小沢裁判についてのgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/138841、http://gendai.net/articles/view/syakai/138875)。
検察と検察審査会の猿芝居にあれだけ大騒ぎしたマスコミや民主党・自民党が沈黙するのはなぜ? 本件に関しては非を認めるべきじゃないのか? これほどの黙殺とは。裁判所は、若干、信頼を回復しつつあるのに、ここまで政治状況を悪化させたマスコミは沈黙してていいのか? 多くの市民は冤罪に気づいていないし、それがどれほどこの国の政治を歪めてしまったかに・・・。「こうなった以上、検察は小沢にわびるべきだ。大マスコミも総ザンゲが当たり前だ。民主党も落とし前をつけるべきだ。検察が捏造した疑惑に乗っかり、小沢を党員資格停止にして、追放。その政治活動を封じ込めたのは野田を中心とした民主党の現執行部のメンメンだ。アタマを丸めるくらい当然なのに、コイツらは本当に腐っている」。
『●「暗黒捜査」による小沢裁判控訴審』
『●小沢裁判判決、福島瑞穂さんと郷原信郎さんの感覚』
『●小沢裁判東京地裁無罪判決: 魚住昭さんの〝魚の目〟』
『●常軌を逸した〝法治〟国家、そして、マスコミの始末の悪さ』
『●小沢裁判、控訴に対するマスコミの対応とやはり検察審査会制度の致命的欠点』
『●制度に欠陥: 小沢裁判、やはり控訴決定』
『●小沢裁判、検察の問題であると同時に、癒着したマスコミの問題』
『●小沢裁判、当然の結果を理解できない人たち』
『●小沢裁判、こういうお茶を濁す総括「社説」で良いのか』
『●小沢裁判、終わりの始まり?』
『●小沢裁判、安田好弘弁護士高裁判決での権威の失墜を取り戻す好機』
『●小沢裁判、無罪でしか裁判所の威厳は取り戻せない』
『●捏造された検察審査会、確信犯的にそれをバックアップするマスコミ』
『●小沢一郎氏陸山会事件判決を目の前に控え: 検察審査会の罪深さ』
『●小沢一郎氏裁判、司法の信頼回復の好機 ~大善文男裁判長への期待~』
『●水谷建設裏金問題、小沢一郎氏でなく自民党議員だった!?』
『●小沢一郎氏関連冤罪事件、推認に推認を重ねた裁判長』
『●小沢一郎氏検察審査会は機能していない』
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/138841】
小沢裁判ようやく結審でも一件落着とはいかない
2012年9月26日 掲載
ベストセラー「検察崩壊」の衝撃
<これほどデタラメ特捜部捏造の政治裁判が現代のこの国で行われている闇>
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)が政治資金規正法違反に問われた事件がようやく“決着”した。26日開かれた控訴審では、検察官役の指定弁護士が新たに請求していた元秘書の供述調書や証人尋問が却下され、結審。11月12日に判決となったからだ。
指定弁護士は10年以上前に辞めた高橋嘉信元秘書の供述調書を作成、証拠申請したが、これはムリ筋、嫌がらせのような話だ。
「選んだ人物が悪すぎます。高橋元秘書はかつて、小沢氏の“金庫番”と
呼ばれましたが、その後、小沢氏と距離を置くようになり、週刊誌などで
小沢批判の急先鋒になった。検察が西松事件や陸山会事件に
着手するキッカケをつくったのも、高橋元秘書の存在があった
と言われています。しかし、検察は結局、不起訴にしているから、
高橋元秘書の情報はいい加減だったということ。指定弁護士が
苦し紛れにしがみついたとしか考えられません」(司法ジャーナリスト)
そもそも指定弁護士は1審段階で、この元秘書を証人として請求できたのに、何もしなかった。この程度の反論しかできないのになぜ、指定弁護士は控訴したのか。つくづく異常な裁判だが、もとはといえば、事件をデッチ上げ、検察審査会(検察審)を騙(だま)す捏造捜査報告書を作って、強制起訴を“誘導”した東京地検特捜部こそが諸悪の根源だ。
そうした特捜検察のデタラメをあらためて浮き彫りにした本が話題になっている。元検事で、関西大特任教授の郷原信郎弁護士の著書「検察崩壊」(毎日新聞社)である。
中身は、検察の捏造捜査報告書作成を問題視し、「指揮権発動」を検討していた参院議員の小川敏夫・前法務相や、元秘書の石川知裕・衆院議員ら4人との対談をまとめたものだ。中でも、石川が聴取時の様子を語った内容は衝撃的である。
〈吉田副部長は『このままでいくと小沢さんは検察審査会で間違いなく
黒になる』と言うんです。参議院選挙の前、最悪のタイミングで
強制起訴が決まることは、プロのわれわれはわかっている。
そうならないことがあなたがたにとってプラスだから認めなさい、
という説得をさんざんしてきました〉
〈今考えると、検審で黒をとるために途中から様子が変わったな、
