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●国葬強行とのり弁…川内博史さん「総額12.4億円以上の費用がかかってしまっているから、今すぐに正確な情報を開示したくないのではないか」

2022年12月11日 00時00分11秒 | Weblog

[※ 「国葬強行! 岸田政権を待ち受けるもの」(週刊金曜日 1394号、2022年09月30日) ↑]


(20221127[])
酷い…キシダメ政権・政権与党は、国会を無視して国葬強行しておいて、「国葬の検証」もデタラメって、一体全体何なのか?
 東京新聞の記事【「やましい印象与えた時点で失敗」なぜか非公開で進む「国葬の検証」 出席者まで徹底して隠す政府】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/213493)によると、《安倍晋三元首相の国葬を検証する政府の有識者ヒアリングが、「非公開」で行われている。「静かな環境」で考えるためで、誰にいつ聴いたかは論点公開まで明らかにしないという。議論は国会でも始まっているが、基準や経費など国葬の実施を前提とした話が中心だ。国論を二分した儀式の検証は、このままで大丈夫なのか。(特別報道部・山田祐一郎岸本拓也)》。

   『●《「もう黙ってろ」…かの権力集団の、これぞ卑しくも悲しい本質では
     なかろうか。私たちは自由な魂を湛えた主権者だ。心まで支配される…》
   『●「苦渋の判断だ」としてアベ様の「国葬みたいな追悼儀式」に「労働者
     代表として出席」する人と、「何の苦渋も感じることなく欠席」する人
   『●漸く内部から火の手が…村上誠一郎議員《安倍氏の政権運営が「財政、
     金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判》
   『●《◆議会に諮らず民主主義否定》《◆「勇み足」へのブレーキない》
    《◆制度的に不可 人物的に値せず》《◆立派だと誤認 子供の影響心配》』  
   『●息吐く様にウソをつくアベ様は如何に〝誕生〟したのか? そして、
     数多のアベ様案件の〝トドメ〟が統一協会とのズブズブ壺壺ヅボヅボ
   『●アベ様の国葬モドキを沖縄戦体験者はどう見たのか? 《国葬を見て
     思うのは戦争で命を奪われ、葬式さえあげられなかった人たちである》
   『●《■…民主主義蹂躙の集大成が安倍国葬》《■弔問外交が聞いて
     呆れる赤っ恥》《■どこを探しても見当たらなかった安倍元首相の功績》
   『●国葬モドキ《反対派が必ずしも「負けた」わけではない…個人の神格化は
         辛うじて免れた…もしみんなが黙っていたら…と思うとゾッとする》
   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件
      こそが《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件
      こそが《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(2)
   『●国葬モドキが強行され…《全額が国費負担》によるアベ様を《神格化
     しようという意図がミエミエのなんともグロテスクなものとなった》
   『●アノ「苦渋の判断」とやらは一体何だったの? 「苦渋の判断」で参列
     しておきながら、《国賊》の国葬モドキを《強く批判》する芳野連合会長
   『●《「新しい資本主義」に始まり「丁寧な説明」――。岸田文雄の宙に
     浮いた言葉の欺瞞性は見透かされている》…国葬強行、〝番号〟強制…

 《岸田首相は「丁寧に説明する」と繰り返すが、本気で説明する気があるのか》? 《総真っ黒の“のり弁”状態》が普通、とでも思っているのでは。

   『●《国葬業務の入札…政府は「適正な手続き」を強調するが…桜を見る会
     では内閣府が入札公告前にムラヤマと打ち合わせをしていたことが発覚》

 日刊ゲンダイの記事【何もかも隠す「安倍国葬費用」…警備コスト開示も“総黒塗り”の不可解】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/314516)によると、《多くの国民が反対した安倍元首相の国葬について、政府は有識者ヒアリングで総額約12.4億円の経費支出の妥当性などを検証しているが、会議は非公開。さらに、警視庁が警備にかかった費用内訳を記した文書を開示したが、これも総真っ黒の“のり弁”状態で内容の類推すら困難だ。岸田首相は「丁寧に説明する」と繰り返すが、本気で説明する気があるのか極めて疑わしい》。

 政府による「有識者ヒアリング」ねぇ? 
 再度書きますが…この有識者会議とか、諮問会議とか、アホらしいシステムではないか? 政府や自民党の御望みを叶える「有識者」で構成するんですから。諮問の答えは、「軍事費倍増」、「消費税増税」、「赤字国債の乱発社会保障のさらなる削減」、「核発電再稼働」、「処理水 (という名の核汚染水) の海洋放出」、「核発電所新規建設」、「市民の反対を押し切っての国葬強行、全く問題なし」…等々、バンザ~イ!!、になるに決まっています。あほら~しぃ。

 (東京新聞)《以前、1980年ごろに書かれた有識者会議の議事録を取材した。事務局で議論を誘導するような発言をしていた元官僚を訪ねると、国が間違った方向に行かないようにするのが自分たちの役割言い放った国民不在の「審議会行政」。》
 最「低」裁を頂点とする司法に失望してばかりだが、最近、衝撃を受けたことを再掲。(斎藤貴男さん)《当時、「週刊文春」の記者だった私は、彼を殺人犯に仕立てた連中に、「今のお気持ちは」と尋ねて回る取材を仰せつかったのだが、凄まじい成果を得てしまった。「犯人は梅田だと上が言うから逮捕したまで証拠なんかねえよ」と、元刑事は笑ったし、元裁判官は、「判決とは国家の意思なんだ真犯人なんか誰でもいい裁判所が死刑だと言えば吊るせばいい無期だと言ったらつなげばいいんだ」と、力説してくれたものである》…。凄まじい。行政も同様。

   『●裁判員制度反対…「冤罪もあることですし、あたしは死刑制度に反対
       です。人の命を、自民党の人たちみたいに軽く考えられないので」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/213493

「やましい印象与えた時点で失敗」なぜか非公開で進む「国葬の検証」 出席者まで徹底して隠す政府
2022年11月14日 06時00分

     (国葬に関する有識者ヒアリングをしている内閣府
      =東京・永田町で)

 安倍晋三元首相の国葬を検証する政府の有識者ヒアリングが、「非公開」で行われている。「静かな環境」で考えるためで、誰にいつ聴いたかは論点公開まで明らかにしないという。議論は国会でも始まっているが、基準や経費など国葬の実施を前提とした話が中心だ。国論を二分した儀式の検証は、このままで大丈夫なのか。(特別報道部・山田祐一郎岸本拓也


◆結果公表の時期も「できるだけ早期

 政府のヒアリングは、内閣府の「国葬儀事務局」が主体となって実施。9月27日に行われた国葬の経費約12億4000万円について、支出の妥当性や法的根拠を検証している。

 「こちら特報部」はまず、対象となるのはどの分野の有識者か聞いてみた。担当者は「憲法や行政法、政治、外交などの専門家20~30人を想定している」と説明。具体的に誰を選んだのか尋ねたが、「差し控える」とし、基準も明らかにしなかった。意見と論点を整理した上で公開し国会にも報告するというので、その時期を聞いたが、「現時点ではできるだけ早期にとしか言えない」。

 非公開とした理由は「静かな環境で進めることが重要」と、松野博一官房長官と同様の説明に終始。既に終わった国葬について有識者の氏名や意見を公開すると、どんな不都合があるのか。重ねて質問したが、「会議で一度に意見を聴くわけではないので、個別の発言が報告前に外部に漏れることがないようにするため。最終的に対象者は公表することになる」と、答えはかみ合わなかった。

 事務局は、7月の国葬実施の閣議決定に合わせ、内閣府が入る中央合同庁舎8号館内に設置され、国葬後も業務を継続している。「既に部屋は閉じており、必要に応じて職員が集まって業務をしている」との理由で撮影は断られた。


◆そもそも閣議決定で国葬強行「最初から最後まで…」

 どんな有識者に声を掛けているのか知るため、関連する分野の人たちに取材を申し込んだ。「この件で取材には応じられない」と断られたり、返信がない人もいる中、ある専門家が「(要請については)言えないことになっている。一般論」と断って対応。「政府は、発言が取り上げられ、圧力がかかったりすることを心配しているのだろう。(非公開は)理解できなくもない」と語った。

 国民の目に触れない状態で進む検証に、安倍政権と対峙たいじした有識者は手厳しい。上智大の中野晃一教授(政治学)は「もちろん要請は来ていない」としたうえで、「結論ありきでないと議論を見せることが重要なのに、非公開で、やましいことをしている印象を与える国葬を正当化する意味では失敗」と指摘。公表が有識者に影響を与えるとの理由に「学問はもともと匿名ではやらない研究者は責任を持って意見を発信している」と反論した。

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏も要請はないとしたうえで、内閣府の対応を「国葬を評価する人が限られ、人選が偏っているのだろう。少なくとも、外交面で評価することはできない」と分析。名古屋学院大の飯島滋明教授(憲法学)にも連絡はないといい、「国葬が憲法上、問題だと指摘するような学者には声を掛けないでしょうある程度問題点を指摘するが、全体としては評価するような人を呼んでいるのでは」とみる。閣議決定で国葬を強行し、検証も非公開で進める姿勢を「最初から最後まで民主主義の点から正当化できない」と批判する。


◆生前退位を巡るヒアリングの際は

 この種の政府ヒアリングは公開するのが原則ではないのか。有識者らへの意見聴取が多く行われる国の審議会などの運営指針には「会議または議事録を速やかに公開することを原則とし、議事内容の透明性を確保する」とある。

 非公開にされるのは「特段の事情」がある場合に限られる。個人情報や企業機密、国防に関する機密情報などを扱うときだ。ただ、聴取そのものを非公開とするときでも、ほとんどの場合、誰に聴取するかは、事前や開催直後に明らかにされる

 例えば、天皇陛下(現在の上皇さま)の生前退位を巡って2016年に政府が設けた会議。今回の国葬ヒアリングと同様に「静かな環境で、率直に自由な意見交換をするため」として、有識者ヒアリングの詳細な議事録は明らかにされなかったが、聴取する10人以上の有識者の名前と肩書は事前に公表されていた。

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は「名前を明らかにすることでヒアリングの目的を損なう特殊な事情がなければ、誰から意見を聴くのかを非公表にする意味はない事後にまとめて誰だったかを公表すると、『聞くべき人に聞いていない』という批判を招く原因にもなる事前にオープンにするのが望ましい」と指摘する。


◆「憲法の性格が問われる」求められる議論の本質

     (国会議事堂)

 国葬の検証を巡る議論は、政府とは別に国会でも始まっている。衆議院の与野党協議会は今月から議論を始めた。ただ、その論点は、政府が国葬決定前に国会へ説明しなかったことや、政府が公表した12億4000万円の経費が適切だったかどうか、国が主催する葬儀の今後の基準の在り方などが中心だ。

 10日の衆院憲法審査会では、立憲民主党の谷田川元・衆院議員が「国葬は天皇の地位にあった方のみ対象とすべきだ」としたうえで、首相経験者を対象に国葬に次ぐ格式の「国民葬」を新設するよう提案。「首相になれば大関で、2度続けて衆院選に勝利すれば横綱だ。横綱級の首相経験者を国民葬の対象とする」などと持論を展開した。

 だが、国民が期待しているのはそうした形式論ではなく、国民の過半数が反対したにもかかわらず強行された国葬自体の是非の検証ではないのか。

 衆議院事務局の職員を務めた元参院議員の平野貞夫さんは「国葬の問題の本質的な位置付けが各党にできていない」と憤る。

     (安倍晋三元首相の国葬会場=2022年9月、
      東京都千代田区の日本武道館で)

 本質とは何か。「国葬とは、故人を特別扱いして人を差別するもので、自由と平等と国民主権を掲げる憲法に反する。その意味で国葬問題とは、憲法の性格そのものが問われている」と指摘する。「憲法に関わることなので、本来は議長が主導して(衆院議長の諮問機関である)議会制度協議会で検証すべきだ。このままでは岸田首相が行った『国葬儀』を正当化する作業になってしまう


◆結局、批判回避とアリバイ作り?

 透明性も目的も曖昧な検証作業。国葬前は国民の批判に対して、自慢の「聞く力」を一切発揮しなかったのに、終わった途端に検証を打ち出した岸田首相の思惑はどこにあるのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「単純に批判回避とアリバイ作りだろう」とばっさり。「政府は検証と言いながら、オープンな議論をするわけでもない。今のままでは、数十人の識者から話を聞き、その意見をまとめましたという形に終わる可能性が高い。それは本来の検証ではないし、国民が納得するような結論が出るとは思えない。少なくとも、誰からヒアリングするのかをオープンにして、議論の過程を明らかにすることが不可欠だ


◆デスクメモ 国民不在なら

 以前、1980年ごろに書かれた有識者会議の議事録を取材した。事務局で議論を誘導するような発言をしていた元官僚を訪ねると、国が間違った方向に行かないようにするのが自分たちの役割言い放った国民不在の「審議会行政」。今も残っているなら、消し去らなくては。(本)


【関連記事】国葬で「感動的」と称賛された菅義偉前首相の弔辞…冷静に読むとにじむ「弱者切り捨て、身内優遇」
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/314516

何もかも隠す「安倍国葬費用」…警備コスト開示も“総黒塗り”の不可解
公開日:2022/11/16 13:50 更新日:2022/11/16 13:50

     (何も読み取れない(川内博史
      元衆院議員のツイッターから))

 多くの国民が反対した安倍元首相の国葬について、政府は有識者ヒアリングで総額約12.4億円の経費支出の妥当性などを検証しているが、会議は非公開。さらに、警視庁が警備にかかった費用内訳を記した文書を開示したが、これも総真っ黒の“のり弁”状態で内容の類推すら困難だ。岸田首相は「丁寧に説明する」と繰り返すが、本気で説明する気があるのか極めて疑わしい。

 「安倍元総理国葬警備関する経費」(ママ)と題された警視庁の文書を入手したのは、立憲民主党・元衆院議員の川内博史氏だ。8月27日に国葬の警備を担当した全都道府県警に対し、警備費の内訳を示す文書の開示請求を申請。今月14日に警視庁から文書が開示されたが、中身はほぼ真っ黒にマスキングしてある。

 「積算内訳」と記された資料には「詳細は別紙1のとおり」とある。その別紙1には「麹町」「丸の内」「神田」など、都内97署と5つの方面本部などの名称が記載されているが、警備にかかった人数や費用は総黒塗り何もかも隠されている

 川内氏によると、警視庁は文書を黒塗りにした理由について「警備上の安全確保の観点から詳細は明かせない」という趣旨の説明をしたが、これではいくら費用がかかったのか全く読み取れない。

 解せないのは、警視庁以外の道府県警が文書を「非開示」としたり、開示請求から2カ月以上経過しているのに「未回答」としていることだ。政府の説明では国葬経費のうち、警備費にかかったのは4.8億円。巨額の税金がつぎ込まれているのだから、早期に詳細を国民に示すべきだろう。


■詳細公表はまさかの「来秋」見込み

 一体、いつになったら正確な中身を公表するのか。内閣府に聞くと「会計検査院の検査を受けた後の、来年秋ごろになる見込み」(国葬儀事務局)というからあまりに悠長だ。改めて川内氏に話を聞いた。

「警視庁が安全確保のため詳細を明かせないのは理解できます。しかし、総額くらいは明かすべきではないでしょうか。道府県警の態度も消極的すぎる。結局、実際は総額12.4億円以上の費用がかかってしまっているから、今すぐに正確な情報を開示したくないのではないか。そう疑われても仕方ないでしょう」

 時が経てば国民は忘れるとでも思っているのか。ゴマカシは許されない。
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●<金口木舌>《総務省のホームページでは、情報公開制度関連の法律を「国民に開かれた行政の実現を図るために重要」と紹介している…》

2022年04月28日 00時00分21秒 | Weblog

[※【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】 (東京新聞 2021年08月17日[火]、https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)↑]


(2022年04月17日[日])
琉球新報のコラム【<金口木舌>高いのり弁はごめんだ】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1501449.html)。

 《▼入管施設に収容されたスリランカ人女性が死亡した問題では、看守の勤務日誌など約1万5千ページのほとんどが黒塗りで開示された。沖縄でも米軍関連や県の新型コロナ対策などの文書で、個人情報が含まれない部分まで塗りつぶされることがあった》。

 「入管がウィシュマさんを見殺しに」《人命軽視》、1万5113枚すべて黒塗り隠蔽体質》…もう、滅茶苦茶だ。〝犯罪者〟は殺されても「自己責任」なのかね? 一体どんな「オモテナシ」なのか!
 ドキュメンタリー映画『牛久 Ushiku』(https://www.ushikufilm.com/)――― 「これがオモテナシかよ」!、と吐き捨てる…。《職員たちは「暴力」とは認識していない…入管側の認識が、一般常識とあまりにもかけ離れている》。中島京子さん《要するに、収容そのものが被収容者に「もう耐えられない。帰ります」と言わせるための手段になり、そこで働く職員は、いかに「帰ります」と言わせるかが仕事になってしまっているように思います》。

   『●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が
       振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…
    「周香織氏による、レイバーネットの記事【安田菜津紀さん渾身の
     黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件】…。
     望月衣塑子記者による、東京新聞の記事【ウィシュマさん死亡問題の
     入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】」

   『●《人道上の対応》? 《ウィシュマンさんの名誉や尊厳の観点》から
      同席拒否? ➙《遺族は弁護士の同席を強く希望して》るんだよ!
   『●武田砂鉄さん《忘却に加担するのか、しっかり掘り返して問うのか、
     メディアが問われている。またいつもの感じでやっているの…》
    「「入管がウィシュマさんを見殺しに」《人命軽視》、1万5113枚
     すべて黒塗り隠蔽体質》…もう、滅茶苦茶だ」
    【「入管がウィシュマさんを見殺しに」代理人弁護士が語る人命軽視、
     隠蔽体質】…《スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん
     (当時33)が、名古屋出入国在留管理局の施設で亡くなった問題は、
     わが国の入管体制のずさんさを浮き彫りにした。過去にも同種の事案が
     起きていながら、なぜ悲劇は繰り返されるのか。遺族側の代理人である
     指宿昭一弁護士に聞いた》

   『●古川禎久法相「捜査機関で死因含め、適正な捜査が行われる」はホント
       なのか? ウィシュマさん事件で入管幹部らを殺人容疑で刑事告訴
   『●ドキュメンタリー映画『牛久 Ushiku』…《華やかな東京オリンピック
     開催の影で、露わになる日本の“おもてなしの現実”と“偽りの共生”》
   『●ドキュメンタリー映画『牛久 Ushiku』…《職員たちは「暴力」とは認識
     していない…入管側の認識が、一般常識とあまりにもかけ離れている》
   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を持ち
      出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…
   『●中島京子さん《要するに、収容そのものが被収容者に「もう耐えられ
     ない。帰ります」と言わせるための手段になり、そこで働く職員は…》

 再々度引用。Webちくまのコラム斎藤美奈子 世の中ラボ/【第138回】ウィシュマさん事件の背後にある入管の闇】(https://www.webchikuma.jp/articles/-/2580)によると、《その果てに、起きるべくして起きたウィシュマさんの事件。拷問禁止委員会自由権規約委員会人種差別撤廃委員会といった国連機関から日本の入管収容制度は再三批判されてきた。しかし、日本政府は無視し続けている。終わったばかりの東京五輪のテーマは「多様性と調和」だった。が、その裏で日本政府が何をやっていたかを考えれば「ざけんじゃねーよ」というしかない》。

 <金口木舌>《▼安易に黒塗り開示を続けていたら、いつの間にか民主主義が健全に機能しなくなるそんな高い代償を支払うのり弁は、ごめん被りたい》…いやぁ、もう手遅れなニッポン。もはや《民主主義が健全に機能しなくなって久しい。アベ様政権以降、特に著しい。《火事場ドロボー》1号がもたらした民主主義の破壊は、ニッポンにとって致命的。

   『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
     なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1501449.html

<金口木舌>高いのり弁はごめんだ
2022年4月14日 05:00
金口木舌 情報公開請求 のり弁

 独身時代、月末が近づくとなぜか預金残高が4桁前半まで落ち込むことが多々あった。そんな時、よく作っていたのがのり弁だ。ご飯にのり、しょうゆにかつお節という安価な材料で空腹を満たせる心強い味方だった

▼しかし昨今では不名誉な表現として耳にする機会が増えた。行政への情報公開請求に対し大部分を黒塗りにされた文書が、黒一色に近い見た目からのり弁と呼ばれる

▼入管施設に収容されたスリランカ人女性が死亡した問題では、看守の勤務日誌など約1万5千ページのほとんどが黒塗りで開示された。沖縄でも米軍関連や県の新型コロナ対策などの文書で、個人情報が含まれない部分まで塗りつぶされることがあった

▼総務省のホームページでは、情報公開制度関連の法律を「国民に開かれた行政の実現を図るために重要」と紹介している。残念ながら、真っ黒な文書からその気概は読み取れない

安易に黒塗り開示を続けていたら、いつの間にか民主主義が健全に機能しなくなるそんな高い代償を支払うのり弁は、ごめん被りたい
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●《赤木俊夫さんの公務災害に関する文書が一転開示された。だが、そこに「改ざん」の記載はなく、改ざんの理由などはわからないままだ》

2021年11月28日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日、ブログ主が改変)↑]


赤木雅子さんのど正論 ――― 「私の夫は財務省に改ざんをさせられて亡くなったんですよ!

