Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●自公議員に投票したことの意味: 原発は「重要なベース電源」、さらに「もんじゅ」「核燃サイクル」継続

2013年12月19日 00時00分17秒 | Weblog


東京新聞の社説【エネルギー政策 反省ゼロの基本計画】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013121102000126.htmlと『私説・論説室から』【おごれる者は久しからず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2013121102000127.html)。asahi.comの記事【(もんじゅ君のエネルギーさんぽ)エネ計画どう変わる?】(http://www.asahi.com/articles/TKY201312120411.html)。東京新聞の記事【「原発ゼロ」なし崩し 核燃サイクル・もんじゅも継続明記】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013121402000119.html。最後に佐賀新聞の記事【再稼働、現状では暴挙 専門家、新基準を批判】(http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2596187.article.html)。

 「経産省のエネルギー基本計画素案によると、原発は「重要なベース電源」で、輸出も推進、新増設の比率は明記しないが、将来に含みを残し、使用済み燃料を再処理する核燃料サイクル計画さえ、引き続き推進するという」・・・・・・メチャクチャ。東京電力原発人災の被災者に対して何の感情もわかないらしい。

   『●終わらない原発人災の影響: 「震災さえ」ではなく 「原発さえなければ・・・」
   『●「成長戦略に「原発の活用」」: あ~恥ずかしい政権、恥ずかしい国
   『●「もはや犯罪というしかない」 
              ~東京電力汚染水流出大事故と再稼働・輸出という犯罪~
   『●すぐさま廃炉作業に着手を!

   『●東京電力原発人災対策へのお金を「ケチ」ったあげくに、
                                  致命的欠陥対策にドブ金か?
   『●核開発・核使用、そして原発推進・・・・・・、それは愛国心の発露か?
   『●原発推進国同士が手を携えて原発輸出、さらに「死の商人」へ:
                           どうやら「恥」という概念は無いらしい
   『●「電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)」: あとは野となれ、山となれ
   『●呆れた!! 自公議員が、どの口で「憲法違反」を叫ぶのか!?
                            そして、国会は一体何をやってきたのか?
   『●東京電力原発人災4号炉問題
                    「「UFOキャッチャー」作戦」、想像しただけでゾッとする
   『●トルコ原発、「責任」を持って「死の灰」は
          日本に逆輸入してあげるのですか? 日本で10万年管理??

   『●東京電力原発人災4号炉問題・・・・・・「まさに『神頼み』」、それほど危険な作業

 しかもである、「実現性が疑問視されている核燃料サイクルは「着実に推進」とした。ずさんな保安管理とトラブル続きで停止中の高速増殖原型炉もんじゅの研究も「実施体制を再整備する」と継続を明記」なんて、正気の沙汰なのだろうか?

   『●事業仕分け忘れ?
   『●悪「夢の原子炉」
   『●美浜の会「もんじゅ運転再開への抗議声明」
   『●増殖もしない、発電もしない「もんじゅ」でも儲かる仕組み
   『●高速増殖炉もんじゅ廃炉
   『●廃炉と、核燃サイクル撤退を
   『●核燃サイクルという幻想に、まさに金をドブに湯水の如く
   『●核燃サイクルという幻想、推進ありき
   『●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖
   『●東京電力人災が続く中、なに寝ぼけてんだか!?
   『●浅野健一ゼミ企画シンポジウム: 報道と福島原発人災
   『●全く原子力ムラの住人ときたら・・・・・・
   『●もんじゅに〝投資〟、まだやっている・・・
   『●原発立地県知事の神経を疑う: 「原発のお金が大好き」という最低レベルの議論
   『●復興予算をムダに「原子力ムラ」事業に流用
   『●2030「年代」原発ゼロと原発建設再開
   『●視察パフォーマンスと経団連詣で
   『●もんじゅ: 責任者に責任を取っていただきましょう
   『●「技術的には危険、経済的には損、資源的には何の意味もない」プルサーマル
   『●もんじゅ周辺の住民はそんなことを望んでいるの?
   『●「もんじゅ」の尻拭い・後始末も出来ない日本原子力研究開発機構が・・・・・・

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013121102000126.html

【社説】
エネルギー政策 反省ゼロの基本計画
2013年12月11日

 経済産業省の新たなエネルギー基本計画案を見て驚いた。福島原発事故の反省は一体どこへ行ったのか。三年足らずで、もう忘れてしまったのか。忘れた時に、人は過ちを繰り返すのではないか。

 経産省のエネルギー基本計画素案によると、原発は「重要なベース電源」で、輸出も推進、新増設の比率は明記しないが、将来に含みを残し、使用済み燃料を再処理する核燃料サイクル計画さえ、引き続き推進するという。

 福島の事故などまるでなかったかのように耳をふさいで、3・11以前にすべてを戻そうというのだろう。

 ベース電源とは、基本になる最も重要な電源の意味である。

 福島の事故を真摯(しんし)に反省し、原発依存度は可能な限り少なくするとは書いてある。だが、国の反省は伝わらない。素案をまとめた審議会委員の大半は、原発維持・推進派が占めている

 原発を「ベース電源」に位置付けるのは、エネルギーの安定供給や発電コスト、温暖化対策のためだという。

 しかし、今現に五十基ある原発は、すべて停止中である。汚染水さえ止められず、膨大な国費をつぎ込んでいる。この先、除染、補償、廃炉など、天文学的な費用が必要になるだろう。

 とてもではないが、原発は安定的とも低コストとも言い難い。そこにごまかしがあったのは、私たちの大きな反省点である。

 使用済み核燃料の処分方法は、棚上げにしたままだ。核燃料サイクルの実用化は可能かどうかわからない。再処理して取り出した危険なプルトニウムが蓄積されていくだけだ。代替エネルギーの開発は世界に後れを取りかねない。

 手続き的にも問題がある。

 民主党政権は、少なくとも討論型世論調査などの結果を踏まえて原発ゼロ方針を打ち出した。

 自民党は昨年末とこの夏の国政選挙に大勝した。しかし、エネルギー計画を明確な争点にはしていない。世論調査を見れば、それこそ民意のありかは明らかである。

 ゼロから推進へ、これほどの大転換を図るなら、国民の声をもっとよく聴いてからにするべきだ。

 特定秘密保護法に従えば、原発の事故対策すら、テロ防止を口実に公開されない恐れがある。

 基本エネルギーが原子力である必要はない。原発に代わる新技術をなぜ奨励しないのか。そこには国の未来がかかっている
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2013121102000127.html

【私説・論説室から】
おごれる者は久しからず
2013年12月11日

 過酷事故の後始末もできないのに「原発再稼働」を目指す公約違反の「TPP交渉参加」を決めるバラマキもやめないで「消費税増税」する民主主義を壊しかねない「特定秘密保護法」を強引につくる

 「民意」の多くに反する重大事案をさも平然と決めていく。安倍政権は国政選挙さえ勝てば「やりたい放題の免罪符を得ると勘違いしているのではないか

 もっとも、「民意」と政権との大きなズレは選挙結果で分かっていたことだ。一年前の総選挙で自民党は大勝したが、それは低投票率や小選挙区制の特性のおかげだった。全有権者でみれば自民の得票率は小選挙区で24%、比例代表はわずか15%四分の一以下の「民意」しか得ていない

 「ナチスの手口を学んだらどうか」「デモはテロという政権である。以前、この欄で触れた寓話(ぐうわ)『茶色の朝』の世界に、いよいよ近づいたと感じる。ファシズムの怖さを原体験に持つ作者パブロフ氏は言った。

 「民主主義は壊れやすい花瓶と同じ。小さなひびを放っておくと、いつの間にか割れてしまう」。氏は多くの人に伝えたいと印税を放棄し、寓話の原書は一ユーロ(約百四十円)で販売された。フランスでは学校教材としても広く読まれた。

 道徳を教科化するというなら、この国も教材に採用してはどうか。いや、「不都合な真実」を「秘密」にしておきたい政権には望むべくもないか。 (久原穏
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http://www.asahi.com/articles/TKY201312120411.html

もんじゅ君のエネルギーさんぽ)エネ計画どう変わる?
2013年12月13日09時43分

■「みんなでワーワーいう」のがだいじ

 こんにちは。もんじゅ君です。特定秘密保護法はとっても残念だったね。きまったあとで安倍さんが「もっとていねいに説明すべきだった」といっていたけど、開いた口がふさがらないとはまさにこのことですだよ

 法律は成立しちゃったけど、再認識したのは「みんなでワーワーいう」ことの大切さ。

 審議の終盤にかけてたくさんの人たちが国会前や日比谷公園にあつまって抗議や集会をしていて、それとともにテレビなどの報道でも法案への疑問を投げかけるものが増えたように感じたよ。


■声は届いている

 のちに撤回したけれども、石破さんが「デモはテロだ」といって問題になっていたでしょ。あれはきっと、官邸前でずっとつづいてきた脱原発の抗議活動がよっぽど耳ざわりだったんだよね。

 だとすると、とにもかくにも声は届いているということ。石破さんにとってはあの声が、脱原発や秘密保護法の撤回を「強制している」かのように感じる、いやなものだったということだよね。


■来年の再稼働にそなえて

 残念だけど、来年の春にはきっと原発の再稼働が現実的なものとして浮上してくると思うの。具体的には、愛媛の伊方くんとかね。

 そのときに早い段階からみんなでワーワー声を上げることがきっとだいじなんだろうな、と秘密保護法の騒動をとおして思いました。

 とりわけ、立地自治体の人たちの声というのは大切。ボクの地元・福井もそうだけれども、自分の住んでいるところに原発のある人は、はやくから「再稼働がくるかも。やだね」とまわりの人とお話ししたり、地元の議員さんに「応援してます。反対するようがんばってくださいね」と励ましの声を届けたりするといいのかもしれないね。


■年末ぎりぎりのエネルギー計画

 ところで、この年末にあたらしいエネルギー基本計画がリリースされそう。これは、国のエネルギーの全体量やうちわけについて、このさき10年、20年、30年の計画をしるしたもの。とっても重要なんだ。

 民主党さんの時代には「2030年代には脱原発依存社会に」という戦略が打ち出されていて、そのときにはそれでさえ「表現が弱い」と批判もあったのだけど、今回のエネルギー計画には「どんどん再稼働」「輸出もしていく」「核燃料サイクルはやめない」と書かれるようで、脱原発はおおきく後退しそう


■なぜこのタイミング?

 このタイミングで、再稼働の方針をはっきり打ち出したエネルギー計画を出すのには、電力会社さんの都合もありそうなんだ。

 ことし、安倍さんの原発イケイケな姿勢にあとおしされて各電力会社さんはもりもりと再稼働の申請を出していて、その数は7原発14基にもおよぶの

 年末に「再稼働をすすめます」という政府の計画が出れば、それも2014年度の事業計画に織り込むことができて、ほら、経営の見通しを明るく描けそうでしょ。

 ボクたちの暮らしにおおきくかかわるエネルギー計画が、ゆううつなクリスマスプレゼントになってしまわないように、サンタさんにお願いしておかなくちゃ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013121402000119.html

「原発ゼロ」なし崩し 核燃サイクル・もんじゅも継続明記
2013年12月14日 朝刊

 経済産業省の審議会「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」は十三日、エネルギー基本計画案を了承した。経産省の素案段階で「重要なベース電源」としていた原発を「基盤となる重要なベース電源」と書き換え、さらに推進色を強めた。国民の意見を踏まえて決めた民主党政権の「原発ゼロ目標」からの転換姿勢を鮮明にした。

 今後、国民の意見を募り、関係閣僚会議の議論を経て、来年一月に閣議決定する。前民主党政権は意見公募に加え、討論型世論調査などで国民の意見を取り入れ脱原発へ舵(かじ)を切ったが、現政権は意見公募しか行わない。政府が国民の声に耳を傾ける姿勢は大きく後退した。

 計画案は、脱原発の世論に配慮して「原発依存度を可能な限り低減させる」とした。ただ、原発をどう減らすか具体策は示さず、「必要な規模を確保する」と明記した。

 原発の依存度が増す新設や建て替えについての考えは記載せず、判断を先送りし、将来に含みを残した。運転から四十年で廃炉にする原則にも言及はなかった。脱原発につながる項目は曖昧にして、なし崩し的に原発を進めようとする姿勢が見え隠れしている。

 実現性が疑問視されている核燃料サイクルは「着実に推進」とした。ずさんな保安管理とトラブル続きで停止中の高速増殖原型炉もんじゅの研究も「実施体制を再整備する」と継続を明記し、研究終了を掲げた前民主党政権時の方針は白紙に戻した。実用化のめどがないまま国民の税金が投入され続ける恐れがある。

 基本計画は中長期のエネルギー政策の方向性を示し、三年をめどに見直す。

 前民主党政権は二〇一〇年の計画で、将来的に全電源の半分を原発に頼る方針を決めたが、福島第一原発事故後に「二〇三〇年代に原発ゼロ」目標に転換した。
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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2596187.article.html

再稼働、現状では暴挙 専門家、新基準を批判

 佐賀県議会は13日、原子力安全対策等特別委員会を開き、井野博満東京大名誉教授(金属材料学)が参考人として出席した。原子力規制委員会が定めた原発の新規制基準について、「福島第1原発事故で破綻した設計基準そのものを見直していない」などと問題点を指摘した上で、現状での再稼働は「暴挙」と批判した。

 井野氏は、新規制基準に関し、外部電源の耐震性など従来の設計基準が見直されていないと指摘。過酷事故対策もフィルターベントなど5年の猶予期間を設けるなど、「付け焼き刃と批判した。

 さらに、規制委員会が「基準に適合しても原発の安全を完全に保証するものではない」としていることと、安倍政権が「適合した原発は再稼働させる」としていることが矛盾すると指摘。「原発の安全に誰が責任を持つのか」と批判した。

 現在、審査が行われている玄海原発3、4号機についても、メルトダウンした際、格納容器に注水するとしている九州電力の対応について、作業時間などの問題点を指摘した。

 再稼働の判断については、技術的な問題点や廃炉費用を含めた原発の経済性などをすべて公開して論議し、国民が判断すべきと提言した。

 特別委はこれまで九電や原子力規制庁の担当者などを招致。今回は、原子力政策に批判的な専門家として井野氏から意見を聞いた。今後は原発政策を推進する立場の専門家を招致する。

2013年12月14日更新
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●「創刊20周年記念号 世界のジャーナリズム最前線」 『週刊金曜日』(11月1日、966号)について

2013年11月06日 00時00分50秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年11月1日、966号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、山崎久隆さん【福島原発は「アウターライズ地震」に耐えられるか 汚染された排気塔倒壊の危機】。

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■①『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 「創刊20周年記念号 世界のジャーナリズム最前線」。満田夏花氏【ベトナム原発の建設調査に国税二五億円 復興予算流用! 使い道不透明】、「調査は・・日本原電・・が実施した」。原発セールス(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5b7e7b8dae40046e860aea14b6fc7e78

■②『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 山崎久隆さん【福島原発は「アウターライズ地震」に耐えられるか 汚染された排気塔倒壊の危機】、「排気塔の凄まじい汚染・・周辺作業どころか通行も困難で、半径一二〇メートルは作業禁止区域、二八メートルでは立ち入り禁止措置」!!

