まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

たいせつないのち

2007-04-10 11:04:48 | 想い
昨日、小学校では入学式
ブカブカの制服や新品のランドセル、
緊張気味の両親と歩く新一年生。
それに、もう黄色ボウシを被らずに
「いってきま~す!!」とタが走っていく先のほうに、
今朝は、今年の黄色ボウシさんたちが‥。

いろいろ、感慨深いものがあったのだけど。
今は、そんないろいろを眺めて幼稚園から帰ってきて
ふと点けてしまった、国営教育放送の「みんな生きている」
という番組のことで、頭はいっぱい

5歳のお兄ちゃん、3歳の妹。
そしてお母さんのおなかの中には新しい命が‥。
っという番組だったので、あまりにも身近な内容に、
ずずずいっと見入ってしまいました。
赤ちゃんの誕生を楽しみにまつ兄妹。
物語の主役はお兄ちゃんで、
スポットライトは彼にあたりっぱなしで、
番組が進んでいく。
ついこの間のことだったはずなのに、
なんだか懐かしいわ~

しかし‥。
「お母さんは、新しい命の誕生のとき、
 お兄ちゃんに励ましてもらいたいと考えています」
のあたりから、わくわくどきどきを懐かしむ私の気持ちは、
180度反対側へ‥

陣痛に耐えるお母さんを、正視することができないお兄ちゃん。
「あたま出てきたよ~。見る?」の言葉に、
「うわっ耳だ。」と眺めるお兄ちゃん。
ざぁ~っと気持ちがひいてしまいました

そのへんは、ほんっとにひとそれぞれなのは、わかってます。
でも、あの
「新しい命を生み出すために痛みに耐えたお母さん。
 そのお母さんを支えた家族」
ってのは、私はダメ

今回のエの出産は、夜中3時頃から
「これは陣痛に間違いない」という痛みがあったんだけど、
まだまだ余裕あるしな~?と、
学校や幼稚園の当日の用意をしたり、
入院用の荷物を運び出したりしながら
(それでも時間が余ったので、ケータイで
テトリスなんかをしながら)朝を待ち、
子どもたちより先に「行ってきま~す」と病院へ。
そしてオトウチャンは、
どうしても行かなきゃならない日だからと、
7時すぎのいつもの時間に、病院から出勤。
そして、破水したり陣痛も強くなってきたりしてたけど、
病院の朝ご飯をいただき(あはっ)。
その後、あれよあれよという間に‥
10時前には生まれたのでした
‥っというお産でした。

私は、「あの」痛みのときには、身近な人には居て欲しくない
‥ひとみたいです。
可能ならオトウチャンが居てくれたらいいけど、
居られないなら居られないで、誰もいないほうがいい。
オトウチャンも、あの現場には、できるだけ居たくない‥
ひとらしい。

だからね。
きっと、タなんかがあの現場にいたら‥と、彼の気持ちを
想像するだけで、痛ましい感じがするのです。
ユは、案外冷静に見られそうな気がするんだけど、
タには、すごい「ほそ~い」ところがあるのでね

我が家は我が家なりに、とても上手くいったお産だったな~
と、つくづく思ったのでした。

しかし‥。
誰の、どの子のお産でも、お産は「命を生み出す」という
一大ドラマ。
子供向けの番組だから、仕方ないけど‥。
15分にまとめるには、かなり無理があるぞよ~
と、すごく思ってしまいました
ま、番組の最後で、兄ちゃんが歌ってたけどね。
「みんな みんな いきているから
 せかいにひとつづつ たいせつな いのち」
どの命も、本当に大切にされることを、心から祈りつつ‥。


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3 コメント

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んー (Hっとこ改め…ひこなつ)
2007-04-10 15:49:36
私もな~、結局2回とも病院の分娩台で産んだし。
助産院とか自宅で、分娩台に上らず、
好きな楽な姿勢で産むのって、きっと自然な
動物らしいことなんやろうな、と思う。
「よつんばいで産み落とした子を夫がキャッチした」
とか、きっと体験した人はすごく感動するんやろうな
(松阪投手もやったとか、聞いたケド)。
そういうのはちょっと憧れたりする。
しかし!現実問題、私の夫は「無理」。
私がそんなことを言い出したら、
涙を浮かべて拒否するに違いない…
彼が2回、分娩室まで立ち会ってくれただけでも
ものすごい勇気やったと思うし。
それ以上を要求しては気の毒だ…
まさに人それぞれ、よね。
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野良‥? (acco)
2007-04-11 18:49:04
ウチには数々の猫たちがいましたが‥。
一昨日朝、縞さんが決然とした表情で玄関に座り、
出て行ったきり、帰らないそうです。
相当具合悪かったから、最期を悟ったんだと思います。
縞さんは、他の猫たちに比べ、たいへん野良の血が濃く流れていたと思われるので、そのへん、しっかり本能が働いたんだと思います。
でも、野良で生きていたより、ずう~っと長生きしたはず。
事実、ウチにいたどの猫よりも、長生きでした。
Kちゃんに、その旨、よろしくお伝えくださいね。

何のこっちゃ?なお話かとお思いでしょうが‥。
この記事に関係ありまして。
過去にいた、何代も飼い猫ですごしてきたヤツは、人間慣れしすぎてたんやろうなぁ?
人間の目の前で、仔猫を産み落としていたのだよ。
普通なら、人間の目に触れないような、薄暗い穴倉のような場所を選ぶだろうに??

‥要は、私には「野良の血」が流れてるんやわ。
身近な人に囲まれて産むだなんて、考えられない。
穴倉でこっそり産んで、安全を確認してから、家族に見せたい‥一匹オオカミちゃんみたいです(爆)
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しまこ! (ひこなつ)
2007-04-12 08:16:26
そうですか…
しまちゃんも旅立ちの時を迎えましたか…。
考えたら、もう10年以上前なのよねぇ。
可愛かったな~。
…っていうか、オモロイ子やったなー。
生まれたての子猫でお宅にやってきて、
おばちゃんのスリッパの中に隠れてたり…
Kに貰われてからも、夜遊びして帰りが遅くなると
玄関で仁王立ちで待ち構えていて、
あんなに美猫なのに雷親父みたいだったそうです。
Kの彼氏は本気で遊んでくれるから、しまこも大好きやったみたいやけど、
しまなりに疲れるらしく、
いつも「また来た!嬉しい!…でもしんどい」みたいな顔をしてたんやって。

長生きでしたね。
Kが結婚することになって、
お宅に出戻ってからも
おばちゃんや皆さんに愛されて、
きっとしまこは幸せだったろうな。
彼女の濃い野良の血とは、かけ離れた人生(猫生?)だったかもしれんけど…
あの世でも楽しく走り回ってたらいいな。

Kにもメールしときます。
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