――― 「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか私たちの責任じゃないですそれで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません

――― 「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや麻生大臣も財務省の人たちも謝ってくれないのに

――― 「夫に起きたことは皆さんの周りで起きてもおかしくありません真相を知るためには世論の力が大事なんです皆さん、関心を持ってください

――― 「安倍首相は、2017217日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げましたこの2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います


[※ 【赤木俊夫さんの妻の自筆メモ】(東京新聞 2020年3月24日)↑]



(20211121[])
森下裕介記者による、アサヒコムの記事【赤木さん公務災害文書 人事院が一転、大半開示 過重業務が明らかに】(https://www.asahi.com/articles/ASPCK3V5QPCKPTIL007.html)と、
野村昌二記者による、AERAの記事【「苦しみは解放されない」森友問題で自死した赤木俊夫さんの妻・雅子さん 開示文書に「改ざん」の記載なし/野村昌二】(https://dot.asahi.com/aera/2021111800082.html)。

 《学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんに関与させられ、自死した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54)について、人事院は、公務災害認定に関して不開示としていた文書の大半を妻・雅子さん(50)に開示した。8日付。雅子さんの代理人弁護士が17日、明らかにした》。
 《「森友問題」で自死した赤木俊夫さんの公務災害に関する文書が一転開示された。だが、そこに「改ざん」の記載はなく改ざんの理由などはわからないままだ》。


 《公文書改ざんに関与させられたことが最大の問題点なはずで、《赤木俊夫さんの公務災害に関する文書が一転開示された。だが、そこに「改ざん」の記載はなく改ざんの理由などはわからないまま》では、赤木雅子さんも納得いかないでしょう。「夫が苦しんだ理由は、一番は改ざんをさせられたことですそこが抜けています」。どこまでも無責任な対応に終始している財務省、前財務相元行政府の長ら。誰一人として責任をとっていない。

   『●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを
       死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)
   『●麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏の
       ように《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》の様に
   『●赤木俊夫さんに「法を犯」させた側、「官僚にあるまじき行為を」
     させた側、「決して穢してはならないものを穢」させた側の責任は?
   『●東京新聞原田晋也記者の記事【森友改ざん、財務省の行政文書も
     開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も】
   『●《「…これからの政権に前の政権の評価を聞いて読者の関心があるのか
      ねえ?」と笑い交じりに述べた》…泥棒達に縄を綯わせてはいけない
   『●ド正論 ―――「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか。私たちの責任 
       じゃないです。それで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」
   『●このまま自公政権のままでは、赤木雅子さんの望む「再調査を実施して
        ほしい」は叶えられない… #政権交代で命を守る新しい政権を!
   『●「財務省の調査は行われましたが、夫が改ざんを苦に亡くなった
     ことは(調査報告書に)書かれていません。なぜ書いてないのですか?」

 「私の夫は財務省に改ざんをさせられて…」。「改ざんはなぜ起きたのか、誰の指示で起きたのか、知りたい」。「私が知りたいのは、改ざんは何で起きたのか、誰の指示で起きたのかです。そのことがわからないと、私の苦しみは解放されません」。
 手紙を読んでも、赤木雅子さんの声は届かず。岸田首相は、アベ様や麻生副総裁の「話をしっかり聞く」ことはできても、赤木さんの「話をしっかり聞く」つもりなどさらさら無し。
 「財務省の調査は行われましたが、夫が改ざんを苦に亡くなったことは(調査報告書に)書かれていません。なぜ書いてないのですか?」《要するに、安倍政権、菅政権と同じ。「調査は尽くした。問題はない」を繰り返し、最後は「裁判中なので」と逃げる。再調査を行う気がかけらもないことはよくわかった》《裁判の資料とするため、財務省が改ざんの調査報告書をまとめる際に使ったすべての文書と、事件の捜査で検察庁に提出したすべての文書を開示するよう求めていた。…しかし回答は、すべて「不開示」まさにゼロ回答岸田総理の答弁と同じだ》…このまま自公政権のままでは、赤木雅子さんの望む「再調査を実施してほしい」は叶えられない… #政権交代で命を守る新しい政権を!――――― そのはずだったのに、この国は一体どうなっているのだろう。
 金子勝さん《総選挙の結果にはガックリきた。この国はモリカケ桜をはじめとした安倍元首相をめぐる数々の疑惑を見逃す選択をした。腐った資本主義がはびこり続けることになるだろう》。数多のアベ様案件を《見逃す選択をした》ニッポン。《メディアコントール》を脱却できない、脱却する意志のないメディアの罪もあまりに深い。

   『●脱メディアコントロールを! 《そもそも、野党に対して<批判ばかり>
        などと報道しているメディアは一体、何のために存在している》?
   『●《右も左も関係ない。シンプルに考えればいい。政治を私物化し、国の
      かたちを歪めてきた異常極まりない勢力は退場させなければならない》
   『●御用マスコミまでもが喧伝する「立憲民主党敗北は野党共闘のせい」
        「野党は批判ばかり」…自公お維はよほど野党共闘が怖いのね?
   『●カマトト産経系広報紙《岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」の
     意味がよく分からない》➙新自由主義、小さな政府、市場原理主義経済
    《振り返ってみれば、メディアが加担した詐欺商法のような
     与党の印象操作が横行する選挙戦だった》

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https://www.asahi.com/articles/ASPCK3V5QPCKPTIL007.html

赤木さん公務災害文書 人事院が一転、大半開示 過重業務が明らかに
森下裕介 2021年11月17日 12時14分

     (財務省近畿財務局職員だった赤木俊夫さん。
      写真は展覧会を見に東京国立博物館を訪れた時のもの
      =2016年、東京都台東区、妻の雅子さん提供)

 学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざんに関与させられ、自死した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54)について、人事院は、公務災害認定に関して不開示としていた文書の大半を妻・雅子さん(50)に開示した。8日付。雅子さんの代理人弁護士が17日、明らかにした。

 新たな開示内容などによると、俊夫さんは、2017年2月に国有地払い下げの問題が報道されたことをきっかけに、国会からの資料要求や行政文書の開示請求、苦情への対応などの業務に追われ、17年7月にうつ病と診断された。発症までの6カ月間の残業時間は1カ月あたり約100時間と認め「業務による強い負荷を受けており、発症と公務との間に因果関係が認められる」と判断していた。

 公務災害に関する文書をめぐり、人事院は19年12月に、うつ病を発症するまでの経緯や、俊夫さんが亡くなる直前の業務内容などについて記された部分を、具体的な理由を説明せずに不開示としていた。雅子さんの審査請求に基づき、総務省の情報公開・個人情報保護審査会はこの決定を違法と答申し、人事院も今年10月に取り消していた。(森下裕介)
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https://dot.asahi.com/aera/2021111800082.html

「苦しみは解放されない」森友問題で自死した赤木俊夫さんの妻・雅子さん 開示文書に「改ざん」の記載なし
2021/11/19 08:00
野村昌二

     (開示された、赤木俊夫さんの公務災害認定に関する文書。
      全70ページ。公文書の「改ざん」や「書き換え」といった
      記載はなかった(撮影/写真部・高野楓菜))

 「森友問題」で自死した赤木俊夫さんの公務災害に関する文書が一転開示された。

 だが、そこに「改ざん」の記載はなく改ざんの理由などはわからないままだ

     【記者会見で、文書を見ながら語った赤木雅子さん】

*  *  *

 ようやく開示された文書には、自死した財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が、「公務災害」に認定された理由が記されていた。公務災害とは公務員の労災に当たるものだ。

「最初に見たとき、クリアになっているなというのが第一印象でした」

 妻の雅子さん(50)は語る。

 2018年3月7日。俊夫さんは、学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡る財務省の公文書改ざんに関与させられたことを苦に、自宅で自ら命を絶った。同年4月、雅子さんは公務上災害の認定請求を行い、19年2月に俊夫さんは公務災害だと認定された。


■何を隠したかったのか

 公務災害なら、具体的にどのような理由でそうなったのか。

 理由を知りたい雅子さんは同年9月、人事院に情報開示請求を行った。だが同年12月、人事院が出した文書はほとんど全てが黒塗りされた「のり弁」状態具体的な理由を説明せずに大半を不開示とした。不服とした雅子さんが審査請求すると、総務省の情報公開・個人情報保護審査会は今年9月、不開示決定を「違法で取り消すべきだと答申。答申に法的拘束力はないが人事院は一転して、10月29日付で不開示決定を取り消した

 開示は11月8日付。雅子さんは、書留で受け取った。

 開示文書は全70ページ。1ページ目には「機密性2情報(関係者限り)」とある。数カ所を除き、黒塗りはなかった。

 開示内容によれば、俊夫さんは17年2月に国有地払い下げ問題が報道されたことを機に、「上級官庁との連絡調整」「国会からの資料要求対応業務」などの業務に追われ、同年7月にうつ病と診断された。発症前の半年間は、1カ月当たり平均約100時間の時間外勤務をしていたことなどを挙げ、業務による強い負荷で「精神疾患の発症と公務に相当因果関係が認められる」と判断し、公務災害と認定していた。

 しかし、と雅子さんは言う。

     (赤木雅子さんは17日の記者会見で、文書を見ながら語った。
      「改ざんはなぜ起きたのか、誰の指示で起きたのか、知りたい」)

「開示請求してから丸2年経つのに、出てきたのがこの内容です。何を隠したかったのかなと思いました」

 しかも、今回の文書は雅子さんが提訴した国家賠償請求訴訟で、昨年12月にすでに国側が提出している財務省の報告書とほぼ同じだった。


■真実を知りたいの一念

 何より雅子さんが失望したのは、文書に「改ざん」と一言も書かれていなかった点だ。財務省理財局長だった佐川宣寿・元国税庁長官による、公文書の改ざんの指示と、自死を結びつける具体的な記載はなかった

夫が苦しんだ理由は、一番は改ざんをさせられたことです。そこが抜けています

 公文書の改ざんがなければ、夫は精神を病むことも、自死することもなかったはず──一番の根本の理由が書かれていないのは納得できない、ここまで苦しんでいた夫の自死の理由を書かないのはひどい、と雅子さんは憤る。

『改ざん』と書いてしまうと、その指示系統まで全て出さないといけないので、隠したかったのだと思います

 国は何を守りたいのか改ざんの事実を隠した上で、公務災害を認定しようとしているのか。雅子さんはこう話す。

「私が知りたいのは、改ざんは何で起きたのか、誰の指示で起きたのかです。そのことがわからないと、私の苦しみは解放されません

 真実を知りたい──。その一念で、雅子さんは国を相手に裁判を続けている。10月下旬には、改ざんに関連する行政文書が開示されないのは不当だとして、国に不開示決定の取り消しを求める訴えを大阪地裁に起こした。雅子さんは言った。

「一歩ずつ頑張れば、きっと真実を知ることができます」

(編集部・野村昌二)

※AERA 2021年11月29日号より抜粋
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●ド正論 ―――「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか。私たちの責任じゃないです。それで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」

2021年09月30日 00時00分19秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日、ブログ主が改変)↑]


赤木雅子さんのど正論 ――― 「私の夫は財務省に改ざんをさせられて亡くなったんですよ!

――― 「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか私たちの責任じゃないですそれで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません

――― 「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや麻生大臣も財務省の人たちも謝ってくれないのに

――― 「夫に起きたことは皆さんの周りで起きてもおかしくありません真相を知るためには世論の力が大事なんです皆さん、関心を持ってください

――― 「安倍首相は、2017217日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げましたこの2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います

[※ 【赤木俊夫さんの妻の自筆メモ】(東京新聞 2020年3月24日)↑]



(20210928[])
相澤冬樹さんの、日刊ゲンダイの3つのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/森友問題「再調査しない」と断言する総裁候補3人は、赤木雅子さんの奮闘ぶりを知るべき】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294940)と、
相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/麻生さん、読者は関心ありますよ…赤木雅子さんの怒りに財務省職員は凍り付いた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295185)と、
相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/麻生大臣や財務省とは大違い…赤木雅子さん「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295231)。

 《納得できない雅子さんは担当者に食い下がること1時間、思わず叫んだ。「私の夫は財務省に改ざんをさせられて亡くなったんですよ!」 その瞬間、室内の空気が凍ったその場にいた全員が身じろぎもしなかった皆わかっているのだ。結局、弁護団が撮影して報道陣に提供するのはOKとなった》。
 《横に座っていた財務省職員の方を向いて「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」と故郷の岡山弁で言い放った。凍り付く財務省の職員たち。次に雅子さんはモニターの向こうにいる佐川氏の代理人に向き直った。「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか私たちの責任じゃないですそれで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」 誰にも止められない迫力だった。もちろん裁判は終わりはしない》
 《たじたじとなって「あれはですね」と説明を始めた川内議員。だが言い訳は無用だ。すぐにがばっと頭を下げ、額をテーブルにこすりつけながら声を絞った。「申し訳、ありませんでした」…。「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや麻生大臣も財務省の人たちも謝ってくれないのに」》。

 「東京新聞原田晋也記者の記事【森友改ざん、財務省の行政文書も開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も】」…あの時、財務省内でそんなことが…《撮影禁止巡り抗議》。

   『●《立憲民主、共産、社民、れいわ新選組…安全保障関連法廃止を求める
        グループ「市民連合」と国会内で会合を開き…共通政策に合意》

 野党4党共通政策の一つは《森友・加計学園をはじめとする権力私物化疑惑の真相究明》。

   『●「自民党総裁選を嗤(わら)う」新聞求む…《明治から大正、戦前期の
     昭和まで、藩閥政治家や官僚、軍部の横暴を筆鋒鋭く批判し続けました》
   『●武田砂鉄さん《忘却に加担するのか、しっかり掘り返して問うのか、
       メディアが問われている。またいつもの感じでやっているの…》
   『●桐生悠々に《ちなんだ社説の掲載に至ったのも、どんな政権であろうと、
       新聞は権力監視の役割を放棄してはならないという決意を》読者に

 東京FMでBAZZFeedのカンバ記者が野党4党のニュースを受け、「批判ばかり」「野党を続けるつもりですか、そして、批判ばかりを続けるつもりですか」と。それは違うと思います。いま、国が壊れてるんですってば! 自公お維が、ニッポンを破壊しつくしてしまいました。ですので、政権交代で、せめて、まともな国に戻してほしい! 国の体を成していない。まともな国に戻す、それは、自公お維には無理です。それに散々、野党はCOVID19対策を提案しているではないですか? 30兆円規模の補正予算や税制についても提案しています。自民党総裁選程度には、そういうこともメディアは報じるべきなのではないですか?
 選挙に行きましょう! #投票倍増委員会 会員として強く訴えます。自民党総裁など、誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある
 赤木俊夫さんが自殺された大変な問題、せめて、その原因と責任を新政権は明らかにすべき。自民党の誰が総裁になろうと、それは無理。(相澤冬樹さん)《遺族はこんな思いを重ねて真相に迫ろうと闘っているのだ。自民党新総裁は、少なくとも雅子さん本人に、なぜ再調査をしないのか納得できる説明をすべきだろう》。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を
     起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?
    《赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」
     という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、
     安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが
     「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した
     疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ
      これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」と
     にべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、
     赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの
     可能性はなかったか。》

   『●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを
       死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)
   『●麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏の
       ように《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》の様に
   『●赤木俊夫さんに「法を犯」させた側、「官僚にあるまじき行為を」
     させた側、「決して穢してはならないものを穢」させた側の責任は?
   『●東京新聞原田晋也記者の記事【森友改ざん、財務省の行政文書も
     開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も】
   『●《「…これからの政権に前の政権の評価を聞いて読者の関心があるのか
      ねえ?」と笑い交じりに述べた》…泥棒達に縄を綯わせてはいけない

 余談の部分が面白い。《余談だが川内議員は私の高校の1年上の先輩だ。1年後輩にはこのたび警察組織のトップに就任した人物がいる。面識はないがお伝えしたい。「性犯罪者はちゃんと逮捕しろよ先輩たちが政権を取ったら真っ先に更迭されるぞ」》!

   『●《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した
     最重要キーマン》中村格氏が警察庁ナンバー2に! 次期警察庁長官?
   『●アベ様が《新政権も警察権力も私物化する暗黒時代が始まる》、《官邸の
       忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》が…
   『●山添拓議員の《送検》、八代英輝弁護士の《野党共闘に対する意図的な
      攻撃》とそれに群がるお維議員たち、中村格氏の警察庁長官へ昇格…
   『●「そんなバイアスがかかった話じゃない」…《バイアス》? 《山口
     敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》警察庁長官に言われてもねぇ?

   『●《被害者が司法で守られ》ないような社会でいいのか? 《被害者が
     泣き寝入りして》しまうような社会でいいのか? 中村格警察庁長官殿!

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294940

相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
森友問題「再調査しない」と断言する総裁候補3人は、赤木雅子さんの奮闘ぶりを知るべき
公開日:2021/09/18 13:30 更新日:2021/09/18 16:30

     (これがその時の写真(弁護団撮影))

 自民党総裁選が告示された17日、4人の候補の記者会見で質問に出た森友再調査。森友学園への国有地巨額値引きと、取引を巡る公文書改ざん。真相解明の再調査をするのかという問いに、野田聖子氏以外の3人は全員「再調査はしない」と、見事なほど一致した。

 再調査を求めているのは赤木雅子さん。現場で改ざんをやらされて命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの妻だ。雅子さんがどんな思いで真相を求め行動しているのか、「再調査しないと言い放つ彼らは知りもしないだろう。その一端をここに記す。

 8月11日。真夏の日差しが照りつける財務省前の路上に報道陣が大勢集まっていた。雅子さんが情報開示請求のため財務省を訪れる。その様子を取材するためだ。

 財務省はピリピリしていた。本人が来るというので最大級の警戒態勢。報道陣は内部の取材に入れないと宣告した。

 これに雅子さんがおさまらなかった。真相につながる情報を何とか引き出すには、開示請求したことを多くのマスコミに報じてもらい、大勢の方に知ってもらうことが重要なのだ。


■財務省でのひと悶着にも「私を向いて対応してくれました」

 雅子さんは弁護士とともに財務省内に入るや、報道陣を入れてほしいと交渉を始めた。かたくなに拒否する担当者。理由を尋ねても庁舎管理上の問題としか答えない。では弁護士自らがスマホで様子を撮影するのはどうか? それもダメだという。納得できない雅子さんは担当者に食い下がること1時間、思わず叫んだ。

私の夫は財務省に改ざんをさせられて亡くなったんですよ!

 その瞬間、室内の空気が凍ったその場にいた全員が身じろぎもしなかった皆わかっているのだ。結局、弁護団が撮影して報道陣に提供するのはOKとなった。

 そんなバトルをしているとは、外で待っている私や報道陣にはわからない。ことが終わって出てきた雅子さんに顛末を聞いた私は、さぞ怒り心頭だろうと思って尋ねた。すると意外にも「本省の方の対応はよかったですよ」と言う。

「納得できない答えは多かったけど、きちんと私を向いて対応してくれました。夫のことをわかってくれている感じがしました

 遺族はこんな思いを重ねて真相に迫ろうと闘っているのだ。自民党新総裁は、少なくとも雅子さん本人に、なぜ再調査をしないのか納得できる説明をすべきだろう。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295185

相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
麻生さん、読者は関心ありますよ…赤木雅子さんの怒りに財務省職員は凍り付いた
公開日:2021/09/26 06:00 更新日:2021/09/26 06:00

     (真相を求める赤木雅子さん(撮影・相澤冬樹)

 毎度お騒がせ麻生太郎財務大臣。自民党総裁選で麻生派内の対応が割れ、てんてこ舞いの中、またも炎上発言が飛び出した。21日の閣議後会見。森友事件の再調査について総裁選の候補たちが会見で答えたことを受け、記者に質問されると……。

読者の関心があるのかねえ?

 そんなの過去のことだろ、という本音がにじむ。ところが発言を日刊ゲンダイなどが伝えると、ネットで話題沸騰。ヤフーニュースやツイッターでランキングトップに躍り出た。

 麻生さん、読者は関心あるようですよ。それに肝心の当事者のことを忘れていませんか? 現場で改ざんをやらされ、命を絶った財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さん。妻の雅子さんは真相を求め、今も必死に裁判で渡り合っているんです。

 赤木雅子さんが、国と、改ざんを指示した佐川宣寿・元財務省理財局長を相手に闘っている裁判の非公開協議が8日、大阪地裁で行われた。佐川氏の代理人弁護士はコロナ対応でモニターを通したリモート参加だったが、そこで強硬に審理の打ち切りを求めたのだ

 提訴から1年半、裁判は「赤木ファイル」が主な争点だった。改ざんの指示などを俊夫さんが残した文書で、国がやっと開示に応じたのが3カ月前。佐川氏の代理人は原告も立証に時間をかけ過ぎだとして、結審して裁判を終わらせてもいいくらいだと主張した。


■「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」

 これに雅子さんは憤った。原因は国がファイルをなかなか出さなかったからじゃないの。横に座っていた財務省職員の方を向いて「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」と故郷の岡山弁で言い放った。凍り付く財務省の職員たち。次に雅子さんはモニターの向こうにいる佐川氏の代理人に向き直った。

裁判が遅いのは国のせいじゃないですか私たちの責任じゃないですそれで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません

 誰にも止められない迫力だった。もちろん裁判は終わりはしない。

 前回の記事で、雅子さんが財務省に乗り込みバトルを繰り広げた話を紹介したところ、多くの反響があった。麻生さん、やっぱり読者は関心ありますよ関心ないのは麻生さんじゃないですか?
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/295231

相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
麻生大臣や財務省とは大違い…赤木雅子さん「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや」
公開日:2021/09/28 06:00 更新日:2021/09/28 06:00

     (川内議員と講演にのぞむ赤木雅子さん
      (鹿児島市内=撮影:相澤冬樹))

 岡山県のとある住宅の前。入り口にロープが張られ「立入禁止」の札が掲げてある。そこに現れた一人の男。お構いなしでロープをくぐり敷地に入り込んできた。

 ここは森友事件の公文書改ざんで夫を亡くした赤木雅子さんの実家。財務省近畿財務局に勤めていた夫の俊夫さんが命を絶った後、身を寄せていた時の出来事だ。ロープは押し寄せる報道陣を退けるためのもの。男が平気で入ってくるのを見て雅子さんはおびえた。

 会えないとわかると、男は名刺を置いて帰った。何者か?

