時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

民主党が5年がかりで企業献金禁止?

2009年04月10日 | 政治問題
民主党は、企業・団体による政治献金をパーティー券購入も含めて全面禁止する改革案をまとめた。実現までの移行期間は5年とする方向で、その間は献金を行う企業・団体を登録制とし、個人献金の普及を図る。マニフェストに明記し、総選挙の争点としたい考えだという。
なるほど、これを法律に明記して施行するには、与党や他の野党との調整も必要になるだろうから、実行までには5年くらいはかかるかもしれない。
しかし、こういう献金が好ましくないと自覚しているのなら、自分たちだけでも、すぐにやめようとは、思わないのだろうか?
そもそも、政党助成金を導入する時に、企業・団体献金は禁止する方向で、与野党で一致していたはずだ。あれからもう5年以上は経っているだろう。その間に、民主党は何をしていたのか?
せっせと、自民党流の金集めをしていただけではないか。
あるいは、小沢代表の秘書が逮捕、起訴された自党の西松建設からの不法献金について、自ら調査し、これを国民、国会に報告するという考えはないのだろうか?
要するに、民主党は、真剣にやるつもりはないということだ。
この点では、金まみれの自民党と何ら変わりはない。
結局は、選挙目当てのパフォーマンスということだろう。
テレビタックルでビートたけしが言ったように、沈没寸前の自民党から民主党に乗り換えようかと思ったら、その民主党もどうやら「ドロ舟」のようだ、という意見に妙に説得力があると感じるのは編集長ばかりではあるまい。