まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

ザルと箪笥

2009-10-16 12:03:29 | 想い
いきなりな話ですけど

ウチだけやないとは思うけど、
とにかくタってひとは、幼稚園の時から、園であったこと学校であったこと、
一切喋らないひとです

「今日はどうだった~?」
みたいな聞き方は、絶対にNGです
たいがいは、「さぁ?別に?」
くらいの情報しか引き出せません

期待した答えを聞きだせる質問は
「今日の給食、美味しかった?」‥くらいでしょうか

このへん、要は彼らの頭は「穴だらけのザル」なんやと思ってます
そのザルには、学校での日常の出来事なんかはひっかからないわけで

ひっかかってくるのは、
友だちの誰かが言った駄ジャレでみょーに気に入ったヤツ、だとか、
学校の土手で見つけた変わった植物だの虫だの、だとか‥
そんなことしか、ひっかかってこないように思います


前からつくづく思ってることなんですけど
男の子には「今」を生きているタイプの子が多いな、と
2分前のことは(彼ら独特のザルにひっかかったもの以外は)
もう、どうでもいい「過去」な訳で

学校のことを尋ねたところで、
「なんで、今、楽しく独りで遊んでるっていうのに、
 どーでもええ学校のことなんかを、わざわざ思い出さなアカンねん
くらいに思っているんですよ、きっと
‥かと思えば、思いもよらないタイミングで
「そういえば、学校で~~があってさ~」などと
話し出すこともあり


これは。
頭の中には、一応いろいろな情報は残ってるんだけど、
きちんと整理して箪笥には収められていなくて、
箪笥の前に置いた「過去」という雑多な大箱の中に
ほとんどのものが投げ入れてあるので
目の前の何かで、雑多な箱の中のその出来事に関連する何かを思い出し、
芋づる式にずるずると、過去の箱の中から引っ張り出してきて喋っている
‥そのように理解しています


っと思えば
何度同じことを注意しようが
タのザルには、ひっかかる訳ないよな
と、あきらめもつきます

ユのほうが、もう少し目の細かいザルを持っているように思うんですけど、
たぶん、持ち歩いたら重たいものは、選択的に捨ててるんでしょうね

それでも。
いつかきっと、しっかり記憶の箪笥の中の『大事なものいれ』に
整理してから収めてもらえるよう‥!?
私が大事やと思っていることは、
何度もなんども何度もなんども‥、ええ、何度でも、
言わせていただくことにしましょう

‥その覚悟があれば、ときにはウンザリして
休憩する日があったって、ええやんねぇ??
(↑最近、ウンザリすることが続いたらしい