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参院比例選、自民の第1党確実に…読売新聞分析
読売新聞社の参院選終盤情勢調査に各総支局の取材結果を加味し、比例選の情勢を分析すると、自民党が序盤調査からの堅調を維持している。
2010年参院選の12議席を大幅に上回って比例選第1党となるのは確実だ。ただ、支持はわずかに下がって頭打ちとなっている。民主党など野党は挽回には至っていない。
自民党は地域別でも全域でトップとなっており、町村部など都市の規模が小さいほど支持される傾向がある。世代別では、30歳代以下の若年層の支持が強い。
一方、支持政党別に見た比例選投票先に関する質問で、自民支持層の中で「自民」と答えた人は約8割にとどまり、9割程度固めた党が多い中、支持層を固め切れていないことが浮き彫りになった。投票に「必ず行く」と答えた層でも、投票先を「自民」と回答した人は序盤調査に比べ、わずかに減少している。
公明党は支持層の9割以上を固めたほか、自民支持層も一部取り込み、10年参院選の6議席からの上積みを図る勢いだ。
民主党は序盤調査同様、自民党に全域で大きく水をあけられている。関東ではみんなの党、近畿では日本維新の会、公明党に先行を許しており、1ケタに落ち込む可能性もある。無党派層への浸透も進んでいない。
維新の会は、支持層の9割弱を固め、地盤の近畿では伸びているが、他の地域には広がりを欠いている。無党派層への浸透も自民党、民主党、みんなの党を下回っている。
みんなの党は、関東では自民党に次ぐ支持を得ているが、西日本への支持拡大が進んでおらず、全体で10年参院選の7議席を確保できるかどうかは微妙だ。
共産党は、高齢層で支持が高く、無党派層にも食い込みを見せており、前回3議席からの上積みをうかがう。社民党、生活の党は議席獲得の可能性がある。