■③『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 田中優子さん【風速計/ふたつのあざむき】、「森まさこ・・特定秘密保護法案が「不当」と判断する対象は何かという質問に対し、「西山事件に匹敵するような行為」と答えた・・法案は、実はあざむきの秘匿という「目的」をはたすために、「手段」を捏造し厳罰化する法案である、と大臣は語ったのだろうか?」

■④『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 【大藤理子の政治時評/手で捏ねていないがメニューは「手捏ねハンバーグ」で売るやり口が安倍政権とそっくり】、「「アンダーコントロール」発言・・信じる方がバカなんだよ――。こうなったら政治家は大言壮語したもん勝ちである。「安倍ちゃんの時代」の到来である。とほほ

■⑤『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / まさのあつこ氏【コントロール不能の汚染水漏れ〝六つの危機〟/〝何が飛び出すかわからないお化け屋敷〟状態の福島第一原発】、「炉心を地下水が洗う?」「水には使われないタンク」。一旦拡散したものを・・http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/70ea694eaba6c83b3973a0be001acbca

■⑥『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 取材班【天性の直観力か廃炉ビジネスへの誘導か 安倍晋三首相が反発する小泉純一郎元首相原発ゼロ発言の信憑性】、「スタンスは庶民よりも大企業で・・」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/51ee0b4decf94ca86e2641a090ba8da8

■⑦『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 浅野健一さん【「被疑者を人間として見よ」 甲山事件山田悦子さん】、「でっち上げの最初の責任は警察にあるが、刑を確定させるのは裁判所だ・・人間を見る目が裁判官に欠けている」。『記憶の闇』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/20%A1%A1%B5%AD%B2%B1%A4%CE%B0%C7

■⑧『週刊金曜日』(2013年11月1日、966号) / 田島泰彦氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/971506e2ffcb9da364fc2098b209d9f9)【取材に配慮規定でも秘密保護法案の危険性は変わらない】、「いかなる配慮や保護の規定を加えようと、本質的な危険性を取り除くことはできない」
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●「O・ストーン&P・カズニック 戦争と歴史を語る」 『週刊金曜日』(9月6日、958号)

2013年09月10日 00時00分55秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年9月6日、958号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、明石昇二郎さん【汚染水漏れ東電の責任を問う 公害罪容疑で告発】と横田一さん【放射能汚染水漏れ対策より五輪招致を優先? 後手の対応で、リスク管理能力の欠如を国際社会に印象付けた安倍政権】。

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■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 「オリバー・ストーン&ピーター・カズニック 戦争と歴史を語る」「社会保障は自己責任論 特集超高齢化社会の恐怖」。雨の中到着。桐島瞬氏【東京オリンピックの候補会場で測定 放射線量の高い競技場が複数】。原発回帰(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/331069cb868332f14faa2fcd56f3f917

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 片岡伸行氏【全国の税理士一三八人がアピール 消費税増税は中止を!】。斎藤貴男さん『消費税のカラクリ』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d435ba4950c1d381994c047fc001d0d9)を読めば読むほど消費税増税なんて絶対にダメ!

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 渡辺仁氏【東京高裁「」値下げ禁止圧力は違法 セブン-イレブンに賠償命令】、「原告オーナー四人に損害賠償金「一一四〇万円」を支払うよう命ずる判決」。古川琢也さんら『セブン-イレブンの正体』(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7e309ae417490bc5365050e446161ce6

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 明石昇二郎さん【汚染水漏れ東電の責任を問う 公害罪容疑で告発】。「汚染水モニタリングを怠ったばかりか、参院選が終わるまで、海洋への流出を隠ぺい」も(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/de8a67c4ba9616f27397e4de52a2a5b8

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 片岡伸行さん【黒塗りの手紙とファシズムの今 辺見庸さんが講演】、「確定死刑囚の大道寺将司さんから届いた手紙に「初めて黒い塗りつぶしがあった」ことを明かし」た。大道寺さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/35b4a5e3100d5fe0b0005ac7fcbf5f59

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 横田一さん【放射能汚染水漏れ対策より五輪招致を優先? 後手の対応で、リスク管理能力の欠如を国際社会に印象付けた安倍政権】、「東電が工事費を出し渋り」「国会審議を先送り」。要は「ケチ」った訳だ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e149f5cdde7b7362657ff5f22eb98e29

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 【大藤理子の政治時評耐用年数5年のその場しのぎ 5年後のことは不明。つまり日本社会自体が「フランジ型」】。ネズミ・タコ・イタチ(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2a91ca570da7cc1fe3d1de9bcc6997c5)につづいて、米メディアから「モグラ」叩きとも

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 浅野健一さん【「逮捕時の実名」問う初の裁判 冤罪・名古屋「契約偽造」】、「・・氏によると、県警中署の・・警部補は「お前の悪行情報を得るために新聞発表したんだ。悪事の報告が毎日寄せられているぞ」と取調室で恫喝し、再逮捕を匂わせたという」

■『週刊金曜日』(2013年9月6日、958号) / 岩本太郎氏【ネットで本音漏らし 「しばき隊」の戦術で原発推進デモが失敗】、「本欄で事前告知を「してあげた」・・「原発推進デモ」だが、実質的にこれは壮絶な失敗に終わった・・個人攻撃が本音なのを主催者側がネット上で漏らして・・批判が続出」
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●書籍紹介『20人の識者がみた 「小沢事件」 の真実 捜査権力とメディアの共犯関係を問う』

2013年08月30日 00時00分51秒 | Weblog


長々と全文引用させてもらっており、すいません。原文は、NPJ(http://www.news-pj.net/index.html)に出ていた記事【「小沢事件」 の真実権力の暴走とメディアの加担による民主主義の破壊】(http://www.news-pj.net/npj/kimura/20130814-ozawajiken.html)ですので、是非そちらをご覧ください。

 このような本が出版されていること、全く気づきませんでした。最近は、書店に足を運べる機会が激減し、読書量もそれに引きづられ激減してしまいました。
 何度も書いてきましたが、ブログ主は小沢一郎氏が好きではありません。でも、それとこの「小沢問題」は別です。おそらく、もはや小沢氏の復権は無いでしょう。とはいっても、ブログ主は自民党の復権は無いと思っていましたので、小沢氏の復権の可能性についても大した根拠があるわけではありませんし、確度も高くはないでしょう。

   『●小沢裁判控訴審: すべての証拠採用が却下され、即日結審
   『●小沢裁判、控訴棄却
   『●小沢裁判、控訴棄却のまともな記事が少なすぎる
   『●小沢氏元秘書裁判の暗黒
   『●政治的なトドメかな・・・・・・マスコミや裁判所によるこんなことが許されていいの?
   『●期ズレと証拠捏造、どちらが重要な犯罪なのか?

 この「小沢問題」で気に入らないのは、結局のところたかが「期ズレ」で、あれだけのバカ騒ぎをしたマスコミや自民党・民主党の議員、検察や(イカサマ)検察審査会メンバー・・・・・・が、小沢氏を政治的に〝抹殺〟しておきながら、「知らんぷり」を決め込んでいることです。その〝抹殺〟に、あるいは、その〝抹殺〟により生じた政治的な結果に、意識的かあるいは無意識にかは知りませんが、彼らは無自覚であることです。彼らは、小沢氏の政治生命を抹殺するという一点のみに浮かれて、バカ騒ぎを行いました。その無茶苦茶ぶりに、小沢一郎氏嫌いのブログ主も無性に腹が立つ訳です。
 下記の記事で紹介されている本書にはその辺の全てのことがおそらく網羅されていると思うのですが、本書をマスコミが取り上げてくれることはおそらくないでしょうから、ますます絶望的な気分になります。

   『●魚住昭さんが記者生命をかけて断言 ~小沢一郎氏関連裁判~
   『●小沢裁判、終わりの始まり?
   『●小沢裁判、検察の問題であると同時に、癒着したマスコミの問題

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http://www.news-pj.net/npj/kimura/20130814-ozawajiken.html

2013.8.14
「時代の奔流を見据えて──危機の時代の平和学」
木村 朗 (きむら あきら、鹿児島大学教員、平和学専攻)

NPJ特別寄稿
「小沢事件」 の真実 権力の暴走とメディアの加担による民主主義の破壊

  この8月に鳥越俊太郎氏と私との共編著 20人の識者がみた 「小沢事件」 の真実 捜査権力とメディアの共犯関係を問う が、日本文芸社から出版されることとなりました。本書の目的は、この日本中を4年近くずっと揺るがせた、いや今もゆるがせ続けている小沢問題(「小沢事件」)の本質と全体像を現時点であらためて多様な角度から考察することにあります。本書を一読していただければ、いまの日本の司法・政治がどれほど深刻な危機に陥っているか、あるいは日本はすでに法治国家・民主国家ではなく暗黒社会・全体主義国家(ファシズム)に移行しつつあるのではないかという問題提起の意味が分かっていただけると思います。

  執筆陣は、共編者である鳥越俊太郎氏をはじめ、三井環仙波敏郎、鈴木宗男、佐藤栄佐久石川知裕植草一秀郷原信郎、川内博史、有田芳生、小川敏夫、八木啓代、青木理、高野 猛、二木啓孝山口一臣神保哲生浅野健一、マーティン・ファクラー各氏などこの問題に精通した蒼々たる方々に加わっていただいています。

  本書には小沢一郎衆議院議員(生活の党代表)から貴重な序言を寄せていただいています。また、孫崎 享先生(元外務省国際情報局長)からも 「政治的謀略としての小沢問題をここまで多角的に検証した本は初めてだ」という力のこもった帯の言葉をいただきました。

  本書が、小沢問題(「小沢事件」)の解明にどこまで成功しているか、そしていままさに危機に瀕している民主主義の再生に寄与できるかどうかは、読者の皆さんにお任せするしかありません。しかし、前回のNPJ特別寄稿 「日本は真の独立国家なのか 『終わらない〈占領〉』 を問う」 でご紹介させていただいた孫崎享氏と私の共同編著 『終わらない〈占領〉: 対米自立と日米安保見直しを提言する!』(法律文化社 書評はこちら )と同じく、現在の政治状況に一席を投じるだけでなく、日本の戦後史にとっての貴重な歴史的文書・資料としての価値をもっていると確信しています。

  この8月に来日されたアメリカのオリバー・ストーン監督がピーター・カズニック先生(アメリカン大学)と共同で作られた 「もうひとつのアメリカ史」は、アメリカ現代史の暗部を明らかにした作品(映画と本)であり、アメリカしに限らず、世界の現代史に対する大きな貢献だと思います。またそれは、日本の戦後史の<影の部分>に挑戦した孫崎享氏の 『戦後史の正体』(創元社)と 『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)、あるいは鳩山由紀夫氏、孫崎 享氏、植草一秀氏の3者による共著 『「対米従属」という宿痾(しゅくあ)』(飛鳥新社)とともに、これまでタブー視されてきたテーマ・問題を解明しようとしている点で共通点があり、大きな歴史的意義があると思います。日米両国において期せずして同じ時期にこのようなこれまで語られなかった(教えられなかった)歴史の真実が明らかにされようとしていることは決して偶然ではないと思います。

  いまの日本内外の状況は、1930年代の戦争とファシズムの時代状況にかなり近づきつつあるといっても過言ではありません。こうした閉塞状況を克服・打破していくためにも、わたしたち一人ひとりが思考停止状態から脱してまずは知ることからはじめる必要があるのではないでしょうか。


☆鳥越俊太郎・木村 朗共編 『20人の識者がみた「小沢事件」 の真実 捜査権力とメディアの共犯関係を問う』(日本文芸社)の目次・構成目次は以下の通り。

序言 小沢一郎
序章 鳥越俊太郎

第1章 被害者たちが証言する 「国策捜査」 の実態
  三井環 検察がつぶれる 「最大の弱み」 を告発
  仙波敏郎 「暴力組織」 に成り下がった検察、「既得権益」 にしがみつくメディア
  鈴木宗男 権力とメディアの暴走を許さない
  佐藤栄佐久 原子力帝国・全体主義国家に変貌する日本
  石川知裕 日本の民主主義のため最後まで闘う
  植草一秀 小沢裁判事件の評価と主権者がとるべき行動

第2章 民主主義の危機、「検察」の暴走を検証する
  郷原信郎 陸山会事件における検察とメディアの暴走
  川内博史 法務・検察官僚に組織としての正義派あるか?
  有田芳生 政治的冤罪事件「小沢ケース」の奇々怪々
  小川敏夫 検察の暴走と「指揮権発動」の真相
  八木啓代 検察の暴走・司法の崩壊に、市民に何ができるか
  青木 理 暴走検察の背後にある刑事司法の巨大な歪み

第3章 なぜ、大メディアは「検察」の暴走に加担したのか
  高野 孟 革命的改革を阻止した官僚と、それに手を貸したマスコミ
  二木啓孝 「アンチ小沢という空気」の正体
  山口一臣 「週刊朝日」と大手メディアの違いはどこから生じたのか
  神保哲生 民主統制なき刑事司法に、メディアが最後の砦になれないことの悲劇
  浅野健一 小沢事件をメディアはどう報じてきたか
  マーティン・ファクラー 官僚機構の一部と化したメディアの罪

