妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
考えすぎ
「人民元」通貨統合も視野 週内にも「香港ドル」逆転へ
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200611280012a.nwc
香港が相対的に沈下するというのはありえても、通貨統合は考えすぎであろう。台湾問題への回答として準備した「一国家二制度」がそれこそ崩壊してしまう。
香港が中共化したのではなく(厳密にいうと広東化)、中国(の沿海部)が香港化したのであり、これは小平が初めから目標としていたところに他ならない。香港ドルはガタガタになるだろうが、統合はないと思われる。
中国が香港化したといったところで、海外から入ってきた金が一時的にだぶついている状態、に他ならない。それでも、他の国を見ても分かるように、資産のつぎ込み方さえ間違えなければ経済は充分に強くなる。そのへんのノウハウが政府にも人民にもない。なにしろ、中央集権から四段飛ばしで共産主義を達成した、地域なので。
台湾について、中国全体が豊かになれば自然に地域統合されるかもしれない、との空想も可能ではあるものの、「もし、中国全体が豊かになればね」としかいいようがない。
10億を越える人間が豊かな生活を送るにあたって必要な資源は、今の地球上には既に残っていない気がするのだ。
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