時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

鳩山代表、米軍の核持ち込みは「黙認」

2009年07月18日 | 憲法・平和問題
民主党の鳩山代表は記者会見で、日米両政府が核兵器を搭載した米艦船の寄港などを黙認する密約を交わしたとされる問題について、「非核三原則が堅持される中で、北朝鮮の問題も含め、必要性があったからこそ現実的な対応がなされてきた。(今後も)その方向で考えるべきだ」と述べ、これを黙認することを公にした。
歴代自民党の首脳でさえ、公然と、「核兵器を搭載した米艦船の寄港」は認めてこなかった。だからこそ、「密約」という形で、秘密裏に政府の中で引き継がれてきたのである。
ところが、鳩山氏は、公然と「非核三原則」を否定し、「核兵器を搭載した米艦船の寄港」が必要ならば、認めてもよいという意味である。
これは、自民党以上に危険な考えと言わざるを得ない。
鳩山氏は「(三原則の)見直しと言ったわけではない。現実を無視はできないので、政権を取ったら日米でよく協議したい。守れるなら一番望ましい」と説明したというが、アメリカと何をはなしあうのだろうか。日本からの要求はただ一つである。「非核三原則の堅持」、これ以外にないではないか。これが、被爆国である日本の「国是」である。
もし、この国是を曲げるというのならば、来るべき総選挙で、「非核三原則の廃止」、核兵器の持込の容認をマニフェストにきちんと掲げて、国民に意見を求めるべきであろう。


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