終章
  木村 朗 検察の暴走とメディアの加担―小沢問題の意味を問う

小沢関連問題の参考文献



     序 言         小沢 一郎

  昨年(2012年)11月12日に東京高裁・控訴審で無罪判決が出され、その後に検察官役の三人の指定弁護士が上告を断念した結果、陸山会事件に関する私の無罪判決が確定しました。私にとっては、この三年七か月余りに及ぶ、検察の捜査と裁判の日々は本当に忍耐の毎日であり、大変厳しい試練の月日でした。国民の皆さんの支援や励ましがなければ、到底この重圧に耐えることはできなかったと思います。これまで私を信じ、励ましてくれた多くの国民の皆さんに、この場をお借りして心から感謝したいと思います。
  しかし、陸山会事件での私の元秘書3人(石川知裕氏、大久保隆規氏、池田光智氏)に対する不当な有罪判決が今年に入って出されました。また、検察審査会への捜査報告書を捏造した検事が不起訴処分となっています。私や秘書たちに対するいわれなき誹謗中傷や理不尽な人物攻撃などもいまもかたちをかえて続いています。その意味で、この陸山会事件はまだ終わったなどとは到底いえるような状態ではありません。

  本書には、いわゆる 「小沢問題(捜査・事件・裁判)」 ともいわれる私・小沢一郎と私の3人の秘書に向けられた 「政治とカネ」 をめぐる問題の背景・経緯と本質・核心がそれぞれの論者によって詳細かつ明確に分析・叙述されています。多くの論者は、小沢問題は単なる刑事(えん罪)事件ではなく、その背景には何らかの政治的意思を持ったある特定の個人・集団が検察と司法を暴走させ、それにメディアが加担した結果として作られたものであると結論付けておられます。
  こうした見方にはじめて接せられる多くの読者の方は、きっと驚かれるかもしれません。ただ、本書を一読していただけるならば、これまで取り沙汰された私に対する疑惑のほとんどが何ら根拠のないものか、まったくの誤解に基づくものであることに同意していただけるのはないかと思います。

  私自身も今回の一連の事件や裁判の本質や背景については思うところはございますが、ここではそれは申し上げません。何らかの特定の思惑を持って行動した人たちや、不公正な言動をした人たちに対しては、いずれ国民が判断を下すものと考えています。そういうことで、国民の裁き、天の裁きにお任せしたいと思います。この検察審査会を通じて強制起訴にいたった経過も、すでに国民の皆さんがよくよく自分の目で見て、耳で聞いて分かっていることと存じます。

  ここで申し上げたいことは、いまの日本は独立した主権国家でも、真の民主主義国家でもないということです。特に、捜査当局による公権力の濫用とメディアの加担という状況は、日本の民主主義と法治主義にとって最大の脅威となっていると言わねばなりません。私が本当に心配しているのは、日本の民主主義そのものの危機であります。まさにいつか来た道と同じ状況にさしかかっています。いままさに滅亡への道を歩んでしまっている現状をただこのまま黙って見過ごすことはできません。これはいま現在、すべての日本人が本当に真剣に考えなければならないことです。
  私は本当の議会制民主主義を定着させることにこれまで自分の政治生命をかけてきました。日本を真の意味での独立国家にすることも私の長年の夢です。他国の意向を忖度するだけの主体性なき外交・政治や思考停止状態のメディアと国民も変わらなくてはなりません。
  私にはまだまだやらなければいけないことがたくさん残っています。微力ではありますが、これから日本に民主主義と自主独立を実現するために全力投球で頑張ることを国民の皆さまにお約束します。

  最後に、本書を世に出すことに尽力されたすべての関係者の皆さま方に深く感謝いたします。本書がより多くの人々に読まれて、こうした日本が直面する深刻な現状と課題について共通の問題意識を一人でも多くの国民がもつようになることを心から願っています。



     まえがき       共同編者 鳥越 俊太郎、 木村 朗

  今年(2013年)3月7日夜、東京・池袋にある豊島公会堂において 「小沢一郎議員を支援する会(日本に真の民主主義を実現する会、代表世話人 伊東章弁護士)」が主催する 「小沢一郎議員の無罪判決確定報告と石川知裕、大久保隆規、池田光智元秘書の無罪を勝ちとる国民大集会」 が開催されました。この国民大集会は、昨年11月12日の東京高裁での小沢一郎氏への陸山会事件での無罪判決とその確定(検察官役の指定弁護士による上告断念)を受けて開かれる予定でしたが、急激に変動する政局の中での突然の解散・総選挙によって延期されていたものでした。

  満場の参加者から大きな拍手を受けながら登壇した小沢一郎氏は、「日本の民主主義を守るために私を本当に熱い思いで支援し、激励してくださった皆さんのおかげで、小沢一郎を抹殺しようとした法務・検察官僚の思惑を打破することができました。私がこの会に出席させていただいたのは今日が初めてです。本当に皆さんが日本の将来を心配し、今日も会場いっぱいの皆さんが来てくださいました。私自身は終わったが、秘書裁判がまだ続いております。これからも皆様のお力添えをいただきたい」と述べて深々と頭を下げました。

  この間に小沢一郎氏とその秘書たちの身に起こった出来事は、いったい何であったのでしょうか。またそれは、日本の政治と社会のあり方にどのような影響を与えたのでしょうか。

  本書の目的は、この日本中を4年近くずっと揺るがせた、いや今もゆるがせ続けている 「小沢問題」 の本質と全体像を現時点であらためて多様な角度から考察することにあります。

  小沢問題(あるいは小沢事件・捜査・裁判)ともいわれる、小沢一郎氏をめぐる 「政治とカネの問題」 は、西松建設事件(2009年3月3日の小沢一郎議員公設第一秘書の大久保隆規氏逮捕)にはじまり、陸山会事件(2010年1月15日の石川知裕議員、大久保隆規氏、池田智光氏ら3人の秘書逮捕)へと続き、小沢裁判(2010年9月14日の東京第五検察審査会での2度目の 「起訴相当」 議決による強制起訴)へと展開しました。

  結局、西松建設事件は裁判途中の不可解な 「訴因変更」 によって事実上立ち消えとなり、陸山会事件では、小沢一郎氏の無罪判決は2012年11月19日に確定したものの、検察審査会をめぐる捜査報告書の捏造をはじめとする様々な謎はいまだに解明されずに残されたままです。また、3人の秘書裁判では2013年3月13日に控訴審でも再び有罪判決が出されて、石川知裕氏(5月21日に議員辞職願を衆議院が許可)が単独で上告しており、まだ最終的な決着はついていません。

  カレル・ヴァン・ウォルフレン氏(オランダ人研究者・ジャーナリストで、日本の政治・官僚制度の専門家)は、「小沢氏という政治家への “人物破壊” の一連の動きには、ある密約が存在している事実が見えてくる」とし、その 「密約を取り交わしたのは日本とアメリカであり、その恩恵を受けるのは両国の政治エリートたちである」、「省庁の高級官僚と、ビジネス界やメディア界の幹部からなる日本の政治エリートは、決して純粋な意味での日本の独立を求めようとはしない。それどころか、彼らは、アメリカ政府が日本の超法規的で非公式な権力システムの存続を支援してくれる見返りに、日本を引き続きアメリカに隷属させようとしているのである」と小沢問題の核心をずばり突いています(ウォルフレン著 『人物破壊 誰が小沢一郎を殺すのか?』 角川書店、を参照)。

  また、元参議院議員で小沢氏の盟友でもある平野貞夫氏は、その著書 『小沢一郎 完全無罪-「特高検察」 が犯した7つの大罪』(講談社)の中で、「小泉政権は、経済の構造改革をする一方で、日本の社会に格差と停滞をもたらしたと厳しい批判がある。それもさることながら、公訴権による国策捜査により、国家統治の基本を狂わせたと私は論じたい」、「“検察の裏金” を封印するため、取材当日に三井環元大阪高検をでっち上げ逮捕し、マスコミを操って極悪検事の虚像を作り上げ、三井氏を無実の罪に落としいれた。本来、正義をなすべき司法が、世間の批判を怖れ、時の権力者 “自民党” の番犬となった。三井環氏のいうところの “けもの道” に落ちた訳だ」 など、当事者しか知り得ない内情を率直に語っています。検察の裏金問題を実名で告発しようとした三井環氏を “口封じ” 逮捕したことが、その後の村上正邦氏、鈴木宗男氏(・佐藤優氏)、村岡兼造氏、緒方重威氏、佐藤栄作久氏、村木厚子(・石井 一)氏、小沢一郎氏(あるいは植草一秀氏や堀江貴文氏)などへの “国策捜査” につながる検察の暴走のきっかけとなったという重要な指摘です。小沢氏の政治資金団体の元資金管理責任者であっただけに、その言葉には非常に説得力があります。

  とりわけ注目されるのは、平野氏がその著書の文庫版 「まえがき」 で次のように述べていることです。

≪「小沢問題」 を通じて私に見えてきたものとは、いま日本に 「新しいファシズム」 が展開しはじめたということである。「ファシズム」 の教科書的定義は、「資本主義が危機的状況になると、権力が暴力装置を活用して議会制民主主義による政治の機能を失わせ、独裁的政治を展開する」ということだ。(中略)21世紀ではファシズムの定義も再考が必要である。繰り返しになるが、「小沢問題」 での大手マスコミの報道は、検察の根拠なきリークだけでなく、捏造された「事実」 が次から次へと報道され、その異常さは 「社会心理的な暴力」 といえるものだった。≫

  まさに 「小沢問題」 の本質は、権力(特に検察と司法)の暴走とメディアの加担による 「ある種の政治的謀略」、「静かな政治的クーデター」 であり、その背後に「新しいファシズム」 が胎動し始めているということではないでしょうか。

  今の日本における最大の問題は、権力犯罪の発生、すなわち公権力が恣意的に濫用されたときにそれを裁くシステムが存在していないこと、そして権力の暴走を監視・批判するはずのメディアがその役割を放棄していま起きている出来事の本質・真相を伝えないことです。そして、いまの日本は、本当に民主主義国家なのか、また真の独立国家といえるのかがまさに問われているのです。

  本書には、「冤罪」 「国策捜査」 の当事者自身からの証言だけでなく、司法とメディアに精通した選りすぐりの論者による数多くのすぐれた深い分析・洞察が収められています。まさに本書自体がそのまま貴重な歴史的文書・資料となっていると言っても過言ではありません。本書を一読すれば、多くの読者は、テレビや新聞を通じて報じられてきたものとはまったく別の見方があることを知って、それまでの自分の考えを見直すきっかけになるかもしれません。もちろん、本書の最終的評価は読者の手の中に委ねられていることは言うまでもありませんが…。

  いずれにしても、一人でも多くの市民がメディアの発する情報を主体的かつ批判的に読み解く能力(「メディア・リテラシー」)を身につけることで現在の思考停止状態から脱して、いまの日本が陥っている(議会制)民主主義の危機と検察ファシズムの到来から目を背けずに直視するようになることを切に願っています。

  最後に、本書を発行するにあたって、いまだに事件の渦中にありながら貴重な歴史的証言となる序言をお寄せいただいた小沢一郎衆議院議員(生活の党代表)にも心から御礼を申し上げます。

2013年6月30日 参議院選挙を目前に控えて


『検察の暴走とメディアの加担―小沢問題とは何か―』
木村 朗(鹿児島大学教員、平和学専攻)

1. 小沢一郎問題とは何か-小沢問題をめぐって二つに割れ続ける世論
  ①西松建設事件、②陸山会事件(水谷建設)、③小沢裁判(検察審査会による強制起訴)
A 金権政治家の不正献金疑惑追及→「政治とカネをめぐる問題」 (「違法な犯罪行為」)
  ※ 「検察の正義」(東京地検特捜部=「史上最強の捜査機関」)を前提とした 「小沢VS検察」 という問題
B “えん罪(でっち上げ)” “報道被害”→「国策捜査」 による不当な逮捕・捜査・裁判
  ※ 「検察ファッショ」 と 「メディア・ファシズム」 が結合した 「静かな政治クーデター」:
  「民主党VS全官僚機構」 あるいは 「鳩山連立政権VS官僚機構・自民党・マスコミ(・米国)」 という権力闘争・政治闘争
  ※ 「国策捜査」 か? (森法務大臣の指揮権発動、漆間巌官房副長官のオフレコ発言、石川知裕議員を取り調べた検事の脅し的文句、検察審査会への捜査報告書の捏造)
  検察の暴走とメディアの加担=権力とメディアが一体化した情報操作・世論誘導
  → 検察権力と司法記者メディアの癒着構造(民主主義の危機=ファシズムの到来)

<関連事件・裁判>
A 三井環事件(検察の裏金問題の告発)→「獣(けもの)道」(官邸の犬となった検察)
  ※ 検察が犯した三つの犯罪
B 佐藤栄佐久前福島県知事の 「汚職」 事件→国策(原発)反対の首長を特捜が政治弾圧
  ※ 佐久間達哉現東京地検特捜部長、大鶴基成東京地検次席検事、前田主任検事らが関与!
C 郵政不正事件(村木厚子氏、石井一民主党副代表、前田主任検事によるFD改ざん事件)
  ※ 鳩山由紀夫氏の政治献金(「故人献金」 の謎)事件の影響
  ※ 鈴木宗男(・佐藤優)事件との関連(ロッキード事件やリクルート事件、日歯連事件、朝鮮総連ビル詐欺事件、ライブドア事件、防衛省汚職事件なども)

2. 政権交代とは何であったのか-日本で最初の本格的な政権交代(一種の 「市民革命」)
<挫折した脱官僚政治と対米自立>
A 脱官僚政治(官僚主導から政治主導へ)…事務次官会議の廃止、特別会計の見直し、「歳入庁」 構想、天下りの廃止、機密費の廃止、日米密約の調査・公表
B 対米自立…「より対等な日米関係」の構築、海上自衛隊の撤退、年次改革要望書の廃止、日米地位協定・思いやり予算見直しの失敗、普天間問題での「国外移転、せめて県外移転」の模索と挫折