「立憲民主党 衆議院議員 川内博史

 なんて強引な人だろう。その名は不快感とともに脳裏に刻まれた。

 それから3年。雅子さんは初めて川内議員と対面した。国を相手に裁判を闘う中、川内議員も事件を追及していると知ったからだ。だがあの時の思いは忘れられない。議員会館で向き合うや雅子さんは問いただした。

「あの時なぜロープをくぐって入ってきたんですか? 怖かったんですよ」

 たじたじとなって「あれはですね」と説明を始めた川内議員。だが言い訳は無用だ。すぐにがばっと頭を下げ、額をテーブルにこすりつけながら声を絞った

申し訳、ありませんでした

 雅子さんは意表を突かれた。わだかまりがすうっと解けていった。

きちんと謝罪してくれる議員もいるんや麻生大臣も財務省の人たちも謝ってくれないのに


■鹿児島で初の顔出し講演

 さらに半年がたった今月25日、雅子さんは川内議員の地元、鹿児島市を訪れた。地元の人たちに話をしてほしいという依頼を快く引き受けた。

「『立入禁止』のロープをくぐって入ってきた男がいまして」と例のネタで笑いを取ってから続けた。

夫に起きたことは皆さんの周りで起きてもおかしくありません真相を知るためには世論の力が大事なんです皆さん、関心を持ってください

 実は雅子さんが人前で顔を見せて話をしたのは今回が初めて。また一つハードルを越えた。

 余談だが川内議員は私の高校の1年上の先輩だ。1年後輩にはこのたび警察組織のトップに就任した人物がいる。面識はないがお伝えしたい。

性犯罪者はちゃんと逮捕しろよ先輩たちが政権を取ったら真っ先に更迭されるぞ
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●東京新聞原田晋也記者の記事【森友改ざん、財務省の行政文書も開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も】

2021年09月17日 00時00分51秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


/ (2021年8月9日[月])
原田晋也記者による、東京新聞の記事【森友改ざん、財務省の行政文書も開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/123594)。

 《学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が11日、同省を訪れ、改ざんの経緯を明らかにするため行政文書の開示を請求した。財務省は2018年に自主調査による報告書を公表しており、その際に集めた文書などを求めた》。

   『●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が
       振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…
    「周香織氏による、レイバーネットの記事【安田菜津紀さん渾身の
     黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件】…。
     望月衣塑子記者による、東京新聞の記事【ウィシュマさん死亡問題の
     入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】」

   『●《人道上の対応》? 《ウィシュマンさんの名誉や尊厳の観点》から
       同席拒否? ➙《遺族は弁護士の同席を強く希望して》るんだよ!

 《森友改ざん、財務省の行政文書も開示を 赤木さん妻が請求》…《入管の闇》にもつながっていると感じた。法務省と名古屋入管の滅茶苦茶と無責任体質。人な体質、人権無視。…名古屋出入国在留管理局による、もはや殺人事件。入管内で、〝餓死〟させられたのだ。業務上過失致死罪。一方で、法務行政トップの上川陽子法相の無責任さが全開。会見を見ていて、ムカムカして仕方なった。《指宿昭一弁護士は「記載は全て消され秘密主義もここまで来ると冗談のようだ真っ黒な文書は入管の闇を示す。(上川陽子法相は)口では心から深くおわびと言うが、どこが心から深くなんだ」と批判した》。



 法相の酷い会見、財務相の会見と同様。

 加えて、《結果的に精神的に苦しむ赤木氏を更に追い込むことになった検察や産業医》。全貌の解明とアベ様と財務相の責任を。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を
     起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?
    《赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」
     という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、
     安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが
     「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した
     疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ
      これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」と
     にべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、
     赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの
     可能性はなかったか。》

   『●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを
       死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)
   『●麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏の
       ように《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》の様に
   『●赤木俊夫さんに「法を犯」させた側、「官僚にあるまじき行為を」
     させた側、「決して穢してはならないものを穢」させた側の責任は?

 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だった。《新事実が次々に読み取れた》《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。《自分は追及される対象なのになぜか居丈高になる人々》の代表がアベ様やウルトラ差別主義者の財務相。
 それにしても、《「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題》で、タンカでトリガーを引いた方は……暢気さ満開だ。見ていて不愉快極まりない。《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と》(前川喜平さん)

   『●アベ様のポケットマネーを《前首相に断りもなく秘書が勝手に流用
     …それは完全に横領》なはずなのに、配川博之氏が私設秘書に復帰?
    「野尻民夫氏による、リテラの記事【「桜前夜祭」問題で辞職した
     安倍事務所の配川秘書が密かに復職か! 安倍前首相が切れない理由は
     …河井案里の不正選挙にも関与】…《そもそも、安倍前首相は
     重鎮ヅラして政治活動する資格はない。その前に責任をとるべきことが
     いくつもあるだろう。その一つが「桜を見る会」問題だ。なかでも
     「桜を見る会」前夜祭会費補填問題は、政治資金規正法違反も
     疑われている。…ところがここにきて、案の定、その配川氏が、
     また安倍事務所で秘書として働いている疑いが浮上したのだ》。」

   『●《完全に横領》なはずの配川博之氏復職…《つまり、復職させている=
      安倍前首相もやはり共謀していたと思われても仕方ないのではないか》
   『●当時の最低の官房長官による官房機密費の使用の疑いさえある
     1.5億円の税金を誰が買収資金として投入? 当時の自民党党首では?
   『●(永田健氏)《安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは
      「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」…》
   『●アベ様を御守りするために…《「桜を見る会」の国会答弁資料の提出
      …政府は当初から説明を回避する方針だったことがうかがえる…》
   『●《前首相に断りもなく秘書が勝手に流用…それは完全に横領》だし、
     前夜祭問題についてアベ様らは公職選挙法違反、政治資金規正法違反
   『●《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。
      「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と。》(前川喜平さん)

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/123594

森友改ざん、財務省の行政文書も開示を 赤木さん妻が請求...初めて入った省内、撮影禁止巡り抗議も
2021年8月12日 06時00分

     (情報公開請求後に記者会見する赤木雅子さん
      =11日、東京・永田町の衆院第二議員会館で)

◆「実態解明へさらなる情報必要」

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が11日、同省を訪れ、改ざんの経緯を明らかにするため行政文書の開示を請求した。財務省は2018年に自主調査による報告書を公表しており、その際に集めた文書などを求めた

 国側は6月、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を開示したが、財務省内でどのような議論があったのか具体的な経緯が分かる内容はなかった。今回の請求では、文書改ざんを捜査していた大阪地検などに任意提出した文書も求めた

 記者会見した雅子さんの代理人の生越(おごし)照幸弁護士は「実態解明にはさらなる情報の開示が必要で、俊夫さんがどうして自死に追い込まれたのかを明らかにする上で非常に重要だ」と説明した。

 雅子さんは「財務省の中に入ったのは初めてで、敵の本拠地に踏み入ったような感じで緊張したが、新たな一歩を踏み出せた」と話した。


◆「建物は国民のもの」撮影禁止が一転…

 雅子さんらが財務省を訪れた際、多くの報道陣が詰め掛けたが、敷地内での撮影と録音は禁止された。雅子さんらが、記録のために請求文書を担当職員に手渡すところを撮影する意向を示すと、財務省広報室が保安上の問題などを理由に撮影を認めず、雅子さんが「この建物自体、国民のものですよなどと語気を強めて抗議した。

     (担当者に文書の開示を請求する書面を手渡す
      赤木雅子さん(左)。この写真の撮影は当初、認められなかった
      =東京・霞が関の財務省で(代理人の弁護士提供))

 30分ほどのやりとりの後、職員の顔を写さないことや、撮影した写真を職員が確認することを条件に撮影が認められた。財務省広報室は撮影を禁止するなどした理由について「執務室や職員を撮影することによる保安上の問題や、多くの人が集まることを避けるコロナ対策、一般の方が写り込んでしまう可能性などを考えた」とコメントした。

 ただ記者会見や囲み取材など財務省内での撮影や録音などの取材活動は通常は認めている。(原田晋也


【関連記事】「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 記者の質問を遮りはぐらかす、麻生氏の不誠実さ<取材ファイル>
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●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…

2021年08月30日 00時00分15秒 | Weblog

[※【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】 (東京新聞 2021年08月17日[火]、https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)↑]


(2021年08月21日[土])
周香織氏による、レイバーネットの記事【安田菜津紀さん渾身の黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件】(http://www.labornetjp.org/news/2021/00815san)。
望月衣塑子記者による、東京新聞の記事【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)。

 《今朝(8/15)のTBSサンデーモーニングでウィシュマさんの死亡事件が取り上げられました。丁寧に作られた解説映像と、安田菜津紀さんの渾身の黒板解説。安田さんが入管は医療の体制など表面的なところでは責任を認めているものの、それでは根本的な問題解決にならないことを解説。裁判所などの司法の介在が無く入管の判断だけで収容できてしまうことや、収容の期限も決められていないのでそれも入管の判断だけで無期限に収容できてしまうこと、判断基準が不透明でブラックボックスであることを指摘。そのような状態は国際法違反であること、無期限の収容は苦しめるための拷問として使われていること、ビデオを「人道的な」配慮でご遺族に見せたとしているが、ご遺族にしか見せず弁護士さえ立ち会わせないことは非人道的であると指摘。今こそ非人道的な制度を改め、人道的なものにする必要がある、と話して下さいました。(周香織)》。
 《名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、弁護団が17日、東京・永田町の参院議員会館で会見し、収容に関する1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだったと明らかにした。遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した》。

 《入管の闇》…名古屋出入国在留管理局による、もはや殺人事件。入管内で、〝餓死〟させられたのだ。業務上過失致死罪。一方で、法務行政トップの上川陽子法相の無責任さが全開。会見を見ていて、ムカムカして仕方なった。
 《日本の公的な機関で、このような非人道的な行為が行われている…。…このような収容は許されない》。そして、《1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだった》、究極ののり弁状態…《遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した》。《日本はひどいことやる》…世界中に恥、冷酷さを喧伝。ニッポンが民主国家・法治国家であるのかどうかを脇に置くとしても、(もはや先進国でさえないが)世界の先進国で、こんな国ってあるのか?

 《指宿昭一弁護士は「記載は全て消され秘密主義もここまで来ると冗談のようだ真っ黒な文書は入管の闇を示す。(上川陽子法相は)口では心から深くおわびと言うが、どこが心から深くなんだ」と批判した》。
 指宿昭一弁護士によるレイバーネットの記事を、再度、引用する。
 【●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残していったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ】…レイバーネットの記事【なぜ「国民」に一律現金10万円給付なのか?~外国人軽視に違和感】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0418ibu)によると、《安倍晋三首相は16日夜、新型コロナの政府対策本部で、1世帯当たり30万円の支給策を撤回し、「すべての国民を対象に一律10万円の給付を行う方向で与党に再度検討してもらう」と公表した。メディアは、「全国民に現金10万円給付」と報道した私は、首相の方針表明にもメディアの報道にも強い違和感を感じるなぜ、国民への給付なのか? 日本に在住する外国人は対象にしないのか? 2009年に1万2000円の定額給付金支給の時は、住民基本台帳に基づき、日本に滞在する外国人の多くには支給がなされている。ただし、旅行中の外国人(短期滞在の在留資格)と在留資格のない非正規滞在者には支給がなされていない。その後の報道によると、総務省では、今回も住民基本台帳によって支給する方向で検討しているという。つまり、住民票を有する外国人には支給がされる方向だということである。(指宿昭一)》。

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http://www.labornetjp.org/news/2021/00815san

安田菜津紀さん渾身の黒板解説/TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件

安田菜津紀さん渾身の黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件
周香織

 今朝(8/15)のTBSサンデーモーニングでウィシュマさんの死亡事件が取り上げられました。丁寧に作られた解説映像と、安田菜津紀さんの渾身の黒板解説。安田さんが入管は医療の体制など表面的なところでは責任を認めているものの、それでは根本的な問題解決にならないことを解説。裁判所などの司法の介在が無く入管の判断だけで収容できてしまうことや、収容の期限も決められていないのでそれも入管の判断だけで無期限に収容できてしまうこと、判断基準が不透明でブラックボックスであることを指摘。

 そのような状態は国際法違反であること、無期限の収容は苦しめるための拷問として使われていること、ビデオを「人道的な」配慮でご遺族に見せたとしているが、ご遺族にしか見せず弁護士さえ立ち会わせないことは非人道的であると指摘。今こそ非人道的な制度を改め、人道的なものにする必要がある、と話して下さいました。

 最後にご遺族の「人間として扱って欲しい」と言う言葉と、ウィシュマさんの遺品である番号が振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と力を込めて締めくくって下さいました。

 いつもはこのウィシュマさんの問題の後はドライな反応をする関口宏さんですが、今日は安田さんの解説を受けて「ああ…。なんだか、辛い話ですが…。」と言い、それに続いたお知らせの声は震えていました。日本の公的な機関で、このような非人道的な行為が行われていることはなかなか信じ難いのかもしれません。それだけに、それが本当のことだと分かれば、多く の方がこのような収容は許されない、と感じてくれると思いました。

Created by staff01. Last modified on 2021-08-15 17:33:53


*サンデーモーニング黒板解説動画(4分)
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【【入管】スリランカ女性の死亡の最終報告書 サンデーモーニング黒板解説】
2021/08/15 TBS NEWS

名古屋入管で死亡したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんに関する最終報告書が公表されました。遺族はウィシュマさんの収容中の様子を映したビデオの一部を閲覧しましたが、ショックで途中で視聴を断念しました。何が問われているのか、パネリストの安田菜津紀さんが黒板で解説します。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024

ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」
2021年8月17日 21時48分


 (https://youtu.be/ubaSCvkoDd8

 名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、弁護団が17日、東京・永田町の参院議員会館で会見し、収容に関する1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだったと明らかにした。遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した。


◆弁護士「入管の闇示す」

 弁護団は、5月に文書の開示請求を行い、8月2日に開示され費用は約16万円だった。9割超が看守勤務日誌で、他に面会簿や診療情報なども出されたが、全て黒塗りだった。

 指宿昭一弁護士は「記載は全て消され秘密主義もここまで来ると冗談のようだ真っ黒な文書は入管の闇を示す。(上川陽子法相は)口では心から深くおわびと言うが、どこが心から深くなんだ」と批判した。


◆「日本はひどいことやる、と印象変わった」

     (
壁一面に張られた黒塗りだらけの公文書を背に、
      沈痛な表情を見せる妹のワヨミさん(左)と
      下の妹のポールニマさん=17日、東京・永田町の参院議員会館で)

 妹のワヨミさん(28)は「映像も黒塗りの紙も報告書も母に言う価値はないし言えない。(スリランカの報道では)日本は良い国と思われてきたが、ひどいことをやると印象が変わった」と話した。

 下の妹のポールニマさん(27)は「全部黒塗りでごまかさないで」と訴えた。

 17日は、NPOなど4団体が、入管庁から独立した第三者による調査などを求める声明を発表し、上川法相宛てに提出した。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平代表理事は「入管難民法改正は少しの直しで許されるものではない」と強調した。(望月衣塑子

【関連記事】「ウィシュマさんへのセカンドレイプだ」入管庁、DV専門家不在で最終報告書作成
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●赤木俊夫さんに「法を犯」させた側、「官僚にあるまじき行為を」させた側、「決して穢してはならないものを穢」させた側の責任は?

2021年08月16日 00時00分02秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2021年8月9日[月])
神保哲生さんのビデオニュースドットコムの記事【苦しむ赤木さんを検察と産業医が追い詰めたことは残念 故赤木俊夫氏の主治医・岩井圭司医師インタビュー】(https://www.videonews.com/interviews/20210701_iwai)。
原田晋也桐山純平両記者による、東京新聞の記事【赤木ファイル「逃げないで。亡き夫と向き合って」 妻雅子さんが安倍氏、麻生氏を批判 本紙インタビュー】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/121886)。

 《森友学園と近畿財務局との交渉過程を記録した公文書の改ざんを強いられたことを苦に自殺した、元近畿財務局職員の赤木俊夫さんの主治医だった岩井圭司医師がビデオニュース・ドットコムの取材に応じ、主治医として自身が赤木氏を救えなかったことへの忸怩たる思いや、結果的に精神的に苦しむ赤木氏を更に追い込むことになった検察や産業医に対する怒りを露わにした》。
 《学校法人「森友学園」への国有地売却の決裁文書改ざんに関与させられ、自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が本紙の取材に、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の開示を巡って、麻生太郎財務相や安倍晋三前首相への不信感を語った。(原田晋也桐山純平)》

 《赤木俊夫さんの死を無駄にしないために …。どうすれば俊夫さんを死なさずに済んだのか》(ビデオニュースドットコム)。

 一方、赤木雅子さんは《ファイルからメールなど欠落した部分があるとして、原本の提出を求め》ていたが、ようやく裁判所に提出された。またしても、ごたごた続きで、そして、財務相の相変らずの〝物言い〟が不快。
 東京新聞の記事【麻生財務相、赤木さんの墓参り「慎重な検討が必要」ファイル原本は提出済み】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/117939)によると、《赤木さんの妻雅子さんは、ファイルからメールなど欠落した部分があるとして、原本の提出を求め、16日に国側が原本を提出することを決めていた。先月の衆院財政金融委員会で原本の提示要求が出たものの、財務省が応じなかった理由について、麻生氏は「国会を含めて訴訟外での対応は差し控えていた」と答えた。さらに、裁判所に原本を提出したとして、「裁判所にお預けしてあるので、対応が極めて限られる」と述べた。赤木さんへの墓参りをしていないことについて問われると、「向こうは原告の立場。裁判の決着がつくまでは慎重な検討が必要」と答えた。さらに記者から、「亡くなった赤木俊夫さんは裁判を起こしていないし、当事者ではない。墓参りをすることがなぜ裁判に影響するのか」と重ねて問われると、「原告と被告という立場になれば、死んだ方であろうと、死んだ方が身内であろうと、裁判の中においては一体と考えて対応するのが当然だ」との認識を示した》。

 赤木さんに法を犯」させた側、「官僚にあるまじき行為を」させた側、「決して穢してはならないものを穢」させた側誰一人責任をとらない。その頂点が財務相であり、アベ様。そして、《結果的に精神的に苦しむ赤木氏を更に追い込むことになった検察や産業医》。《「くれぐれも挨拶程度までにして欲しいと念を押していたにもかかわらず、実際には赤木さんが20分にもわたり電話で事情聴取を受けていたことや、近畿財務局の依頼を受けた産業医が赤木さんを職場に戻そうとする圧力をかけたこと》。《赤木氏に対するサポート体制は十分だったのか自らの意思に反して文書の改ざんを強いられながら、全ての罪が自分に押しつけられていると感じていた赤木氏が、いかに孤立無援で不安定な状態に置かれていたのか》。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を
     起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?
    《赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」
     という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、
     安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが
     「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した
     疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ
      これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」と
     にべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、
     赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの
     可能性はなかったか。》

   『●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを
       死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)
   『●麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏の
       ように《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》の様に

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https://www.videonews.com/interviews/20210701_iwai


https://youtu.be/O4ZFCIgN6Uc

苦しむ赤木さんを検察と産業医が追い詰めたことは残念 故赤木俊夫氏の主治医・岩井圭司医師インタビュー
2021年07月16日

概要

 森友学園と近畿財務局との交渉過程を記録した公文書の改ざんを強いられたことを苦に自殺した、元近畿財務局職員の赤木俊夫さんの主治医だった岩井圭司医師がビデオニュース・ドットコムの取材に応じ、主治医として自身が赤木氏を救えなかったことへの忸怩たる思いや、結果的に精神的に苦しむ赤木氏を更に追い込むことになった検察や産業医に対する怒りを露わにした。

 兵庫教育大学大学院の教授を務めながら神戸市内の精神科クリニックに勤務する岩井医師は、たまたま自身のクリニックが赤木氏の自宅から近かったため、改ざんを強いられて精神的に苦しんでいた赤木氏が2017年7月に外来でクリニックを訪れてから2018年3月に自殺するまで約8ヶ月間にわたり主治医として赤木氏を診てきた。

 岩井氏によると赤木氏は典型的なうつ病の症状を呈しており、ストレッサー(ストレスの要因)が職場環境にあることは明らかだったことから、岩井氏は初診で赤木氏をうつ病と診断し、その直後から赤木氏は近畿財務局の方は休職していた。治療の過程で赤木氏は自分が法を犯してしまった」「官僚にあるまじき行為をしてしまったなどということまでは打ち明けていたが、朝日新聞に改ざんが報じられるまで、文書改ざんの事実を打ち明けることはなかったと岩井氏は言う。

 岩井氏はまた、赤木氏は職業上の正義感や倫理観が人並み外れて強く、それに反した行動を取らされたため、それが極度のストレスとなりうつ病を発症した可能性が高いと見立てていたという。「決して穢してはならないものを穢してしまったと赤木さんは感じていた」と岩井氏は言う。

 今でも残念でならないこととして岩井氏は、「自分が赤木さんの症状の深刻さを少し甘くみてしまったかもしれない」と後悔の念を吐露しつつも、主治医として検察から赤木さんへの事情聴取の是非への意見を求められた際、「くれぐれも挨拶程度までにして欲しいと念を押していたにもかかわらず、実際には赤木さんが20分にもわたり電話で事情聴取を受けていたことや、近畿財務局の依頼を受けた産業医が赤木さんを職場に戻そうとする圧力をかけたことで、赤木さんのストレスが増してしまったことなどへの怒りを露わにした。

 こうした経緯もあり、赤木氏は職場に復帰すれば自分は必ず検察に逮捕されるという脅迫観念を抱いていたと岩井氏は言う。また産業医がそのような職場に強制的に戻そうとしていると感じていたため、産業医のことも非常に恐れていたという。

