人たちはなにもかもすいすいの楽勝なんでしょうな。慣れないわたしはひとつひとつ必死ですよ。車社会、わたしには無理だ。気持ちを持ち直して火曜日の午前中また病院に往くしかない。血液検査の結果も気になる。きびしい毎日。疲れ過ぎはだめですな。せっかくの土曜日にグチ。ごめんなさい。

 人口密度が低い所に、短い間隔で田んぼの中にこんなにコンビニいらないでしょって最初思いましたが、コンビニがないと真っ暗で危ない、駐車場っていったって草むらだったり砂利だったりで灯りなんかない真っ暗なところから突然話し声がきこえてきたり人が湧いて出てきたりするのでほんとにびっくり。こんな真っ暗なところにいるなんて信じられないの。かつてはこういう暗がりに痴漢がいたんですよね、高校時代真っ暗な道でわたしもなんどか危ない目に遭いました。田んぼの中に街灯もろくにない所は家の灯りも暗いしほんとに危ない。24時間地域を照らすコンビニの灯りは防犯上すごくありがたい存在なのだと気づいた次第。

2008年『フェルメール展-光の天才画家とデルフトの巨匠たち-』_「壊れた壁のあるオランダの町の眺望」

2019年07月06日 15時52分42秒 | 美術館めぐり
ダニエル・フォースマール
(デルフト1622-1669/70 デン・プリール)

《壊れた壁のあるオランダの町の眺望》

 1660-65年頃

 「デルフト絵画の歴史の中には建物を描いた作品群があるが、本作品はその中でも最もユニークなもののひとつである。建築物を描いた絵の大半は、見る者の視線を手前の解放空間から遠方の建物やその他の建築物へと導くが、本作品では鑑賞者の視界は、画面と平行に走る対角線上の壊れたレンガ壁によってさえぎられる。右側には尖った、タイル張りの屋根が描かれており、斜めから射しこむ太陽の光が、崩れかけの白塗りの壁を照らす。右側にある建物の後方からは背の高い、青々と繁る木がそびえ立つ。壁の向こう側には、小さく区切られた地所と列をなす植え込みとおぼしきものやアーチ型の橋が垣間見え、地平線にはレンガづくりの家の列が並ぶ。

 左側の中景には、赤いマントを羽織った男性と青い服をまとった女性のカップル、1匹の犬、さらにその遠方にも他の人物たちの姿がみえる。赤いレンガとモルタルの質感や細部の観察はとりわけ念入りである。壊れて、段々になりながら上っていくその上端の描きぶりはことに目をひく。

 本作品に描かれた場所がどこなのか、明確に特定されたことはないが、 デルフトではないかと推測するのが自然である。デルフトがフォスマールの生まれ故郷で、彼が画家人生の大半を過ごした街であるからだけではなく、1654年10月12日にデルフトで起こった火薬庫爆発事故後の惨事を得意の主題としていたからである。」