<幻となった検察改革とメディア改革>
  ※ 検察権力と記者クラブ・メディアの共犯関係(検察とマスコミのリーク情報を通じたもたれ合いの関係):「検察官僚と司法記者クラブが横暴を奮う恐怖国家」(上杉隆)、「検察庁という組織の、骨の髄まで腐った不誠実さと恐ろしさ」(鳥越俊太郎)、「検察リークを受けて報道がつくられているというより、むしろメディア自らが進んで検察の提灯持ちに走っている」(青木理)、「特捜検察の捜査能力の劣化とモラルハザード」(魚住昭)、「検察権力の恣意的乱用とそれに追随するマスコミの権力監視機能の放棄、そして、「検察の正義」を微塵も疑わずにマスコミ報道を鵜呑みにして翻弄される我々一般国民の思考停止こそが目下の最大問題、すなわち日本の民主主義の危機をもたらす根源的問題である」(木村朗)
  ※ 「彼らは政治家の汚職を摘発し正義を貫く事が正しいと思い込んでいるが、実際は民主党政権による司法制度改革で検察の権益が縮小することを恐れているはずだ」(堀江貴文)
A 検察(司法)改革…検察・警察・裁判所を含む司法制度改革! 「検察の犯罪を糺す機関は存在しない」という点が最大の問題:起訴独占主義と起訴便宜(裁量)主義の弊害
  ① 取り調べの可視化法案、② 民間陣からの検事総長の登用(検事総長人事を国会承認案件に)、③ 裏金の解消、④ 裁判員制度の見直し、 ⑤ 死刑制度の見直し、⑥ 証拠の全面開示のための法改正の断行
B メディア改革…真の意味でのメディアの再生を! (神保哲生氏の指摘)
  ① 「記者会見のオープン化」(政府の記者会見をすべてのメディアに開放し、既存のマスメディアの記者クラブ権益を剥奪する。)
  ② 「クロスオーナーシップの規制・禁止」(クロスメディア:新聞社とテレビ局の系列化のあり方を見直す。)
  ③ 日本版FCC(米連邦通信委員会のように行政から独立した通信・放送委員会)を設立し、放送免許の付与権限を総務省から切り離す。
  ④ NHKの放送波の削減を検討する
  ⑤ 新聞再販制度・押し紙制度の見直し・廃止
  ⑥ 電波オ-クション制度の導入・・・等々

3. 日本は民主主義国家・独立国家なのか-「米国の影と圧力」 について
  ※ 「この政治家は二つの注目すべき持論を隠し持っている。一つは米国との距離を測り直すこと、他のひとつは象徴天皇制を隠れみのにした官僚支配への問題意識だ」(斎藤学)
  ※ 孫崎享さんの日本の 「特捜検察」 と米国との特殊な関係という重要な問題提起:
    「(小沢捜査の-木村)スタートは、外為法か何かで外国から出発していますよね」 「検察の動きを見ていると、アメリカの意思が分かる」
  ※ 「日本国内の、国民に選ばれた正当な政治権力に対しても特捜部は歯向かう。その背後には、そもそも出発点からアメリカの存在があった。ということは、東京地検が日本が対米隷属から離れて、独立独歩の道を歩もうとする政治家をねらい打ちにしてきたのは、ある意味で当たり前なんですね」(岩上安身)

A 官僚独裁国家:カレル・ヴァン・ウオルフレン氏の指摘
  「いま日本はきわめて重要な時期にある。真の民主主義をこの国で実現できるかどうかは、これからの数年にかかっている。 …国際社会で、真に独立した国家たらんとする民主党の理念を打ち砕こうとするのは、国内勢力ばかりではない。アメリカ政府もまたしかりである。 …民主党政権発足後の日本で起こりつつある変化には、実は大半の日本人が考えている以上に大きな意味がある、と筆者は感じている。 …あらゆる国々は表向きの、理論的なシステムとは別個に、現実の中で機能する実質的な権力システムというべきものを有している。 …日本のシステム内部には、普通は許容されても、過剰となるや、たちまち作用する免疫システムが備わっており、この免疫システムの一角を担うのが、メディアと二人三脚で動く日本の検察である。…検察とメディアにとって、改革を志す政治家たちは格好の標的である。 彼らは険しく目を光らせながら、問題になりそうなごく些細な犯罪行為を探し、場合によっては架空の事件を作り出す。 …日本の検察が、法に違反したとして小沢を執拗に追及する一方、アメリカは2006年に自民党に承諾させたことを実行せよと迫り続けている。 …いま我々が日本で目撃しつつあり、今後も続くであろうこととは、まさに権力闘争である。これは真の改革を望む政治家たちと、旧態依然とした体制こそ神聖なものであると信じるキャリア官僚たちとの戦いである。 …日本の新政権が牽制しようとしている非公式の政治システムには、さまざまな脅しの機能が埋め込まれている。何か事が起きれば、ほぼ自動的に作動するその機能とは超法規的権力の行使である。このような歴史的な経緯があったからこそ、有権者によって選ばれた政治家たちは簡単に脅しに屈してきた。」
  ※ メディアの劣化と言論統制の拡大
B 米国の 「属国」 から 「属領」 へ…終わらない 「占領」(間接統治)から 「再占領」(直接統治)へ、「トモダチ作戦」と日本の 「アメリカ化」(日本本土の 「沖縄化」)

4. 検察審査査会の闇と最高裁事務局のスキャンダル
  ※ 検察審査会は、裁判員制度の先駆的形態:市民から無作為に選ばれた11人の審査員が、検察の起訴・不起訴の処理に対して不服の申し立てがあった場合にこれを審査して、(1) 不起訴相当 (2) 不起訴不当 (3)起訴相当のいずれかの判断を下す。司法制度改革の一環として、裁判員制度導入にともなう法改正で2009年5月からは、審査会が同じ件で2度「起訴相当」 と決議すると、検察ではなく裁判所が指定した指定弁護士により強制的に容疑者が起訴されることになった。小沢裁判ではこの制度改正が完全に悪用された!
  ※ 「新政権は検察審査会法を再改正すべきかどうかを検討課題とすべきだろう」(高野猛)
  ※ 当初から批判が多い情報開示の少なさや〝密室性〟黒く塗りつぶされた公開文書。容疑者がまったく意見を言えないことも大きな問題。
  ① 小沢一郎民主党元代表を 「起訴相当」 と議決した審査員十一人の平均年齢が不自然な形で一転二転したこと(小沢元代表審査員 生年月も黒塗り)は不可解
  ② 検察審査会の不正、検察の虚偽報告書に対する裁判所の判断に納得出来ない。
  ※ 強制起訴制度で初の判決公判も 「検証へ情報開示を」、指定弁護士による控訴は不当!?
  ③ 森ゆう子議員が明らかにしたくじ引きソフトの不正
  ④ 小川敏夫法務大臣による指揮権発動の封じ込め
  ※ 「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」 が、最高検察庁に新たな告発状を提出した。被告発人である佐久間達哉(法務総合研究所国連研修協力部部長)、木村匡良(東京地方検察庁公判部副部長検事)、大鶴基成(元最高検察庁公判部部長検事)、斉藤隆博(東京地方検察庁特捜部副部長検事)、吉田正喜(元東京地方検察庁特捜部副部長検事)、検察審査会の第五検察審査会の事務局長、担当課長らを証人申請が採用されるかが焦点。
  ※ 最高裁事務局のスキャンダル:最高裁判所発注のコンピューターシステム関連の一般競争入札で 「一社応札」が続出し、 100%を含む高い落札率が大半を占めていた疑惑!
    改めるチャンスが何度もありながら、一向に変わらなかった最高裁の手法。

5. 現在の閉塞状況を打開するためには何が必要か
  【検察とマスコミが一体化した情報操作による小沢氏の狙い撃ちと民主党叩きの世論誘導が米国の圧力をうける形で行われた可能性、すなわち検察権力のリーク情報を無批判的にマスコミが裏づけを取らないまま小沢氏を犯罪人扱いするような過剰な印象操作・偏向報道を一方的に垂れ流し、その結果、検察の正義を疑わない一般国民がそれを鵜呑みにして小沢批判を強めて民主党離れを加速させるというある意味で分かりやすい構図】
  ※ 旧勢力(小泉流に言えば 「守旧派」 「抵抗勢力」)による既存秩序の維持と既得権益の保持を目的とした改革潰しの動き!
  ※ マスコミが検察の監視役ではなく、「検察の正義」(あるいは 「正義の検察」)という前提を無批判に受け入れて、検察の「最大の味方」 となってその露払いや煽り役を果たしてしまうことが最大の問題である!
  ※ 「小沢不起訴になってから検察の危機が言われていますが、それ以上に、今回はマスコミの危機を露呈させたと言えますね」(魚住昭)
A 検察による恣意的な強制捜査と違法な取調べによる直接的な人権侵害
B 検察のリーク情報に依存したマスコミの過剰な偏向報道と、その影響をまともに受けた世間の人々のバッシングという深刻な報道被害
  ① 市民の覚醒と官邸デモ-政府不信とメディア不信の高まり
  ② ソーシャル・メディアとメディア・リテラシー
  【海外メディアの 「報道の5原則」】 原則1 「推定無罪の原則」(最初から有罪であるよう印象づける報道はしないこと)、原則2 「公正な報道」(検察の発表だけをたれ流すのでなく巻き込まれた人や弁護人の考えを平等に報道すること)、原則3「人権を配慮した報道」(他の先進国並みに捜査権の乱用を防ぐため、検察・警察の逮捕権、家宅捜索権の行使には、正当な理由があるかを取材、報道すること)、原則4 「真実の報道」(自主取材は自主取材として、検察・警察の情報は、あくまでも検察・警察の情報である旨を明記すること)、原則5「客観報道」(問題の歴史的経緯・背景、問題の全体構図、相関関係、別の視点などをきちんと報道すること)

【小沢問題関連重要文献】
・小沢一郎を支援する会 (編集) 『私たちはなぜ小沢一郎を支援するのか』 (諏訪書房) [新書] ノラ・コミュニケーションズ (2011/5/15)
・森 ゆうこ 『検察の罠』 日本文芸社 (2012/5/26)
・平野 貞夫 『小沢一郎 完全無罪 -「特高検察」が犯した7つの大罪』 (講談社プラスアルファ文庫 ( 2011/7/21)
・郷原 信郎 『検察崩壊 失われた正義』 毎日新聞社 (2012/9/1)
・カレル・ヴァン・ウォルフレン 『人物破壊 誰が小沢一郎を殺すのか?』 角川文庫(2012/3/24)
・マーティン・ファクラー 『「本当のこと」を伝えない日本の新聞 』 双葉新書 (2012/7/4)
・山崎行太郎 『それでも私は小沢一郎を断固支持する』 総和社 (2012/6/23)
・三井 環 『ある検事の告発』 (双葉新書) (2010/12/22)
・村木厚子編 『あきらめない 働くあなたに贈る真実のメッセージ』 日経BP社 (2011/11/28)
・石川知裕 『悪党―小沢一郎に仕えて』 朝日新聞出版 (2011/7/7)
・鈴木 宗男 『汚名-検察に人生を奪われた男の告白 』
・佐藤 栄佐久 『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』 平凡社 (2009/9/10)
・大坪 弘道 『勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか』 文藝春秋 (2011/12/16)
青木理 『国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たち』 金曜日 (2008/05)
・副島隆彦、植草一秀、 高橋博彦 『国家は 「有罪(えんざい)」をこうして創る』 祥伝社 (2012/6/30)
・粟野仁雄 『検察に、殺される』 (ベスト新書) ベストセラーズ (2010/11/16)
・岐 武彦、山崎行太郎氏 『最高裁の罠』 (志ケイアンドケイプレス 、2012/12)
・佐藤 優/魚住 昭 『誰が日本を支配するのか!?検察と正義の巻』 マガジンハウス (2010/8/12)
・石川 知裕/佐藤 優 『小沢一郎はなぜ裁かれたか―日本を蝕む司法と政治の暴走』 徳間書店 (2012/3/26)
・今西憲之/週刊朝日取材班 『私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日』 (著) 朝日新聞出版 (2010/9/7)
・孫崎 享 (著) 『戦後史の正体』 創元社; 初版 (2012/7/24)
・孫崎 享 (著) 『アメリカに潰された政治家たち』小学館 (2012/9/24)
・孫崎 享 (著) 『日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土』 (ちくま新書)
・孫崎 享 (著) 『日米同盟の正体~迷走する安全保障』 (講談社現代新書)
・郷原 信郎(著) 『検察の正義 』 (ちくま新書) ( 2009/9)
・郷原 信郎(著) 『特捜神話の終焉』 飛鳥新社(2010/7/22)
・『郷原 信郎(著)検察が危ない』 (ベスト新書) ( 2010/4/9)
・三井 環 (著) 『検察の大罪 裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着』講談社 (2010/7/29)
・三井 環 (著) 『「権力」 に操られる検察 』(双葉新書) 双葉社 (2010/7/21)
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●「抗うつ薬の〝白い闇〟」『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号)についてのつぶやき

2013年08月05日 00時00分47秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年8月2日、954号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、【大藤理子の政治時評 日本人にとって自民党とは何度裏切られても帰る場所 そんな土壌で野党って育つ?】。

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■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 漸く開封。おしどりマコ・ケン氏【東電の隠蔽体質に批難の声 福一原発で汚染水が海洋流出】。これひさかつこ氏【経産省スラップ訴訟のお粗末 被告人を人間違え】。経産省前テントひろば裁判(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a6b6b09551fccc7a72bf1c9a1bb5c0dc

■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 【大藤理子の政治時評 日本人にとって自民党とは何度裏切られても帰る場所 そんな土壌で野党って育つ?】。内田聖子氏【TPP交渉、日本は「まだ間に合う」のか!? 参加直前に結んだ秘密保持 「異常な契約」TPPの行方】

■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 桐嶋瞬氏【普天間基地野嵩 深夜に強行鉄柵工事、住民の抗議行動を排除か】。取材班【名護市長選(来年一月)に向け、勢いづく基地受け入れ派 自民党が沖縄県名護市へ「容赦なき介入」】

■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 矢崎泰久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/79c141612aecbf3f471a3beffcaf970c)さん【発言2013】、「悪夢のような参院選が終わって、自公偽善政権は大喜び。まさにバカ丸出しである。低投票率にもかかわらず死に票の山は大量に築かれ、前回を下回る得票数で自民党は一人勝ちした・・」

■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 矢崎泰久http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/79c141612aecbf3f471a3beffcaf970c)さん【発言2013】、「・・つまり、とんでもないことが起きたのだ。忘れられないほどの屈辱を有権者は受け、悪魔の跳梁跋扈を許してしまった

■『週刊金曜日』(2013年8月2日、954号) / 浅野健一さん【天皇制ある限り人権は確立しない 免田栄さん無罪30年】、「日本では一九八〇年代に四人の死刑囚が再審無罪になり解放された。初めて死刑台から生還したのが免田坂栄さん・・・報道界は天皇制と死刑制度の廃止を議論すべきだ」
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●「放射能と学校給食③」『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号)についてのつぶやき

