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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

元首相訪台の件

2006-11-23 19:06:01 | 雑感

 外交部が怒っている、それはもう「強烈な不満と遺憾を表明」する程。例えると「涙と鼻水にまみれながら床を転げまわる」ような。

中国は日本が元首相訪台を許可した事に「~」
http://news.xinhuanet.com/world/2006-11/23/content_5367359.htm


 台湾問題は中国の利益の重点であり、日中関係の政治的な基礎である。日本が中国の厳正な関心を無視し、森善郎元首相が台湾に赴き陳水扁と会談叙勲する事を許可した事に強烈な不満と遺憾を表明する。我々は日本政府が台湾問題上の承諾を忠実に守るよう、有効な措置をとり日台関係を適切に処理し、特に台湾独立勢力と政治的な往来をしないことを要求する。

 一読して「元首相は出国するのに自国政府の許可がいるのか」という突っ込みはおいておく、日中共同声明を一言も言ってないのは現職の首相に遠慮しているのは間違いない。前首相の時代だったら「日中共同声明云々」が出てきたところ(実際には共同声明では「日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第8項に基く立場を堅持する(3条)」としか書いていない)
 これまでも何度か書いているように、体制はその構成員の幸福のためにのみ存在しえる、というのが筆者の私見であるので。台湾については独立するのが一番自然だと思う。
 中共も帝国主義路線が割りに合わない、という半世紀前に出た結論を認められれば楽になるのだが。