時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

最近の新聞記事から

2009年10月30日 | 社会問題
★酒井法子被告、保釈後は千葉・大網に潜伏
芸能人の薬物疑惑事件に関する報道であるが、「潜伏」という言葉はいかがなものであろう。
警察に出頭せずに、逃走していた時ならば、これで良いかもしれないが、容疑者とはいえ、保釈され裁判も行われている被告に対して、この言葉は失礼であろう。
MSN産経ニュースに掲載の見出しであるが、産経新聞というのは、将来を見通す能力には完全に欠けているが、やはり基本的な国語力にも欠けているようである。

★奨学金の滞納者強制執行を申し立て
大阪府の出資法人「大阪府育英会」(会長・橋下徹知事)は、奨学金などの長期滞納者のうち、支払い能力がありながら返還に応じない9人に対し、給与差し押さえの強制執行を大阪地裁に申し立てた。
9人は府内や静岡県に住む22歳~54歳の男女で、高校、大学の在学時に奨学金を借りたり、子供が高校や大学に入学する際、入学資金を借りるなどしていたという。
奨学金の滞納者は年々増えているというが、支払能力がありながら、「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいるというのは、許せないことである。奨学金の返済金が、別の奨学生への原資になるわけだから、きちんと返済すべきであろう。こういう一部の心ない連中のためにまじめに返済している人たちや社会への誤解に結びついてゆくのである。
一方、この不況である。返済したくてもできない人たちも少なからず存在するだろう。こういう人たちへの配慮も当然必要であろう。

★転覆漁船から3名救出
暗いニュースが多い中で、この漁船転覆事故も、また起きてしまったかと思っていたが、あの台風の中で、奇跡的に3名が助かったという。まずは、生還を喜びたい。まだ不明な人たちもいるが、1日も早く見つかってもらいたいと願うばかりである。
助かった3人は、転覆した漁船に溜まった空洞で4日間を過ごしたわけだが、意外と空気が多かったようだ。普通なら、二酸化炭素濃度が上昇し、寝入っている間に意識を失うなどして、命を落とすこともあるというが、ラッキーとしか言いようがない。
せっかく助かった命である。今回の事故を教訓に、漁船の安全に貢献するなど、有意義な人生を送っていただきたいと思っている。