2013年06月11日 00時00分43秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年6月7日、946号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、「松元ヒロ氏【写日記 その10】、「日本国憲法を擬人化した『憲法くん』・・・」」。

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■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 「放射能と学校給食③ 給食の現場をのぞいてみました」。編集部【6・2 3つのグループが反原発同時アクション 「脱原発の民意」を参院選に】、原発推進派を勝たせていはいけない(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6923144eaca1c35e79c91fe1917d57bf

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / グリーンピース・ジャパン(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/28fc3e0ce8e924de3638fc171e3cc9a0)(GPJ)【福島など東日本太平洋沖の8港で調査 魚介類8体からセシウム検出】。豊田直巳さん【〝フクシマ〟の真実を伝える場に 福島に原発情報センター開館】

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 宇都宮健児さん【風速計/人種差別・排外デモを許すな!!】、「在特会が二〇〇九年に京都・・・怒号し授業を妨害した事件では、四人が威力業務妨害罪、侮辱罪、器物損壊罪などで逮捕され、有罪判決を受けている・・・ヘイトスピーチを規制する立法の検討をするべき状況

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 【大藤理子の政治時評/六畳間の世界の「王様」は人権や国際感覚というデカい尺度で指弾されるとキレる】。【大塚将司の経済私考/規制緩和構造改革ではなく製造業に照準を 幻想をまき散らすマスコミの責任は重大だ】

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 村上朝子氏【本当は怖いシェールガス 安倍政権は地球の環境汚染を加速する】、「有害な化学物質を含む水圧破砕」。寺西和史さん【司法の独立・違憲立法審査権】、「権力に弱い最高裁」「裁判官が有機雇用者に」「何のための憲法裁判所か」「司法から審査権を奪う」

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 松元ヒロ氏【写日記 その10】、「日本国憲法を擬人化した『憲法くん』と言うネタで全国を飛び廻っているお笑い芸人」「憲法くんが『私のことを自虐的とか言う人がいる。でも私は六六年間、戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇りです。私をどうするか、皆さんに託しましたよ』と締めくくると満場の拍手に包まれた」

■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 浅野健一さん【取材は実名、報道は原則匿名で 弘中弁護士講演】、「村木厚子さん、・・小沢一郎さんらの弁護人を務めた弘中惇一郎」氏(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d219475afa2b49272cbbffc2d8efbbe1)(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/567f0bbb36fe5bdcc088e0bd1b802654
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●もんじゅ: 責任者に責任を取っていただきましょう

2013年05月25日 00時00分22秒 | Weblog


asahi.com(http://www.asahi.com/national/update/0512/OSK201305120135.html)。さらに、文科省が是正を求めたというasahi.comの記事(http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305160485.html)、でも、自己評価は酷かったという記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051890070200.html)。東京電力原発人災の国会事故調の参考人招致を自民党が拒んでいるという記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051702000123.html)。もんじゅ点検漏れについての引責辞任の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051790135406.html)。最後にもんじゅ君のコラム(http://www.asahi.com/culture/update/0516/TKY201305160392.html)。

   『●事業仕分け忘れ?
   『●何処も彼処も
   『●悪「夢の原子炉」
   『●美浜の会「もんじゅ運転再開への抗議声明」
   『●警報は地域住民にも聞こえるように
   『●増殖もしない、発電もしない「もんじゅ」でも儲かる仕組み
   『●高速増殖炉もんじゅ廃炉
   『●井戸謙一元裁判官再び: 最高裁は常に国側に、そして、努力は無駄に
   『●つまらんことにメンツをかけて、結果が東京電力FUKUSIMA原発人災では・・・
   『●廃炉と、核燃サイクル撤退を
   『●核燃サイクルという幻想に、まさに金をドブに湯水の如く
   『●海渡雄一氏インタビュー「原発と司法」
   『●核燃サイクルという幻想、推進ありき
   『●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖
   『●東京電力人災が続く中、なに寝ぼけてんだか!?
   『●浅野健一ゼミ企画シンポジウム: 報道と福島原発人災
   『●全く原子力ムラの住人ときたら・・・・・・
   『●もんじゅに〝投資〟、まだやっている・・・
   『●原発立地県知事の神経を疑う: 「原発のお金が大好き」という最低レベルの議論
   『●復興予算をムダに「原子力ムラ」事業に流用
   『●ムダ首相・ムダノ経産相の二枚舌にウンザリ
   『●2030「年代」原発ゼロと原発建設再開
   『●視察パフォーマンスと経団連詣で
   『●原発をそんなところに建て、稼働してきた責任をどう取るのか?

 最初から建設や事業認可なんかしてはいけなかったのです。このフザケタ名称(「文殊」)と云い、責任者にはその責任を取ってほしい。経済的にもドブ金(『●東京電力原発人災以降も続く無責任の連鎖』、http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2df70ebf0d79928fb44752fc5337c6aa)。環境的には最悪の事態を想定しなければならない。しかもその最悪事態の発生確率はゼロどころか、決して低くない。チェックはいい加減で、運転・管理も高い技術レベルにあるとは言い難く、事実、相対的に軽微な事故を含めればすでに何度も事故発生。
 しかし、3.11東京電力原発人災を経験した、この期に及んでも文科省はまだ「安全」を言うか!?  東京電力原発人災について、自民党が全く反省していないのも酷い。責任感なし。復権させた支持者や自民党への投票者もどうかしている。来る参院選でも同じ過ちを繰り返そうとしていないか?

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http://www.asahi.com/national/update/0512/OSK201305120135.html

2013年5月13日3時5分
もんじゅ、無期限の停止命令へ 機器1万個の点検放置

【室矢英樹】原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。
 もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しないままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。
 もんじゅをめぐっては1997年9月、ナトリウム漏れ事故の虚偽報告で国が1年間の運転停止を命じているが、使用停止命令に踏み込むのは初めて。これにより、運転の前段階となる原子炉起動に必要な核燃料の交換や制御棒の動作、格納容器の密閉性などの確認作業が禁じられ、運転再開の準備ができなくなる。

・・・・・・・・・。
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http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305160485.html

2013年5月17日0時40分
もんじゅの是正措置、文科省が要求 点検漏れで5項目

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、試運転再開に向けた準備作業の中止を原子力規制委員会が命じたことを受け、所管官庁の文部科学省は16日、日本原子力研究開発機構(JAEA)に対し、保全計画の見直しなど必要な措置を取るよう要求した。地元と国民の理解を得られるように、説明責任をしっかり果たすことも求めている。
 文科省は、規制委の命令に必要な措置を早急に講じる▽責任を明確にして再発防止体制をはかる▽安全文化の醸成につとめる▽安確保の取り組みを最優先する――など5項目の是正措置を求めている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051890070200.html

点検漏れ もんじゅ安全「優秀」? 文科省・自己評価「A」ばかり
2013年5月18日 07時02分

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題を引き起こした日本原子力研究開発機構と、監督官庁の文部科学省が、機構の安全管理の状況に関し、毎年「順調に実績を上げている」などと甘い評価を続けてきたことが分かった。機構理事長の鈴木篤之氏が十七日に辞任し、一定のけじめをつけた形だが、現実を見ようとしない緩い組織の体質が改まるかどうかは疑問だ。 (加賀大介、榊原智康)

 機構の業務評価は二〇〇五年の発足以降、機構による自己評価と文科省の有識者委員会による二本立てで実施してきた。安全面のほか、もんじゅ研究開発や業務効率など約四十項目ある。
 もんじゅの研究開発では、トラブル続きのため、順調であることを示す「A」ばかりとはいかず、努力が必要な「B」や改善が必要な「C」の評価も少なくない。
 しかし、原発の安全性を保つために不可欠な機器の点検などが含まれる「安全確保の徹底」の項目では、自己評価、文科省の評価とも、東海研究開発センター(茨城県東海村)の放射能漏れや隠蔽(いんぺい)が発覚した〇七年度の評価がBだったことを除けば、全てAの評価を付けていた。
 その一方で、点検漏れは一〇年八月ごろから拡大し、昨年十一月に発覚した段階では、安全上重要なものも含め約一万点の機器で点検時期が守られず、うち半分は点検されずに放置されていた。
 評価とは正反対の状況で、今月十五日の原子力規制委員会で「こういう組織が存続していること自体が問題」(島崎邦彦委員長代理)などと批判された。
 監督する文科省の問題もある。下村博文文科相は「一義的に機構の問題」とし、同省担当者の責任を問う考えはないとした。
 原子力資料情報室伴英幸共同代表は「機構は点検漏れを含め、最近だけでも七件のトラブルを繰り返している。これだけ度重なるのは、監督官庁が何もしてこなかったからではないか相応の責任を問うべきだ」と指摘した。

関係企業に発注ずらり

 日本原子力研究開発機構をめぐっては、安全管理以外にも、機構出身者が役員を務めるファミリー企業との不透明な取引などの問題も指摘されていた。
 東京電力福島第一原発事故後の二〇一一年十一月、国の事業仕分けでその使い方がずさんと指摘された。機構が業務を発注した先に、ファミリー企業がずらりと並んでいたためだった。しかも、金額ベースで約二割が競争性のない随意契約で、発注先のほとんどは売上高の半分以上が機構からの受注に頼っていた。
 こうした指摘を受け、機構は一二年度から原則としてOB企業と随意契約をしないよう方針を変更。「赤字の垂れ流し」と批判された原子力のPR施設の運用も見直した。
 その一方、機構は福島第一原発の事故で、除染や事故収束に向けた技術開発など業務を拡大している面もある。国の原子力予算の約四割にあたる千六百六十七億円(本年度)を機構が握っている。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051702000123.html

原発、国会事故調 参考人招致できず 不利だから?自民拒否
2013年5月17日 朝刊

 国会が設置した東京電力福島第一原発事故調査委員会(国会事故調、解散)の元委員に国会が意見を聞く「参考人質疑」を開けない状況が続いている。自民党が元委員の招致を拒否しているからだ。国会事故調の報告書は、過去の自民党政権の原子力政策を批判しており、野党側は自民党が元委員の発言で原発再稼働などに水を差されるのを嫌っているとの見方を強め、反発している。 (宮尾幹成)

 元委員の参考人招致は、衆参両院の各委員会で野党側が繰り返し要求。慣例で、与野党の理事全員が賛成すれば実現する。
 十三日の参院予算委では、みどりの風の谷岡郁子代表が崎山比早子元委員の招致について、本人の了解を得た上で求めたにもかかわらず、自民党の反対で実現しなかったことを暴露。新党改革の荒井広幸幹事長も、黒川清・元委員長の招致を自民党などに拒否された事実を明らかにした。
 元委員の招致が実現したのは、衆院に新設された原子力問題調査特別委員会が先月、元委員十人のうち九人を一括して呼んだ一度のみ。参院では石井一予算委員長(民主)が職権で招致を強行する可能性まで示唆していたが、自民党の抵抗で結局実現しなかった。
 国会事故調は昨年七月に公表した報告書で、福島原発事故に関する国の責任について、事故当時の民主党政権だけでなく「歴代政府の、人々の命と社会を守る責任感の欠如」などと、過去の自民党政権にも言及した。直接の事故原因も、津波ではなく地震である可能性が否定できないとし、政府とは異なる見解を示している。
 元委員を国会に呼べば、原発の再稼働や海外輸出を進めたい安倍政権に不利な発言が出ることも予想される。国会が選任した元委員を、国会自らが追及する可能性がある場に呼ぶのは好ましくないというのが自民党の主張だが、野党側は「『原子力ムラとの癒着などを蒸し返されるのが嫌なのだろう」(みんなの党幹部)とみており、招致を求め続けていく構えだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051790135406.html

原子力機構理事長が辞任 もんじゅ点検漏れ引責
2013年5月17日 13時54分

 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、もんじゅを保有する独立行政法人「日本原子力研究開発機構」の鈴木篤之理事長(70)が十七日付で辞任することが決まった。下村博文文部科学相が同日の記者会見で明らかにした。点検漏れでは、原子力規制委員会がもんじゅの使用停止を命じることを決定。鈴木理事長は自らの進退について「これから考えたい」と報道陣に答えていたが、十六日に文科省と対応を協議後、辞任を決めた。
 鈴木氏は原子力工学が専門で、東大教授を経て二〇〇六年四月から四年間、国の旧原子力安全委員長を務め、一〇年に一九九五年のナトリウム漏れ事故で停止していたもんじゅが運転再開する際の審査にもかかわった。〇五年に発足した機構の理事長には公募に応じて一〇年八月に就任。規制側から推進側に転身することに疑問の声が多く出ていた。
 会見で、下村氏は「規制委からの厳しい評価を踏まえ、理事長自ら熟慮して出した判断を重く受け止め、受理することにした」と話した。慰留はしなかったという。鈴木氏の任期は一五年三月までで、後任は「できるだけ早く考えたい」としているが、当面は辻倉米蔵副理事長が代行する。
 原子力の安全に尽力すると表明して理事長に就任したが、今回の安全上重要な設備を含む約一万点もの点検漏れは、鈴木氏が理事長に就任した前後から続出していた。
 昨年十一月に発覚した後、規制委に呼ばれた鈴木氏は「形式的ミスが出るのはやむを得ない」と安全軽視とも受け取れる発言をした。
 今年二月の規制委による立ち入り検査で、新たに点検漏れが見つかったほか、職員への聞き取りでも点検時期が過ぎていても問題なしとするような認識が広がっていることが確認された。
 規制委は、これまでももんじゅでトラブルが相次ぎ、機構はそのたびに改善を約束しながら果たさなかったことを踏まえ、機構の安全管理体制には重大な問題があると判断。もんじゅの使用停止を命じる決定をした。機構に弁明する機会を与えた上で、二十二日にも命令が出される。

 <日本原子力研究開発機構> 高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の開発や放射性廃棄物の処分など、原子力にかかわる研究や技術開発を行う文部科学省所管の独立行政法人。2005年、当時の日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構が統合して発足した。本部は茨城県東海村。福井県や福島県など国内各地に研究所などがある。略称はJAEA。

(東京新聞)
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http://www.asahi.com/culture/update/0516/TKY201305160392.html

2013年5月17日9時33分
もんじゅ君のエネルギーさんぽついにボクに停止命令


ボクもんじゅにストップがかかる

 ついにボク高速増殖炉もんじゅは、国の原子力規制委員会さんから、運転停止の命令をうけることになったの。
 5月3日のこのコラム(リンク:http://www.asahi.com/culture/update/0502/TKY201305020260.html)でもふれたように、つい最近の4月にも非常用発電機から黒煙がでるさわぎがあったり、そもそもおしりの下には活断層があるんじゃないかと疑われていたり、問題が山積みのボクだったんだ。
 それがいよいよ「安全管理があまりにもずさんすぎる」ということで、監督官庁である原子力規制委員会さんが法律にもとづいて「きちんと管理できるようになるまで、動かしたり、その準備をしたりしちゃダメだ」という命令を出すことになったんだよ。


■今回の停止命令のもつ意味って?

