スペインの貴公子 フアンの物語

一年間有効なセルバンテス文化センターの図書室の利用権があたった
もののGWの旅行予習のためにスペイン本は一時停止しようとしたのだが、
その前に借りていた本を返したときに見つけて借りてしまった。

ベラスケスのラス・メニーナス、ゴヤの裸のマハに誘導するスペイン王室の
本などを書いた方の著作。その二作と同様に語り部のような書き方で
あまり馴染みのないフアンという人物を知るにはよかった。フェリペ二世や
ドン・カルロスとの関係もよく分かる。

オスマン軍とのレパントの海戦の総司令官ということなのでそれについても
一章割かれていて、それについてのとっかかりになりそうだ。

本の中にはフアンやドン・カルロスが学んだというアルカラ大学がある
アルカラ・デ・エナレス、フェリペ二世の居城でフアンが眠るという
エル・エスコリアルが出てきた。前の旅行で両方行ったのに、また
行きたくなってしまった。アルカラ大学は見てないし、フアンの墓も
見たかもしれないけどあまり意識していなかったし。。。

フェリペ二世やファナについての著作もあるようで、そっちも読んでみたいが
図書館にあるかな？