 文書の改ざんによって何よりも大切にしてきた官僚として倫理観を踏みにじられ、うつ病に苦しんだ末自殺に追い込まれた赤木氏の主治医で精神科医の岩井氏に、生前の赤木氏の様子や赤木氏に対するサポート体制は十分だったのか自らの意思に反して文書の改ざんを強いられながら、全ての罪が自分に押しつけられていると感じていた赤木氏が、いかに孤立無援で不安定な状態に置かれていたのかなどを、ジャーナリストの神保哲生が聞いた。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/121886

赤木ファイル「逃げないで。亡き夫と向き合って」 妻雅子さんが安倍氏、麻生氏を批判 本紙インタビュー
2021年8月5日 08時52分

 学校法人「森友学園」への国有地売却の決裁文書改ざんに関与させられ、自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が本紙の取材に、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の開示を巡って、麻生太郎財務相や安倍晋三前首相への不信感を語った。(原田晋也桐山純平

     (インタビューに答える元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さんの
      妻雅子さん=東京都千代田区の中日新聞東京本社で)


◆「間違っていることがあったら、僕は上司でも言うんだ」

 ―ファイルの感想は。

 「夫が、上司を飛び越えて財務省本省に意見したメールがあって驚いた。『間違っていることがあったら、僕は上司でも言うんだ』と以前から話していた。正しいことを言え、偉いな、よくやったと思う」


 ―ファイルには、国有地売却について「現場として厚遇した事実もない」との記述がある。この記述について、安倍氏のツイッター公式アカウントが「赤木氏は明確に記している」と投稿した。安倍氏自身が森友問題に関係ないと言わんばかりだが、そのことをどう思うか。

 「森友への売却は夫の異動前のことで、夫が言っていたことは上司の受け売り。その経緯を知らないまま亡くなった。安倍さんは『ほら見てみろ、僕たちは悪くないんだよ』と言いたいんだと思うけど、なんてちっちゃな人間だと思う」


◆財務局の人にねじ曲げて伝えられた

 ―麻生氏への思いは。

 「会見の記事を憎しみを込めて読んでいる。ファイルの中身を自分がきちんと分かってないのに、質問する記者に『おまえがおかしいんだ』みたいなことを言うのは、国民をばかにしている

     (元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さんの手帳(左)と
      国家公務員倫理カード

 「大事な部下ではなかったかもしれないが、夫も同じ人間。なたたちの関わったことで亡くなったのだから向き合ってほしい」


 ―麻生氏は、訴訟中であることを理由に俊夫さんの墓参りに消極的なままだ。

 「逃げないでほしい。お墓に行くことは訴訟とは関係ない。お墓に手を合わせ、頭を下げて謝ってほしかった。でも、間に入った財務局の人に『遺族は来てほしくないと言っている』とねじ曲げて伝えられた」
 「そもそもお墓参りが実現していたら、訴訟なんてしなくて済んだ。謝罪がないので、説明してほしいという気持ちに変わった。本当のことが分からないから、こんな大きな裁判をすることになった」


◆悔しくて悔しくて

 ―国を訴えることは大変ではないか。

 「約1年間、苦しむ夫を隣で見ていた。それが悔しくて悔しくて。夫があんなに苦しんだんだから、これくらい大したことないと思ってやっている。ふとわれに返った時に『えらいものを敵に回しているな』と思う時もある。でも、本当に大好きだった人だから、できるんだと思う」

【関連記事】【一問一答】「赤木ファイル」を巡る麻生財務相と本紙記者のやりとり
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●麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏のように《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》の様に

2021年07月15日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]


(20210711[])
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/麻生発言はゴルゴ13のおかげ?】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202107070000931.html)。
cakesのコラム【武田砂鉄 ワダアキ考〜テレビの中のわだかまり〜/麻生太郎大臣的なマチズモを削り取るために】(https://cakes.mu/posts/34092)。

 《麻生は役割を演じているというかもしれないが、政治家の仕事は外交を尽くし、戦争を回避させるためにあらゆることに努力することにある。その役割を国民は麻生に与えていない》。
 《挙げ句の果てに、会見の場で、記者からの問いかけに対して、「全然頼りねえ顔してるけど、質問するならきちっと知ってないと具合悪いよ」などと言う。質問にまともに答えようとさえしない。こう記せば、あたかも質問をする側に問題点があるかのように受け止める人もいるかもしれないが、質問を遮る形でこう述べているのであるどんな顔だろうが、それ、関係あるだろうか。赤木さんの妻・雅子さんが麻生大臣らを「再調査しないとおっしゃっているが、再調査される側の立場と断じていたことを繰り返し思い出したい。オレのルールを持ち込んでどうなるものではないはずなのだ》。

 「(台湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してきても全くおかしくない。そうなると、日米で一緒に台湾を防衛しなければいけない」「北朝鮮がこのまま核開発を進めていくなら、日本でも核武装しなければならない」「…そういう意味では『やっぱり俺のところは、核で武装する以外、手がない』と思う北朝鮮の感覚の方が、少なくとも戦略外交とかいうことを言う時は正しいですよ」…閣僚が発していい言葉だろうか?
 自民党の誰でもいい、ウルトラ差別主義者麻生太郎財務相・副首相の口にチャックをしてほしい。野中広務氏のように、《麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたまま》にしてほしい。野中氏のように、《君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!》、と《激しい言葉》を投げつけ得る心ある自民党議員など一人もいないのか。

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)
     「「永田町ほど差別意識の強い世界」(※2) はなく、「総裁選の最中に
    ある有力代議士は…「…総理になれるような種類の人間じゃないんだ」
     (p.385) と言ったそう。さらに、最近、ネット上で話題になっていた部分。
    当時、「総裁選に立候補した元経企庁長官」 (であり現総理) の
    「麻生太郎は…「あんな……を日本の総理にはできないわなあ」と言い放った」
    (p.385) そうである。2003年9月、野中は、最後の自民党総務会に臨み、
    当時の小泉総裁や麻生政調会長を前に発言を求めた。「…私の最後の発言と
    肝に銘じて申し上げます…政調会長。あなたは『野中のような…を総理には
    できないわなあ』とおっしゃった。君のような人間がわが党の政策をやり、
    これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできよう
    はずがないんだ。私は絶対に許さん!」、野中の激しい言葉に総務会の空気は
    凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった
    (pp.391-392)。」

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿の
           その体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず

 ムカムカして、しょうがない。部下を自死に追いやり、その態度? 泥縄ではない「第三者による再調査を」、今すぐに。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金として、《元々森友学園との交渉を担当していたわけではなかった赤木俊夫さんが、文書の改ざん作業に駆り出された》。元最低の官房長官の現首相カースーオジサンやウルトラ差別主義者な財務相が、赤木さんに改ざんを強いた。国家公務員倫理カードを持ち歩き、「国民のために働」くことを身上とした赤木さんに。本省の無理難題に、近畿財務局(?)は赤木さんの部下にも改ざんさせようとしていたようだが、赤木さんはそれを部下にはさせられないと自分一人で改ざん作業をしていた。
 (ビデオニュースドットコム神保哲生さん)《一見、大人数で改ざんが行われる集団に俊夫さんも駆り出されたかのように受け止められがちだが、その実態は俊夫さんだけが改ざん作業を強いられ、上司は俊夫さんに命じるたけで実際の改ざん作業には手を染めていなかった。また俊夫さんは後輩にはこんなことはやらせてはいけないと考え、自分一人で違法行為の汚名を背負った。結果的に俊夫さんが違法行為の「実行犯」となった》。《組織ぐるみで籠絡させられ、自らの意に反する違法行為を強いられ「実行犯」にされ、ただ一人問題の部署に残される人事が行われた。これは典型的なパワハラ以外の何物でもない》。

 NHKのニュース9も「麻生太郎財務相・副首相にゴルゴ13の質問を長々」とやっている場合なのか? 《森友学園に国有地が格安で払い下げられた問題をめぐり、当初その交渉記録に記されていた安倍元首相夫人や他の政治家の名前が、後に消去されていた…決裁後の公文書が改竄》について、なぜ質問・インタビューしないのですか?

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を
     起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?
    《赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」
     という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、
     安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが
     「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した
     疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ
      これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」と
     にべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、
     赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの
     可能性はなかったか。》

   『●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを

          死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202107070000931.html

コラム
政界地獄耳
2021年7月8日4時16分
麻生発言はゴルゴ13のおかげ?

★5日、副総理兼財務相・麻生太郎は講演で「(台湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してきても全くおかしくない。そうなると、日米で一緒に台湾を防衛しなければいけない」と発言。中国が台湾に侵攻した場合、安全保障関連法が定める「存立危機事態」に認定し、限定的な集団的自衛権を行使することもあり得るとの認識を示した。この発言の目的や、タイミングについては極めて政治的な観測気球といえるが、麻生は昔から、意図的に刺激的な発言で国民を含め内外に可能性を示す発言が多い。

★例えば核武装論だ。今でも国民は核に対して強い恐怖と不安を持っているが、麻生はそこを刺激する。05年、外相時代にチェイニー米副大統領らに「北朝鮮がこのまま核開発を進めていくなら、日本でも核武装しなければならない」と発言。18年5月30日には自民党議員のパーティーで「何もなかったリビアはどうなったか。ご存じのように、爆撃を食らって終わった。そういう意味では『やっぱり俺のところは、核で武装する以外、手がない』と思う北朝鮮の感覚の方が、少なくとも戦略外交とかいうことを言う時は正しいですよ」と本音と挑発を交えた議論を前に進める時のきっかけづくりが上手な議員といえる。これも「ゴルゴ13」を読んできたおかげか。

★ところが副総理、それも外相歴任の元総理の発言だ。6日、中国外務省の趙立堅副報道局長は「台湾問題への手出しを断じて許さない。中国人民が国家主権を守る固い決心や意志、強大な能力を見くびってはならない」と「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。麻生は役割を演じているというかもしれないが、政治家の仕事は外交を尽くし、戦争を回避させるためにあらゆることに努力することにある。その役割を国民は麻生に与えていない。(K)※敬称略
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https://cakes.mu/posts/34092

ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜
武田砂鉄

麻生太郎大臣的なマチズモを削り取るために
今だけ無料
2021年7月7日

今回の「ワダアキ考」は、武田砂鉄さんの新刊『マチズモを削り取れ』の発売ということで、麻生太郎大臣を例にマチズモ(男性優位主義)について考えます。


なんとなくそうなっていることをなんとか守る

1ヶ月半ほど前に、「自分の連載枠を活用して新刊のプロモーションをしてしまおうという、年に1回くらいやる手口が今回の原稿である」と書いたばかりなのだが、次の機会が早々にやってきた。自分で管理してきた前例を打破するのって、こんなにも簡単なのである。先日、この社会に根付く「マチズモ」(=男性優位主義)について考察した『マチズモを削り取れ』(集英社)が発売されたのだが、この社会に色濃く残存するマチズモの性質って、分析してみれば、その多くが「現状維持」「前例踏襲」に集約されるのかもしれない、と強引に展開してみる。

古臭い会社組織に顕著だが、新しい提案をしても「いや、それはこれまでこういうことになってきたんだから」と潰されてしまう。どう考えても非効率な仕事について改善を求めると、なぜか誰かの面子に話が移行し、「ほら、あの人にはこれまでずっとお世話になってきたんだから」という別の話が中心になり、これまた潰されてしまう。「マチズモ」と聞くと、そのシチュエーションとしては怒号が飛び交うようなイメージがあるけれど、この国に染み渡っている「マチズモ」というのは、表面化しにくい、というか表面化を拒む前例・慣習にあるのではないか。つまり、なんとなくそうなってきたことをなんとかして守ろうとするのだ


「私を甲子園に連れて行って」

今回の本では、日常の場面、そして公共空間にしぶとくこびりついている「マチズモ」を考察するために、あちこちへ出かけてみた。混み合う駅の構内に出没する「ぶつかってくる男」は、実際にはどのような動きをしているのか。洋式トイレで、立って尿をする男性がいまだにいるらしいが、その人たちはなぜ座ってやらないのか、座らないとどれくらい汚れるか。野球部の女性マネージャーに〝言わせてきた〟「私を甲子園に連れて行って」に代表される、「母性」まで背負わせる「清純」「清楚」な存在はなぜ愛されるのか。

細かいと思われるかもしれないが、こういった個別ケースを検証しなければ、このまま更新されてしまう。本書を担当してくれた、男性優位社会に踏み潰されてきた女性編集者から、12のテーマについてそれぞれ檄文をもらい、それを受け止めながら、取材・検証を重ねてみた。


自分の立場を駆使して、「関係ない」を保つ

さて、麻生太郎財務大臣はなぜ辞めないのだろうと、とても直接的なことを思い続けている。2018年、財務省・福田淳一前事務次官が起こしたセクハラ事件について、「セクハラ罪っていう罪はない」「(福田氏が)はめられて訴えられているのではないかとか、いろいろ御意見は世の中いっぱいありますので」などと超適当にかばいながら、「(実際の音声を聞くと)聞いて福田かな、っていう感じはした」と半ば認め、そのくせに「福田の人権はなしってわけですか」などと開き直ったのが麻生大臣だった。こういうことが続いている。こういうこと、つまり、自分が持つ強い権限をフル活用して、自分や側近に向けられた疑念などを蹴散らそうとする動きが目立つ

先週も触れたが、森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した通称「赤木ファイル」が開示された。財務省の報告書では、当時の佐川宣寿理財局長が公文書改ざんの「方向性を決定づけた」と書かれていたものが、「赤木ファイル」には、「局長説明を行いましたが、調書につきましては、現在までの国会答弁を踏まえた上で、作成するよう、直接指示がありました」と明示されていた。この新事実を受けても、麻生大臣は再調査の必要はないとの姿勢を崩さない。改ざんを強要されて亡くなった職員が残していたファイルを前に、その思いを受け止めるようとするのではなく、なんとかして自分の関与を薄めようとするのを急ぐ態度に愕然とする。「オレは関係ないよ」と言うために、なぜ関係ないかを立証するのではなく、自分の立場を駆使して、「関係ない」を保つのである

挙げ句の果てに、会見の場で、記者からの問いかけに対して、「全然頼りねえ顔してるけど、質問するならきちっと知ってないと具合悪いよ」などと言う。質問にまともに答えようとさえしない。こう記せば、あたかも質問をする側に問題点があるかのように受け止める人もいるかもしれないが、質問を遮る形でこう述べているのであるどんな顔だろうが、それ、関係あるだろうか。赤木さんの妻・雅子さんが麻生大臣らを「再調査しないとおっしゃっているが、再調査される側の立場と断じていたことを繰り返し思い出したい。オレのルールを持ち込んでどうなるものではないはずなのだ


ヒリヒリよりニヤニヤ

都議選を前に過労で倒れた小池百合子東京都知事について、麻生大臣が「自分でまいた種でしょうが」と都議選の応援演説で述べたが、これについて批判が殺到すると、発言を問題視した記者に対して、「選挙の演説で政治家として発言した部分であって、ここは財務大臣の記者会見。財研の記者会見ですから、その話は別の場所で質問してください」と答えた。揶揄しておきながら、それについて問われると、ここはそういうところじゃないんでと逃げるこんなことばかりが続いている

彼は記者に対して恫喝に近いことを繰り返してきた。それに黙り込む記者を残念に思ってきたのだが、彼は、そういう場で、それはどうかな、これって、こういうことになってたんじゃねぇのか、ちゃんと勉強してから言えよ、といった攻め方を好む。Aという問題について答えてください、と聞いても、君はAと言うんだね、だけど、こっちではAとは思ってねぇんだよ、と切り返してくる。それはなんの答えにもなっていないのだが、強い立場にいる特権性の使い方をよく知っている人は、その手の逃れ方を好む。「マチズモ」(=男性優位主義)というのは、ヒリヒリした場面だけではなく、ニヤニヤ、冷笑、軽視の場面にもある。この麻生大臣的な態度は、日常生活のあらゆる場面に染み込んでいる……と、本の宣伝に大臣を使ってみた。ちょっと乱暴な原稿になっているが、たとえば彼の言い分などと比べると、ちっとも乱暴ではない

(イラスト:ハセガワシオリ)


武田砂鉄さんの新刊、ぜひお読みください。
マチズモを削り取れ
武田 砂鉄
集英社
2021-07-05
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●【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために】《どうすれば俊夫さんを死なさずに済んだのかなどを考えた》(ビデオニュースドットコム)

2021年07月14日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(20210711[])
神保哲生さんのビデオニュースドットコムの二つの記事【インタビューズ/「再調査が行われるまで私は戦い続ける」赤木ファイル公開を受けて故俊夫氏の妻・雅子氏が抱負を語る】(https://www.videonews.com/interviews/akagi-masako-intv)と、
【赤木俊夫さんの死を無駄にしないために マル激トーク・オン・ディマンド (第1056回)】(https://www.videonews.com/marugeki-talk/1056)。

 《雅子氏は自身が長らく求めてきた、決裁文書の改竄にいたる経緯を夫が詳細に記したとされる「赤木ファイル」が公開されたことは歓迎しながらも、公開された文書では肝心な部分が黒塗りにされていたことなどから、自分の夫がなぜ自殺に追い込まれたかは依然として明らかになっていないとして、政府が改竄の経緯を再調査し、夫を死に追いやった原因が究明されるまでは、政府と戦い続ける意向を明らかにした》。
 《そこで今週のマル激では、赤木さんの自殺の真相を明らかにすべく、国と佐川氏を相手取り損害賠償訴訟を起こしている俊夫さんの妻・雅子さんの代理人を務める生越照幸弁護士をゲストに招き、赤木雅子さんや、俊夫さんの主治医だった精神科医の岩井圭司医師などへのインタビューも交えながら、何が俊夫さんを自殺に追い込んだのかや、どうすれば俊夫さんを死なさずに済んだのかなどを考えた。元々森友学園との交渉を担当していたわけではなかった赤木俊夫さんが、文書の改ざん作業に駆り出されたのは2017年の2月26日のことだった。安倍首相が国会で「私や妻が関与していれば総理も議員もやめると大見得を切った9日後のことだ》。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を
     起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?
    《赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」
     という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、
     安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが
     「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した
     疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ
      これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」と
     にべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、
     赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの
     可能性はなかったか。》


 財務相はさっさと「第三者による再調査を」! ドロナワは許されない。赤木ファイルの黒塗りは許されない!

 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金として、《元々森友学園との交渉を担当していたわけではなかった赤木俊夫さんが、文書の改ざん作業に駆り出された》。元最低の官房長官の現首相カースーオジサンやウルトラ差別主義者な財務相が、赤木さんに改ざんを強いた。国家公務員倫理カードを持ち歩き、「国民のために働」くことを身上とした赤木さんに。本省の無理難題に、近畿財務局(?)は赤木さんの部下にも改ざんさせようとしていたようだが、赤木さんはそれを部下にはさせられないと自分一人で改ざん作業をしていた。
 《一見、大人数で改ざんが行われる集団に俊夫さんも駆り出されたかのように受け止められがちだが、その実態は俊夫さんだけが改ざん作業を強いられ、上司は俊夫さんに命じるたけで実際の改ざん作業には手を染めていなかった。また俊夫さんは後輩にはこんなことはやらせてはいけないと考え、自分一人で違法行為の汚名を背負った。結果的に俊夫さんが違法行為の「実行犯」となった》。《組織ぐるみで籠絡させられ、自らの意に反する違法行為を強いられ「実行犯」にされ、ただ一人問題の部署に残される人事が行われた。これは典型的なパワハラ以外の何物でもない》。

 アベ様ご夫妻をはじめとして、元最低の官房長官の現首相カースーオジサンやウルトラ差別主義者な財務相、さらには財務省幹部の誰一人として責任をとっていないが、一体どういうこと? 《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》のあまりの酷さに、何時もながらに、唖然とする。
 こんな腐りきった政権下で、《どうすれば俊夫さんを死なさずに済んだのか》? 重い課題だ。まずは、マシな政権に交代して数多のアベ様案件を一つ一つ丁寧に解明し、責任をとらせることから。《俊夫氏を支えるべき日本の労働医療のシステムや公益通報などの法制度はあまりに脆弱だった》、《俊夫氏を支えきれなかった制度の弱点や欠点を徹底的に見直し、新たな対応を考えることで、俊夫氏と同じような辛い経験をしなければならない人を一人でも減らすことこそが、森友学園問題のもう一つの真相に迫ることにつながるのではないか》。

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https://www.videonews.com/interviews/akagi-masako-intv


https://youtu.be/idyXfMc-l88


「再調査が行われるまで私は戦い続ける」赤木ファイル公開を受けて故俊夫氏の妻・雅子氏が抱負を語る
インタビューズ 
公開日 2021年06月26日



概要

政府が「赤木ファイル」の公開に踏み切ったことを受けて、故赤木俊夫氏の妻・雅子氏が6月24日、ビデオニュース・ドットコムのインタビューに応じた。

雅子氏は自身が長らく求めてきた、決裁文書の改竄にいたる経緯を夫が詳細に記したとされる「赤木ファイル」が公開されたことは歓迎しながらも、公開された文書では肝心な部分が黒塗りにされていたことなどから、自分の夫がなぜ自殺に追い込まれたかは依然として明らかになっていないとして、政府が改竄の経緯を再調査し、夫を死に追いやった原因が究明されるまでは、政府と戦い続ける意向を明らかにした。

森友学園に国有地が格安で払い下げられた問題をめぐり、当初その交渉記録に記されていた安倍元首相夫人や他の政治家の名前が、後に消去されていたことが明らかになった。決裁後の公文書が改竄される過程で、当時近畿財務局の職員だった赤木俊夫氏が2018年、自らの意思に反して公文書の改竄という違法行為を強いられたことを苦に自殺に追い込まれた。俊夫氏の妻・雅子氏は、夫の自殺は政府が文書の改竄を強要したことに原因があったとして、国と当時の佐川宣寿理財局長を相手取り損害賠償を求める裁判を起こすと同時に、改竄にいたる真相の究明を求めてきた。