 そんなわけで今週は、ボクもんじゅのことが新聞やテレビのニュースになんども登場して話題になっているけれど、なかには「ん? 停止ってどんな意味?」とか「そもそももんじゅって発電してたの?」とかって、ふしぎに思う人もいるかもしれないね。
 じゃあ、今回の停止命令って、どんな意味をもっているんだろう?


■もんじゅのかなしい黒歴史

 まず、ボクもんじゅは、高速増殖炉という未完成の技術の実験・研究のための施設なんだよ。売るために電気をつくる、ふつうの原発とはちょっとちがうの。
 そんなボクだけど、1995年に運転をはじめていらい、4か月たらずでナトリウム漏れ火災というおおきな事故を起こしてしまうのね。
 それから15年ちかく謹慎状態にちかい感じでおやすみをしていたんだけど、2010年に満を持して実験を再開するの。だけどまた1か月ほどで、核燃料交換装置落下事故というトラブルを起こしちゃったんだ。


■推進派からも疑問視される存在

 これまでに1兆円いじょうといわれる国の予算を使いながら、トラブルがおおすぎるために、目的の実験はほとんどできていないんだよ。
 原発推進派とよばれる人のなかにも、「もんじゅだけはあきらめたほうがいい」「18年間やっていて、4か月ほどしか運転できていないなんて、高速増殖炉の実用化はムリだ」っていう人がいるくらいだよ。


■もんじゅはこれまでも止まっていた

 だから、「停止命令が出る」なんてきくと「動いているものをストップさせる」ような感じがしちゃうけれど、じつはこれまでもずっとボクもんじゅは止まったままなんだ。
 だけどボクのパパのJAEA(日本原子力研究開発機構)は運転再開のチャンスをうかがっていたの。だから「これまではいろいろ事故もあったけど、こんどこそきちんと安全管理します」といっていたんだよ。


■1万か所におよぶ点検漏れが発覚

 それなのにことしの1月、1万点ちかい機器で点検をさぼっていたことがバレちゃって、原子力規制委員会さんは「やるやるといっていて、ぜんぜんちゃんとしてないじゃないか。そんなんじゃ運転させられない。しっかりした保安体制をつくるまで、もんじゅを使っちゃダメだ」という命令を出すことにしたの。
 これが今回の、事実上の停止命令の意味なんだよ。


■もんじゅ特有のナトリウムというリスク

 この命令が出ることで、すくなくとも今年度中のもんじゅの運転再開はないだろうといわれているの。でも、研究じたいがストップするわけではないんだよ。
 「やめるといったって、廃炉の方法も確立されてないでしょ」「廃炉もお金がかかるし」というご意見もあるの。
 だけど、ボクもんじゅはふつうの原発にくらべたら配管がうすくてやぶれやすいし、冷却材として「ナトリウム」を使っているんだ。これが外にもれると空気にふれるだけで火がついて、水をかけるとさらに激しく燃えだすという危険なしろものなんだ。動いていなくても、ふつうの原発よりもハイリスクなんだよね。
 いますぐ廃炉はムリでも、「もう高速増殖炉の研究はやめよう」と国が決定して、ナトリウムを抜いてしまうだけでも、地震のときの事故のリスクはぐっと低くなるんだ。


■停止中こそ声を上げるチャンス

 今回の停止命令がでているあいだに、「成果も出ないのに1日あたり5500万円もかかるなんて、税金のムダづかいじゃない?」「18年間やってて運転もろくにできないのにホントに実現するの?」「高速増殖炉はイギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、みんなほかの先進国はやめちゃったよ。そんな技術にしがみついてていいの?」なんて議論になることで、ボクの引退への道すじがつけばいいなぁ。
 この規制委員会さんの決定も、きっと全国のみんなのデモや抗議やパブリックコメントといったアクションがあとおししたんだろうし、これからますます声を上げていくことがだいじになってくると思うの。だからみなさん、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますだよ。
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●報道の自由、言論の自由とジャーナリスト

2013年05月19日 00時00分43秒 | Weblog


asahi.comの特集記事二つ(http://www.asahi.com/national/update/0430/OSK201304290117.htmlhttp://www.asahi.com/national/update/0430/OSK201304300095.html)。

 いまやマスコミ自身が「言論の自由」「報道の自由」を狭めようとする時代である。

   『●「ダムを壊したら魚がもどってきた」
             『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について
 
      「■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) /
        浅野健一さん【被疑者逮捕をショーにしたメディア 
        ボストン爆弾事件】。田島泰彦氏【『産経新聞』が表現の自由
        制限する改憲案を提示】。天に唾する行為
        http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3

   『●PC遠隔操作事件でまたしても暴走?
 
      「隠し撮りか何か知らないがあれだけ浮かれた報道をしたマスコミ
        警察との癒着が酷すぎるように見えてしょうがない」

 「ジャーナリズム」なんて云う言葉は既に死語。「社会の木鐸」「正義」なんて言葉は・・・。

   『●『別丁 石川真澄 という人がいた』読了(3/3)

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http://www.asahi.com/national/update/0430/OSK201304290117.html

2013年4月30日6時23分
伝える仕事 記者の道へ(明日も喋ろう:4)

 長崎市にある西日本新聞長崎総局。4月3日、記者の藤田沙智さん(26)は長崎県西海市長選の企画記事の取材中だった。記者になり、4年目に入った。「先輩に助けてもらってきたけど、後輩もできた。自分の視点をしっかり持って書きたい」と話す。

 朝日新聞阪神支局襲撃事件が起きた1987年生まれ。支局がある兵庫県西宮市で育った。姉(28)は事件で犠牲になった小尻知博記者の長女と同学年だ。

 「阪神支局に行くよ」。20歳だった2007年5月3日、小尻記者の母校の立命館大学の学生だったときに母親の邦子さん(56)に声をかけられた。資料室で小尻記者の母のみよ子さんの句に目がとまった。

 「彼岸来て悲願つづけてまた彼岸」

 息子の命を突然奪われた親の思いに胸が詰まった。事件を調べ、言葉で伝える仕事の大切さを知り、記者を志す気持ちが芽生えた。中国留学を終えた大学4年の秋、就職活動で飲食会社の内定をもらったが、新聞社への入社はかなわなかった。「このままだと後悔する」と就職浪人した。

 09年の5月3日、阪神支局を再訪した。西日本新聞社の最終面接直前だった。就職活動中、記者になった先輩らから、事件の重大性を伝えるために、遺族ら関係者を回って被害者の顔写真を探すこともあると教えられ、「耐えられるの?」と聞かれたことがあった。

 なぜ記者になり、何を書きたいのか。気持ちを整理したかった。みよ子さんの句を改めて眺め、見学者カードに「遺族を取材することになっても、この思いと胸の痛みを忘れずにジャーナリストになろうと思います」と書いて、誓った。

 10年に西日本新聞社に入社し、主に県警を担当。翌11年に西海市で2人の女性が殺される事件があり、遺族を取材した。どう接するべきなのかを自問した。この春には原爆や平和問題の担当になった。戦後68年で被爆者の高齢化も進む。「体験談を話してもらえる最後の世代ともいわれる。68年間書き続けられた中で、新しい視点で何が書けるかを考えたい」。葛藤はこれからも続く。

     ◇

 〈小尻知博記者の母みよ子さんの句〉 みよ子さんは阪神支局襲撃事件後に、他界した息子への思いなどを五七五の言葉に託し、書き続けた。支局の資料室には、句を手書きした短冊と、2002年に朝日新聞社から出版した「絆(きずな)――小尻みよ子句集」を展示している。
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http://www.asahi.com/national/update/0430/OSK201304300095.html

2013年5月1日5時33分
足運び 自分の目で見て(明日も喋ろう:5)

 京都市内のゲストハウスで働く広瀬季恵娜(ケーナ)さん(23)=京都府在住=は、父親(61)に薦められ、小学生の頃から「インド独立の父」ガンジーや、米国の黒人公民権運動指導者キング牧師らを紹介する本に目を通してきた。「非暴力で弱い立場の人たちを守る姿が子ども心に残った」

 父親の友人は米軍基地問題などに取り組む活動をしており、沖縄の基地問題を知らせる手紙や地元紙を自宅に送ってきた。中高生になって目を通すと、知らないことばかり。沖縄へ行きたい、と思い始めた。

 17歳だった2007年5月3日、父親に誘われて朝日新聞阪神支局を訪れた。資料室で犯行声明文をみて、「これが本物か」と、その物々しさに怖さを感じた。

 「民主主義が弾圧され、弱者にとって住みにくい社会となってきているのを感じます」と感想を書いた。

 沖縄の大学に進んだ08年の秋、授業を受ける准教授に沖縄県北部の東村(ひがしそん)高江地区に連れていってもらうと、その思いに通じる現場を目の当たりにした。

 約150人が住む集落を囲むように6カ所の米軍用ヘリコプター着陸帯を作る計画があり、住民らが反対の座り込みをしていた。

 騒音や生活はどうなるのか――。「沖縄の人の目線に寄り添いながら根本的な解決の道を考えたい」と、座り込みに加わった。音楽を流して平和を訴えるパレードに参加したり、音楽会も企画したりした。

 ただ、大学の日本人の学生とは、ほとんど基地問題の話ができなかった。政治的な問題に「距離を置く空気」があった。海外での若者のデモ活動を知る留学生の友人らは「なぜケーナしか参加しないの?」と若者の少なさを不思議がった。

 高江地区では今も座り込みが続く。4月7、8両日、約1年ぶりに訪れた。沖縄に来て、弱い立場の人へのしわ寄せは意識して見ないと見えないと感じた。「知っているという気にならずに、一つの問題を裏側まで見ることや、まだ知らない世界があると意識して自分の目で見て足を運ぶことを心がけていきます」

     ◇

 〈犯行声明文〉 「すべての朝日社員に□□を言いわたす」。事件の3日後に通信社に届いた犯行声明文には、7カ所に四角い穴が開いている。犯人が使ったワープロの機種の特定のため警察が文字の一部を切り取った。「□□」には「死刑」の2文字があった。
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●「ダムを壊したら魚がもどってきた」『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について

2013年05月12日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、佐高信さん【風速計 本屋大賞の男】と、モンサントについての矢崎泰久さん【発言2013】。

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■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 今到着。「安倍晋三「国土強靭化計画」のインチキさ ダムを壊したら魚がもどってきた」。丸山重威氏【安倍内閣の閣僚参拝、首相の言動に批判集中 「日本の右傾化」欧米も懸念】。平和なアジアの井戸を掘る気はあるのhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/975446a99c5476c45cf69ecc680a08c1)?

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 明石昇二郎さん【福島原発告訴団が総会 「検察は厳正な捜査と起訴を」】。川名英之氏【放射性廃棄物最終処分場の立地条件 ドイツの超党派が合意】、「具体的な場所・・・フィンランドスウェーデン、フランスの三カ国だけだ」。オンカロhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eaccb73cc24fed66d6df28305e0591f8

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 豊田直巳さん【狭山事件50年で集会と現地調査 再審開始に期待】、石川一雄さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fe69df87768e384d0dc92660e70426bd)。高田健さん【今週の憲法審査会 改憲めざす自民党の空席目立つ】、壊憲http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/03bfe72215b7029df1b422887ccec868

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 佐高信さん【風速計 本屋大賞の男】、「百田はそこで「戦後レジームからの脱却」ではなく「自虐史観からの脱却」と主張・・・「橋下徹大阪市長については大変、期待しています」・・・書店員たちは、こんな百田の実像を知って選んだのだろうか?」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 【大藤理子の政治時評/安倍ちゃんの何がコワイって 生活に疲れた人々の頭を祝い事で空っぽにするところ】、「・・・アホ丸出し・・・原発売り込んで・・・ドヤ顔決めて・・・趣味わるぅ」、いや~全く同感。「コワイって・・・世の中を金でメッキし祝祭ムードで包み込んでしまうところ」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 本誌取材班【沖縄と東京の「四月二八日」 「屈辱の日」は「主権回復の日」ではない】。祝う神経を疑う(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63cab80d06fcfa7b7021bad9aeb5b71f)。内原英聡氏【「脱原発候補者」を支援する政治連盟「緑茶会」が発足 選挙資金や脱原発有権者名簿を提供】、雨宮処凛さんや宇都宮健児さんら

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / つる詳子氏【熊本・荒瀬ダム、ゲート開放から3年 ダムを壊すと魚が戻ってくる】。渡部睦美【民族系団体が初めて抗議声明を発表 強まる在日排外デモへの包囲網】。暴言に「痴性」が滲んでいる(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 【伊藤千尋の国際時転/ボストン・マラソン爆破事件の背景にロシアのチェチェン人抑圧と米国移民の不満】。古い朝日新聞の記事、伊藤千尋さんと松下竜一さん、洋子さんhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/70c378192253f4260e895245968276e5

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨23 最高裁までが対米従属なのか】、砂川事件、「田中耕太郎最高裁判長が、上告審の公判日程や裁判の見通しを駐日米大使館関係者に対して漏らしていた事実・・・最高裁は、はっきりと釈明すべきであろう」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 矢崎泰久さん【発言2013】、「『モンサントの不自然な食べもの』を観た・・・ベトナム戦争・・・「枯葉剤」・・・TPP・・・日本はモンサント漬け・・・もう二度と純度の高い農作物は蘇ることはない」。種子支配(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9aa9a37ce141e31cb36346e06c01b27b

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 矢崎泰久さん、「第二弾『世界が食べられなくなる日』が・・・公開・・・原発と遺伝子組み換えというテクノロジーは同一なものと思って間違いない」。モンサントは水も支配しようとしているようだhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0dda79fbce5c7be135d142c1043b20bd

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / モンサント(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b84081c3ea2123ad5da179c93a5448c1)。矢崎泰久さん、「こどもの日に実に不快な政治ショーを見た。国民栄誉賞の受賞セレモニーで・・・」。アンチG・アンチ自公政権でもあるし、そんなもの覗く気になどなれません

