まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

バチ

2008-12-08 12:24:07 | 想い
突然ですが

私は「そんな(悪い)ことすると、バチがあたるよっ!!」
という言い方は、嫌いです

私たちが信じている神さまは、
そんなに簡単に『罰』を与えたりはしない
世の中で起こっている災いと名のつくものには
それが起こる「理由」なんてナイ
大事なのは、起こってしまったことに対して、
『自分がそれをどう捉えるか、どう応えていくか?』
のほうだから

受け取り方によっては、
災いをもプラスの力に変えていける
その力も、ちゃんと持っているはずなんだから。
「何故か??」と言う問いには、
「それを通して学んで欲しかったことがあったから。」という
答えがちゃんとあるんだろうけど、
それがどうして、今、アタシに!?ってところは‥
たぶん、生きている間には、その答えが知らされることは
ナイんでしょう

つまり。
実のところは、何か理由はあるんだとは思うんです
でも、その答えは「何か悪いことをした罰」ばかりではないはず。
だから、起こってしまったことに
「~~がいけなかった?」「~~してれば‥」と
くよくよしたり、その理由を探したりすることにエネルギーを注ぐより、
それでも毎日を元気に楽しく歩き続けることのほうに
より多くのエネルギーを注ぐ努力をするほうが、ずっと有益‥じゃない??

そう思っているから
「アンタは、~~しなかったから、今、このような災いが起こっている。」
のような言い方をする『先祖の祟り』的なハナシには、
‥それってどうよ!?と思ってしまいます。

仮に、あの世から、大事な我が子やその子どもたちを眺められたとして。
「自分のことをないがいしろにしたから」という理由で、
現世に生きている、大事な子どもたちを苦しめる、だなんて。
そんなこと、する??
私だったら、絶対にしないけどな??ねぇ?


それはともかく
基本的に「悪いことをする→バチがあたる」という
単純な図式ってのは、ナイと思ってんねんけどね


しっかし。実は実は
子どもの頃から思ってたことなんやけど
自分が良くないココロの状態にあるときって、
面白いくらい、「イテっ」っていう目に遭うのよ。
それは、足の小指を角にぶつけただの、
指を引き出しにはさんだだの、ほんの些細な「イテっ
ではあるんだけど。
その痛みで、自分が良くない状態にあること
改めて思い出して、ちょっと反省しちゃうのよね
これはきっと、神さまから「コラっ」って言われたんだ、って
子どもの頃から、そう思ってきてました

‥‥ってことを
昨日、ヤツらにイっライラしながらたこ焼きを焼いていて、
そのたこ焼き器の縁で、腕に2回も火傷をして、
思い出したのでありました

それでさらに思い出したのは
ある人のブログで読んだ文章。
その人は
>スパンはそれぞれですが、自分のしたことは必ず帰ってきます。

と考えてはるひとです。さらに。
>「パイプ」が詰まっている人ほどスパンは長く、
 通っている人のスパンは限りなく短いようです。
 だから、「悪いことしているのに、全然罰があたらない」人は
 かえって怖いんですよ。
 善人ほど、良いことも悪いことも、直ぐ反動が帰ってくる。
 これは本当は“喜ばしい”ことなのです。   ‥だと。

その人の考えでは。
自分と自分を守ってくれる存在の間には「パイプ」があり。
善い心で楽しく過ごしていると、パイプはよく通っている。
その逆だと、パイプは詰ってくる‥のだと。

なるほどね
パイプが詰っていると「守ってくれるもの」からの声も
聞こえにくい訳よね
なんだかねぇ、すごく↑納得できる説だったのよね


っとすると
痛い目に遭うのも、喜んじゃえ~ってことかな??

長くなりついでに
「そんしてとくとれ」という記事を書くのに、いろいろ調べていて見つけたこのお話も。
ここにメモっておこうと思います

『たらいの水の原理』(例話)、二宮尊徳翁の有名な話です。

 たらいに入った水を、
 全部自分のほうに寄せようとすると、
 自分のところまで来たと思ったら、
 手前の縁に当たって、
 すぐに 縁伝いに自分から離れていく

 水を相手側に送ると、
 相手側の縁に当たった水が
 縁伝いに波に揺られて
 自分のほうに集まる

 水を相手側に送り続ければその波は止まらない。


 相手が笑顔になることを、
 誰かが笑顔になることを、続けていれば、
 それはやがて 
 大きなものになって自分に返ってくる。

 「他が生かされる道は、我が生きる道なり」



『バチがあたるから、悪いことはしない
‥そんな消極的な理由で、善を求めるよりも、
善が「善であるから」こそ、求めていきたい‥

そんなふうに、改めて思ったのでありました