政府は6月22日、俊夫氏が改竄にいたる過程を克明に記録した「赤木ファイル」の公開に踏み切ったが、公開された文書では改竄を指示した俊夫氏の上司の個人名などが黒く塗りつぶされていた

ビデオニュース・ドットコムの神保哲生赤木雅子氏に現在の心境や今後の抱負を聞いた。

(本インタビューではご本人のご希望により、お顔の撮影は控えています。その理由についてはご本人がインタビューの中で触れられています。)
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https://www.videonews.com/marugeki-talk/1056


https://youtu.be/9KBAo3tZLfQ


赤木俊夫さんの死を無駄にしないために
マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第1056回)
2021年07月03日


ゲスト
生越照幸(おごし てるゆき)
弁護士・赤木雅子氏代理人


概要

 幼稚園児に教育勅語を暗唱させ、新たに申請する小学校の名前を安倍晋三記念小学校と名付け、現職の首相の妻を名誉校長に迎えるなどして話題をさらっていた学校法人森友学園が、豊中市に国有地をただ同然で取得していた疑惑が持ち上がり、国会で追及されるなどして政治問題化したのが、いわゆる森友学園問題だった。

 これは交渉の経緯を綴った公文書が改ざんされていたり、すったもんだの末やっと公開された真正の交渉記録も黒塗りだらけだったり、カギを握るとみられる財務省の佐川宣寿元理財局(国有財産を管理する部署)長が証人喚問で刑事訴追の恐れを理由に肝心の部分の証言を拒否するなどしたために、事件の真相、とりわけ公文書の改ざんを指示した最終的な責任者が誰だったのか、例えば、佐川局長に首相官邸、とりわけ当時の菅官房長官(現首相)から改ざんの指示が出ていたのかどうかといった「疑惑」については、依然として闇に包まれたままだ。どうやら佐川氏が真相を墓場まで持って行くと心に決めていることに加え、当時黒川弘務氏の影響力下にあった検察が、真剣に事件を掘り起こそうとしなかったため、今のところこれ以上真相が明らかになる可能性は期待できそうにない。

 しかし、交渉過程を隠蔽する目的で行われた文書改ざんの過程で、公文書の改ざんという違法作業を無理矢理強いられた近畿財務局職員の赤木俊夫さんが、それを苦に自殺に追い込まれたという事実は、疑惑でも何でもない、紛れもない事実だ。森友問題はついつい「アベガー」、「スガガー」といった方向に行きがちになるし、実際に彼らの責任が重いことは論を俟たないが、「なぜ赤木さんが自殺に追い込まれなければならなかったのか」や、「どうすれば赤木さんを死なさずに済んだのか」といった論点が、ついつい大きな政治問題の中で見落とされがちになる。

 そこで今週のマル激では、赤木さんの自殺の真相を明らかにすべく、国と佐川氏を相手取り損害賠償訴訟を起こしている俊夫さんの妻・雅子さんの代理人を務める生越照幸弁護士をゲストに招き、赤木雅子さんや、俊夫さんの主治医だった精神科医の岩井圭司医師などへのインタビューも交えながら、何が俊夫さんを自殺に追い込んだのかや、どうすれば俊夫さんを死なさずに済んだのかなどを考えた。

 元々森友学園との交渉を担当していたわけではなかった赤木俊夫さんが、文書の改ざん作業に駆り出されたのは2017年の2月26日のことだった。安倍首相が国会で「私や妻が関与していれば総理も議員もやめると大見得を切った9日後のことだ

 当初俊夫さんは改ざん作業に抵抗し、強く抗議する姿勢を見せたが、財務省本省は俊夫さんの直属の上司なども通じて俊夫さんを説得し、最終的には俊夫さんは改ざん作業に駆り出される。一見、大人数で改ざんが行われる集団に俊夫さんも駆り出されたかのように受け止められがちだが、その実態は俊夫さんだけが改ざん作業を強いられ、上司は俊夫さんに命じるたけで実際の改ざん作業には手を染めていなかった。また俊夫さんは後輩にはこんなことはやらせてはいけないと考え、自分一人で違法行為の汚名を背負った。結果的に俊夫さんが違法行為の「実行犯」となった。

 実際の改ざん作業は2月26日から4月13日にかけて約10回にわたり行われ、交渉過程を記録した文書に記されていた安倍昭恵さんやその他の政治家の名前が消された他、そのような政治的な理由から森友学園が厚遇されたと受け止められる表現はことごとく消去された。改ざん、改ざんといっても、要するに政権にとって都合の悪い文章をことごとく消す作業だった。

 その間、俊夫さんは会計検査院や検察に対しても嘘の証言をさせられた。また、その間、近畿財務局では人事異動があったが、森友問題に関わった職員は俊夫さん以外は全員が別の部署に異動になったにもかかわらず、改ざん作業を強いられた俊夫さんだけその部署に残された。それ以降、俊夫さんは孤立無援の状態となった。

 雅子さんによると、改ざん作業が始まってから(雅子氏は作業の内容が文書の改ざんだったことは自殺の直前まで知らされていない)俊夫氏の精神は「みるみる壊れていった」という。そして3ヶ月後の7月17日、俊夫さんは自宅近くの精神科を訪れ、うつ病と診断される。

 この日から自殺する翌年3月まで、ほぼ2週間おきに俊夫氏を診断してきた精神科の岩井圭司医師は最初の見立てで、公務員としてのアイデンティティが強く、遵法精神や規範意識が強い俊夫氏が何か倫理的な葛藤を抱えている可能性が高いと感じたと言う。しかし、俊夫氏から岩井医師に改ざんの事実が明かされることは最後までなかった。ただ、俊夫さんのうつの原因について岩井氏は、「パワハラとか単に仕事が多いというのとは少し違うという印象を受けた」とも言う。

 これは後に公開された手記などで明らかになるが、元々自分の手帳に公務員倫理規定を貼り付けて持ち歩くほど正義感や倫理観の強かった俊夫さんは、文書の改ざんをさせられたことをことさらに重く受け止めており、雅子氏には公務員として許されないことをやってしまった」「内閣が吹っ飛ぶような大変なことをしてしまったなどと話していたという。だが、俊夫氏は文書改ざんの事実は朝日新聞が報道するまで、雅子氏にも打ち明けなかったという。

 多くの事件で自死遺族の代理人を務める生越照幸弁護士は、近畿財務局が改ざんの事実を俊夫さん一人に押しつける形になったことをとりわけ問題視する。事の重大性故に誰にも相談できないまま、俊夫さんは追い込まれていった可能性が高い。

 岩井氏は、俊夫さんのうつ病のストレサー(ストレス要因)が職場絡みであることは明らかだったので、病欠で職場から引き離すことが重要と考えていたが、近畿財務局側から委託を受けた産業医はそうは考えておらず、早く職場に戻そうとしていた。それも俊夫さんには大きなストレスになっていたと岩井氏は言う。

 生越氏は日本では職場うつなどに対応する際、患者を診ている主治医と会社側から雇われている産業医の間で意見を調整する仕組みが存在せず、患者の実際の容体を正確に把握できていない産業医が会社に的外れなアドバイスをすることで、かえって状況を悪くしているケースが多いと指摘する。

 さらに岩井氏は、2017年11月病気休暇中だった俊夫氏に検察が接触してきたことが、俊夫さんにとって大きなストレスになったとして、これを問題視する。検察から俊夫さんへの事情聴取に関する問い合わせの是非を尋ねられた岩井氏は、うつ病には不意打ちが一番よくないので、挨拶程度にとどめるよう口を酸っぱくしてお願いしていた。しかし、俊夫さんが病気休暇に入って約4ヶ月目の11月25日、検事は俊夫さんに直接電話をかけ、20分も事情を聞いたという。「20分は挨拶ではない。まさに不意打ちになってしまった。あれだけ言ってあったのに残念でならない」と岩井氏は悔やむ。


 組織ぐるみで籠絡させられ、自らの意に反する違法行為を強いられ「実行犯」にされ、ただ一人問題の部署に残される人事が行われた。これは典型的なパワハラ以外の何物でもない。また、組織内で違法行為を目撃した場合、それを通報しても自分が不利な扱いを受けずに済むことを保障する「公益通報者保護法」というものが日本にも存在するはずだが、俊夫さんがこれを利用するためには、財務省本省の通報窓口に話を持ち込まなければならない。本省の理財局長、いや場合によっては更にそれよりも高いところで意思決定された「改ざん」を、役所の一部所に過ぎない通報窓口に持ち込んだ時に、果たして正当な扱いを受けることが期待できると俊夫さんが考えられただろうか。ましてや、検察や警察に持ち込むことは、自分が実行犯でもある俊夫さんにとって、それは「自首」を意味する

 人よりとびきり倫理観や規範意識が強かった俊夫さんは、自らの意思に反して公文書の改ざんという公務員にあるまじき違法行為を強いられ、「自分がもっとも大切にしていたものを汚されてしまった」(岩井医師)。そして、事の性格ゆえに職場でも家庭でも、そして精神科医にさえそのことを相談できず、一人で悩みを抱え、最後は自らの命を絶ってしまった。その間、俊夫氏を支えるべき日本の労働医療のシステムや公益通報などの法制度はあまりに脆弱だったといわざるを得ない。

 俊夫さんの場合は特殊な事情もあるが、それでも似たような職場に起因するストレスが原因で、最終的に自殺に追い込まれている人の数は枚挙に暇が無い。また、自殺に至らずとも、重篤なうつ病に悩む人も多い。森友学園問題がこれだけ全国的に注目を浴びる事件になったのなら、俊夫氏を支えきれなかった制度の弱点や欠点を徹底的に見直し、新たな対応を考えることで、俊夫氏と同じような辛い経験をしなければならない人を一人でも減らすことこそが、森友学園問題のもう一つの真相に迫ることにつながるのではないか

 赤木雅子氏代理人であり、自殺対策全国民間ネットワークの幹事や、自死遺族支援弁護団の事務局長を務め、現在 、厚生労働省「自殺総合対策の推進に関する有識者会議」の委員も兼務する生越弁護士と、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。
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●《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度》か?

2021年07月13日 00時00分54秒 | Weblog

[※ 《#素淮会(そわいかい)…麻生太郎財務相…「会合費」として約二千万円…支払先は料亭や会員制サロンなど》(東京新聞 2018年12月1日)↑]


(2021年07月11日[日])
東京新聞の二つの記事【【一問一答】「赤木ファイル」を巡る麻生財務相と本紙記者のやりとり】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/115022)と、
原田晋也記者による【「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 麻生氏、記者をディスり質問はぐらかす無責任な責任者<取材ファイル>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/115010)。

 《麻生氏 東京新聞。ああそう。その程度の能力か。訴訟において、裁判所からの訴訟の指揮に基づいて、私どもとしてはきちんと対応させていただいたということだけですよ。公式的に答弁すりゃ。質問するときはもうちょっと上司とよく相談して質問しないと言われたことだけ言ってると答えられないよ》。
 《「東京新聞。ああそう。その程度の能力か」―。学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」開示後、本紙は閣議後会見で麻生太郎財務相に2度質問した。しかし、麻生氏は正面から答えようとせず不誠実な対応をいまだ続けている。(原田晋也)》。

 麻生財務相《違う、赤木さんが関与したと思われるところだけずっと出して、その全て出したのをまとめて、赤木ファイルと呼んでいるんだよね。(※財務省職員が麻生氏に耳打ち)赤木さんがまとめたファイルです。それを全部出している》…自分が何を言っているのか分かっているのだろうか? 理解していないのは、財務相の方。

 ムカムカして、しょうがない。この人を見下した態度…。《マフィア気どり》(鈴木耕さん)。《人の痛みがわからず、嘲り笑いながら人を傷つける人間》(小沢一郎(事務所)氏)。部下を自死に追いやり、その態度? その場に居た他の記者は沈黙? ドロナワ、泥縄ではない「第三者による再調査を」、さっさとやんなさいよ。
 《職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度なのだろうか。麻生氏の会見に出るたびにこうした思いに駆られる。まともに答えないのなら、何度も質問するしかない》(原田晋也記者)。幸いコチラは更問いできるようなので、何度も何度もしつこく質問しましょう。きちんと答えるまで。《麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」とにべもなかった》というのなら、「勉強不足」を指摘し、「回答するときはもうちょっと取り巻き連中とよく相談して回答しないと。言われたことだけ言ってる」と、「財務相。ああそう。その程度の能力か。」と言われてしまいますよと、忠告してあげてほしい

   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●『野中広務 差別と権力』読了(2/3)
     「「永田町ほど差別意識の強い世界」(※2) はなく、「総裁選の最中に
    ある有力代議士は…「…総理になれるような種類の人間じゃないんだ」
     (p.385) と言ったそう。さらに、最近、ネット上で話題になっていた部分。
    当時、「総裁選に立候補した元経企庁長官」 (であり現総理) の
    「麻生太郎は…「あんな……を日本の総理にはできないわなあ」と言い放った」
    (p.385) そうである。2003年9月、野中は、最後の自民党総務会に臨み、
    当時の小泉総裁や麻生政調会長を前に発言を求めた。「…私の最後の発言と
    肝に銘じて申し上げます…政調会長。あなたは『野中のような…を総理には
    できないわなあ』とおっしゃった。君のような人間がわが党の政策をやり、
    これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできよう
    はずがないんだ。私は絶対に許さん!」、野中の激しい言葉に総務会の空気は
    凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった
    (pp.391-392)。」

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿の
           その体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず

 自公お維トファに投票する大愚は止めてくれ。
 鈴木耕さんによる、マガジン9のコラム【言葉の海へ 第171回:AでもなくBでもなく……(鈴木耕)】(https://maga9.jp/210707-3/)によると、《今回の都議選では、森元首相以上の「暴言王」といわれる麻生 “マフィア気どり” 太郎の小池百合子都知事へ向けた一言「自分の蒔いたタネだろう」も、そうとうに効いた。過労入院の小池百合子都知事への皮肉だが、「あれで数万票は失った」と吐き捨てた自民党幹部もいたほどだ。おかげで都民ファーストはかなり息を吹き返した。敵にごっそりと塩を送るまことに、自民党には素晴らしい人材が、掃いて捨てるほどいるのである。前述したように、足腰の弱り始めている自民党。支持母体の創価学会員離れが目立ち始めた公明党。野党でも同じだ。足を引っ張るだけの連合。支持組織におんぶにだっこの選挙戦術は、すでに行き詰っているのだ》。


 小沢一郎(事務所)氏のつぶやき:

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https://twitter.com/ozawa_jimusho/status/1412588429078974466

小沢一郎(事務所)@ozawa_jimusho

人を顔で判断し、その顔を馬鹿にする。顔を馬鹿にされる側の人間がどんな思いかも、この人物にはわからないのだろう。人の痛みがわからず、嘲り笑いながら人を傷つける人間に、政治など、予算配分や徴税など、やらせてよいのだろうか。国民はよくよく刮目しなければならない

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「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 麻生氏、記者をディスり質問はぐらかす無責任な責任者<取材ファイル>:東京新聞 TOKYO Web

「東京新聞。ああそう。その程度の能力か」―。学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」開示...
tokyo-np.co.jp
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午前10:45 · 2021年7月7日
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   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》
   『●麻生太郎財務相は部下を自死に追い込んでおいて何を記者に「逆ギレ」? 
         調査される立場でその態度は何? さっさと再調査を実施せよ!

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/115022

【一問一答】「赤木ファイル」を巡る麻生財務相と本紙記者のやりとり
2021年7月7日 06時00分

 「赤木ファイル」に関する麻生太郎財務相と本紙記者との記者会見でのやりとりは以下の通り。

     (記者の質問に答える麻生財務相
      =東京都千代田区の財務省で)


【6月29日】

本紙記者 赤木ファイルは一つのファイルに閉じてあったものを、何も引かずに、何も足さずにコピーして開示したもので間違いないですよね。

麻生氏 今の話は、この間の6月25日の記者会見の話を聞いているらしいんだけど、「オーバーラップ(重複)してます。というものは省きました」という私の発言が、東京新聞でそういうふうにやられていると。あなたの見解か東京新聞の見解か知らんけど。
 今般の訴訟に提出した文書の原本は、亡くなった近畿財務局職員の赤木(俊夫)さんが、自ら取捨選択をしたファイルをとじ込んだものなんですよ。もっと膨大にありますからね。
 その中から赤木さんが選んで取捨選択したんだから。でしょ? それ、あなた、コピーしたものを書き写してたり、自分がメールしたものやら何やら。223ページにあったろ。読んでないだろうけどあったろう? うなずいてるけど、読んでないだろうが。223ページに、それ、あったろうが!
 そういったようなものを含めて、きちんととじ込んであるというように考えられていることが、ありますから、そういったことを申し上げたんですけど、今、あなたのように捉えた人もいるということなんだと思います。
 改めて言っておきますが、今ありますものは、赤木さんの出されたファイルをそのまま出していますから。赤木さんは、もっと膨大な中から赤木ファイルというものを選んできているわけですから。その中には、ご自分の書かれたものもあるし、そうじゃないものもあると。分かった? それで。あんまり分かってる風じゃないね、その顔は
 とにかく今般提出した文書については、とじられていた文書を最小限にマスキングした上で、赤木さんがとじられたんですよ。全てをコピーして提出をしたものであって、赤木さんがとじられていた文書から抜き取ったものではありません。勘違いしているんだろうけど
 正しく、分かりやすい日本語で言うとそういうことだろ。あなたの質問している意味がよく分かんないんだけど、だいたいそれで答えになってんだろあまり分かってるようでうなずいている風はないけど、まあよかろう


【7月2日】

本紙記者 赤木ファイルについて伺います。赤木ファイルの1ページ目に赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」という一文があります。これについて、安倍晋三前首相がツイッターアカウントで「赤木氏が明確に記している。この証言がいわゆる報道しない自由によって握りつぶされている」と投稿し話題になっている。大臣は、この一文をどう解釈しているのか、見解を教えてください。

麻生氏 あまり詳しく知らないね細かくは知りません。それしか答えようがない。質問の意味をもう1回、俺に分かるように分かりやすく説明してごらんもう1回言いたいなら。どうぞ。

記者 赤木俊夫さんが書いたとみられる…。

麻生氏 赤木ファイルのことを言っているの?

記者 そうです。

麻生氏 赤木ファイルの話ね。

記者 そうです。ファイルの1ページ目に、現場として厚遇した事実もないという一文が…。

麻生氏 現場として?

記者 現場として厚遇した事実がないと。国有地の売り払い…。

麻生氏 (※質問を遮り)赤木さんのファイルというものは定義が難しい。赤木ファイルというのは、何を意味しているのですかと言われると、赤木ファイルとして厳然と存在しているわけじゃありませんから。赤木さんが書かれた紙自体は1枚の紙だからね。でしょう? あんた分かってないで、質問なんかするなよ。ちゃんと分かった上で質問しないとおかしなことになっちゃうから。赤木ファイルというもの、裁判所からそういったものを出せと言われたので、そういうものはないと。違う、赤木さんが関与したと思われるところだけずっと出して、その全て出したのをまとめて、赤木ファイルと呼んでいるんだよね。
 (※財務省職員が麻生氏に耳打ち)赤木さんがまとめたファイルです。それを全部出している。
 そうですよ。赤木さんがまとめたファイル。だから、今までだって全部がのっかっているわけじゃないですからね。分かるでしょ? 赤木さんが出されたのは1枚だけ。そのため、これまで赤木さんがずーっといったものをまとめて何ページか、このぐらいになった。でしょ? 全然頼りねえ顔しているけど、質問するんだったら、きちんと知ってないと具合が悪いよ? 何新聞?

記者 東京新聞です。

麻生氏 東京新聞。ああそう。その程度の能力か。訴訟において、裁判所からの訴訟の指揮に基づいて、私どもとしてはきちんと対応させていただいたということだけですよ。公式的に答弁すりゃ。質問するときはもうちょっと上司とよく相談して質問しないと言われたことだけ言ってると答えられないよ。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/115010

「その程度の能力か」「頼りねえ顔」 麻生氏、記者をディスり質問はぐらかす無責任な責任者<取材ファイル>
2021年7月7日 06時00分

 「東京新聞。ああそう。その程度の能力か」―。学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」開示後、本紙は閣議後会見で麻生太郎財務相に2度質問した。しかし、麻生氏は正面から答えようとせず不誠実な対応をいまだ続けている。(原田晋也


 そもそも、財務省はファイルを進んで提出すべきなのに、一貫して情報開示に消極的だった改ざんに関与させられ、自殺に追い込まれた近畿財務局の職員赤木俊夫さんの妻、雅子さんが国を訴えた裁判でも、国側は当初、「回答の必要がない」などと主張ファイルの存在すら1年あまり曖昧にしていた

     (記者の質問に答える麻生財務相=東京都千代田区の財務省で)

 それが一転、財務省は6月22日、赤木ファイルを雅子さん側に開示した。財務省本省は赤木さんらへのメールで、当時の佐川宣寿理財局長の「直接指示」を明記するなど改ざんを執拗に迫っていた。赤木さんが本省に直接抗議をしても、不正が続けられるなど無念さもうかがえる。

 だが、ファイル開示後も財務省の不誠実な対応は変わらなかった。麻生氏は質問をはぐらかすばかりだ。

 例えば、記者は7月2日の会見である疑問を投げかけた。赤木さんが書いたとみられる「現場として厚遇した事実もないし」という一文についての麻生氏の見解だ。この一文に関し、安倍晋三前首相のツイッターの公式アカウントが「赤木氏は明確に記している」などと投稿。国が森友学園を優遇した疑惑を赤木さんが否定し、疑いが晴れたと言わんばかりだったからだ

 これに対して、麻生氏の答えは「あまり細かく知らない」とにべもなかった。森友学園に国有地を売却した当時、赤木さんは担当ではなかった同僚の話を信じていただけの可能性はなかったか。そのことをただすつもりだったが、麻生氏には通じなかった。

 再質問を試みたところ、今度は全然頼りねえ顔してるけど、質問するならきちっと知ってないと具合悪いよ?とからかうようにこちらを遮る。そして、飛び出したのが、冒頭の能力発言だった。

 職員1人を自殺に追い込んだ公文書改ざんという重大な不正を起こし、今なお遺族に誠実に向き合わない官庁の責任者が取る態度なのだろうか。麻生氏の会見に出るたびにこうした思いに駆られる。まともに答えないのなら、何度も質問するしかない
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●麻生太郎財務相は部下を自死に追い込んでおいて何を記者に「逆ギレ」? 調査される立場でその態度は何? さっさと再調査を実施せよ!