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 山口正紀さん【〈安倍壊憲〉翼賛新聞は少数派 憲法記念日の各紙社説】、「「立憲主義」にふれない『読売』『産経』の改憲賛成論・・・「96条改正」に反対・危惧を表明したブロック紙・地方紙」。正に壊憲http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/80ddda71c58dabc237ddde7a7eb375f7)。改正でなく、壊悪

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 浅野健一さん【被疑者逮捕をショーにしたメディア ボストン爆弾事件】。田島泰彦氏【『産経新聞』が表現の自由制限する改憲案を提示】。天に唾する行為http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3
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●「日本社会を蝕むパワーハラスメント」『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)

2013年04月08日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年4月5日、938号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】、畠山理仁さんによる堀潤氏インタビュー、そして、青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件佐藤博史弁護士が激白】。

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■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 雨の中、今到着。「日本社会を蝕むパワーハラスメント」。小石勝朗氏【「一票の格差」で戦後初の無効判決もどこ吹く風 抜本是正に遠い「0増5減」案】。赤岩友香氏【原発ゼロノミクスキャンペーン立ち上げ 「下からのエネルギー革命を」】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 片岡健氏【和歌山カレー事件のヒ素鑑定 再分析した京大教授が否定】。これも酷い裁判でした(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CE%D3%E2%C3%BF%DC%C8%FE)、冤罪の確率高し。マスコミにも大きな罪

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 畠山理仁http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C8%AB%BB%B3%CD%FD%BF%CE)さん【ついにNHK退職 元アナウンサー堀潤氏独占インタビュー これからのメディアを考えていきます Twitterでの「原発発言」がネットで大反響】

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 青木理さんの【「片山祐輔被告は間違いなく無実だ」 パソコン遠隔操作事件の佐藤博史弁護士が激白】、「母親からの調書狙う」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/965c4b3a27c85886e3d5de6391bf89c2)、「悪魔の証明を要求」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【大森藤子の政治時評/米軍基地あるけど主権回復? なぜいま国民栄誉賞? とか考えない。めでたい。誰が?】、「地位協定は改定できず、地元の反対を押し切ってオスプレイは飛び、それで本当に主権を回復したと言えるのだろうか」

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 【新連載予告/本多勝一編集委員の写真記録 「俺と写真」がはじまります】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CB%DC%C2%BF%BE%A1%B0%EC)、3.11地震と東京電力原発人災で「カラ振りのままになっていた」連載がようやく陽の目を

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 清水竹人氏【きんようぶんか 本/脱原発に向けた叡智がここに】、『九州原発ゼロへ、48の視点 玄海・川内原発の廃炉をめざして』(木村朗=編、南方新書)の書評。3.11から何も学べない九州電力(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B6%E5%BD%A3%C5%C5%CE%CF

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 田島秀樹・小室等・三浦光紀鼎談【日本音楽史の奇跡「ベルウッド40周年」を語る 音楽が政治にモノを言い、社会や生き方に影響を与えた時代】、はっぴいえんど高田渡大瀧詠一細野晴臣、「放送禁止歌

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 柴山哲也氏【「大本営」へ先祖返りした記者クラブ・メディア】、2013年度報道の自由国別ランキング、なんと日本は53位! 岩本太郎氏【ネット右翼の黄昏? 「反・反韓デモ」結集、関係者の終焉発言も】、在特会(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BA%DF%C6%C3%B2%F1

■『週刊金曜日』(2013年4月5日、938号) / 浅野健一http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C0%F5%CC%EE%B7%F2%B0%EC)さん【あるまじき行為でも警官なら仮名 警視庁盗撮巡査長】、警視庁の公表基準とマスコミの実名報道
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●公約破りの自民党が推進するTPP、その旗を振るマスコミにも呆れる

2013年03月27日 00時00分30秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/141421http://gendai.net/articles/view/syakai/141496)。東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013031802000132.html)。そして、『田中龍作ジャーナル』の記事(http://tanakaryusaku.jp/2013/03/0006821)。

 まず、四つのつぶやき。

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AS‏@ActSludge
■CMLで知りました(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-March/022813.html …) 『「自民党 TPP 断固反対」ポスターが爆笑を呼んでいる』(http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65845030.html …)/「自民党の選挙公約のポスターだ。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」と書かれている」

AS‏@ActSludge
■どっちを信頼すれば??『「私を信頼して」 首相、地方組織にTPP理解求める』(http://www.asahi.com/politics/update/0316/TKY201303160428.html …)<==>CML『「自民党 TPP 断固反対」ポスターが爆笑を呼んでいる』/「自民党の選挙公約のポスターだ。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない・・」」

AS‏@ActSludge
■よくこんな無批判にTPPに賛成できるものだ。アンケートの取り方もきっと恣意的で、新聞のスタンスそのもの。身の丈。自身の反映。原発以外、評価すべきところがなくなった朝日・・・ 『TPP参加表明「評価する」71% 朝日新聞世論調査』(http://www.asahi.com/politics/update/0317/TKY201303170178.html …

AS‏@ActSludge
■必読。三宅勝久(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%BB%B0%C2%F0%BE%A1%B5%D7 …)さんの記事 『米シンクタンクにみるTPPの本音 超危険「日本まるごと安売り計画」か/ニッポン丸ごと徹底的に自由化せよ ヘリテージ財団論文にみる恐るべき「TPP」の狙い』(http://ameblo.jp/loansharks/entry-11490414617.html …
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 旧与党の公約破りを批判していたのに、選挙公約のポスターに「ウソつかない。TPP断固反対。 ブレない。」と書かれている」にもかかわらず、自らそれを平気で破棄できるのだから、神経を疑う。それを批判できないどころか、TPP推進の旗振り役までマスコミが務めるのだから、これまた神経を疑う。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/141421

「TPP参加」大合唱 大新聞テレビの身勝手
2013年3月13日 掲載

ウラでは外資規制と再販制度維持ねだる
 ご都合主義は許しがたい。「交渉参加を決断する時だ」(毎日新聞)、「速やかに参加の手続きを進めて、国益を確保すべきだ」(読売新聞)……などと、TPP(環太平洋経済連携協定)参加を煽(あお)りまくる大新聞テレビのことだ。

 TPPで外資が日本市場に本格参入すればメディアだって自由競争の波にさらされる。それを覚悟の上で、それでも「国益」のために国民に参加を訴えるなら、まだ理解できるのだが、そうじゃない。例によって「オレたちだけは助けて」なのだ。

   「TPPに関する自民党外交・経済連携調査会が2月末に
    『TPP交渉参加に関する決議』を採択しました。その中に
    メディアについて、『放送事業における外資規制、新聞・雑誌・書籍の
    再販制度や宅配についてはわが国の特性を踏まえること』なんて一文が
    盛り込まれているのです。大新聞テレビが押し込んだのは明らか。
    つまり、オモテでは『TPP参加で日本経済を強くしろ』と声高に叫び、
    反対する農協などを暗に批判しながら、ウラでは狡猾な動き
    しているのです」(経済ジャーナリスト)

 大新聞の身勝手さは今に始まったことじゃない。消費増税についても、あれだけ「増税しろ」と大合唱しながら、いざ法案が成立した途端、「新聞に軽減税率を導入しろ」だ。JAもびっくりの圧力団体である。

 元共同通信社記者で、同志社大社会学部教授の浅野健一氏(新聞学)は「大新聞は世論を誤った方向に誘導し、世界を見えなくさせている」と言っていたが、ホント、その通り。TPPの不平等性や米国ルールの押し付けなどに目をつむり、我が身かわいさでTPP推進の安倍首相や財界の応援団に成り下がる――。いっそのこと外資に切り込まれて一度業界がメチャクチャになった方がいいんじゃないか。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013031802000132.html

首相 「農村と皆保険守る」
2013年3月18日 朝刊

 安倍晋三首相は十七日の自民党大会で、中韓両国との関係について、中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の名前を挙げて「三人が意思疎通していくことが地域の繁栄と平和に必要だ」と、関係改善に意欲を示した。

 先に交渉参加を表明したTPPについては「世界が開放経済にかじを取っている中、日本が取り残されてはならない。まさに国家百年の計だ」と理解を求めた上で、「強い交渉力で国益を守る。麗しい農村風景と国民皆保険制度は断固として守る」と訴えた。

 金融緩和など安倍政権が進める経済政策に関しては「日本を覆っていた雰囲気が大きく変わった。確実に景気は回復しつつある」と主張した。夏の参院選については「勝ち抜いて誇りある日本を取り戻す」と過半数確保への意欲を強調した。

 大会では「参院選で必ず勝利して、自民党を中心とした安定政権を構築する」との運動方針を了承。総裁選が上位二人の決選投票となった場合、党所属国会議員しか参加できなかったのを、各都道府県連にも一票ずつ配分を認める総裁公選規程改正を決定した。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/141496

【TPPの真実】
本当なのか安倍首相のTPP参加のメリット 聖域や国益など守れるハズなし
2013年3月16日 掲載

米隷従の自民安倍政権に米国との交渉力など全くなしと専門筋

 安倍首相が15日、TPP交渉参加を正式に表明したが、ぶったまげたのはその言い草だ。

 自民党は先の選挙で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対する」と明言。あたかも「TPPには慎重」の姿勢を装ってきた。6割を超える議員がTPP反対を売り物に選挙を戦い、勝ち抜いてきたのは周知の通りだ。

 ところが、安倍は「TPPがアジア太平洋の世紀の幕開けとなった。後世の歴史家はそう評価するに違いありません」「その中心に日本は存在しなければなりません」「TPPへの交渉参加はまさに国家百年の計であると私は信じます」と高らかに宣言したのである。

 もう筋金入りのTPP礼賛ではないか。会見では取ってつけたように「聖域」についても触れた。しかし、「守るべき項目をしっかりと胸に、強い交渉力を持って結果を出したい」と言っただけ。質疑応答で「(聖域の重要5品目の関税を)堅持できない場合、TPP交渉から離脱するのか」と突っ込まれると、「今ここで離脱するかどうかを申し上げるのは国益に反する」とゴマカした。

 最初から交渉参加ありき。それがものの見事に露呈した記者会見だったのである。

 東大大学院教授の鈴木宣弘氏は「民主党の公約破りをあれだけ非難してきたのに、自民党の公約破りは許されるのか有権者に対する信じがたい背信行為だ」と言ったが、本当だ。
 一事が万事で、安倍や政府が説明するTPPに関する話はことごとくデタラメだ。とにかく、米国に言われたから、TPPに参加する。国益は二の次三の次。そのために、二枚舌を弄して、国民を騙(だま)し続けてきたのが真相だ。


<国民皆保険は揺らぎ、食の安全もなし崩し>

 安倍は会見で「TPPはアジア太平洋の未来の繁栄を約束する枠組みだ」「日本の国益だけでなく世界の繁栄をもたらすものと確信している」とも言った。

 すべてウソッパチである。TPPについては医師会は連日、意見広告を出して反対している。JAは4000人デモ行進で反対した。未来の繁栄を約束するのであれば、なぜ、かくも反対運動が起こるのか。すべてが詭弁(きべん)だからである。前出の鈴木宣弘氏が言う。

   「医師会が反対してるのはTPP参加によって、国民皆保険が
    揺らいでくるからです。米国は長年、日本の医療制度を攻撃し、
    崩そうとしてきた。国民健康保険があると、米国の保険会社は
    商売がやりにくいし、日本の薬価制度は米の製薬会社には参入障壁に
    なるからです。企業にとって邪魔なものは排除する。政府が従わなければ、
    ISD条項で訴える。これがTPPですから、当然、国民皆保険もターゲットになる。
    TPPは皆保険崩壊を加速させることになるのです。農業についても同じです。
    米国は乳製品と砂糖を例外品目にしようとしたが、オーストラリア、
    ニュージーランドの反発で、認められそうにない。聖域なき関税撤廃が
    前提なのですから、日本の農業の聖域が守られるはずがないのです。
    米国は日本の厳しい食の安全基準も問題視している。TPPに参加すれば、
    農業が大打撃を受けて、地域経済、コミュニティーが崩壊するだけでなく、
    食料自給率は低下し、食の安全基準の緩和も余儀なくされ、
    国民の健康不安も増大することになります」

 バラ色の未来なんて、とんでもない話なのだ。


<これから参加する日本に交渉の余地なし>

 安倍や政府は「各国とも聖域はある」「交渉次第だ」みたいな言い方もしているが、これも大ウソだ。

   「遅れて交渉に参加したカナダやメキシコは、すでに決まっている条件に
    ついては口出しできず、今後、決まることについても先に交渉に
    参加している国の意向が優先されることになっています。そういう念書が
    交わされたのですが、日本も同じですよ。つい最近、シンガポールで
    行われた交渉で米国の担当官は『日本は交渉する時間も権利もないんだよ』
    と言ったといいます。交渉次第で聖域が守られるというのはマヤカシです」
    (鈴木宣弘氏=前出)

 そうこうしているうちに、事前協議で米国の自動車の関税維持や日本は米国車の安全基準を受け入れること、最低輸入台数の設定、学資保険の内容変更などを求められていることがバクロされた。もちろん、安倍政権はグニャグニャだろう。

 自民党は先の選挙で、自動車など工業製品の数値目標は受け入れない、国民皆保険は守る、食の安全は守る、ISD条項には合意しない、など6項目の公約を掲げた。これらが守れないなら、直ちに交渉から脱退すべきなのに、安倍は言を左右にしてしまう。

 国民には情報を開示しないまま、国益に反する秘密交渉が進んでいる証拠だ。いや、交渉ではなく、一方的な譲歩を迫られ、ドンドン、それに応じている。それが真相に近い。こりゃ、国民生活や日本の産業は大変なことになる。米国を筆頭に他国の草刈り場になってしまう。それがTPPの現状、惨状なのである。


