テレ朝「報ステ」大量派遣切り! ベテラン中心に10人以上、やらせ問題の「スーパーJ」に飛び火も
- <iframe frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe> テレビ朝日が揺れている
テレビ朝日の看板報道番組「報道ステーション」でとんでもない事態が起きている。ベテランを中心に10人以上ものスタッフが“派遣切り”にあったのだ。その原因は「スポンサーサイドからの圧力にあった局上層部の忖度」ではないかと局内でもささかれている。
今年9月、当時のチーフプロデューサーが女性アナらにセクハラをしていたと週刊文春が報じたのが事の発端だという。
これで「内部情報が漏れまくっていて、管理が甘すぎる」と激怒したスポンサーサイドが、来年4月以降に「降りる」と示唆したため、それに驚いた局上層部が「ニュース班に在籍10年以上の派遣スタッフ」を来年3月までで契約打ち切りにしたというのだ。
契約を切られるスタッフのほとんどが40代から50代の「番組の中核となっていた腕利きのディレクター」であり、制作現場からは驚きの声が上がっている。
さらにテレ朝社員の「報ステ」スタッフも、中核メンバーが1月1日付の人事異動で多数配置換えとなり、チーフプロデューサーも来年3月で交代することになったという。
契約打ち切りも人事異動も表向きは「番組内容のリニューアルに伴い」と局内では説明されているが、「実質的には情報漏洩対策だ」という声が報道局内では半ば公然とささやかれている。
同時に「情報漏洩対策なら、なぜ契約打ち切りが在籍10年以上のスタッフに限られたのか」という声も上がっており、「人件費の高いベテランスタッフを狙い撃ちにした体のいい番組予算削減ではないか」との見立ても上がっているほどだ。
また、今年10月に特集のVTR内で「スーパーのお客さんとして紹介した人物が実はディレクターの友人だった」というやらせ問題を起こした「スーパーJチャンネル」についても、外部スタッフの大量解雇があるのではないかという噂が局内に広がっている。
「やらせ問題対策」として、これまでは制作会社に外注していた特集企画を、今後はすべて局内で制作する方針に変更するのではないかというのだ。もしそうなれば、今度は一挙に数十人の外部制作会社のスタッフやフリーランスのスタッフが職を失うことになり、まさに局内は戦々恐々だ。
不祥事が続いていることもあり、「テレ朝の報道局内はまるでお通夜のように静まり返っていて、ほとんどの番組では忘年会も自粛モードで行われなかった」(関係者)という。
長年、同局のニュース番組を支えてきたスタッフからは、「かなりヤバい状況」「報道局が一体何をやりたいのかまったくわからない」という不安の声や、「大量にクビにしたスタッフの補充はどうするのか」と憤りの声も上がっている。