2021年07月10日 00時00分47秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2021年07月03日[土])
日刊スポーツのコラム【【政界地獄耳】官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106250000151.html)。
リテラの記事【安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!「再調査される側」のくせに赤木さんの言葉を切り取り・自己正当化に利用】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5931.html)。

 《★外事畑が長く内閣情報官などを歴任した国家安全保障局長・北村滋は外交・防衛政策の中心人物で裏工作や政界情報にたけていたといわれ「官邸のアイヒマン」の異名もあったが、あっさりと交代が決まった。元兵庫県警本部長で、赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる》。
 《よくもまあいけしゃあしゃあとこんな投稿ができたものだ。そもそも、「赤木ファイル」の存在が判明しても、自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻・雅子さんが裁判でファイルの開示を求めても、何ひとつ動こうとせず無視してきたではないか。それをいまになって「赤木氏は明確に記している」って、どんな神経をしていたらこんなことをつぶやけるのか。》

 《赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる》…へぇ~、知らなかった。

 さて、アベ様ときたら、阿比留瑠比広報員の産経広報紙のコラムを引用しつつ、ヒトデナシにも程があるね。アベ様と阿比留瑠比広報員はヒトデナシ過ぎやしませんか? 《公文書の改ざんという国家的犯罪を強いられたことで良心の呵責に苛まれた赤木俊夫さんを自殺に追い込んでおきながら、その鬼畜ぶりを隠そうともしないこの男を、けっして許すわけにはいかないだろう》。さっさと、「第三者による再調査を」やったらどうですかね。赤木ファイルの黒塗りは許されない。

 お得意のドロナワ泥縄は許されない。アベ様や元最低の官房長官、麻生財務相ら〝泥棒〟に再調査で真実を明らかにするという〝縄を綯う〟ことができる訳がない。調査される側である〝泥棒〟ではなく、速やかに、真の第三者による再調査を求む。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》

 《2017年2月26日に送られたメールの文面…などという生々しい指示が。さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ》。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だったんだよっ!
 《新事実が次々に読み取れた》《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によっ数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。


 たつみコータローさんのつぶやき:

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https://twitter.com/kotarotatsumi/status/1410963796676386816

たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党@kotarotatsumi

国会で139回もの虚偽答弁がされた時も、部下が自殺に追い込まれた時も、財務大臣はあなたです逆ギレできる立場ではありません

赤木ファイルで不満爆発 麻生財務相「その程度の能力」と記者批判 | 毎日新聞
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赤木ファイルで不満爆発 麻生財務相「その程度の能力」と記者批判

 学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」の記述をめぐり、麻生太郎財務相は2日の閣議後記者会見で「あまり細かくは知らないねえ」などと質問をけむに巻いた。その後も「分かってないで質問なんかするなよ」などといら立ちを隠せない様子で、記者に対し「その程度の能力…
mainichi.jp
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午後11:09  2021年7月2日
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 麻生太郎財務相は部下を自死に追い込んでおいて、何を記者に「逆ギレ」しているのか! 調査される立場で、その態度は何ですか!? さっさと、第三者による再調査を実施せよ。ドロナワ不可。本来、即刻大臣・議員辞職していて当たり前です(https://twitter.com/ActSludge/status/1410969637961887744)。

 《裁判所の指示でファイルは開示されたが財務相兼副総理・麻生太郎は開示には否定的再調査の必要なし、自民党は野党の求める財務金融委員会での閉会中審査も拒否している。政権の犯罪の隠ぺいはいまだ続いているということになる》…芯から腐っている自公お維。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106250000151.html

政界地獄耳
2021年6月25日9時34分
官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず

★霞が関の官僚たちは課長補佐までは自由闊達(かったつ)に政策を語り、国を憂い政治に失望しているが、課長になれば省の方針に組み込まれていき正論を吐けば左遷は覚悟。官僚としての能力や使命感よりも、調整能力や隠ぺい、改ざんの知恵が求められ消耗戦に突入していく。内閣人事局が官邸の運用になり官僚は官邸の私兵と化す。省内で反発してきた者はいつの間にか周りから消え、外資系企業に就職した学生時代の同期は既に数千万円を得る立場。承知で官僚の道を選んだものの民間への流出は後を絶たない。

★気概を持って働く地方にいる官僚たちにも隠ぺいや改ざんの指示は飛んだ。元近畿財務局職員・赤木俊夫が改ざんに加担させられることに抵抗し、苦しんで自殺した経緯が記された「赤木ファイル」が遺族の求めで1年がかりで開示された。そこには改ざん・隠ぺいを指示し国会で偽証し、答弁拒否をして関与した財務省幹部官僚が名前を連ねるが、彼らは軒並み出世した。裁判所の指示でファイルは開示されたが財務相兼副総理・麻生太郎は開示には否定的再調査の必要なし、自民党は野党の求める財務金融委員会での閉会中審査も拒否している。政権の犯罪の隠ぺいはいまだ続いているということになる。

★外事畑が長く内閣情報官などを歴任した国家安全保障局長・北村滋は外交・防衛政策の中心人物で裏工作や政界情報にたけていたといわれ「官邸のアイヒマン」の異名もあったが、あっさりと交代が決まった。元兵庫県警本部長で、赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる。21日、人事院は国家公務員総合職の21年度採用試験の合格者が1834人と発表した。競争率は7・8倍で過去最低となった。採用予定人数798人。先輩たちの所作を見ていればこの結果が続くことになる。(K)※敬称略
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https://lite-ra.com/2021/06/post-5931.html

安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!「再調査される側」のくせに赤木さんの言葉を切り取り・自己正当化に利用
2021.06.25 11:30

     (安倍晋三Twitterより)

 まったく何様のつもりなのか。森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が開示されたことをめぐり、昨日24日、安倍晋三・前首相のTwitterアカウントがこんな投稿をおこなったからだ。

〈赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。《秘書アップ》〉

 よくもまあいけしゃあしゃあとこんな投稿ができたものだ。そもそも、「赤木ファイル」の存在が判明しても、自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻・雅子さんが裁判でファイルの開示を求めても、何ひとつ動こうとせず無視してきたではないか。それをいまになって「赤木氏は明確に記している」って、どんな神経をしていたらこんなことをつぶやけるのか

 その上、報道しない自由って、フェイクを撒き散らかすのも大概にしろ。テレビの報道はもちろん、安倍前首相の“天敵”たる朝日新聞も毎日新聞も「赤木ファイル」に記された〈現場として厚遇した事実もない〉という近畿財務局側の意見を報じているからだ。

 だが、この投稿でもっとも看過できないのは、「赤木ファイル」を引用した「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」という言葉を安倍前首相が自己弁護のように使っていることだ。

 安倍前首相のこの投稿では、安倍応援団で数々のデマを流してきた産経新聞阿比留瑠比記者が執筆した産経新聞24日付記事の画像をアップ。そして、以下の箇所などにわざわざマーカーを引いて強調させている。

〈「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」
国会やマスコミはこの点に関して、延々と売却に際して森友学園側への配慮や当時の安倍晋三政権への忖度があったと追及してきたが、赤木氏自身がそれを否定している。この言葉からは併せて、赤木氏が国有地の売却価格の減額自体に、特に問題はないと考えていたこともうかがえる。〉

 言っておくが、赤木俊夫さんは森友の公文書改ざんを強要された職員だが、国有地売却には一切かかわっておらず、その真相を知る立場ではない。しかも、阿比留記者は端折っているが、実際の「赤木ファイル」にはこう書かれているのだ。

〈本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。〉

 つまり、財務省本省は〈厚遇したと受け取られるおそれ〉があるという考えから改ざんの指示を近畿財務局に出しているのだ。そして、近畿財務局で改ざんがはじまった2017年2月26日、財務省本省がいの一番に削除を指示したのは、安倍前首相の妻・昭恵氏や、安倍首相、麻生太郎財務相などの名前が出てくる記述だった。この事実からも「佐川宣寿理財局長が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」という安倍政権が繰り広げた主張はフェイクで、安倍首相が2月17日に国会で言い放った私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞めるという発言がすべてのきっかけになっていることは疑いようもない。


■改ざんの元凶にも関わらず、御用・阿比留瑠比記者のコラムを引用し野党に無理やり責任転嫁する安倍前首相

 また、阿比留記者の記事に安倍前首相がわざわざマーカーを引いた部分には、こんなくだりもある。

〈この問題では昨年10月、赤木氏の元上司の音声データも公表されたが、元上司も証言していた。
「安倍さんとかから声がかかっていたら正直、売るのはやめている」「忖度みたいなのがあるみたいなことで(記載内容を)消すのであれば絶対消さない。あの人らに言われて減額するようなことは一切ない」
そして元上司は、改竄にまで追い詰められた理由をこう赤裸々に明かした。
「少しでも野党から突っ込まれるようなことを消したいということでやりました」「少しでも作業量を減らすためにやった」
むしろ、野党の国会での追及や資料請求、ヒアリング要請の洪水を避けるためだったと示唆している。野党やマスコミの描いた強引なシナリオは、完全に決壊したといえよう。〉

 「野党からの追及で仕事が増えるのが煩わしくて公文書を改ざんした」というのはネトウヨがよく持ち出す主張だが、改ざん前の決裁文書は3000ページ以上にもおよんでおり、これを細部にわたって改ざんするという大規模かつ骨の折れる作業がおこなわれたのだ。潔白ならばすべてそのまま出せば済んだのに、むしろ改ざんによって作業量は段違いに増えているのである。

 しかも、この「赤木氏の元上司」というのは近畿財務局の池田靖氏のことで、阿比留記者が記した会話の内容は赤木俊夫さんの妻・雅子さんに対して池田氏が改ざんについて説明したときのものだ。そして、池田氏は赤木さんとは違って国有財産統括官として国有地売却にも直接かかわっており、事実、森友学園の理事長だった籠池泰典氏と池田氏のやりとりを記録した音声データも残っている。

 そのやりとりがおこなわれたのは、2016年5月中旬から下旬。このなかで籠池氏が「(ゴミ撤去などの費用として)1億3000万円がうんぬんというよりも、ぐーんと下げていかなあかんよ」と要求すると、池田氏は「理事長がおっしゃる0円に近い金額まで、私はできるだけ努力する作業を、いまやっています」と返答。実際、その後、不動産鑑定士は土地評価額を9億5600万円と算出し、ごみ撤去費用を値引きして土地売却価格は1億3400万円となった。つまり、池田氏が明言したとおりに事は運んだのだ。

 森友側との国有地売却の交渉にはノータッチだった赤木さんは「厚遇した事実はない」という上司らの説明を信じていたのかもしれない。だが、このやりとり一つとっても、適正な取引がおこなわれたとは考えられないものだ


■国有地値引きのきっかけとなった昭恵氏めぐる記録、菅官房長官の改ざん関与めぐる記録はいまだ隠蔽されたまま

 しかも、近畿財務局が森友側との交渉でほとんど言いなりのような状態となったのは、これより前、2014年4月28日からだ。詳しくは過去記事を参照いただきたいが(https://lite-ra.com/2018/05/post-4027.html)、改ざん前文書を見ると、2014年4月28日まで近畿財務局は森友と距離をもった交渉をおこなっており、大臣経験者で関西では大物政治家として名を轟かせる自民党の鴻池祥肇参院議員(故人)の秘書が「口利き」電話を入れても近畿財務局はまったく動こうともしなかった。ところが、近畿財務局は2014年4月28日を境に森友側の要望をすべて聞き入れ、特例契約に「協力する」とまで態度を一変させる。そして、その日に何があったかと言えば、はじめて近畿財務局は昭恵氏と森友の関係を認識したのである。国有地売却にいたる経緯を時系列でまとめた改ざん前文書には、こう書かれている。

〈なお、打合せの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください。』とのお言葉をいただいた。」との発言あり(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで写っている写真を提示)〉

 この記述こそが前述したように財務省が近畿財務局にいちばん最初に改ざんさせたものであり、さらには2014年4月28日におこなわれた森友側との面談について近畿財務局が作成したはずの交渉記録を、政府は「見つかっていない」として公開していない。つまり、いまだに「隠蔽」されたままなのだ。

 ようするに、安倍前首相は自分の代弁者でもある昵懇の阿比留記者による記事によって「野党の追及がしつこいから改ざんがおこなわれた」などと責任転嫁を図ろうというつもりなのだろうが、そんなものはネトウヨの寝言でしかない。その上、このような自己正当化のために「赤木ファイル」を利用するとは、下劣としか言いようがなく、赤木俊夫さんと雅子さんへの冒涜にほかならない

 だいたい、赤木さんが遺した言葉をそんなに重要視するのならば、真っ先に雅子さんが求めている第三者による再調査をおこなうよう麻生財務相に要請するのが筋だ。そして、その再調査によって、いまなお隠されたままの2014年4月28日の交渉記録、および改ざんがはじまる直前である2017年2月22日におこなわれた菅義偉官房長官と、財務省の佐川理財局長、中村稔・総務課長、太田充・大臣官房総括審議官(いずれも当時)の面談記録や、財務省本省内のメールややりとりを記した記録を開示し、あらためて国会で国民に説明をおこなうべきだ

 実際、雅子さんは昨日24日におこなった会見で、こう訴えている。

「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も(ファイルに)出てくる。あの方たちは再調査をしないとおっしゃっているが、再調査される側の立場再調査しないという立場ではないと私は訴えていきたい」

 ところが、安倍前首相は「再調査される側」と指摘されたその日に、自分が隠蔽しようとした赤木さんが遺したファイルを利用して「報道しない自由」などとネトウヨを煽るツイートをのうのうとおこなったのである。公文書の改ざんという国家的犯罪を強いられたことで良心の呵責に苛まれた赤木俊夫さんを自殺に追い込んでおきながら、その鬼畜ぶりを隠そうともしないこの男を、けっして許すわけにはいかないだろう。

(編集部)
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コメント
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●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》

2021年06月28日 02時00分44秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2021年06月26日[土])
リテラの記事【赤木ファイル公開で明白になった佐川元理財局長の直接指示! 改ざん指示は安倍首相から菅官房長官、菅から佐川のルートが濃厚に】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5928.html)。
今西憲之さんによる、dot.の記事【518ページの「赤木ファイル」公開 近畿財務局は実名公開で本省キャリアは黒塗りの理不尽】(https://dot.asahi.com/dot/2021062200068.html)。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/赤木雅子さんに傍聴席から拍手「疑惑や不信を招く行為をこれ以上続けないで」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291022)。

 《ついに森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が公開された。…そして、本日明らかになった518ページにもおよぶ「赤木ファイル」は、そうやって必死に政府が隠してきた理由がわかる内容となっていた》。
 《財務省からの改ざん指示について、森友学園に配慮したこともなく、公務員として誠実、公正に対応してきたと、強い抵抗の意思を示していた》。
 《この言葉で締めくくり、またも涙ぐんだ雅子さん。その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した。数秒して拍手が収まると裁判長が静かに告げた。「静粛に願います」 そこで雅子さんの胸に去来したのは……。「超うれしいです。夫への拍手でもあるし、心から応援してくれているんだと、温かい気持ちになりました」 実は前の晩から歯が痛くなって体調は万全ではなかったのだ。それを補って余りある、すてきな拍手だった》。

 「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》。一方、財務相は、早くも、再調査しない旨を喧伝している。正気か?
 お得意のドロナワ泥縄は許されない。アベ様や元最低の官房長官、麻生財務相ら〝泥棒〟に再調査で真実を明らかにするという〝縄を綯う〟ことができる訳がない。調査される側である〝泥棒〟ではなく、速やかに、真の第三者による再調査を求む。

 《財務省…「二重殺人」とさえ言える》(古賀茂明氏)。
 《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》…その存否さえ明らかにしなかった卑劣な国。漸くその存在を認め、漸く公開された。ただし、黒塗りで…。#赤木ファイル の #黒塗りは許されない、という多くの声があったにもかかわらず。
 《赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」「忘れないこと」にかかっている人の心を持つ善良な官僚と裁判官を後押しするために、私たちは、雅子さんとともに声を上げ、闘い続けなければならない》(古賀茂明氏)。

 《新事実が次々に読み取れた》《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。
 調査される側の論理のフテブテしさ…戦犯・財務相はなぜあんなに醜悪な態度なのか? 黒塗りされた赤木ファイルを返却し、恥ずかしくないのか?。
 《遺書に〈最後は下部がしっぽを切られる〉と綴って自殺を遂げた赤木俊夫さんの口癖は「ぼくの契約相手は国民です」というもので、改ざん行為にも涙を流してまで抵抗したという。…ひとりの人間の良心と正義を、この国の政治はどのように踏みつけにしたのか──》。

 《2017年2月26日に送られたメールの文面…などという生々しい指示が。さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ》。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だ。

 それから、《「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を8億円余りの値引きで購入していたことが2017年2月に発覚》…これまた、お維も絡んでるんですよね? 異常な教育方針にも、お維はずいぶんとご執心だったようだ。なぜ、認可したのか? 解明すべきことが数多有り。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」

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https://lite-ra.com/2021/06/post-5928.html

赤木ファイル公開で明白になった佐川元理財局長の直接指示! 改ざん指示は安倍首相から菅官房長官、菅から佐川のルートが濃厚に
2021.06.22 11:21

     (自民党HPより)

 本日22日、ついに森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が公開された。

 「赤木ファイル」は近畿財務局職員として改ざん作業を強いられ、自死にまで追い込まれた赤木俊夫さんが記したもので、妻の赤木雅子さんが国を相手取った訴訟で提出を要求してきた。ところが、政府は国会では「訴訟に影響を及ぼす」としてファイルの存否すら明らかにせず、一方で裁判所に対しては「ファイルは裁判に関係せず、存否について答える必要がない」などと回答矛盾も甚だしい姑息な二枚舌を使って「赤木ファイル」を隠し通してきた。

 そして、本日明らかになった518ページにもおよぶ「赤木ファイル」は、そうやって必死に政府が隠してきた理由がわかる内容となっていた。

 そのひとつが、改ざん当時、財務省理財局長だった佐川宣寿氏の直接指示を示す記述だ。たとえば、2018年6月に公表された財務省による調査報告書では、2017年3月20日に〈理財局長からは、同年2~3月に積み重ねてきた国会答弁を踏まえた内容とするよう念押しがあった。遅くともこの時点までには、理財局長も、決裁文書の書き換えを行っていることを認識していたものと認められる〉と記述。佐川氏の関与は要領を得ない表現によってぼかされていた。

 ところが「赤木ファイル」では、2017年3月20日におこなわれた財務省本省からの指示について、はっきりとこう記していた。

〈売払決議書(売払調書)は佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと〉

 ようするに、佐川氏は「決裁文書の書き換えを行っていることを認識していた」などというようなレベルではなく、直接、具体的に改ざん指示をおこなっていたのだ。財務省の調査報告書では佐川氏の関与について、〈応接録の廃棄や決裁文書の改ざんの方向性を決定付けたものと認められる〉〈一連の問題行為の全貌までを承知していたわけではない〉などとしていたが、やはり改ざんを直接指示していたのである。

 それだけではない。今回公開された「赤木ファイル」では、財務省がはじめて近畿財務局に対して改ざん指示をおこなった2017年2月26日に送られたメールの文面も添付。そこには、〈今後開示請求があった際のことを踏まえると、現時点で削除した方が良いと思われる箇所があります〉〈近畿局の決裁文書につづられている調書等を修正・差し替えするとともに、当該修正後の文書を本省にメール送付いただけますでしょうか〉などという生々しい指示が。

 さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ。


■菅に調査を命じていた安倍 菅は首相秘書官となっている寺岡光博を使って……

 このように、佐川氏による直接指示といった新事実が判明したのだから、佐川氏はもちろんのこと、近畿財務局に対して改ざんを指示した財務省の人物に対する再調査が必要だ。ところが、政府はこの期に及んでも「赤木ファイル」にマスキングを施しており、近畿財務局に改ざんを要求した財務相本省の人物の名前などを黒塗りにして提出したのだ。

 その上、麻生太郎財務相は黒塗りにしたことについて「個人のプライバシーや情報セキュリティなどに限定した」と言い張り、「財務省としてできる限りの調査を尽くしており、再調査は考えていない」などと再調査を拒否したのである。

 すでに調査報告書との矛盾は明らかになっているというのに、何が「調査を尽くした」だ。しかも、調査報告書では〈今後、新たな事実関係が明らかになるような場合には、更に必要な対応を行っていくこととなる〉と記していたのだ。「赤木ファイル」とこれまでの政府の説明の矛盾点については、明日おこなわれる大阪地裁での口頭弁論などによって今後どんどん明らかになっていくはずだが、再調査の拒否当然、許されるものではない。「赤木ファイル」に基づいた第三者による再調査によって、改ざんの経緯をいまこそ明らかにすべきだ