<すべては安倍首相の政権維持のため>

 元外交官で、あまたの国際交渉を経験してきた孫崎享氏は「TPPで日本は得るものは何もない。ひとつの例外を除いて……」と言った。

 その例外こそがTPPの本質だ。
「米国の言いなりになって、政権維持をしてもらうこと。それしかメリットはありません。つまり、安倍首相のためだけのTPPです」

 そうなのだ。それほど、この交渉は不可解、奇怪で、国民にはいいことがひとつもないのである。孫崎享氏が続ける。

   「全体会議は7月で終わります。すでに条約は出来上がっているのも同然で、
    すぐにシャンシャンでおしまいになる。日本が聖域の交渉をできる余地は
    ないのです。日米首脳会談の合意文書には『すべてが交渉で決まる』
    かのような表現が出てきますが、これは『最初から聖域なし』と約束する
    わけではないという当たり前のことを言っただけ。交渉の余地がないのは
    政府も知っているはずです。それなのに国民には何も知らせず、
    後発国には出る幕がない交渉に参加する。これは白紙委任状と同じです。
    そうまでしてなぜ、参加するのか。安倍首相のメリットしか思い当たりません」

 だとすれば、今後の交渉の結末も見えてくるというものだ。これまでもウソをつき通してきたように、今後もウソとゴマカシで国民をけむに巻く。しかし、最終的には日本市場を丸ごと米国に手渡すわけだ。亡国政権の身勝手を断じて許してはいけない。
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http://tanakaryusaku.jp/2013/03/0006821

安倍首相、TPP交渉参加表明 99%に耳傾けぬ政府とマスコミ
2013年3月15日 19:12

     建築業手伝いの男性は「TPPは自分に関わってくる。
     このまま黙り続けたら破滅する」と警鐘を鳴らした。
     =15日、永田町。写真:田中撮影=

 安倍晋三首相が先ほど、TPP交渉への参加を表明した。政府は郵政民営化のスケールをはるかにしのぐ日本売りにいよいよ乗り出す。
 前原誠司・元外相は、米国が自動車と保険で日本に譲歩を要求してきたことを国会(12日、衆院予算委)で明らかにしている。農業分野でも聖域は設定されないことを東京新聞(14日付)が報じた。TPPが不平等条約であることを他社も知っているが報道しないだけなのだ。
 交渉参加を表明する安倍首相の記者会見に先立ち、市民たちが国会前で抗議の声をあげた。(主催:STOP TPP)
 参加者は主婦、教員、医師、労働組合員、市民運動家など多くの階層に及んだ。TPPが国民生活のあらゆる分野に及ぶことを示すものだ。
 マスコミは、TPPが農業や貿易だけの問題であるかのように喧伝しているが、そうではない。日本社会を蝕んでいる雇用の不安定に拍車をかけることにもなる。労働力の輸入自由化もTPPの一分野だからだ。
 首都圏青年ユニオンの神部紅・事務局次長は危機感を強める―「若者の2人に1人は非正規労働者。彼らは失業を挟みながら生活している。その間をフォローする保障がない。にもかかわらず(さらに雇用が不安定になる)TPP導入では話にならない」。

     平日にもかかわらず、あらゆる職業の人々がTPP反対の声を
     あげに集まった。後ろの建物は参院会館。=写真:諏訪撮影=

 医師(内科医)の藤末守さんは、国民皆保険に象徴される日本の医療制度が崩壊に追い込まれることを危惧する―
 「日本は薬価制度で薬の値段を決めている。オーストラリア、韓国も同様だ。しかし米国は製薬会社の言い値で決まっている。米国はそれをずっと日本に持ち込みたかった。それを実現するのがTPP。よく効く米国の薬が欲しい場合、高額の薬代を払わなければならなくなる。そこで米国の医療保険会社が出てくる。薬代はジワジワと上がり、日本の保険制度はジワリジワリと崩れていく」。
 教職員労組の代表は「(発がん性が指摘される遺伝子組み換え食品が大手を振って入ってくるようになれば)学校給食で子どもたちの食の安全が脅かされる」と訴えた。
 江東区の主婦(30代)は悔しさを隠しきれない。「きょうは確定申告の期限だったが、それどころではないと思い駆け付けた。自民党はTPPに慎重だと思い(先の総選挙で)投票したのに裏切られた」。
 JAの反対集会だとマスコミは賑々しく伝える。だがこの集会には1台のテレビカメラも来ていなかった。彼女は「マスコミは農業団体だけが反対しているようなイメージを出している。私のような一般の主婦が反対の声をあげていることも伝えてほしい」。
 「皆保険は守る。聖域は守る」と安倍首相は言うが、米国の強欲資本主義の前では世迷言でしかない。99%の悲鳴を伝えないマスコミと悲鳴を聞く耳を持たない政府。1%だけが生き残った後、日本はどうなるのだろうか。

 《文・田中龍作 / 諏訪都》
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●「「3.11」から2年② 原発という犯罪」『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号)

2013年03月15日 00時00分20秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年3月8日、934号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。注目は、もちろん、特集記事「「3.11」から2年② 原発という犯罪」。犯罪であり、原発を作り続けた上に、何の責任も取らない自民党、それを支持することの「品格」「資質」。
 もう一つは陸山会事件の記事。当たり前の主張なのに、「小沢信者」と呼ばれる始末。政権交代の意義が失われ、民主党が壊滅し、今のこの哀しい政治状況を生み出した原因。自民党に乗せられ民主党議員までが悪乗りし、自分で自分の首を。それで自民党が復権したのだから、アホである。

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■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 今開封。「「3.11」から2年② 原発という犯罪」、そう、犯罪です! 三宅勝久さん【自民党「政党交付金」の使徒隠しは許されるのか 一三三億円に領収書なし】、原発推進という犯罪だけでなく、相変わらずの金に対する意地汚さ

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 野中大樹氏【ジャーナリスト、弁護士らが集結 消費税増税反対の国民集会を】、宇都宮健児さんら。「斎藤貴男氏は、「消費税は国やマスコミが宣伝してきたような公平なものではない。(経済的に貧しい人間の金を吸い上げて金持ちにまわす、これに尽きる税制」だと喝破

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 畠山理仁さん【自死した福島酪農家の妻 東電に賠償申し入れ】、「「原発さえなければ」/・・・堆肥小屋の壁にそう書き残して自ら命を絶った・・・」。【大塚将司の経済私考/成長戦略としてのTPP参加はまやかしだ 日本の未来図を描き、米国の深謀を熟慮せよ】

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 【元国会事故調査委員会委員田中三彦さんに聞く/「福島第一原発の事故原因はまだ解明されていない」】。【渡辺満久教授に聞く/活断層から見える「原子力ムラ」の重すぎる罪】、「追及されるべき責任者」「懲りない電力会社」

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 金子勝さん【失敗は実証済みの「三本の矢」 アベノミクスは遊園地のコーヒーカップと同じ】。きんようぶんか案内板、福岡県の筑豊に生まれた坑夫・絵師【世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展】、四ノ宮浩監督映画【『わすれない ふくしま』】

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 真野きみえ氏【3月13日に元秘書3人の判決 陸山会事件とは何だったのか】、リードは「小沢一郎氏が事実上、政治的に抹殺される形になった陸山会事件の判決が、3月13日に出される。4年にわたり、日本中を騒がせた陸山会事件とは一体何だったのか」・・・

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 真野きみえ氏【3月13日に元秘書3人の判決 陸山会事件とは何だったのか】、・・・「虚偽記載と言っても〝期ズレ〟」「検察審査会の闇」「権力が勝利し、国民が負けた」。当たり前の主張なのに、「小沢信者と呼ばれる始末。今の哀しい政治状況の原因

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 浅野健一さん【被疑者写真の盗み撮りは妥当か PC遠隔操作事件】。岩本太郎氏【ネット上のみならず街でも外国人排斥派を反対派が批判】、聞くに堪えないシュプレヒコールなどの「う在特会」に対する、プラカード、メッセージによる静かな反対運動

■『週刊金曜日』(2013年3月8日、934号) / 田島泰彦氏【憲法改正案が指し示すマイナンバー法案と秘密保全法の企て】、「自民党の改憲草案が示す情報の統制とコントロールに抗して・・・情報を市民に取り戻す取り組みが求められている」。石坂啓さん【初めて老いった!/第38回 母には通用しない】
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●「水俣を歩いた原田正純さんの世界」/『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)について

2013年02月11日 00時00分41秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)、「水俣を歩いた原田正純さんの世界」についてのつぶやきから、AS@ActSludge

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■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号) / 今到着。「水俣を歩いた原田正純さんの世界」。表紙は坂本龍一教授。「坂本龍一と鈴木邦夫が語る 左右を超えた脱原発、そして君が代」。「教育再生実行会議メンバーからの適金も 塾業界と癒着する下村大臣」、教育関連企業から多額献金

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号) / 「「尖閣購入」意見広告で日本語原文にない文章が・軍事同盟を重視する東京都」、前回の矢崎泰久さんの言葉が思い出される(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/14c7b110963a2c791fd67573b7d8834f)。「原子力規制委に市民団体が緊急要請 「名雪審議官事件」の調査を」

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)/「『週刊朝日』問題で佐野氏が講演 「橋下氏をタブーにはしない」」、「佐野氏は自らの記事で差別を助長したことについて詫び・・・」。「2020年まで完成しない八ッ場ダム 猪瀬知事「答えない」」。IWA世界会議を東京でやっても意味ないょ

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)/田中優子さん「風速計 新しい芽を育てる役割」、「グローバル化が何をもたらしたか・・。新しい社会の芽を支え、助けるのはメディアの重要な役割・・」。「大藤理子の政治時評 「対テロ」を自衛隊法の改正に使う意図が見える安倍ちゃん「美談」に騙されちゃダメです・・」

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号) / 「大塚将司の経済私考 ストライキも打てない連合“労働貴族”たち  今春闘で賃上げできなければ総退陣すべき」、先日、“労働貴族”塩路氏天皇(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%CF%AB%C6%AF%B5%AE%C2%B2)が亡くなった・・・

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)/高遠菜穂子さん「イラク戦争開戦10年レポート 軍が市民に発砲、死傷者が出る惨事に」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B9%E2%B1%F3%BA%DA%CA%E6%BB%D2)。古川琢也氏「アルバイトで生活費かせぐ派遣教員 私学に広がる教員派遣と偽装請負」、あ~っ、派遣教員・・・

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)/原田さんについての栗原彬×佐高信対談「「やむを得ない」とは言えない立ち位置と目の位置」。畠山理仁氏「園田前監督の暴行事件で東京都の五輪招致に吹く逆風 影響ないと言い張る猪瀬知事の鈍感力」、今更五輪招致(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%B8%DE%CE%D8%BE%B7%C3%D7)?

■『週刊金曜日』(2013年2月8日、930号)/浅野健一さん「犠牲者遺族の了解を得たのか アルジェリア事件」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/s/%C6%BF%CC%BE%CA%F3%C6%BB)。田島泰彦氏「改憲案相次ぎ提起! 憲法21条改変は表現の自由の死」。「金曜日から」に外せない二本『死刑弁護人』『ニッポンの嘘
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●「国会前の怒りの声を聞け!」『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号)についてのつぶやき

2012年12月03日 00時00分48秒 | Weblog


週刊金曜日』(2012年11月30日、922号)、「国会前の怒りの声を聞け!」についてのつぶやきから、AS@ActSludge

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『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号) / 「国会前の怒りの声を聞け!」。「緊急寄稿 編集員が考える選挙の争点」。雨宮処凛さん「民主主義を問い直す3・11以降の実践に希望」。石坂啓さん「アベくんが招く最悪シナリオは想定している」。佐高信さん「CATで選ぼう」

『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号) / 落合恵子さん「危険と矛盾への対処を押しつけられてたまるか」。田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」。中島岳志さん「政治改革のなれの果てに」。本多勝一さん「悪の「本流」により近いのはいったい誰か」

『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号)/田中優子さんと本多勝一さんの論に賛成。「大藤理子の政治時評/「隊」を「軍」と表記するのは「日本語の問題」じゃないぞ 自民党は脳内鎖国状態らしい」。矢崎泰久さん「はつげん2012/・・・投票率100%を・・脱原発ノミの選択でいい」

『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号) / 「大塚将司の経済私考/安倍総理の大胆な金融緩和策に対抗するなら 民主党は働く世代の賃上げ策を掲げよ」。明石昇二郎さん「カネミ油症救済法 根治できないのなら「難病指定」を/加害者を救済できるのか」

『週刊金曜日』(2012年11月30日、922号)/浅野健一さん「検察のねつ造報告書を不問にするな/小沢氏無罪確定」、「無罪確定・・・新聞・テレビの扱いの悪さには呆れた」。佐高さんの本の広告(七つ森書館)『自分を売る男、猪瀬直樹』、「小泉純一郎に取り入り、石原慎太郎にも・・・・・・」
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●「尖閣の真実」: 『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号)についてのつぶやき

2012年11月12日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2012年11月9日、919号)到着。是非皆様も / 「尖閣の真実/石原慎太郎に台湾は怒っていた」。横田一さん「「脱原発・反貧困の人を都知事に宇都宮氏が候補に急浮上」。横田一さん「維新とたちあがれ日本は〝水と油〟/石原氏の一本釣りを狙う橋下氏」。

『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号) / まさのあつこ氏「反原発デモ取材の妨害禁止を求め/フリー記者が申立て」、寺澤有佐藤裕一畠山理仁の三氏。宇都宮健児さん「風速計/都内の就学援助児童が急増」、虚しい石原都政下での「「貧困と格差の拡大」という大きなつけ」」を残して

『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号) / 粟野仁雄さん「大飯原発、活断層の疑いが濃厚」、「活断層か地すべりかで激論・・関電社員が現地調査を案内・・判断避ける田中委員長」。「竹信三恵子の経済私考/危うい「第三極」の経済・雇用政策/格差と貧困社会へまっしぐらの恐れ」

『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号) / 元木昌彦氏「ギャンブル親父の業界地獄耳09/『週刊朝日』川畠編集長は「言論の覚悟もなく記事を掲載したのか」。松崎菊也氏の、石原・橋下・平沼赳夫三氏の「無責任架空座談会」、「石原「増税だの原発だの憲法だの核武装だの小さな問題」」

『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号) / 浅野健一さん「チェルノブイリからの警告(下)/今なお犠牲続く女性、子供への被害」。高遠菜穂子さん「ファルージャで激増する先天性欠損症の子どもたち」、「米軍爆撃の影響か、近くWHOが調査結果発表」、非人道的兵器・白リン弾

『週刊金曜日』(2012年11月9日、919号)/山口正紀さん「被告人席に座るべきは・・・・・・/ゴビンダさん最新」。丸山昇さん「新聞業界直撃の消費増税、『朝日』で進む大リストラ」。高嶋欣也氏「米兵犯罪を「事故」扱い/大臣発言に無頓着な本土マスコミの退廃」、「事故」という言葉遊び

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