
gendai.netの記事【世界中が不安視…燃料棒取り出し「UFOキャッチャー」作戦】(http://gendai.net/articles/view/newsx/145587)。
「作業員はプールに沈んでいる大量のガレキを避けながら、長さ約5メートル、重さ約300キロの燃料棒を1本ずつキャスクに移動する。それを1年かけて、1500回以上も繰り返すのだ。これだけでも相当、至難のワザだ。さらに複数の燃料棒が入ったキャスクの重量はざっと100トンにもなる」・・・・・・想像するだに恐ろしい・・・・・・。小出裕章さんの言葉が頭から離れません。
『●福島第一原発3号炉の使用済み燃料プールの問題』
『●原発人災は続いている: 小出裕明さん、日本は「お終いです」』
「どこが「収束」宣言なのか。怒り心頭、そして、ゾッとした。爆発〝事象〟の
なかった福島第一原発4号炉の燃料プールが〝宙ぶらりん〟になっている
問題。地震・余震が続くなか、危機は続いている。原発人災は続いている。
市民はそこに目をつむり、マスコミは覆い隠し、原子力ムラの住人は
口をつぐみ、原発再稼働・原発建設再開・原発輸出をするという。
〝犯罪者〟は刑務所に入ることさへない」
「<その何年という間に建物を壊すような地震が来たら>
おしまいです」
『●大飯原発、本当に再稼働などしている場合か?
~東京電力福島第一原発4号機問題~』
『●志賀原発訴訟第二ラウンド: 裁判所は信頼を回復できるか?』
『●福島第一原発4号炉問題、「加害国として罪悪感に欠ける」』
「福島第一原発4号炉の危機をことさら無視しているようには感じる。
4号炉の使用済み燃料プールが地震などで崩壊したら、
大変な問題だと思うのだけれども・・・。」
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【http://gendai.net/articles/view/newsx/145587】
世界中が不安視…燃料棒取り出し「UFOキャッチャー」作戦
2013年10月31日掲載
原子力規制委員会は30日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールから「燃料棒」を取り出す実施計画を認可した。水素爆発で破壊された建屋から、使用済み燃料1331体、未使用燃料202体の計1533体もの燃料を取り出す作業は人類史上初だ。
計画によると、4号機建屋の上部に設置したクレーンなどを使い、地上30メートルの高さにあるプール内の燃料棒を1本ずつ輸送容器(キャスク)に移動。次にキャスクを吊り上げて地上のトレーラーに載せ、敷地内の共用プールに運ぶ。作業は11月8日にも始まる予定だ。
「原発で使用済み燃料を取り出す場合、通常は位置や状態があらかじめコンピューターに入力されているため、スムーズに作業できます。しかし、福島原発は違う。燃料プール内にはコンクリート片や金属片など500個余りのガレキが沈んでいる上、燃料棒が破壊されている可能性もあるため、作業員が目視で作業を進めることになります」(経済ジャーナリスト)
作業員はプールに沈んでいる大量のガレキを避けながら、長さ約5メートル、重さ約300キロの燃料棒を1本ずつキャスクに移動する。それを1年かけて、1500回以上も繰り返すのだ。これだけでも相当、至難のワザだ。さらに複数の燃料棒が入ったキャスクの重量はざっと100トンにもなる。
地上に運ぶ際、何らかのトラブルでキャスクが傷付いたり、落下したりして燃料棒が空気に触れれば、たちまち即死レベルの放射性物質が放出される。仮に1500本を超える燃料棒がムキ出しになれば、放出される放射性物質の量はチェルノブイリ事故の10倍。東日本に人が住めなくなるのは間違いない。失敗が許されない命懸けの「UFOキャッチャー」作戦だ。
規制委の田中俊一委員長も会見で「潜在的に非常に大きなリスクがある。個人的には汚染水以上に心配」と本音を漏らしたが、本当に大丈夫なのか。
原子炉格納容器の設計に携わっていた元東芝技術者の後藤政志氏はこう言う。
「燃料が空気に触れたら作業員の大量被曝は避けられません。燃料を
キャスクに移動している時や、キャスクをトレーラーに載せる時など、
極めて慎重な作業が求められる場面で地震などが起きたらどう対応するのか。
規制委や東電がトラブルに対してどこまで検討しているかが重要です」
世界中が固唾(かたず)をのんで見守っている。
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