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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

ハノイにて

2006-11-19 17:05:00 | 雑感

 日中首脳が会談したはずなのだが、ネットで朝日を見てみても一言も触れていない。中韓首脳会談は乗っていた、それにしても日本の新聞が自国の首相と隣国の国家主席の会談についてノータッチなのは不可解である。
 次は産経から

日中首脳会談 「靖国」中国の政治利用を立証
http://www.sankei.co.jp/news/061119/kok000.htm

 靖国にせよ歴史認識にせよ、中共のいいがかりなのは今更周知の事実であり、尻馬にのる連中が国内にいるので迷惑な話。A社が沈黙した分いい傾向なのだろうか?
 依存したりするのではなく、ギブアンドテイクの普通の国家関係が築ければいいと思う。

 今回注目しておきたいキーワードはは、胡錦涛が17日の講和で話した「自力更生」。日本から借りた金をなかったことにしたいのか、古典的なモデルにもどそうとしているのか、ただ単にいってみただけなのかは不明。

胡錦濤主席、APEC最高経営者会議で演説
http://www.people.ne.jp/2006/11/18/jp20061118_65097.html


迷走

2006-11-19 16:24:36 | 雑感

 新華網は米中合同救難訓練の記事一色、盛んに米中海軍軍事交流をアピールしているのだが、字面通りの水面下では旧式の潜水艦が意地を見せているようだ。

中国潜水艦が米空母を追尾―ワシントン・タイムズ紙
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/061113-221026.html

10月末、宋級通常動力潜が公海上でキティホークの9キロの位置に浮上した。キティホークはそれまで分からなかった、としている。

 ソースがザ統一教会、ワシントンタイムズなので無視していた。いや、米太平洋軍司令も認めているのではあるが。
中国潜水艦、演習中の米空母に射程内接近
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061114it13.htm

 私見では、中共の潜水艦乗りにも茶目な艦長がいるものだ。ただし深町か海江田の真似をしたいのなら9キロはあまりにも遠すぎる。
 対潜哨戒も潜水艦の護衛もなしにタスクフォースがうろうろする訳がないので、浮上して初めて気がついたというのはそもそも信じがたい。

 じっと見てたら外交部、軍の偉い人がいつものとおり言い訳を始めたので面白い。

外交部の言い訳:
潜水艦の米空母接近「報道は正確でない」 中国外務省
http://www.asahi.com/international/update/1116/018.html

軍の偉いさんの言い訳:
「現場は公海」米空母追跡で中国 合法性強調か
http://www.sankei.co.jp/news/061118/kok003.htm

 外交部の言い訳は一方的に間違いと決め付けるパターンでそれほど珍しくもない。ラフェッド米太平洋艦隊司令が中国で、中国軍当局者からされた言い訳「潜水艦の活動は公海上であり、領海侵犯などには当たらない」は、もう言い訳にすらなっていない妄言のレベルで、当局の狼狽が推し量られる。

 中華主義新聞環球時報は流石に手馴れたもので、分かりやすい開き直り方をしている。

中米将軍反論、中米海軍対峙は荒唐無稽(中文)
http://news.xinhuanet.com/mil/2006-11/16/content_5335849.htm

訳)
 だがちょっとまってほしい、報道によれば事件は沖縄近海の公海で起きたという、であるならば中国の潜水艦を含む各国の軍艦民間の船舶は航行の自由が認められているのではないか。

 中国の潜水艦は増える一方なので、この先もこのままなにかあっても言い訳や開き直りでごまかそうという無責任な腹積もりでいられた日には、米軍の当局者がいうように不測の事態が非常に心配。
 地域の平和を口先では連呼するだけに余計信用できない。