天童では年に一度「人間将棋」が催される。棋士が武士に扮して、駒役も人。その頭に将棋の駒を乗せて棋士に従って駒(人)が動く。将棋資料館でもおそらく前年の模様が流されていた。丘の上で行われる。行ってみよう。
道案内。左右どっちを選んでも行ける。しかも距離も同じ。「どちらも一局だ」、と将棋通ぶって右を選んで。
山道が続いて
ここですね。
観客席の上にもう一つ王将。大山十五世名人の書らしい。
将棋はサッカーに喩えられることもあるが、これはまさにサッカー。
再度降りて「盤」の近くへ。
升目の中にも位置が書いてある。さすがにこれが書いていないと駒の人もどこいっていいか分からない。
人間将棋はすべての駒を動かすのが暗黙のルールだが、取られてそのまま投了となったらつまらないな。人気のある駒はなんだろう?逆に人気がなさそうなのはなかなか動けない香車か?あるいはたくさんいる歩か?持ち駒に歩が複数枚あって、歩を打つときは歩の人同士で出る順番を決めてたりするのか?
トイレも駒
下山して
隣の駅まで。ホームは向こう側で直接行けない。
ちょっと手前の地下道から行くんでした。
天童ならではのオブジェ
天童南って甲子園初出場みたいな高校の名前。あるいはバス停か。駅名だと南天童の方がありがちな感じ。
一時間に一本程度の奥羽本線。
到着は時刻通りだが出発が遅れた。車内から見てると不正乗車したような奴の対応してたみたいだ。無人駅で駅に到着すると車掌さんがダッシュで改札に向かう。そこを取り締まられたっぽい。結構降りる人も多くて5分くらい遅れた。
このあと北上するつもりだったのでこのまま乗る手もあったが、電車混んでて座れないし、もうちょっとこの付近を見てみたかったので天童で下車。
普通の人が将棋指せるところがあるので探していたが、将棋資料館の隣だったとは。
プロ棋士も指導対局に頻繁に来るらしい。
数組が対局していたが、余っている人はおらず対戦相手がなく中だけ見て帰ろうか。
と思ったら、40代くらいの男性が来て声を「指しませんか?」と言われた。
乗る新幹線もあるので早指しで、もしかしたら勝負つくまでに退席しないといけないかも、と断って対局開始。
将棋は中盤でこちらにぬるい手が出てしまい、そこを突かれてあとは防戦一方。残念ながら敗戦。
負けたけど人と向かい合って指すのはいいねぇ。
ちょいと感想戦。対局の振り返りで始まったが、相手の方もキュンパスで、しかも同じ新幹線で来たみたいで旅行の話になってしまった。