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ハイエース バンプ リバンプ セッティング

2015-10-04 19:54:45 | SUSPENCION & BRAKE

前回のバンプストッパーのアドバイスの続きです。


皆さんが一番気になるのは やはり バンプ/リバンプのクリアランスでしょう





『バンプの隙間はどれくらいですか!』 って 
イベントに出掛けると必ず質問してくる人がどれだけいることか・・・ 

下の絵の赤く塗りつぶした部分のサイズに皆さん悩んでる訳ですが



毎回、私の言う返答は 『現車合わせ』


この答えは意地悪でもなんでもない! 真面目な答え


何ミリダウンだから クリアランスは何ミリ なんてデーターは私には存在しないんです。

 

現車合わせと言う理由は沢山あります。
バンプメーカー
バンプの劣化具合
車高の状態
タイヤサイズ
足は何処まで変更しているのか
ダンパーは単筒式なのか複筒なのか
積載はどれくらいなのか
これらを考慮した上でセットする必要があるからです。


最低限守るべきポイントをアドバイスすると
バンプとリバンプのクリアランスはイコールにする事!
尚且つ両方の材質、品質はイコールにする事!

例えばバンプ(縮み側)のクリアランスを10mmでリバンプ(伸び側)のクリアランスを20mmと仮定
ハイエースのレバー比はおよそ1:2なので、これをダンパーのストロークにあてはめると約2倍
ダンパーのバンプは20mm、リバンプは40mmとなります。

そこへバンプ/リバンプの推定潰れサイズを5mm加算すると
ダンパーのバンプ側は30mm、リバンプ側は50mmになります。

バンプ側だけストロークが少なく、リバンプ側がストロークが多過ぎる

これを乗り心地に例えると
少ししか縮まないのに大きく伸び上がる足回りになります。

その逆であっても想像しただけで乗りにくい(アンバランスな)事は明確

この状態でコーナリングしたとしましょう 
右から始まる連続コーナーとします。
ステアリングを切ったと同時に運転席側が大きく浮き上がります。
大きく浮き上がった車体にドライバーは恐怖を感じます。

次にステアリングを左側に切ったと同時に加重が運転席側へ移動し約80mm沈みます。
大きく沈み込んだ時にはおそらくアクセルを踏む事も出来ない程の限界と違和感を感じているはずです。


違和感を感じる原因はリバンプ側のストロークがバンプに対して多過ぎることでコーナーリングのリズムが狂う事

もうひとつ着目すべきポイントはバンプストローク+リバンプストローク=80mmに原因があります。

はじめに述べた

バンプとリバンプのクリアランスはイコールにする事!
尚且つ両方の材質、品質はイコールにする事! (推定潰れサイズをイコールにする)

その意味がお解かり頂けたでしょうか?




ハイエースのバンプ リバンプだけ換えて 

乗り心地が良くなったと思った人は

根本的にサスペンションパーツが整っていない証拠です。


解りやすく言いますと 

ダンバーやスプリングが柔らかいから 

直ぐに浮き沈みする訳なので

バンプとリバンプの感触がよく解るんですよ



バンプとリバンプに頼った足作りをすると

その内 車体から異音が出て来る あるいは アームのブッシュが千切れて異音が出てくる

とだけ言っておきます。


とりあえず 素人プログの真似しない事ですな



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