妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
成熟
Lenovo、中国以外での売り上げが伸び悩み、減益
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/10/news038.html中国Lenovoが11月9日発表した同社第2四半期(7~9月期)決算は、売上高は37億ドルで前年同期比で1%増加したものの、同社が株式を公開している香港の会計基準での純利益は、16%減の3800万ドルとなった。
7~9月期のLenovoのPC出荷台数の伸びは前年同期比10%増で、業界平均の8%増を上回るという。中国市場での25%の伸びがけん引している。しかし、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域の伸びは5%、アジア太平洋地域は横ばい、北南米市場では9%の減と「成熟市場で伸び悩んでいる」とヤン・ユアンチン会長。価格競争の激化もあり、「幾つかの市場で課題に直面した」という。
出荷台数の伸びを分野別に見ると、ノートPCは20%増、デスクトップPCは4%増。携帯電話は、売上高に占める割合は4.5%と小さいが、出荷台数は39%伸びている。
地域別の売上高は、中国が14億ドルで、全体の39%を占める。以下、北南米が11億ドル、EMEA地域が7億5100万ドル、アジア太平洋地域が4億3900万ドルとなっている。
記事を読む限り、全体の4割近くの売上を閉める中国市場で25%も出荷が伸びているのにもかかわらず全体の利益が16%減っているのだから、これは明らかに中国で売価を下げすぎだろう。
つまり
1.中国市場以外では出荷台数が伸びず
2.中国市場では安売りの為に減益
中国は「世界の市場」だから、そこを制すれば大もうけだできるはず、妙な話。
日頃世界の市場論を吹きまくっていたところがなんというか楽しみ。よくてスルー、悪くて市場の未成熟でお茶を濁すのであろう。
コンドームに香港テレビ局っぽい名前をつけたりhttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1108&f=business_1108_004.shtml
あまつさえ人民英雄の名前をつけたり
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1110&f=national_1110_001.shtml
する市場は、個人的には充分成熟しているとは思う。
中国環境脅威論
中国環境脅威論は事実上も国際法上も無根だ
http://news.xinhuanet.com/environment/2006-11/13/content_5322905.htm
第三回中国環境と発展国際協力委員会第五次会議が12日に出した報告らしい。
「中国が資源を消耗し汚染の主要な地域になっているのは、現在の国際的な分業においてはむしろ被害者なのだ」(カナダ国際発展署ベル署長)
「西側では中国の環境破壊といって避難する人間もいるが、すべてWTOの体系内における合法的な商取引だ」(中国の専門家)
こういった引用を見ると、発言した本人はともかく記事を書いた人間は環境問題のなんたるかが分かっていないか、わかっていても政治的に歪曲しているのだろうなと思ってしまう。
どちらにせよこれらがなかった事にされた場合、住民の健康問題という古典的な環境汚染を引き起こす恐れがある。
もっともある意味、あの地域ほど長い事人間の生活活動に暴露されてきた土地もないし、その地域にずっと居住してきた住民であるので、それなりに適化されており平然としているかもしれない。