 そして、その再調査によって解明が必要なのは、財務省だけではなく「安倍官邸」の指揮系統、つまり最初に改ざんを指示した人物のあぶり出しだ

 安倍官邸および財務省は「佐川が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」というシナリオで事を進めてきたが、一介の理財局長がこのような大規模な国家的犯罪を独断で実行できるわけがないのは当たり前の話。そもそも、佐川氏の当初の国会答弁は「適正に処理した」という当たり障りのないもので、佐川氏の答弁が強気なものに変わるのは、安倍首相私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞めるという2017年2月17日の答弁以後のことだ。大きな政治の力、つまり官邸が佐川氏に改ざんを命じなければ、こんなことはできない

 しかも、安倍首相は「総理を辞める」宣言のあと、当時の菅義偉官房長官に「私の家内の名前も出ましたから、しっかりと徹底的に調べるように」と指示を出していたことを国会でも認めている。そして、菅官房長官はこれを受けて、同月22日に財務省の佐川理財局長と中村稔・総務課長、太田充・大臣官房総括審議官(いずれも当時)を呼び出しているのである。改ざんがはじまったのは、その2日後、2017年2月24日のことだ。つまり、ここで菅官房長官が佐川氏や太田氏らに改ざんを命じた可能性が濃厚なのだ。

 さらに、日本共産党が独自入手した2017年9月7日におこなわれた太田理財局長(当時)と国交省の蝦名邦晴航空局長(当時)らの話し合いを記録した文書では、太田氏は会計検査院の報告書への介入を口にすると同時に、こうも述べている。

「両局長が官邸をまわっている姿をマスコミに見られるのはよくない。まずは寺岡を通じて、官房長官への対応をするのが基本だ」

 この「寺岡」というのは、当時、菅官房長官の秘書官を務め、今年1月からは内閣総理大臣政務担当秘書官、つまり菅首相の首席格の秘書官となっている寺岡光博氏のことを指していると思われる。ようするに、当時、菅首相は右腕の寺岡氏を使い、会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすかなどの相談をおこなっていたのだ。


■改ざんの発端にも関わらず、何一つ責任取らず、政治的復権を狙う安倍前首相

 もちろん、ここまでして菅氏が事実の隠蔽工作に走ったのは、森友学園に8億円も値引きして国有地が売却された背景に安倍首相の妻・昭恵氏の存在があり、その不自然な土地取引の内実や、昭恵氏の秘書による財務省本省への口利きの事実などが公になれば政権が吹き飛ぶと危機感を持ったからにほかならない。つまり、当時の安倍首相を守るために、官房長官だった菅首相が佐川氏らに公文書の改ざんを命じた疑いが強いのだ。

 ところがどうだ。「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」などと宣言し、改ざんにいたる原因をつくった安倍氏は、森友はもちろん、加計学園や「桜を見る会」といった政治の私物化問題について何ひとつ責任をとることもなく、新型コロナ対応で後手後手だと批判を浴びると「持病」を理由に首相をやめ、よりにもよって菅氏に首相の座を禅譲。公文書改ざん問題だけでも、2017~18年のあいだに安倍政権がおこなった虚偽答弁の数は少なくとも計139回にものぼると衆院調査局も認めているというのに、である。

 その上、ここにきて安倍氏は、自民党の憲法改正推進本部最高顧問のほか、数々の議員連盟の顧問に就任。党内での発言力を高めると同時に極右発言を連発することで支持者からの求心力を再び強め、最近では「再々登板」の声まであがっている。まるで何事もなかったかのように、完全に調子づいているのだ

 遺書に〈最後は下部がしっぽを切られる〉と綴って自殺を遂げた赤木俊夫さんの口癖は「ぼくの契約相手は国民です」というもので、改ざん行為にも涙を流してまで抵抗したという。「赤木ファイル」でも、冒頭に赤木さんは以下のようなことをつづっていた。

「現場の問題意識として決裁済の文書の修正は行うべきでないと財務省本省に強く抗議した。本省が全責任を負うとの説明があったが納得できず、過程を記録する」

 ひとりの人間の良心と正義を、この国の政治はどのように踏みつけにしたのか──。あくまで「赤木ファイル」は財務省本省から改ざん指示を受けた近畿財務局職員の赤木さんが作成したものであり、財務省本省に対しておこなわれた指示、つまり佐川氏の「上」にいた誰の指示によって改ざんがおこなわれたのかを解明することは難しいだろう。だからこそ、第三者による徹底した再調査によって、いまこそ本当の“犯人”を明らかにしなくてはならない。それは赤木さんのためだけではなく、当たり前の政治を取り戻すために、国民にとって必ず必要なものなのである。

(編集部)
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https://dot.asahi.com/dot/2021062200068.html

518ページの「赤木ファイル」公開 近畿財務局は実名公開で本省キャリアは黒塗りの理不尽
今西憲之
 2021.6.22 20:00 dot.

     (ファイルを残して亡くなった赤木俊夫さん(C)朝日新聞社)
     (「赤木ファイル」開示で会見した弁護団(撮影・今西憲之))

 学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」が22日、妻・雅子さん(50)による大阪地裁での国家賠償請求訴訟で公開された。代理人弁護士事務所に届いた文書は500ページ以上にのぼり、赤木さん自身の手書きメモなど、生々しい内容もある。

     (【写真】公開された518ページの赤木ファイル)

 例えば、<本省の対応(調書等の修正指示)>という文書の冒頭に赤木さんはこう記していた。

<本省において、議員説明(提出)用に、決済文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡受。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した>

 財務省からの改ざん指示について、森友学園に配慮したこともなく、公務員として誠実、公正に対応してきたと、強い抵抗の意思を示していた。
 さらにこう続く。

<本省の修正指示を受け、3月7日午前、速やかに部長に報告。本件事業は本省と協議し当初の定期借地権契約を締結している過程等が調書から削除されることは今後の検査院への説明等に支障が生じるため、現場の問題意識として既に決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した>

 赤木さんは文書にアンダーラインを引いて、強く抗議を示していた。

 財務省からの回答に対してもこう不満を記載していた。

<3月9日、A部長から局長に報告。今回の対応(修正等)は、本省理財局が全責任を負う。B局長の責任で対応すると発言(部長と本省幹部間で話をしたと思われる)。当局は一切修正作業を行わず、本省が修正作業を行うとの説明受(納得できず)>

 そして当時の担当者、佐川宣寿理財局長については以下の記述がある。

<本省で議員からの資料要求に対する、佐川理財局長への説明過程や、同局長からの指示等の詳細が当局に還元(説明なし)されず、詳細が不明確のまま、本省審理室(担当補佐)からその都度メールで投げ込まれてくるのが実態。本件の備忘として、修正等の作業過程を下記の通り記録しておく>

 財務省が高圧的に修正を求め、やむにやまれず応じるしかなかった様子が書かれていた。それゆえ公文書改ざんの過程を記録した「赤木ファイル」を残すことを決めたとも書かれていた。

 赤木さんは財務省の改ざん指示を一覧表にまとめて、添付していた。

<佐川理財局長に説明後、再修正>
<売払決議書(売払調書)は佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うように指示(調書の開示により新しい情報を与えないよう)があったとのこと>

 佐川氏から具体的な指示があったとしか思えない、改ざん要求も残されていた。

 3月25日土曜日深夜1:24に財務省理財局の担当者(氏名は黒塗り)がこんなメールを送信している。

<今後(会計検査、開示請求、国会、議員等)、外部提示する可能性のある文書セット(案)を送ります>

 財務省が国会議員、政治への忖度、配慮をしていたことがうかがえる内容だ。赤木さんが改ざんを余儀なくされた公文書には、政治家の名前が書かれているものがいくつもあった。担当者が後日、さらに<マーキングしておきました>と改ざんする部分を示したメールを送信していた。

 <学校法人 森友学園の概要等>という文書だ。

<理事長 籠池康博氏は「日本会議・運営委員」を始めとする諸団体に関与>

<国会においては、日本会議と連携する組織として、超党派による「日本会議国会議員懇談会」が平成9年5月に設立され、現在、役員に特別顧問として麻生太郎財務大臣、会長に平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが就任

<(参考)森友学園への議員等の来訪状況
 平成20年11月 中山成彬議員(衆・・比例九州)講演会
 平成25年9月  平沼赳夫議員(衆・・岡山3区)講演会
 平成25年11月 日本維新の会女性局(三木圭恵議員、杉田水脈議員、
          上田小百合(原文ママ、上西の間違いと思われる)
         (いずれも衆・・比例近畿)等)視察
 平成26年4月 安倍昭恵総理夫人 講演視察

 安倍前首相、昭恵夫人、麻生財務相など政治家の名前が登場する部分は軒並み、削除をしたと記されていた。また、森友学園への国有地売却を時系列で詳細に記した<調書>の5枚目についている<別紙>には以下の記述があった。

<なお打合せの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からいい土地ですから、前に進めてくださいとのお言葉をいただいた。」との発言あり。(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで写っている写真を提示)。>

 この4行や鴻池祥肇参院議員(故人)や北川イッセイ衆院議員、前出の平沼氏の名前も削除されていた。別紙はA4サイズで3枚に及ぶが、10行ほどを残すだけで、ほとんどが削除された。とんでもない改ざんだった

 また、メディアの動きも気にしていた模様で2月26日、財務省理財局の担当者が赤木さんに<【取扱注意】本日(26日(日))18時、森友学園がNHKの取材に応じる>というタイトルで<本日の近畿地区のNHKニュースについても、注意を払っていただき、放送されましたら、その内容を当方に送付方お願いします>と報告を求めていた。

 また、<変更後><差し替え前>など、赤木さんが手書きしている文字もある。だが、赤木ファイルの財務省の担当者の名前はほとんどが黒塗りで誰なのかわからない。一方、近畿財務局の関係者は赤木さんの上司だった人物はじめ、黒塗りになっていない人が複数いた。

 改ざんの指示をした側は隠し、赤木さんらやらざるを得なかった側はオープンになっていたのだ。

 「赤木ファイル」開示を受けて21日午後に会見した赤木さんの弁護団は、「ファイルの公開は第一歩」と評価した。

「財務省からのメールを見ると財務省、佐川氏の関与は明らか。2月に赤木さんが休日なのに呼び出されたメールでは、すでに政治家の文書が添付されている。また森友学園が有利にとれる内容がすべて訂正されているように思える。赤木さんは抵抗したが、改ざんせざるを得ない状況に追い込まれたのがよくわかります。この裁判だけではなく、国会でも真相を明らかにしてほしい」(弁護団)

 そして妻の雅子さんは弁護団に「これは主人の字と手書きの文字だ」「指示している財務省側のメールを送信した指示者の名前が黒塗りで隠されている」などと感想を語ったという。

「今後は赤木ファイル原本の開示や発見された経緯などを財務省に裁判で説明を求めたい」(弁護団)

 森友学園問題を国会で追及してきた福島伸享元衆院議員はこう語る。

「財務省は責任を赤木さんら近畿財務局に押し付けるようなやり方をしていたのではないのか」

 福島氏は財務省が赤木さんらに宛てたメールで名前が登場。福島氏からの資料要求にについて財務省が<近畿(財務局)に探させているけどなかなか…>とごまかし、引き延ばすような文言もあった。福島氏はこう話す。

「私は官僚だったので、絶対に決裁文書があると要求を続けた。引き延ばして、公文書を改ざんする時間稼ぎだったのでしょうかね。公開されたファイルは赤木さんら近畿財務局の名前は出ていて、財務省側の名前が黒塗りになっている。“キャリア隠し”ですね。本当にひどい。財務省は赤木ファイルだけではなく、まだ森友学園問題の真相にかかわる文書を隠しているはず。赤木ファイルをきっかけに、新たな文書が出てくるように期待したい」

 真相の解明が待たれる。

(AERAdot.編集部 今西憲之
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291022

相澤冬樹 大阪日々新聞・元NHK記者
大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを経て現職。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
赤木雅子さんに傍聴席から拍手「疑惑や不信を招く行為をこれ以上続けないで」
公開日:2021/06/25 06:00 更新日:2021/06/25 06:00

     (口頭弁論の後、取材に応じる赤木雅子さん(C)共同通信社)

 傍聴席で拍手が沸いた。それを耳にした赤木雅子さん(50)は涙ぐんだ。

「とっちゃん、みんな味方だよ。見ててくれるかな?」

 雅子さんの夫、赤木俊夫さん(とっちゃん)は森友学園への国有地値引きを巡り公文書を改ざんさせられ命を絶った。雅子さんは国などに裁判を起こし、夫が改ざんの詳細を記録した文書「赤木ファイル」の開示を求めた。裁判前日の22日、518ページに及ぶ赤木ファイルが開示されると、新事実が次々に読み取れた

「佐川氏の名挙げ指示」「改ざん指示に抵抗の痕跡」

 報道各社が大きく伝えた。待望の赤木ファイルを見て雅子さんは法廷で何と発言するのか? それがこの日の注目点で、33席の傍聴席に214人もの希望者が詰めかけた。証言台で雅子さんが訴えたことは……。

「赤木ファイルを見て、手書きの文字が夫の字だとすぐに分かりました。夫が苦しい立場に追い込まれながら、赤木ファイルを作ってメモを残してくれたのだと思うと、涙が出そうになりました

 実際、涙で声が詰まりそうだった。

赤木ファイルには、私の知らない事実がたくさん記載されていました夫が反対をしても一方的に改ざんを指示されて苦しんでいたことが分かりました佐川さんから国会答弁を踏まえた修正を行うように指示があったという記載もありました

 新事実が明らかになっても麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う


■「第三者による再調査を」

国が夫の代わりに、国民の皆さんに何があったのかすべてを明らかにするべきだと思いますそのためにも、赤木ファイルで明らかになった新事実をもとに、第三者による再調査を実施するべきだと思います

財務省の皆さんが改ざんの具体的経緯を明らかにしないことは、国民の疑惑や不信を招くような行為です疑惑や不信を招くような行為をこれ以上続けないことを、私は心から願っていますし、夫も同じように願っていると思います

 この言葉で締めくくり、またも涙ぐんだ雅子さん。その時、傍聴席から拍手が起きた一人、また一人と数人が呼応した。数秒して拍手が収まると裁判長が静かに告げた。

「静粛に願います」

 そこで雅子さんの胸に去来したのは……。

超うれしいです夫への拍手でもあるし、心から応援してくれているんだと、温かい気持ちになりました

 実は前の晩から歯が痛くなって体調は万全ではなかったのだ。それを補って余りある、すてきな拍手だった
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コメント
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●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。…再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」

2021年06月27日 01時00分10秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


 (2021年06月26日[土])
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/赤木ファイル開示「おかえり。夫が私のもとに戻ってきた」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290963)。
原田晋也・皆川剛両記者による、東京新聞の記事【森友問題「赤木ファイル」黒塗りでも読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112153)。
東京新聞の記事【【速報】妻雅子さん、赤木ファイルに涙「再調査で未来の教訓に」 森友改ざん問題】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112396)。

 《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う。雅子さんは23日、法廷で発言する。夫が肌身離さず持ち歩いていた国家公務員倫理カードに書いてあることを、財務省の人たちはどう思うのか? 「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」》
 《財務省本省から財務局への指示内容がメールで記されており、当時の安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述の削除について「できる限り早急に」として、一連の改ざんが始まった初日に行われていたことが判明した。(原田晋也、皆川剛)》。
 《麻生太郎財務相について「麻生財務大臣は部下である夫が死に追い詰められて3年以上経つのに、再調査を提案することもなく、辞任もせず財務大臣を続けている私は麻生大臣のこのような振る舞いをまったく理解できない」と憤りを語った》。

 《財務省…「二重殺人」とさえ言える》(古賀茂明氏)。
 《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》…その存否さえ明らかにしなかった卑劣な国。漸くその存在を認め、漸く公開された。ただし、黒塗りで…。#赤木ファイル の #黒塗りは許されない、という多くの声があったにもかかわらず。
 《赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」「忘れないこと」にかかっている人の心を持つ善良な官僚と裁判官を後押しするために、私たちは、雅子さんとともに声を上げ、闘い続けなければならない》(古賀茂明氏)

 《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。
 調査される側の論理のフテブテしさ…戦犯・財務相はなぜあんなに醜悪な態度なのか? 黒塗りされた赤木ファイルを返却し、恥ずかしくないのか?。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だ。

 それから、《「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を8億円余りの値引きで購入していたことが2017年2月に発覚》…これまた、お維も絡んでるんですよね?

 相澤冬樹さんのつぶやき:

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https://twitter.com/fuyu3710/status/1407973798993797125

相澤冬樹 角川新書「真実をつかむ」文春文庫「メディアの闇」@fuyu3710

#赤木雅子さん に傍聴席から拍手が沸いた。#改ざん 訴訟で #財務省 の皆さんに「国民の疑惑や不信を招くような行為をこれ以上続けないことを、私は心から願っていますし、夫も同じように願っていると思います」きょう24日発売の #日刊ゲンダイ です。

#赤木ファイル #次は再調査

午後5:08 · 2021年6月24日
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 東京新聞の記事【妻雅子さん「何より麻生大臣も読んで」赤木ファイルに涙<森友問題>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112396)によると、《また雅子さんは国に求めたいことを問われると「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も(ファイルに)出てくる。あの方たちは再調査をしないとおっしゃっているが、再調査される側の立場再調査しないという立場ではないと私は訴えていきたい」と語った》。

 一方、アベ様ときたら…ヒトデナシにも程がある…阿比留瑠比広報員の産経広報紙のコラムを引用しつつ…:

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https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1408009461533315073

東京新聞労働組合@danketsu_rentai

本当に「人でなし」ですね。
あなたたち夫妻を守るために
かかわった痕跡を消そうと公文書が改竄され
死者まで出てるのに、よくこんなこと言えるな

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https://twitter.com/AbeShinzo/status/1407989207230935051

安倍晋三@AbeShinzo

赤木氏は明確に記している。
「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」
この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。
《秘書アップ》
………

午後6:09 · 2021年6月24日
--------- --------- ---------

午後7:29 · 2021年6月24日
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 《赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」》…当たり前です。国有地8億円値引きには、赤木さんは関わっていないのですから。アベ様と阿比留瑠比広報員はヒトデナシ過ぎやしませんか?

   『●合同世論調査データ不正問題で中止していたのに―――《フジテレビと
       産経新聞社は…電話による合同世論調査を…再開すると発表》!?


 ところで、たとえアベ様広報紙な産経でも自公政権やお維が廃刊しようとしたら、私は反対しますね…《前夜から新聞スタンドに長蛇の列をつくって購入することはないでしょうが。
 【中国に批判的な香港紙「リンゴ日報」最後の発行は過去最多の100万部 市民ら「言論の自由が失われる」嘆き】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112453)によると、《【香港共同】中国に批判的な論調で知られた民主派系の香港紙、蘋果(ひんか)日報(リンゴ日報)は24日、最後の新聞として通常の10倍以上に当たる過去最多の100万部を発行し、26年の歴史に幕を閉じた。中国の習近平指導部による締め付けで廃刊に追い込まれた。前夜から新聞スタンドに長蛇の列をつくって購入した市民らは「言論の自由が失われる」と嘆いた。最後の1面トップは、大きな文字で「香港人が雨の中、お別れ 『われわれは蘋果(リンゴ)を支える』」との見出し。23日夜に蘋果日報本社ビルの周囲に集まって「蘋果日報、頑張れ」などとエールを送った市民らの写真を載せた。同社は23日、警察によりさらなる逮捕者が出る危険を避けるため、記者らに本社には戻らないよう通知。最低限の編集者で同日深夜まで作業を行った。蘋果日報は、創業者の黎智英(れいちえい)氏が昨年、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕され、今年4月に別件で実刑判決を受けて服役中。編集長や主筆らも逮捕された上、資産を凍結されて事業継続を断念した。黎氏は95年に同紙を創刊した》。

 ついでに、〝リンゴ日報〟廃刊の香港政府を非難できるのかね?
 【「表現の不自由展」東京開幕を当面延期 街宣車の抗議で会場移転にめど立たず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/112475)によると、《愛知県の国際芸術祭で抗議が殺到し2カ月中断した企画展「表現の不自由展・その後」の東京開催を予定していた実行委員会は24日、街宣車の抗議を受け余儀なくされた会場移転にめどが立たないとして、25日の開幕を当面延期すると発表した。10日にいったん内定した新会場がその後、「近隣への迷惑がかかる」として一転、貸し出しを拒否した。7月の名古屋市、大阪市での展示終了後の開催を目指し、新たな会場探しを続けるという。東京都内で記者会見した実行委メンバーの岡本有佳さん(58)は「今回はあくまで延期であり、開催できることを確信している」と話した。同席した弁護士は「開催への妨害行為は脅迫や威力業務妨害の罪に当たると考えており、法的措置を検討している」と述べた。入場予約した約500人のチケットは、希望者には払い戻す。少女像などをテーマに6月25、26日に予定していたオンラインでのイベントは開催するという。東京展は「表現の不自由展・その後 東京EDITION」と題し、内外の作家の作品を展示、7月4日に閉幕予定だった》。
 当然、お維の地元もね。
 毎日新聞の記事【「表現の不自由展」大阪会場の使用許可取り消し 抗議相次ぎ】(https://mainichi.jp/articles/20210625/k00/00m/040/253000c)によると、《大阪市で7月16~18日に開催予定だった企画展「表現の不自由展かんさい」について、会場の指定管理者が施設の使用許可を25日付で取り消したことが判明した。開催が明らかになった6月中旬以降、会場として予定されていたエル・おおさか(大阪府立労働センター)へ抗議が相次ぎ、指定管理者は施設利用者の安全を保証できないと判断した。【石川将来】》。


   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290963

相澤冬樹 大阪日々新聞・元NHK記者
大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを経て現職。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
赤木ファイル開示「おかえり。夫が私のもとに戻ってきた」
公開日:2021/06/23 13:40 更新日:2021/06/23 13:40

     (夫の手書きの文字を指さす赤木雅子さん(撮影・相澤冬樹))

「これ、夫の字です。すぐにわかります」

 文書を封筒から取り出して真っ先に、赤木雅子さん(50)は目を奪われた。書き込まれた手書きの文字。独特のくせ字で、自分以外は読めないだろう。3年前に命を絶った夫の文字だ。懐かしさと恋しさでいっぱいになった。

 これが「赤木ファイル」。ついに国から開示された。それだけでニュースとなる注目の「赤木ファイル」とは何か? 森友事件で公文書改ざんを強要され命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さんが、その実態を詳細に記した文書だ。夫の死の真相を知りたいと、妻の雅子さんが裁判を起こしてから1年以上にわたり国に開示を求めてきた。

 待望のファイルは518ページに及ぶ。改ざんを指示する財務本省からの相次ぐメール。差出人は黒塗りされているが重大な新事実がわかった。安倍首相(当時)の妻、昭恵さんの名前などを示し「削除した方が良い」と指示している。麻生財務大臣、安倍首相の名も記されていた。

 改ざんを指示する本省からのメールに、俊夫さんが手書きで「修正等の必要なし」と書いている部分もある。改ざんに抵抗した俊夫さんの無念の思いがにじんでいるようで、雅子さんはまたも胸が熱くなった。つらかったろう、悔しかっただろうな。

 俊夫さんは生前、「自分がやった犯罪行為について記録に残しているんだ」と雅子さんに打ち明けていた。俊夫さんの上司だった池田靖さんも雅子さんに「一目見て改ざんのことが詳細にわかる文書を俊夫さんは作っていた」と語っていた。

 夫が必死の思いで残した告発の記録はいったいどういう内容なんだろう? それは雅子さんにとって夫そのものであり、近畿財務局の中にある限り、夫が財務局に閉じ込められているようだった。その赤木ファイルがついに自分のもとに帰ってきた。そう、ファイルが出てきたのではなく、夫が私のもとに戻ってきたんだ。おかえり。そう思うとこれはただの518枚の紙ではなく、いとおしさが募る。


■随所に「重大な新事実」

 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う。雅子さんは23日、法廷で発言する。夫が肌身離さず持ち歩いていた国家公務員倫理カードに書いてあることを、財務省の人たちはどう思うのか?