という感じがあります。終盤になるにつれて、何回も同じ内容を
取り直すんです。小沢さんは不起訴と決めているから、後はもう、
検審黒に向けていろいろ証拠固めをしていったな、ということを、今思います〉
いやはや、これが特捜検察の実態だ。国家権力を持っている分、ヤクザよりもタチが悪い。
郷原氏がこう言う。
「小沢裁判は、特捜部の謀略に検察審が騙されて強制起訴に
至ったとんでもない事件であり、読者からも『検察はこれほど
デタラメだったのか』という感想が寄せられています。事件そのものが
インチキなのはもちろんですが、それが明らかになっても適切な対応を
取らず、詭弁(きべん)やウソ、ごまかしを続けている検察のどこに正義が
あるのでしょうか。国民の信頼を完全に失っています」
<小沢代表控訴審を報じる大マスコミへ重大な疑問>
摩訶(まか)不思議なのは、大マスコミの報道も同じだ。
暴走検察と一緒になって謀略事件を騒ぎ立て、「小沢=悪」のイメージづくりに奔走した反省は全くなし。1審で16回に及ぶ公判を経て無罪判決が出ても、「完全無罪ではない」「グレー判決」とあれこれ難クセをつけていた。検察審の起訴議決や、指定弁護士の控訴だって、新聞・テレビの“洗脳報道”が後押ししたようなものだ。あらためて強調するが、控訴審で無罪判決なら、東京地検の2度の不起訴を含めて「4度目」の無罪である。
マトモな言論機関であれば、さすがに「司法権力の乱用」「政治弾圧」と検察批判の一大キャンペーンを張るべきだろうが、そんな姿勢は一切みられない。司法ジャーナリストの魚住昭氏はこう言った。
「小沢事件で、メディアは『違法』なことと、『モラル』を区別しないまま
報道を続け、これが裁判の本質を見えにくくしてしまった。あれだけ
大騒ぎしたにもかかわらず、結果は政治資金収支報告書の事務的ミス。
それを重大事件のように報じ、小沢氏の巨悪像をつくり上げたのです。
メディアは、この事件の強制起訴着手の段階から今に至るまでの報道を
自己検証するべきです」
きっちり落とし前をつけてもらいたい。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/138875】
そりゃないだろう! 無罪“確定”小沢結審をシカトした大マスコミと民主党
2012年9月27日 掲載
彼らに「人権」を語る資格はない
「いずれも却下します」――。26日開かれた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)に対する政治資金規正法違反事件の控訴審。開廷からわずか1時間後、小川正持裁判長が下した判断に、東京高裁102号法廷に張り詰めていた空気が一気に緩んだ。
案の定というか、検察官役の指定弁護士側が請求していた元秘書の証人尋問など計12点の証拠採用は一蹴され、ジ・エンド。審理はたった1日で終わった。指定弁護士がもくろむ逆転有罪の目は完全に消えたとみていい。
指定弁護士の大室俊三弁護士は閉廷後、「裁判所は証拠として調べる必要がないと判断しただけで、我々にとって特に不利になったとは思っていない」と強気だったが、だったら、なぜ証拠請求したのか。カラ元気というか、どこまでデタラメを続ければ気がすむのか、と言いたくなる。
東京高裁が即日結審したのは、これ以上、審理を長引かせても「意味なし」と判断したためだ。事実上の無罪確定。そんなことは司法のプロならば、誰でも分かることだ。
「小川裁判長は判決日について、当初、1カ月後の10月31日を予定し、
指定弁護士、弁護人双方に打診しました。普通は結審から判決まで
最低でも2~3カ月かかります。それが1カ月後ということは判決文の
原案がすでに出来上がっている可能性が高い。ズバリ、控訴棄却ですよ」
(傍聴した弁護士)
こうなった以上、検察は小沢にわびるべきだ。大マスコミも総ザンゲが当たり前だ。民主党も落とし前をつけるべきだ。検察が捏造した疑惑に乗っかり、小沢を党員資格停止にして、追放。その政治活動を封じ込めたのは野田を中心とした民主党の現執行部のメンメンだ。アタマを丸めるくらい当然なのに、コイツらは本当に腐っている。26日の結審をどう受け止めたのかというと、誰もコメントひとつ出しゃしない。それどころか、ある若手議員は「小沢氏に政局を左右する力はもうない。裁判の結果が大きな影響を与えることはない」とか言って涼しい顔だ。
彼らに良心があるのか。人間としてどうなのか。「シカト」はないだろう、いくらなんでも。しかし、マスコミも同罪だから、もちろん、一緒になって、判決無視。ヒドイ社会だ。ジャーナリストの魚住昭氏はこうした新聞テレビの報道姿勢について「病理なんですよ。だから、何度も繰り返している」と言った。いつも自分たちは正義漢ヅラ。今後、彼らに人権を語らせたら絶対にダメだ。
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