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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

さすがにこれはひどい

2006-11-06 20:33:11 | 雑感

 暇潰しに新華網を見たりする。単一の事象について、日中の報道の違い、日本で報道されない情報、逆に中国で報道されない情報を妄想を交えつつ多角的に見るのが楽しい。
 これは日本では報道されない情報の一つ。(似たような話ならよく目にする)

米軍が次の戦争に備えた「魔鬼武器」の数々(中文)
http://news.xinhuanet.com/world/2006-11/06/content_5294749.htm

「魔鬼武器」は原文のまま、日本語では「悪魔の兵器」が妥当な訳だろうが中文そのままのヘビメタっぽいおどろおどろしさも捨てがたい。
 いわゆる非人道兵器を話題にした環球時報らしい記事。

 環球時報が考える非人道兵器。
1.集束爆弾:缶入り飲料のようだ
2.火炎弾:骨まで燃やす
3.劣化ウラン弾:戦車を撃破同時にガン患者をつくる
4.電磁パルス弾:人間の神経を錯乱させる
5.惰性金属弾:内臓に損傷をあたえる
6.散花弾:一発取り出すのに数十箇所を手術しなければならない
7.悶人弾:人も機械も窒息させる
 直訳して「魔鬼武器」の雰囲気を出してみた。ちなみに記事の中には下に書いたような一般的な軍事用語もちゃんと出てくるので、あえておどろおどろしく書いてみたのだろう。

 一般的な軍事用語に直すと以下のとおり。
1.クラスター爆弾
2.ナパーム弾
3.そのまま
4.EMP弾
5.DIME
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/dime.htm
6.散弾
7.FAE

 いまだに似たようなことを叫んでいる日本の人権団体も多数おりますが、ネタとしても古すぎる。


進展なし

2006-11-06 19:59:45 | 雑感

 とりあえず賈慶林の件は置いておく。

GM、燃料電池車を中国に投入…当局と普及策協議へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061106i106.htm?from=main1
「アジアは人口も増加し、経済も成長しており、(自動車メーカーにとって)非常に重要な市場だ。ただ成長が持続可能かどうかが大きな問題だ」

 筆者は今までGMを眉唾に思っていた。しかし中国市場に対する問題意識はしっかりしている。
 この記事ではアジアといっているが、水素ステーションを新規に展開する手間と資金を考えた場合、当面は中国それも都市部限定の話になるのだろうか?
 水素を生成するのに別のエネルギーが必要な現在の技術レベルでは、燃料電池もあまり持続可能なエネルギーだとは思えないのだが。

 少なくとも↓に比べたら、腐っても鯛。

中国市場にマッチさせる技術応用力が成長の素地に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1106&f=column_1106_003.shtml

 この記事、筆者にはなにを言っているのか全く理解できない。話した人も、聞いた人も、まとめた人も頭がいいのだろう。


 さて、経済ニュース三件目。

中国人従業員が暴行 退職金増求め邦人に
http://www.sankei.co.jp/news/061105/kok000.htm

中国におけるカントリーリスクの盛り合わせのような記事。
1.当局が嫌がらせをしてくる
2.労働争議が暴力沙汰になりやすい
3.レイシズムが酷い

これを乗り切れば、大きな経験となるだろう。