 「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/112153

森友問題「赤木ファイル」黒塗りでも読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示
2021年6月23日 06時00分

     (開示された「赤木ファイル」の写し。近畿財務局にあてたメール内で
      示されたマーキング部分には「安倍昭恵総理夫人」の記述がある
      =22日、東京都千代田区で(伊藤遼撮影))

 学校法人「森友学園」の国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざんで、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」が22日、赤木さんの妻雅子さんに開示された。財務省本省から財務局への指示内容がメールで記されており、当時の安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述の削除についてできる限り早急にとして、一連の改ざんが始まった初日に行われていたことが判明した。(原田晋也、皆川剛)


◆削除の理由は記されず

 ファイルは赤木さんが生前、改ざんの事実を記録するために作成。雅子さんが国などを訴えた裁判で国が遺族側に示した。分量は時系列順の改ざんの経緯や、本省と財務局との間で交わされたメールの写しなど518ページ。財務省は当初、開示を拒んでいたが、大阪地裁が開示を指示した。ただ、最初に財務局に改ざんを求めた国有財産審理室係長の氏名など、本省や財務局の幹部職員以外の名前は黒塗りで隠されていた

 ファイルの写しによると、本省は2017年2月26日、係長のメールで財務局に森友学園関連文書の改ざんを指示。その際、昭恵氏や政治家など複数の記述を削除するよう印を付けていた。だが、削除の理由は記されていなかった。


◆佐川氏「直接指示」とのメールも

 改ざんに対して、赤木さんはメールで「既に意思決定した調書を修正することに疑問が残ると本省に直接抗議していた。メールとともに、赤木さんは、改ざんの日時などをまとめた「備忘記録」を残し、「今回の対応は、本省理財局が全責任を負う」などと説明されたことに納得できず、「備忘として記録しておく」とファイル作成の経緯を記していた。

 改ざん指示については、国会答弁を踏まえた上で、当時の佐川宣寿理財局長が改ざんを直接指示したとする内容のメールも含まれていた。


◆赤木氏の妻側「黒塗り外す要求していく」

 雅子さんの代理人弁護士は22日、大阪市内で会見。松丸正弁護士はファイルを「佐川元局長がどう関与していたのかどうかを明らかにするための第一歩の資料だ」と評価。生越照幸弁護士は「雅子さんは『これでは誰が指示したかわからない』と話していた。管理職以外の黒塗りを外す要求をしていく」と話した。

 赤木ファイルの開示について、麻生太郎財務相はこの日の閣議後会見で「財務省としてできる限りの調査は尽くしている」と述べ、文書改ざんの経緯に関する再調査を改めて否定した。

森友学園問題 小学校の新設を計画していた学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を8億円余りの値引きで購入していたことが2017年2月に発覚。安倍晋三前首相の妻昭恵氏の影響などで土地の価格が不当に安くなったとの疑惑が浮上した。財務省は、昭恵氏や政治家に関係する記述を削除するなど公文書を改ざん。近畿財務局の元職員赤木俊夫さんは、財務省理財局長だった佐川宣寿氏らの指示で改ざんを強いられたとして自殺した。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/112396

【速報】妻雅子さん、赤木ファイルに涙「再調査で未来の教訓に」 森友改ざん問題
2021年6月24日 12時51分

     (赤木俊夫さん(遺族提供))

 森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんで、2018年3月に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」が22日に開示されたことを受け、妻雅子さん(50)は24日午前、日本外国特派員協会(東京)で記者会見を行った。

 雅子さんはメッセージを読み上げ「私が今一番望むことは、なぜ夫が死に追い込まれなければならなかったのか原因と経緯を明らかにすることだ」とした上で「国は第三者委員会による再調査を行い、理財局内部のメールも含めて調査をし、事実を細部まで明らかにして未来への教訓にすべきだ」などと訴えた。

 その上で赤木ファイルについて「ファイルを見て、手書きの字が夫の字だとすぐにわかった。夫が苦しい立場に追い込まれながら、赤木ファイルを残してくれたのだと思うと涙が出そうになった。赤木ファイルには私が知らない事実がたくさん記載されていた。夫は、具体的な説明もなしに反対しても一方的に改ざんを指示されて苦しんでいたことが分かった」などと述べた。

 ファイルには財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官(63)が改ざんを指示したとする内容があったものの、「赤木ファイルを見ても佐川さんの指示がどのように夫まで伝わったのか具体的な経緯は明らかになっていない」と指摘。「赤木ファイルには一部だが、決裁文書の改ざんの指示に関するメールが含まれていた。しかし改ざんを主導した佐川さんや理財局内部のメールは開示されていない」として第三者委員会による再調査で理財局内部のメールなどを調べるよう求めた。

 安倍晋三前首相の妻昭恵氏とLINE(ライン)で繋がっているといい、遺書を公開した後、昭恵氏が「仏前に手を合わせに行きたい」という内容の連絡があったという。その後、ラインで連絡していることが週刊誌などで報じられると、なかなか返事は来なくなった。

 それでも、安倍前首相の体調が悪くなったときに「お体大丈夫ですか」と連絡すると、「ありがとうございます」というような返事があった。

 赤木ファイルの開示後には、ファイルがあったことを報道する朝日新聞の写真と一緒にラインをした。しかし、「それ以来一切もう既読もつかなくなってしまいました」という。

 また、麻生太郎財務相について「麻生財務大臣は部下である夫が死に追い詰められて3年以上経つのに、再調査を提案することもなく、辞任もせず財務大臣を続けている私は麻生大臣のこのような振る舞いをまったく理解できない」と憤りを語った。
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●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」

2021年06月05日 00時00分51秒 | Weblog

[※ 赤木俊夫さんの「国家公務員倫理カード」は擦り切れている… (『報道特集』、2020年9月12日)↑]


(2021年05月30日[日])
阿部岳さん【【取材記録】赤木雅子さんと島袋文子さん】(https://www.youtube.com/watch?v=2ITBD5DsfUE)。
沖縄タイムスのコラム【森友問題で自死した夫は「一人戦地に行った感じだった」 赤木さん、新基地反対訴える92歳島袋さんを訪問】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/754453)。

 《森友問題公文書改ざんを強いられ、自死した元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻、雅子さんが2021年5月15日、名護市辺野古を訪ねた。会ったのは沖縄戦を体験し、辺野古新基地建設に反対を続ける島袋文子さん。目に涙を浮かべながら戦争体験に聞き入った雅子さんは、文子さんに「応援する」と激励され、感激した様子を見せた。 ・沖縄タイムス記事 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/754453》。
 《森友問題の渦中で起きた決裁文書改ざんの真相を求め、全国行脚を始めた赤木雅子さん(50)は15日、新基地建設が進む名護市辺野古を訪ねた。体を張って反対する島袋文子さん(92)から「悪い政治家たちを許してはいけない。応援するから頑張りましょう」と激励され、「心強い」と目に涙を浮かべた》。



阿部岳さん【【取材記録】赤木雅子さんと島袋文子さん】
 (https://www.youtube.com/watch?v=2ITBD5DsfUE

 赤木俊夫さんは、生前、《白い物でも、上司が黒と言えば黒。「戦争と同じなんやと漏らしていた》そうだ。〝カラスはやっぱり「黒い」〟と言えなくしたのは誰? 「世界中の人間が「白」だと言っても、カラスはやっぱり「黒い」です」――― 財務相や財務省中、政府中、自公お維中の人間が「白」だと言っても、アベ様ご夫妻はやっぱり「黒い」のです。

   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
       「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?
    「NHK籾井会長の「迷言」、「政府が右というものを左とは言えない」に続き、
     「正式な政府のスタンス、政府のきちっとした方針の下での報道をしましょう
     とのこと。情けなき「牙無き」メディア。でも、ダンダリンさん曰く
     「世界中の人間が「白」だと言っても、カラスはやっぱり「黒い」です」!!
     (『ダンダリン 労働基準監督官第8話』14年11月20日)。 
     「アベ様のNHK」的な「政府が白というものを黒とは言えない」で良いとは
     思えません、ジャーナリストには「カラスはやっぱり「黒い」」と言ってほしい」

 《財務省…「二重殺人」とさえ言える》(古賀茂明氏)。#赤木ファイル の #黒塗りは許されない
 《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》…その存否さえ明らかにしなかった卑劣な国。漸くその存在を認めた。
 《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」「忘れないこと」にかかっている人の心を持つ善良な官僚と裁判官を後押しするために、私たちは、雅子さんとともに声を上げ、闘い続けなければならない》(古賀茂明氏)。

   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に《論功行賞で、
                 財務省きっての花形ポストがプレゼント》
   『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために
                  嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン
   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
               自分の信念や理に反して悔しかっただろう》
   『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
        …《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?
   『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
     財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道
   『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
     《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達
   『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
      綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を
   『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
     …《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要
   『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
     だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…
   『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
     《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長
   『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
      飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない
   『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
     社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》
   『●再び《論功行賞》…《そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から
     安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している…“当事者”だ》
   『●《「改ざんした日からコロッと様子が変わって、口数も減って
   
  しゃべらなくなった」(赤木雅子さん)》…〝壊した〟犯人らはのうのうと…

   『●《菅義偉官房長官…「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ
     結論が出ている」と訴えを一蹴…雅子さんや遺族、そして世論は納得》?
   『●デモクラシータイムス《「僕の雇い主は国民です」と胸をはり…生きて
     いた夫が壊れたのはなぜか、「私は真実を知りたい」から》…に応えよ
   『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
     なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》
    《「これが財務官僚王国 最後は下部がしっぽを切られる
     なんて世の中だ」――。手書きの遺書に、こう書き残して亡くなった
     赤木俊夫さん(享年54)》。
    「《「僕の雇い主は国民です」と胸をはり…生きていた夫が壊れたのは
     なぜか、「私は真実を知りたい」》…赤木雅子さんの要望に応えよ。
     《安倍内閣を倒したいとか、追及したいということじゃなく、
     真実が知りたいただそれだけです》…それに応える義務がアベ様や
     財務相らにはある。アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、
     いま黒塗りになっている夫がうつ病になった経緯であるとか、
     出すのは簡単なことだ》」
    「アベ様の首相辞任表明を受けて、『報道特集』…で金平茂紀さんは
     「競馬の予想みたいな話題に行く前に、アベ政権の功罪について冷徹な
     検証をまずやることが必要じゃないか。安倍政権の負の遺産をキチンと
     清算して、教訓を次に活かしていくことがすごく重要なこと。…
     赤木雅子さんの言葉をちょっと補っておきますとね、「自分の夫は
     心の病気になって死を選んだんだ、と。病気で辞任する安倍さん
     だからこそ、その苦しみを理解できるはずだ。きちんと再調査を命じて、
     辞任してほしい」と仰っていた」」

   『●同感…《「安倍政権7年8カ月の功罪」…考えてみると、ぼくにとっては
         「罪」ばっかりで「功」はちっとも浮かばない》(鈴木耕さん)
   『●【本音のコラム】:《前川喜平…「あべとともにさりぬ」というわけには
        いかない》《斎藤美奈子…「続・最悪」がないという保証はない》
   『●東京新聞《菅義偉政権は、この問題の対処も「前政権を継承」…遺族の
      声から逃げることなく、政府はファイルを提出し、正直に説明すべき》
   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/754453

森友問題で自死した夫は「一人戦地に行った感じだった」 赤木さん、新基地反対訴える92歳島袋さんを訪問
2021年5月16日 08:30

 森友問題の渦中で起きた決裁文書改ざんの真相を求め、全国行脚を始めた赤木雅子さん(50)は15日、新基地建設が進む名護市辺野古を訪ねた。体を張って反対する島袋文子さん(92)から「悪い政治家たちを許してはいけない。応援するから頑張りましょう」と激励され、「心強い」と目に涙を浮かべた。

     (赤木雅子さん(手前)に戦争体験を語る島袋文子さん
      =15日、名護市辺野古)

 雅子さんの夫で、財務省近畿財務局職員だった俊夫さんは当初抵抗した公文書改ざんを強いられ、2018年に自死した。白い物でも、上司が黒と言えば黒。「戦争と同じなんやと漏らしていた

 島袋さんから沖縄戦の過酷な体験を聞いた雅子さんは「比べられないかもしれないが、夫は1人戦地にいた感じだった」と話した。島袋さんは「日本軍は住民を盾にして裏切った。同じことだ」と応じた。

 雅子さんはこの日、那覇市の沖縄タイムス社も訪れ、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の全面公開を求めた8日付の社説に感謝を伝えた。

 「遠く離れた沖縄でも応援してくれてうれしい。夫が書いたことを黒塗りさせないよう、次の段階も頑張っていきたい」。沖縄から始めた全国行脚で、世論の後押しを得たいと説明した。

 この日は49年目の「復帰の日」。社説を担当した高崎園子論説委員(52)は「沖縄も国家の暴走の犠牲になってきた。共感しているし、雅子さんの勇気に押されて諦めてはいけないと思った」と語った。

 「個人で闘うのは本当に大変だと思う」と気遣った森田美奈子論説委員長(57)、「この問題で国を動かすのはメディアにもできなかったこと」と敬意を示した与那嶺一枝編集局長(56)と3人の女性が対応し、雅子さんは「それがさらにうれしかった」と喜んだ。
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●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》

2021年06月02日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 赤木俊夫さんの「国家公務員倫理カード」は擦り切れている… (『報道特集』、2020年9月12日)↑]


(2021年05月29日[土])
琉球新報のコラム【<金口木舌>政府ぐるみの「既読スルー」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1328332.html)。

 《▼私たちは今、政府ぐるみの「既読スルー」を目の当たりにしている。森友学園への国有地払い下げに絡む財務省公文書の改ざん過程を記録した「赤木ファイル」だ。存在すら認めなかった政府はここに来て「開示する」という ▼ファイルの存在を確認したのは「かなり前」と麻生太郎財務相。政府は知っていて隠蔽(いんぺい)してきた。改ざんを上司に命じられ、苦悩の末に記録を残して命を絶った元職員の赤木俊夫さんの無念に報いるなら、全面開示するのが筋 …▼「相手にしてくれないつらい思いを、沖縄の人もたくさん感じている」。来県した赤木さんの妻、雅子さんの言葉だ。》

 再度引用。
 琉球新報の記事【不条理、沖縄と通底 思い一顧だにしない国 基地問題重なる 森友文書改ざん強要で提訴 赤木雅子さん】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1322616.html)によると、《森友学園に関する決裁文書の改ざんを強いられ、自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が来県し、16日までに、沖縄戦戦没者の遺骨収集の現場や、2017年に米軍機の部品が落下した宜野湾市の緑ヶ丘保育園などを訪ねた。戦後、米軍基地問題などで国を相手に闘う住民と、国へ損害賠償を求めて提訴した自身の境遇を重ね「同じ気持ちになれた。沖縄に来て良かった」と語った》。
 また、こちらも再引用。阿部岳さん【【取材記録】赤木雅子さんと島袋文子さん】
https://www.youtube.com/watch?v=2ITBD5DsfUE)。

 さて、《財務省…「二重殺人」とさえ言える》(古賀茂明氏)。#赤木ファイル の #黒塗りは許されない
 《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》…その存否さえ明らかにしなかった卑劣な国。漸くその存在を認めた。
 《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」「忘れないこと」にかかっている人の心を持つ善良な官僚と裁判官を後押しするために、私たちは、雅子さんとともに声を上げ、闘い続けなければならない》(古賀茂明氏)。

   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に《論功行賞で、
                 財務省きっての花形ポストがプレゼント》
   『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために
                  嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン
   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
               自分の信念や理に反して悔しかっただろう》
   『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
        …《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?
   『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
     財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道
   『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
     《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達
   『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
      綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を
   『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
     …《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要
   『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
     だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…
   『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
     《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長
   『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
      飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない
   『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
     社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》
   『●再び《論功行賞》…《そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から
     安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している…“当事者”だ》
   『●《「改ざんした日からコロッと様子が変わって、口数も減って
   
  しゃべらなくなった」(赤木雅子さん)》…〝壊した〟犯人らはのうのうと…

   『●《菅義偉官房長官…「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ
     結論が出ている」と訴えを一蹴…雅子さんや遺族、そして世論は納得》?
   『●デモクラシータイムス《「僕の雇い主は国民です」と胸をはり…生きて
     いた夫が壊れたのはなぜか、「私は真実を知りたい」から》…に応えよ
   『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
     なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》
    《「これが財務官僚王国 最後は下部がしっぽを切られる
     なんて世の中だ」――。手書きの遺書に、こう書き残して亡くなった
     赤木俊夫さん(享年54)》。
    「《「僕の雇い主は国民です」と胸をはり…生きていた夫が壊れたのは
     なぜか、「私は真実を知りたい」》…赤木雅子さんの要望に応えよ。
     《安倍内閣を倒したいとか、追及したいということじゃなく、
     真実が知りたいただそれだけです》…それに応える義務がアベ様や
     財務相らにはある。アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、
     いま黒塗りになっている夫がうつ病になった経緯であるとか、
     出すのは簡単なことだ》」
    「アベ様の首相辞任表明を受けて、『報道特集』…で金平茂紀さんは
     「競馬の予想みたいな話題に行く前に、アベ政権の功罪について冷徹な
     検証をまずやることが必要じゃないか。安倍政権の負の遺産をキチンと
     清算して、教訓を次に活かしていくことがすごく重要なこと。…
     赤木雅子さんの言葉をちょっと補っておきますとね、「自分の夫は
     心の病気になって死を選んだんだ、と。病気で辞任する安倍さん
     だからこそ、その苦しみを理解できるはずだ。きちんと再調査を命じて、
     辞任してほしい」と仰っていた」」

   『●同感…《「安倍政権7年8カ月の功罪」…考えてみると、ぼくにとっては
         「罪」ばっかりで「功」はちっとも浮かばない》(鈴木耕さん)
   『●【本音のコラム】:《前川喜平…「あべとともにさりぬ」というわけには
        いかない》《斎藤美奈子…「続・最悪」がないという保証はない》
   『●東京新聞《菅義偉政権は、この問題の対処も「前政権を継承」…遺族の
      声から逃げることなく、政府はファイルを提出し、正直に説明すべき》
   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1328332.html

<金口木舌>政府ぐるみの「既読スルー」
2021年5月27日 05:00
既読スルー 森友学園 赤木ファイル 金口木舌

 気になる言葉だと思っていた。「既読スルー」のことである。無料通信アプリLINE(ライン)で送ったメッセージが相手に読まれているのに返信がないことを指す

▼LINEをやっている中学生に「既読スルーは嫌か」と聞いてみたら「スルーするのは嫌だし、されたら何があったのか心配だ」という返事。かくして深夜までスマホとにらめっこ。不憫(ふびん)

▼私たちは今、政府ぐるみの「既読スルー」を目の当たりにしている。森友学園への国有地払い下げに絡む財務省公文書の改ざん過程を記録した「赤木ファイル」だ。存在すら認めなかった政府はここに来て「開示する」という 

▼ファイルの存在を確認したのは「かなり前」と麻生太郎財務相。政府は知っていて隠蔽(いんぺい)してきた。改ざんを上司に命じられ、苦悩の末に記録を残して命を絶った元職員の赤木俊夫さんの無念に報いるなら、全面開示するのが筋

▼施政権返還から49年、国に無視され続けた沖縄で考える。政府の「既読スルー」はいったい何を、誰を守るのか。国民もいつまで見て見ぬふりをするのだろう。いずれも正義にもとる態度だ

▼「相手にしてくれないつらい思いを、沖縄の人もたくさん感じている」。来県した赤木さんの妻、雅子さんの言葉だ。無視された小さな声を拾い集めることでしか、この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか
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